ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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離れる距離・・・その20

「すみませんでした!私の我がままに付き合わせてしまってぇ・・・」

 

ガバっと勢い良く頭を下げるミリィにこのミデアの機長で有る大尉から僕も一緒だからね?とニコっと笑みが浮かぶとミリィは不思議そうにえっ・・・と首を傾げた。

 

「あのジムのパイロットは君の大切な人なんだろう?」

 

「はい・・・そうですけどぉ・・・」

 

「だったら同じだよ。僕にも大切な家族が居るからね・・・」

 

そう答えながらミデアの再チェックを行う大尉にありがとうございます!と今度はお礼のつもりで頭を下げるミリィに何度も良いから・・・と苦笑いを浮かべた機長はコクピット上部に有るモニターを見ると唸り出した・・・

 

「何か問題でもぉ・・・」

 

 

「う~ん・・・さっきの逆噴射で機体に大分無理をさせてしまったからね。もうコイツも終わりかな・・・」

 

ミリィが切なそうに答える機長に不安にモニターに表示されたミデアのダメージ蓄積値を見ると、その全てがほぼレッドコンディション・・・要は廃棄処分が決定した様な物で有る。

 

「重ね重ね・・・本当に申し訳有りませんですぅ・・・」

 

「いやいやっ!?撃墜されたのは僕の責任だからね・・・それにコイツにはもうひと踏ん張りして貰わないとな・・・タニグチ伍長?」

 

「機長ぉ・・・」

 

 

そんな前向きな機長に心を打たれたミリィと同じ気持ちなのか搭乗員達からもコクっと頷くとミリィはクスっと笑みを浮かべた。

 

 

「それではぁ・・・このミデアが浮ばれる様にあのグフへの仕返しと行きましょうかぁ?」

 

「ああ、そうだな・・・最後の仕事だ。頼むぞ相棒・・・」

 

そう答えながらコクピットのコンソールを愛らしく触る機長を横目にミリィが通信席に座ると、エンジン始動!と声を上げる機長に1番から4番点火!!と副機長が答えるとミデアからキュイーン・・・と最後のエンジン点火となる唸り音が聞こえて来た・・・

 

「コッチの準備は良いぞタニグチ伍長!」

 

まるで離陸する時の様にフットペダルを踏み込みながらスロットルを全開へとする機長に了解ですぅ!と答えたミリィは頼みますよ先輩・・・とヘッドセットを掴みながらこちらと同様に対応に追われているアメリアのゴーサインを待つので有った。

 

 

 

~~~

 

 

 

「チッ・・・この量産ジムの倍率ってこれ以上は上がらないのかソフィー?」

 

「あくまでも量産型ですからねっ。」

 

普段使っている陸戦型ジムと違い汎用性と量産性に重きを置いたRGMー79ジムに対しショウから苦情が上がるとソフィーは苦笑いを浮かべた。

 

 

「と言うかっ・・・ショウさんの腕ならノーマルタイプのジムでも大丈夫なんじゃ?」

 

「おいソフィー・・・こんな任務に慣れてない機体で臨む僕の気持ちを分かってくんない!?」

 

そんな心臓バクバク状態のショウに成程っ!とソフィーが手をポンと叩いていると、準備はできてますねCSD2?と割り込んで来るカスケード隊の指揮官で有るアメリアにショウはまあ大体ね・・・と苦笑いを浮かべた。

 

「なら良いです。ジャックが人質に取られている以上・・・この作戦はタイミングが非常にシビアとなりますので、全員の生還はショウの腕次第となるので気を引き締めて下さいね?」

 

 

「異議有り!もっと他に良い作戦は・・・」

 

 

「有りませんよ。」

 

 

そう間髪入れずに淡々とアメリアから答えられたショウは本当にツイて無い・・・と頭を抱えた。

 

 

「ショウには悪いですが・・・ジャックの救出を考えるとミリィからの提案を含めこれが最適とイエーガーとも話し合った結果です。」

 

 

「分かった・・・絶対に当ててやる。」

 

 

覚悟を決めたショウが精密射撃用のゴーグルを覗き込むと、助かります。と答えるアメリアにショウかtら注文が入った。

 

「ジャック中尉の事を頼むぞ・・・アメリア?」

 

「当たり前じゃ無いですか・・・その後の事は任せて下さい。」

 

後輩で有るミリィの事も有るのか・・・確実なフォローを約束するアメリアに分かった・・・と答えたショウが敢えてロックオン(・・・・・)をせずにマニュアルで標的で有るグフに狙いを点けた。

 

 

「お前を信じるからなアメリア・・・」

 

 

それはお互い様ですよ?と答えたアメリアは今ですミリィ!とヘッドセットを掴んだので有った。

 

 

~~~

 

 

「クッソ・・・動けよ!!」

 

 

グフが放ったヒートロッドにより電装系が完全にオシャカとなったジャックが陸ジムのコクピットで足掻いてる中・・・グフのパイロットはこれからの算段を考えていた。

 

「オーストラリア戦線も終わりだな・・・コイツを人質にどうにか離脱しないと・・・」

 

 

そう思案顔を浮べるグフのパイロットはピーっ!と鳴るコクピットに突然聞こえて来る敵機の警告音に慌てて迎撃態勢を取ったのだが・・・

 

 

「イッケぇぇ!!!」

 

 

そう叫ぶミリィの指揮の下突っ込んで来たミデアによって弾けとんだので有る・・・

 

「ふざけんなっ!?」

 

まさかの事態にグフのパイロットも慌ててフットペダルを踏み込み地面への落下を避けたので有ったが、・・・ずっとその様子を見ていたショウのジムがトリガーを引くと・・・そのグフはショウの放った180ミリキャノンによって下半身を撃ち抜かれたので有った。

 

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