ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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マドラス基地強襲・・・その2

 「それじゃ・・・基地指令への挨拶には私とアメリアにイエーガー中尉で良いかしら?」

 

結局ソフィーが操舵手となったホバートラックの中で教導隊ブラックウィドウの隊長で有るヒルデガード=ウィンチェスカ中尉からそう提案されたカスケード隊の指揮オペレーターで有るアメリアと現場指揮官で有る小隊長のイエーガーは了解と答えた。

 

 

「皆さんもうすぐ着きますよっー?」

 

ホバートラックの前面窓から見えて来た本部ビルの姿にソフィーから声が上ると同時にすぐ後ろをジープで追走していたショウとチャーリーからもオオっ・・・と驚く声が上った・・・

 

「流石はマドラス基地だな・・・俺達が居たトリントンとは大違いだぜ!?」

 

「まあ・・・オーストラリア方面軍でも一番端に有る田舎基地だしね。」

 

そう話しながら二人は先頭のホバートラックが本部ビルの奥へと入って行くとその後に続き停車した。

 

「じゃあ私達はマドラス基地の指令へ挨拶に向かうので三人は昼食の手配を頼みますね。」

 

「ウチの分まで悪いわね・・・」

 

ここから別行動となるショウとチャーリーにソフィーの三人に自分達とウォルフ達ミデアのクルーに加えヒルダが率いるブラックウィドウ隊全員の弁当のテイクアウトを任され急遽結成された兵站部隊の隊長で有るショウは任された!とグッと親指を立てたので有る。

 

「イエーガーさんの分は私が見繕って置きますねっ♪」

 

「おっおう・・・頼むから常識の範囲内でいいからな?」

 

その小さな身体に何故そこまで入るのかいつも不思議になっているイエーガーがエヘヘっ♪と満面の笑みを浮かべて来るソフィーに不安がっていると・・・

 

「行くぞソフィー!」

 

「はーいっ!じゃあまた後でっ♪」

 

ショウにそう呼ばれソフィーが駆けて行くのを見送ったイエーガーはやれやれ・・・と困った様に頭をポリポリと掻いた。

 

「相変わらず懐かれてますね・・・?」

 

「五月蝿え・・・サッサっと行くぞ。」

 

ニヤニヤとするアメリアの隣でイエーガーからぶっきらぼうに返事が返るとその二人の背後を歩くヒルダはクスっと微笑んだ。

 

(本当に個性的な部隊ね・・・これならジャブローまで飽きなくて済みそうだわ。」

 

 

そう楽しそうに思ったヒルダだったが基地指令の執務室に案内された彼女はすぐにそれを断たれたので有った・・

 

 

 

~~~

 

 

「どういう事かもう一度詳しくお聞かせ下さい基地指令っ!?」

 

 

珍しく焦った声を上げるヒルダに対しこのマドラス基地の指令官で有るフィッシャー准将は落ち着いてジャブローから送られて来た命令書を再度読み上げた。

 

 

「ジャブローに向かう教導部隊ブラックウィドウ隊及び試験実験部隊カスケード隊へ通達。ブラックウィドウ隊は直ちにジャブローに向かいカスケード隊は別命有るまで待機せよ。との事だ・・・これで良いかな中尉?」

 

 

「納得行きません!私達はカスケード隊をジャブローまで連れて行くように命令を受けていたんですよ!?」

 

 

そう睨みながらヒルダがツカツカと迫るとちょっと待て待てっ!?とその勢いに負けたフィッシャー准将から両手を振られたので有る。

 

「気持ちは分かるがこれは本社の決定だ。私じゃどうしようも出来んぞ!?」

 

「でしたら私が直接抗議しますのでレーザー通信の使用許可をお願いします!!」

 

そうデスクに手を置くヒルダの勢いに負けたフィッシャーはわ・・・分かった。すぐに手配しよう・・・と頷いたので有った。

 

 

「では私の方も情報を集めたいと思うのでまた後程伺います!」

 

 

「ああでは・・・」

 

 

まるで嵐の様に過ぎ去ったヒルダがフィッシャーの執務室から退出すると二人残されたアメリアとイエーガーはアハハ・・・と困った様に苦笑い浮かべた・・・

 

「いつもはもっとクールな人なんですが・・・」

 

「だろうね。命令書にも似たような事が書いて有るよ・・・ウォーカー少尉?」

 

そう溜息をつくフィッシャーから自分の名前が出て来た事でその命令書がロクでも無い所から回って来た事を察したアメリアはどこからです?と首を傾げた。

 

「情報部のアリス=ミラー少佐からだ。それと今後の作戦の為に試作の武器も受け取っているから有効に使ってくれと伝言も受けている。」

 

「成程・・・今後の作戦の為・・・ですね。」

 

なんとなく彼女からの指令を解読したアメリアはありがとうございました。と基地指令のフィッシャーに向かって頭を下げた。

 

「そうか・・・何の密命を受けているのかは知らんが一つだけ情報を与えよう。」

 

「あら・・・返す様なこちらには情報は有りませんが?」

 

 

ワザとらしくキョトンとするアメリアにフィッシャーからククっと楽し気に笑い声が上った・・・

 

「貴官との縁が結べただけで充分だと思うが・・・」

 

「そうですね・・・でしたら私の個人的なアドレスを渡しますのでここへお願いしますね?」

 

実際はミリィが掛けた何重のもプロクテトが掛かったホバートラックへの通信アドレスを教えたアメリアがそれでは・・・とフィッシャーの執務室から出ると・・・おいアメリア!と一緒に退室したイエーガーからジロっと睨まれたので有る。

 

 

「さっきのやり取りは何なんだ・・・一体何が起きようとしている?」

 

「そんなの私が聞きたいですって・・・」

そう答えたアメリアはただ一つだけ分かった事が有ります・・・と真剣な顔をイエーガーに向けたので有った。

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