ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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離れる距離・・・その25話

「いよいよ出発だな・・・」

 

「・・・寂しくなりますね。」

 

一生懸命手を振って見送るリンとケイの姿に少し泣きそうになったアメリアは泣きそうになるのを我慢すると一緒にミデアに搭乗したチャーリーに先に行ってて下さいとミデアの操縦席の方を見た。

 

「ちょっとウォルフ大尉達に挨拶をしてきます。」

 

「じゃあ俺は落ち込んでるショウを励まして来るかな・・・」

 

ククっと冗談交じりにチャーリーから手をヒラヒラと振られたアメリアはお願いします。と返事を返しながらコクピットの中に入ると、何じゃどうした?と機長で有るウォルフ大尉から驚かれたので有る。

 

「いえ・・・自分達の為に遠いジャブロー(本社)までの輸送任務を与えられた皆さんに少し挨拶をしておこうかと思いまして・・・」

 

「そんなのはいらんって!?ワシら輸送隊は積み込まれた荷物を確実に目的地までに運ぶ簿が仕事じゃ・・・だから嬢ちゃん達は荷物らしくゆっくり待っとれば良いんじゃよ。」

 

そう説明するウォルフにクルー達もそうそうと同意する様に頷かれたアメリアがしかし・・・と納得がいかない様にムウと腕を組むとでしたらこれならどうです・・・?と副機長から何か思いついたのかニヤリとした顔でアメリアを見たので有った。

 

 

~~~

 

「そろそろ時間ね・・・」

 

管制タワーで時計を見たマリアはミデア031便の離陸時間を確認すると少し緊張しながらヘッドセットのチャンネルを合わせた・・・

 

「こちらトリントンコントロールからミデア031便へ離陸準備はどうですか・・・?」

 

『ワシの酒が残っとる以外は全てオールグリーンじゃよマリア!』

 

いつもの冗談なのか・・・いや実際冗談なのか聞くのが怖いマリアはそれでは第一滑走路に向かって下さい。とスルーしながらミデア031便のタキシングを許可した。

 

『031便了解したぞい。』

 

そう答えたウォルフがゆっくりとスロットルを開けながらミデアを滑走路まで侵入させると一旦止まり離陸前の最終チェックを副操縦士と一緒に確認する様にリスト読み始めた・・・

 

『主翼及び尾翼の動作異常無し』

 

『エンジン出力も安定・・・いつでも飛べるぞい!』

 

「こちらも031便からのIFF受信を確認・・・離陸を許可します。」

 

全ての離陸シークエンスを終えたミデア031便がマリアの声と同時にエンジン出力を上げ始めると、こちら031便です。と不意に聞こえて来たアメリアの声にギョッとしたマリアはアメリアっ!?と思わず立ち上がってしまった。

 

「どうやってこの回線に割り込んで来たのよ!?」

 

『いや・・・何か急にウォルフ大尉達から通信士をやってくれって言われてしまって・・・』

 

困惑するアメリアにまったくもう・・・とウォルフ達のおせっかいにマリアが溜息交じりに答えるとマリア曹長?とアメリアからも不思議そうな声が聞こえて来た。

 

「何でもないわよ。それよりも何か聞きたい事があるんじゃない?」

 

『おっとそうでした。中継地点で有るマドラス基地までの天候データを頂けませんか?』

 

そう淡々と話すアメリアに今送るわね?と平静装ったマリアだったが内心では今から前線へ向かおうとする可愛い後輩に泣きそうなのを我慢していた・・・

 

 

(こうやってアメリアと交信するのも最後かもしれないのね・・・)

 

 

僅か数か月程の付き合いだったが・・・マリアは奇抜な発想に行動力と上官泣かせのアメリアに向かって一言呟いたので有った。

 

「絶対に私達の下に帰って来なさい。これは命令だからねアメリア!」

 

『命令って・・・今じゃ私の方が上官なんですが・・・!?』

 

相変わらず強引なマリアに苦笑いを浮かべたアメリアが頷きながらやれやれ・・・と呟き出すと同時にメインエンジンが臨界を迎えたのかミデア031便は滑走路を徐々に加速し始めた。

 

~~~

 

 

「V1、VR・・・V2!」

 

「良し行くぞい!!」

 

計器を読む副操縦士の声と同時にウォルフが操縦桿を引くとカスケード隊のMSを積んだミデア031便が離陸に成功すると続いてヒルダ率いるブラックウィドウ隊のミデアも飛び立った・・・

 

 

『トリントンコントロールから031便及びブラックウィドウ隊へさっきも送ったけど今の所は天候も安定してるから到着時間は約15時間後って所ね・・・長旅になるけど気をつけてなさいね!』

 

 

「ありがとうですマリア曹長・・・落ち着いたら手紙を書きますね?」

 

自分の事が心配なのか離陸してからもそんな声を掛けてくるマリアにアハハ・・とアメリアが苦笑いを浮かべているとピーっとレーダーから警告音が鳴り響いたので有る。

 

「基地を出たばかりじゃぞ!?」

 

「落ち着いて下さいウォルフ大尉・・・!」

 

焦るウォルフに近づいていた機体のIFF(敵味方信号)を確認したアメリアはトリントン基地所属機のフライアローとトリアーエズを確認しホッとすると更に自分のヘッドセットに聞こえて来たぜんぱ~い♪とミリイの間延びした声にギョッとした・・・

 

 

「ミリィの声が聞こえるって事はあのフライアローはひょっとして・・・」

 

まるでミデアを護衛するかのように先頭を飛ぶ機体を見たアメリアが驚いていると・・・ご名答!と答えたカスケード隊第二小隊長のジャック=アルヴィン中尉からフライアローの翼を振りながらヘヘっと笑みが上がった。

 

『制空権を出るまでは俺達が守ってやるぜ?』

 

『そういう事なので安心してて下さいねぇ♪』

 

そんな声をを上げる二人に出撃許可が下りて無かったのかちょっと二人共!!とマリアからの怒声を聞きながらアメリアが乗るミデアは無事に制空権を抜けるとそのままインドに有るマドラス基地に到着したので有った・・・

 

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