ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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離れる距離その19

 

 「何だとっ!?」

 

 

 

ミデアを仕留め損なったグフのパイロットから驚愕する顔が浮かぶと、アメリアは残念でしたね?とまるでグフのパイロットの顔が見えている様に悪戯っぽくニヤニヤと笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

「大方ミデアを撃破しそのどさくさに紛れて離脱しようと考えていたようですが・・・そうはいきませんよ!」

 

 

 

 

 

「チッ・・・だがもう一度あの輸送機ごと人質に取れれば!!?」」

 

 

 

 

 

切羽つまったグフのパイロットがフットペダルを踏み込みバーニアを吹かそうとした瞬間・・・させるかよ!!とミリイが乗ったミデアを守ろうとジャック率いる第二小隊の陸ジムの三機は立ち塞がった・・・

 

 

 

 

 

「CSD4ジャックから各機!!絶対にミデアをやらせるな!!!」

 

 

 

「CDD5ユウヤ了解です。」

 

 

 

「こちらCSD6レオン・・・愛しの姫君を守る為に尽力いたそうじゃ有りませんか隊長?」

 

 

 

そんな揶揄って来るレオンの陸ジムが先陣を切り100ミリマシンガンを撃ち始めると、うるせえぞレオン!!と怒鳴り返したジャックは陸ジムの脚部に有るサーベルラックを展開すると流石に分が悪いと背後へとジャンプするグフへビームサーベルを引き抜いた。

 

 

 

「貰ったぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

そう叫んだジャックの陸ジムがバーニアを吹かし下から追撃を掛けるとあまり舐めるなよ連邦っ!!と声を上げたグフのパイロットから左腕に装備される5連装75ミリフィンガーバルカンを撃とうとした瞬間・・・CSD2ナウっ!!と指示を飛ばすアメリアの声と同時にショウが撃った180ミリキャノンによりその腕が突然爆散したので有る・・・

 

 

 

「なっ・・・!?」

 

 

 

そんな驚く声を上げるグフに向かってジャックの陸ジムがビームサーベルを振り降ろすと、ふざけんな!!とここはベテランパイロットの意地をみせたグフのパイロットがその斬撃をヒートサーベルで受け止めるとジャック機のビームサーベルを斬り上げた。

 

 

 

 

 

「これでも食らいやがれっーーー!」

 

 

 

「しまっ・・・」

 

 

 

そのままグフの放ったヒートロッドが自機のがら空きとなった胴体に直撃すると、ジャックの居るコクピット内部が流れて来た高電流によってバチっとスパークすると同時にシステムが全てダウンしたのだ・・・

 

 

 

「機体が動かねぇ!!?」

 

 

 

「さっきの威勢の良さはどうしたぁ・・・オラァ!!」

 

 

 

まるでサンドバックの様に動けなくなったジャックの陸ジムをグフが容赦なく蹴り飛ばすと、ジャックーーーっ!!とミデアのコクピットからその様子を見ていたミリィから悲痛な声が上ると慌ててヘッドセットを掴んだ。

 

 

 

「ミリィからCSD5、CSD6へ!!ジャッ・・・CSD4の確保を急いで下さいっ!?」

 

 

 

 

 

そう叫ぶミリィから指示に了解!と答えたレオンとユウヤの陸ジムが動けなくなったジャック機の救援に向かおうとしたのだったが・・・おいおい動くんじゃねえぞ?とそのコクピットへヒートサーベルを突きつけているグフからオープンチャンネルで通信が入って来たので有る。

 

 

 

~~~

 

 

 

 

 

「とことん卑劣な手が好きみたいですね・・・ジャックの方はどうですソフィー?」

 

 

 

アメリア達が指揮車として使っているウィスキードッグにも聞こえて来たゲスな脅迫にチッと舌打ちしたアメリアはカスケード隊のメカニック兼ドライバーも務めているソフィー=ホワイト伍長に先程のグフの攻撃によりダウンしたジャック機の状態を訊ねた。

 

 

 

「う~んっ・・・機体の方は絶望的ですねっ」

 

 

 

グフのヒートロッドによって完全に電装系がやられた事でソフィーから復帰が無理と判断が下されると、それでパイロットは・・・?と恐る恐る聞くアメリアに大丈夫ですっ♪とソフィーはエヘヘと微笑んだ。

 

 

 

「ジャック中尉の生体反応は確認したので生きてますよっ?」

 

 

 

「それは良かったです・・・しかしどうやってジャックを救出したら良いのやら・・・」

 

 

 

ジャックの安否を確認したのは良いが・・・まだ窮地に立たされているアメリアは頭を抱えながら自分の配下で有る第一小隊の面々に通信を繋いだ。

 

 

 

 

 

「ウィスキードッグから各機へ現在の状況を伝えて下さい。」

 

 

 

『こちらCSD1イエーガーだ。奴の近くには居るがジャックの位置が近すぎて手出しが出来ない・・・』

 

 

 

『CSD3も同じくだ・・・奴の裏に回り込んでいるがちょっと厳しいぜ?』

 

 

 

そんな二機からの厳しそうな返答にそうですよね・・・とアメリアがこの困難な状況に困っていると、ピーっと鳴る通信アラームにミリィから?と驚いたアメリアは回線を繋ぐと彼女からの大胆な作戦案にど肝をぬかれた。

 

 

 

 

 

「そのミデアを囮にって・・・本気ですかミリィ!?」

 

 

 

『ハイっ!方法はコッチでどうにかしますから・・・お願いします先輩っ!!』

 

 

 

ジャックを助けたい気持ちで一杯なのか必死な後輩に、ですが・・・とアメリアが渋ってると・・・すみません。とミデアの機長が通信に割り込んで来たので有る。

 

 

 

「彼女のお陰で救われた命です。その私達を救いに来た皆さん・・・カスケード隊を助ける恩返しをしたいのですがダメですか?」

 

 

 

「ダメではありませんが・・・」

 

 

 

これではまるで本末転倒とも言えるミデアの機長からの申し出に折れたアメリアはハァ・・・と呆れた様に溜息をついた・・・

 

 

 

「私も良く無茶な作戦立てると言われますが・・・ミリィも大概みたいですね。」

 

 

 

「それは先輩の影響だと思いますよぉ?」

 

 

 

そう答えながら首を傾げるミリィに痛い所を突かれました!?とアメリアがクスっと笑みを浮かべながら通信を切ると、聞こえてましたねCSD2?と聞こえて来た指揮官からの声にショウはホントにツイて無い・・・と呟きながらその時に備え180ミリキャノンを再度構えた・・・

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