マドラス基地強襲・・・その1
トリントン基地から飛び立ってから約半日過ぎた午後13時・・・
「こちらトリントン基地所属輸送隊第031便からマドラスコントロールへ着陸許可を求めます。」
基地では元々アメリアは管制官として働いていた事も有り、本来の通信士が休憩に入ったタイミングでジャブローへの中継地点で有るインド方面軍マドラス基地が見えて来たのだ・・・
『マドラスコントロールから031便へ、風も無く全てオールグリーンです。第一滑走路へアプローチ願を・・・?』」
「031便了解です。ウォルフ大尉聞こえてますね?」
マドラス基地管制からの誘導にアメリアが確認すると、聞こえとる。と返したウォルフは管制塔の指示通りに高度を落とすと愛機のミデアを鮮やかに着陸させたので有った。
「内陸部にしてはあまり被害が無いようですね・・・?」
意外と綺麗な基地の様子に驚くアメリアに機長のウォルフからそりゃそうじゃ。とククっと笑われた。
「ここらは連邦の勢力圏でも後方に有る上に海に面しているから攻めにくい構造になとるんじゃよ嬢ちゃん?」
「へえ・・・だから水中用のMSが配備されてるんですね。」
ミデアのコクピットから見えるブルーを基調とした水中装備を施したジム系に向かって思案顔を浮べるとアメリアは所でウォルフ大尉・・・?と真剣な顔を向けた。
「何じゃい急に・・・」
「お腹空いたんで何か買って来ても良いですか?」
ここまで飲み物以外何も口にしてなかったアメリアから空腹の限界なのかキューっとお腹が鳴ると・・・ガクっと項垂れたウォルフからやれやれ・・・と呆れた声が上った。
「まったく・・・じゃあワシらの分も適当に頼んで良いかのう?燃料の補給に小一時間は掛かるのでな」
「了解です。挨拶ついでにここの基地飯を買って来ますね♪」
カスケード隊の指揮官としての役目も有るアメリアが敬礼するとウォルフは気をつけてな?と優し気な顔で彼女を見送るとそんなに似てるんですか・・・?と副機長が意味深な顔で尋ねて来た。
「いいや・・姿も性格もワシの孫娘には全然似て無いが・・・丁度年があれ位なんだじゃよ・・・」
「確か第一次降下作戦の時にでしたよね・・・」
そう顔を暗くする副機長にああ・・・と答えたウォルフはだからこそと誓った事が有る・・・
「ワシはこの任務・・・絶対に嬢ちゃん達を無事にジャブローへ届ける。お前らには悪いが最後まで付き合って貰うぞい。」
「我々031便のクルーは貴方のお陰でこれまでのピンチを潜り抜けて来たのですよ?最後までお供しますよ疾風ウォルフ・・・?」
ハァ・・・と呆れた顔をする副機長に他のコクピットクルー達もグッと親指を立てるとウォルフはお前ら・・・と泣きそうな顔を隠すようにコクピットに座り直すと気合い入れて機体の再チェックに取り掛かった。
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「あ~首が痛ぇ・・・」
「同じく・・・」
アメリアと同様に交代で対空警戒の為に上部銃座についていたショウとチャーリーが首を回しながらミデアからマドラス基地の滑走路へと足を着けると・・・
「あれっ!?もう配備されてるんだっーー!」
そう驚くカスケード隊の腕は良いが機体のセットに少し難が有る
「型式番号RAG-79 アクア・ジム・・・水中用に再設計された機体ですっ♪」
「ジャブローでMSの整備カリキュラムを完了した事は有るわね・・・?」
そんな声を上げるソフィーに隣の滑走路に着陸した合流した教導隊のヒルダ中尉が流石ね?と彼女を褒めめたのだ。
「あわわ・・・そんな事はっ!?」
そんな彼女からと照れたのか顔を赤くしたソフィーが困っていると・・・ミデアの後部デッキからカスケード隊のホバートラックが出て来たので有る。
「どうかしたんですか?」
「それはコッチの話よ・・・一体どこに行く気?」
操舵席から顔を覗かせるアメリアにヒルダが首を傾げるとアメリアは決まってるじゃ無いですか?と更に首を傾げた。
「お昼ご飯を買いに行くついでにこのマドラス基地の指令に挨拶をしておこうかと・・・」
「いや・・・先に基地指令に挨拶するのが先だからね?」
元々そのつもりで合流したヒルダからツッコまれたアメリアはアハハ・・・と苦笑いを浮かべながらお腹から聞こえる空腹の音を我慢しながら了解です・・・と答えたので有った