ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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マドラス基地強襲・・・その3

 そんなピリピリとしたアメリア達の状況を知る由も無い兵站部隊はショウが運転するジープで主要設備が揃っている基地の中央に有るレクリエーションを目的とした施設へと向かっていた。

 

「やっぱりトリントンとは規模が違うな・・・」

 

助手席でそう独り言ちるチャーリーにちょっと見て下さいっ!!と荷台に座って居るソフィーから興奮気味の声が上がったので有る。

 

「何だよ一体!?」

 

ハンガーへと牽引される大型の戦闘機に思わず目を引かれたショウは慌ててブレーキを踏んだので有る。

 

「ブースター付きの新型・・・」

 

一時的にテストパイロットとして乗っていたFF-X7 BSTコアブースターよりも一回り大型の機体にショウが驚いていると・・・すみませ~ん!!とその機体の関係者らしい男性が焦りながら駆け寄って来た。

 

「こ・・ここは立ち入り禁止なんです・・・」

 

「それはすみませんでした。何しろ今日この基地に来たばかりで・・・」

 

ぜえぜえ・・・と息を切らす白衣を着るぽっちゃりした男性士官に謝ったショウがジープを出そうとギヤを入れたと同時にあのっ!とソフィーから手が挙がった・・・

 

「アレってRX-78Eじゃ無いですかっ?」

 

「何でGTーFOURの型式番号を・・・」

 

そう首を傾げるソフィーに対し男性士官が驚きのあまり目を見開いたまま固まるとソフィーはエヘヘっ♪と笑みを浮かべたのだ。

 

「ジャブローで研修を受けてた時に試作データを見た事が有ったんですけどっ・・・もう実機が完成してたんですねっ?」

 

「まあどうにか形にはなった。・・・って所が正直本音ですがね。」

 

成程と言った顔でソフィーに苦笑いを浮かべたその男性士官はそう言えば!?と慌てて敬礼しながら自己紹介を始めた・・・

 

「申し遅れましたね。自分はオーガスタ基地所属ソウタロウ=タカナシ技術大尉で有ります。」

 

「技術大尉って事はショウさん達よりも上官じゃ!!?」

 

そんな声を上げながらアワワっ!?と慌て出すソフィーに少尉で有るショウとチャーリーも焦りながら敬礼したのだが何故かタカナシからいやいや!?と恐縮する様に謝れたので有る。

 

「技術大尉とは言っても実戦部隊の皆さん対しては何の権限も有りませんからね・・・」

 

「そんなもんなんですかっ・・・?」

 

 

ガクっと項垂れるソフィーに向かってそんなもんですよ?とフフッと微笑んだタカナシが良ければ・・・少し話して行きませんか?と先程のガンダムGT-FOURが運び込まれたハンガーを見るとショウとチャーリーは顔を見合わせた・・・

 

「すみません・・・我々にも任務が有るので」

 

「そうですか・・・それなら仕方が有りませんね。」

 

どこか興味を引いたのかショウ達から断られたタカナシが残念そうな顔を浮べると・・・

 

「ちょっとだけっ!10分で良いから覗かせて下さいよっ・・・」

 

「本当に好きだよなソフィーって・・・」

 

MSに限らず機械なら何でも好きなメカキチのソフィーから懇願されたショウも最初は断ったのだが最終的に折れると後でアメリアから怒られるな・・・と苦笑いを浮かべるチャーリーと共にウキウキするソフィーに続きハンガーの中へとお邪魔する事になったショウはこの行動がアメリアとイエーガーを救う事になるとはまだ思っても見なかったので有った。

 

 

~~~

 

 

そして時は同じく・・・基地指令のフィッシャー准将との話を終えたアメリアが本部ビルの前でポツンと立ちながら待ちぼうけしていると・・・

 

「それでな俺は言ってやったんだよ・・・ジオンにビビり過ぎじゃないっすか?ってよ!」

 

「まあ戦車兵上がりだからなライス少尉は・・・ギャハハ!」

 

ここのMSパイロットなのか上官に対する軽口が耳に入ったアメリアはそれだけでこの基地の練度が低い事が伺えた・・・

 

(戦車兵上がりだからこそジオンのMSの脅威を知っている筈です。それなのにこいつ等は・・・)

 

もし自分の部下だったら血反吐吐かせてでも躾けてやるのに・・・と思っていたアメリアの姿に気付いたのかそのパイロットとの一人からヒュー♪と口笛が吹かれた。

 

「ねえねえ!!どこの所属かな・・・見た事無いんだけど?」

 

黙っていれば可愛いと良く言われるアメリアの容姿に騙されたのかナンパされたアメリアがムゥ・・・と思案顔を浮かべていると・・・どうかしたの?とジャブローへと確認を取っていたヒルダも更に合流すると二人のMSパイロットからニヤニヤ・・・とイヤらしい顔が浮かんだ・・・

 

 

「うわっこっちのお姉さんも超綺麗じゃねーの・・・」

 

 

「俺はさっきの子よりも好みだぜ・・・」

 

 

そう呟く二人とアメリアの様子にこんな時に・・・と頭を抱えたヒルダからハァ・・・と溜息がつかれるとアメリアは下がっていて下さい・・・と彼女を守る様に前に出た。

 

「おい・・・この基地を守ってる俺達に刃向うってぇ?」

 

小柄な女だと思い押さえつけようと思ったMSパイロットの軍曹だったが・・・その手を掴み懐へと踏み込んだアメリアはそのままデヤッ!と背負い投げると呆然としているもう一人のパイロットにも更に続け回し蹴りを食らわせたので有った・・・

 

 

「すみませんが・・・自分の身は自分で守るって恋人に言ってるんですよね。」

 

更にトドメと言わんばかりにアメリアがクスっと微笑むの見てヒルダは流石は元特務ね・・・とアメリアの強さを改めて確認していると・・・

 

『緊急緊急ーっ!所属不明機の当基地接近を確認・・・基地守備隊は迎撃に当たれ!!・・・続ける現在当基地に・・・』

 

ヴィーヴィーと鳴る警報と同時に聞こえて来る本部ビルからの指示にギョッとしたアメリアはチッ・・・舌打ちしながら二人のパイロットの胸倉を掴んだ。

 

 

「言いたい事は山ほど有りますが・・・今は自分の職務を果たしなさい!」

 

「わっ・・・分かりかりましたーっ!!」

 

ジロっと睨んで来るアメリアに恐怖を覚えたのか二人のMSパイロットが焦った顔でぴゅーっと飛ぶように駆け出すのを見たヒルダは苦笑いを浮かべた。

 

「個人的には助かったけど・・・今のはパワハラよアメリア?」

 

「その前にセクハラだと思うのでこれは正当防衛では!?」

 

そんな抗議の声を上げるアメリアに分かってるわよ・・・とヒルダがお礼を含めた意味でフフッと微笑んでいると・・・遅れてスマン!?と用を足していたイエーガーの登場に二人はハァ・・・と溜息をついた・・・

 

「「来るのが遅い!!」」

 

 

~~~

 

 

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