「えっ・・・私達の送別会を今日リンさんの店でするんですか!?」
「うん。今日の19時にやるから遅れないでよね。」
そう淡々と言いながらケイがA定食のお味噌汁を啜ると・・・また突然ですね?とアメリアは向かいのケイを見ながらB定食の生姜焼きを口に運んだ。
「タンクとジャック中尉の主催らしくてね。私も昨日タンクから聞いたのよ?」」
「へえ、レティ曹長からも二人が良い感じとは聞いてましたが・・・上手く行ってる様で良かったですね。」
そんな嬉しそうな顔を浮べるアメリアにそんなんじゃないからね!?と慌てたケイがお箸で指を差されたアメリアは違うんですか?と首を傾げながら白米の入ったお椀を取った。
「違うわよ!って言うか・・・急にアプローチを掛けられて逆に困ってるんだけど・・・」
「本当にイヤなら士官学校の時にナンパしてきた男子生徒みたいに投げ飛ばしたらどうです?」
「別にイヤって訳じゃないんだけどね・・・って言うか投げ飛ばしたのは酔ったアンタが先におっぱじめたからじゃない!!」
困った顔をされたケイからツッコまれたアメリアはそうでしたっけ・・・?と誤魔化す様にクスクスと微笑んだ。
(でも嫌いじゃ無いんならこれは時間の問題ですね・・・ケイってば年上好きですし♪)
そう思いながらニヤニヤと笑みを浮かべるアメリアを見たケイから・・・何よその顔は!と睨まれたアメリアは何でも有りませんって!?と慌てて両手を振り出した・・・
「まあ良いけどね・・・所でちょっと小耳に挟んだんだけど、アンタ達カスケード隊が向かうマドラス基地方面で何だか動きが有るみたいよ?」
「動きとはまた嫌な予感で一杯ですね・・・」
お互い食べ終わり食後のお茶を飲みながらアメリアが尋ねるとまあね・・・と情報部との連絡役でも有るケイからジオン地上軍最大と言われるオデッサ鉱山基地の話を聞かされたアメリアは飲んでいたお茶を拭き出そうになったのだ。
「オデッサって・・・私達が経由するインドに有るマドラスに有る基地からちょっと北に有る所ですよね!?」
「うん。この反抗作戦の指揮官はレビル将軍って話だからコーウェン准将の実験部隊管轄下で有るカスケード隊には関係ないとは思うけど・・・一応ね。」
そう心配そうな顔を向けて来るケイに助かります・・・とアメリアは苦笑いを浮かべた・・・
「また何か情報が入ったら伝えるわね?」
そう言いながら席を立つケイにお願いします。と頭を下げたアメリアはじゃとケイがと手振るのを見送るとまた面倒臭い事になりそうですね・・・と深い溜息をついたので有った。
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「は~い・・・オーライオーライ・・・ストップですっ!!」
カスケード隊がジャブローへと向かう日が迫っている中・・・彼らの乗機で有るRGMー79「G」陸戦型ジムのメンテを終わらせミデアへの積み込み作業を終えたソフィーはその場でへにゃっとへたり込んだ・・・
「やっと終わったぁ・・・」
ソフィーちゃんお疲れさん、後は俺っちがやっとくから夕方まで休んでて良いからさ?」
今晩CASCADEで行われる送別会の事も踏まえているのか整備主任のシゲ曹長の言葉に甘えたソフィーはありがとうございますっ♪とお礼を言いながら立ち上がると早速食堂へと歩き出した。
「確か今日の日替わり定食はA定の塩魚とB定の生姜焼きだった筈っ・・・どっちにするか悩むなぁ?」
そう思案顔を浮かべながら独り言ちるソフィーがハンガーを出ようとした瞬間に誰かとぶつかると・・・
すみませんっ!?と慌てて頭を上げだすソフィーにソフィーじゃないか?とカスケード隊の中隊長で有るイエーガー=バスネルン中尉から驚く声が上った。
「おっ丁度良かった。ソフィーが今から昼飯なんで・・・いつもみたいに頼みますね中尉?」
そう言いながら奥に有る予備機の陸ジムへ向かう整備班のシバ=シゲオ曹長を待て待て!?とイエーガーは慌てて引き止めたので有る。
「何で俺がコイツの食事をいつも面倒を見ないといけないんだっ!!?」
「だってほら・・・?」
そんな呆れた顔を向けて来たシゲはイエーガーの袖を引っ張っているソフィーを見ると苦笑いを浮かべた・・・
「おやっさんも心配してる様ですし・・・色々と頼みますよイエーガー中尉・・・?」
「ちょっと待て・・・色々ってどう意味だ!?」
「それはご自分で察して下さいよ・・・」
そう言いながら手をヒラヒラとさせながらシゲが立ち去ると・・・面倒見の良いイエーガーは早くご飯に行きましょうよっ?と言って来るソフィーに頭を抱えた。
「分かったから今日は程々に頼むぞ・・・?」
「ハイ!お代わりは三回にしておきます♪」
そしていつも何だかんだ言いながら奢ってくれるイエーガーに甘えてソフィーがエヘヘと笑っていると・・・
『程々にしてやれよ・・・?』
そう言いながら基地の外にパトロールへと出て行く第二小隊長のジャックからククっと二人を揶揄う様に笑われたのだ。
「うるせえな・・・お前こそ俺達の送別会までには帰って来いよ!」
『はいはい・・・そっちこそ俺達が戻るまでに酒と料理を残しといてくれよな?』
そう怒鳴るイエーガーにジャックの陸ジムが手をヒラヒラと振りながらレオンとユウヤを連れてハンガーから出て行ったので有った。