ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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離れる二人・・・その8

外部との連絡をとる為にとアメリアの指示でリンは使った事も無い通信機器の前で四苦八苦しながらチャンネルを合わせていると初めてノイズでは無いクリアの受信帯に繋がったので有った・・・

 

(お願い繋がって・・・!)

 

 

アメリアから聞いていたカスケード隊との通信チャンネルに合っている事を確認したリンが祈る様に目を瞑っていると・・・

 

『こちらウィスキードッグ・・・その声はリンさんですよぇ!?』

 

「ミリィちゃんっ!?良かった・・・さっきの私の声が聞こえたんだね?」

 

カスケード隊のオペレーター担当で有るミリィ=タニグチ伍長の声が自分のヘッドセットに聞こえて来るとリンはハァ・・・と安堵した様に息を吐いた。

 

『ハイ!それよりもMSが三機居ると言うのは本当ですかぁ?』

 

「ええ・・・だから早く救援に来て欲しいのよ!」

 

『安心して下さい。もうすぐ傍で待機はしてるのでぇ・・・ってやっと来たぁ!!』

 

通信状況が悪いのか・・・ケイの陸ジムから送られて来たアクティブソナーの情報がミリィのモニターにアップデートされると、何?どうかしたの!?とリンは焦った声を上げた。

 

『大丈夫です。とにかくコッチで絶対に救出しますからリンさんはその場から動かずジッと待っていてくださいねぇ!』

 

「分かったわ・・・ミリィちゃん達も無理はしないでね!」

 

『了解ですぅ。それでまた後程・・・』

 

そう答えながらプチっとミリィから通信を切られたリンは愛する恋人と仲間達の無事を祈る様にギュッと手を組んだ・・・

 

 

~~~

 

 

「ケイが来たって事はカスケード隊も近くに居るって事ですよね・・・じゃあもうジープに向かう必要性が無くなった訳ですが・・・」

 

元々はカスケード隊と連絡を取りたいが為の強行軍だったのがまさかのリンがそれを成し遂げた為にアメリアは思案顔を浮かべた。

 

 

「町の住民はどうなってるんですかニノ?」

 

「一応非難はさせてるが・・・一部の住民がジオンの連中から中央広場に捕らえられてるみたいなんだ・・・」

 

不安そうな顔をする彼女から話を聞いたアメリアはじゃあ決まりですね。と携帯しているグロック17Lのマガジンを抜くと装弾数を確認した。

 

「おいおい・・・まさか俺達だけで救出に行くつもりじゃねえだろうなアメリア!?」

 

「そのまさかですよ。このまま放って置くわけには行きませんしね?」

 

そうニコっと笑みを浮かべるアメリアにああもう・・・お前って本当に!とチャーリーが頭を抱えた。

 

「僕もアメリアに付き合うよ。ニノにはリンへの婚約指輪を作ってもらわなきゃだし・・・」

 

「ショウまで・・・わーったよ!俺も行くぜ!!」

 

 

そう言いながら二っと笑みを浮かべるショウにチャーリーも呆れた顔をしたが二人の決意に頷いたので有る。

 

「お前らってホントに馬鹿だな・・・任務でも無いのにこんな町の為に・・・」

 

「私達は正義の味方ですからね・・・だから任務なんて関係無いんです。」

 

「やっぱり馬鹿だな・・・だけど私は好きだね。」

 

こんな軍人も居るんだと再認識したニノからククっと楽しそうな笑い声が浮ぶとじゃあ行きますか!とアメリアを先頭にショウ達は住民達が捕らわれている中央広場へ向かった・・・

 

 

~~~

 

「伝令ーーっ!連邦のMSがこの町に侵入しザクが一機撃破された模様です!?」

 

「そんな事はもう知っておる・・・」

 

慌てて駆けこんで来た部下に一喝したこの部隊の隊長は遠くに見えるケイの陸ジムと交戦中のザクを見てクッ・・・と顔を曇らせた・・・

 

「それよりも食糧の補給状況はどうなっている!」

 

「この町のレジスタンスの抵抗によって余り捗っておらず・・・現在は予定の半分以下と言った状況で有ります!」

 

部下からの報告に大体一週間分か・・・これでは合流地点までギリギリだな。と隊長が呟いていると・・・

 

「この人で無しが・・・地獄に落ちるといいよ!!」

 

捕らわれている住民の中からそんな老婆の怒声が上がったので有る。

 

「婆さんの言う通りだ・・・出ていけジオン!!」

 

「そうだ!そうだ!!」

 

補給と言っているがこれは明らかな略奪行為で有るジオンの所業に住民から抗議の上がり出すと、五月蠅い黙れ!?と動揺しだしたジオン兵達がライフルを構えだした・・・

 

 

「止せ!絶対に民間人への発砲は控えろ!?」

 

「コイツーー!!」

 

止めに入ろうとした隊長の頭部に住民が投げた石が当たると・・・

 

 

「貴様ーーーっ!!?」

 

と激高した兵士の一人がライフルのトリガーを引こうとした瞬間・・・パンっ!と乾いた音が響いた。

 

 

「へっ・・・生きてる?」

 

撃たれたと思った男性が恐る恐る顔を上げると何故か目の前には肩を撃たれたジオン兵がもがき苦しんでいた・・・

 

 

「連邦軍だ。全員動くな・・・!」

 

 

そう言いながら護身用のM37リボルバーを構えたショウが出て来ると・・・ああもう!と頭を抱えたアメリアとチャーリーにニノ達も仕方なく唖然としているジオン兵に向けてそれぞれ武器を構えたので有る。

 

 

「何で撃ったんですかショウ・・・?」

 

「人命救助なんだから仕方無いだろう・・・」

 

「それでこっからのプランは勿論有るんだろうな・・・」

 

「私は無い方に賭けるぞ。」

 

 

ショウ達の登場に一時は混乱していたジオン兵だったが冷静になった途端一斉にライフルを構えるとダダダっ!!と撃ちまくって来た。

 

「ホントにツイて無い!!?」

 

「ほら私の勝ちだな!!」

 

火力と人数に圧倒的差が有るショウが一目散に撤退指示を出すとデザートイーグルで援護するニノに言ってる場合ですかっ!?と焦った声が上ると・・・あそこだーーっ!!と叫ぶチャーリーの声に全員が木造りの建物の中に飛び込んだ・・・

 

「取り合えずヘイトがコッチに向いただけでも良しとしましょうかね・・・」

 

「それまでに救援が来ればいいけど・・・」

 

連邦軍と名乗った上に仲間を撃たれた所為も有りジリジリと包囲しながら距離を詰めて来るジオンの陸戦部隊にショウは苦笑いを浮かべた。

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