ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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アメリアの秘密

 

 

 

 乾杯から一時間程経ち全員それなり酔いが回り始めた頃、プハーと親父臭い声を上げながらビールジョッキを置くアメリアに、ちょっとアメリアちゃんたら・・・とマリアに付き合っていたリンが呆れた声を上げだす。

 

 

 

「そんなに飲んで平気なの?随分とペースが早いみたいだけど・・・」

 

 

「そうですか?正直全然酔っては無いんですが。」

 

 

 

そんな事を言って来るアメリアの前には既に空いたグラスが3つも並んでおり、この子強いわね・・・と思ったリンは顔色を変えずケロっとしているアメリアの様子に内心驚いていると、その隣のチャーリーからニヤニヤした顔でメニューを見せてくると、どんどん飲もうぜ!と下心丸見えの声が聞こえて来る。

 

 

「ちょっとチャーリー・・・ウチの子に手ぇ出したらタダじゃ置かないわよ!」

 

 

「分かってるってマリア!?俺はただアメリアのジョッキが空いたからだな・・・」

 

 

そう言いながら怒鳴って来るマリアにチャーリーがあたふたしながら答えていると、大丈夫ですよマリア曹長?とアメリアはクスっと微笑む。

 

 

「これくらいじゃ基本酔いませんし、もし酔ったとして私に何かしようなら・・・その時は手加減が出来な思うので覚悟して置いた方が良いですよチャーリー?」

 

 

「えっ・・・それってそんなに激しいって事か!?」

 

 

 

驚きながらもどこか嬉しそうな顔をするチャーりーにアメリアはどこか違和感を感じながらも、ま・まあそうですね?と答えていると、アメリアって結構肉食系なんだ・・・と意外そうな顔するマリアがリンの方を見ると、多分意味が違うんじゃない・・・?とリンから首を傾げられる・・・

 

 

 

「所でさアメリアって本社《ジャブロー》から来たって言ってたけど、前はどんな部隊に居たのか教えてよ?」

 

 

リン達との会話が途切れた所、興味本位でショウがビールジョッキ片手に尋ねると、アメリアは少し困った顔をしながらえっとそれはですね・・・と言いながら苦笑いを浮かべ出す。

 

 

 

「ジャブロー基地の事は機密扱いなんであまり詳しく話せないんですよ・・・ね?」

 

 

 

そう言いながらアハハ・・・と曖昧な笑みを浮かべたアメリアがリンが持って来てくれた新しいジョッキに口を付けていると、そっかぁ・・・と答えたショウは残念そうな顔で頭の後ろで手を組みだす。

 

 

 

「しかし今日のアメリアの指示にはビックリしたな・・・あんな状況だって言うのに落ち着いてるって言うか妙に場慣れしてる感じだったし、ひょっとして前はどこかの実戦部隊に居たりして?」

 

 

 

「えっ!?そ・そんな事有る訳ないじゃないですか!?」

 

 

 

そう言いながら少し焦った顔で両手を振り出すアメリアにリンからも何言ってるのよショウ?とクスクスと笑われながら肩を叩かれるとショウもそりゃそうだよね?と一緒になってククっと笑い始める。

 

 

 

「けど・・・前に居た部隊よりもここの皆さん達の方が居る方が不思議と落ち着きますし・・・正直な所こんなに笑ったの私久しぶりですよ?」

 

 

突然アメリアがフフッと微笑みながらサラっととんでもない事をカミングアウトすると、それって前の部隊で何か有ったって事?と急に真顔になったマリアから尋ねられるとアメリアは内心しまった・・・と思いながら困った顔になる。

 

 

 

「何か有ったか?と言えば有ったんですが、すみませんマリア曹長でも機密なので話せません・・・」

 

 

 

「ふ~んそうなんだ・・・まあアメリアが話せないんなら何が有ったかは深く聞かないけどさ、私が今の上官なんだから困った事が有ったらすぐに相談しなさいよね?」

 

 

 

アメリアにそう答えながらこれは上官命令だから!とマリアがニッと笑みを浮かべるとアメリアも了解です!と敬礼しながらフフッと笑っているとリンからわあ凄い・・・と驚いた声が聞こえて来る。

 

 

 

「ちょっとリン・・・凄いってどう言う意味?」

 

 

「いやあのマリアがちゃんと上官やってるなって私ちょっと感動しちゃった・・・」

 

 

そう言いながら自分の瞼を手で押さえるリンにマリアがアンタねぇ!?と怒り出すと、苦笑いを浮かべたアメリアからまあまあ・・・と仲裁が入ると、それにしてもイエーガーさん遅いな!?とショウも話題を変える様にマリアとリンの方を交互に見ながらアハハ・・・と笑い出す。

 

 

 

「ああ、イエーガーのバカなら今頃バリサム指令に始末書出してるんじゃかしら・・・」

 

 

 

「あら珍しい・・あの真面目そうなイエーガー中尉がそんなの出すなんて何かあったの?」

 

 

 

そう尋ねて来るリンにマリアがそれがね・・・?とビールジョッキを傾けながら答えていると、ドカっ!と大きな音が出しながらドアが開くとガランガランガランっとカウベルが激しく店内に鳴り響きだす・・・

 

 

 

「イエーガーにしては乱暴な入店の仕方ね?」

 

 

「ちょっとマリア・・・そんな冗談言ってる場合じゃ無いと思うんだけど!?」

 

 

 

呑気にそんな事を言って来るマリアにリンも呆れた顔をしながらそう答えていると、妙な雰囲気に店内に居た兵隊達もシン・・・と静かになる中、お礼参りに来たぜぇ!と声を張り上げながら見覚えの有る軍曹を先頭に5~6人の陸戦部隊の隊員がズカズカとカスケードの店内へと入って来るのでショウとチャーリ^-からあっ!と驚いた声が上がり出す。

 

 

 

 

「コイツ昨日の酔っ払いじゃないかショウ?」

 

 

 

「ホントだ!?昨日の今日で懲りない奴等だね・・・」

 

 

そう呆れた声を上げるチャーリーとショウに件の軍曹が見つけたぞっ!!と叫ぶと血相を変えてチャーリーの胸倉を掴んで来るので、何すんだよ!とチャーリーも軍曹の胸倉を掴み返す・・・

 

 

 

「五月蠅ぇ!!よくも俺らだけに罪をなすりつけやがったな・・・お陰で三か月の減俸を食らったんだぞコッチは!?」

 

 

 

「良く言うぜ・・・お前らがリンにちょかい出したのが悪いんだろうがよバカが!正直言って自業自得だぜ?」

 

 

 

 

ヘヘっと笑いながらそう答えたチャーリーが軍曹を煽るり出すと、軍曹も昨日の一件でかなり頭に来ているのかテメェ!!と叫ぶと同時に何かがプチっと何かがキレたらしく渾身の右ストレートがチャーリーの頬にヒットするとチャーリーはグハっと声を上げながら背後に有るカウンター席のテーブルによろめきながら手をつくと運悪くアメリアのジョッキに当たってしまい倒れてしまう・・・

 

 

 

「あぁっ私のビールがあぁぁぁ・・・!!」

 

 

 

そう叫んだアメリアの悲痛な声にチャーリーが顎を擦りながらもあっ悪りぃ!?と謝っていると、軍曹はアメリアの容姿に気が付くと急にヘヘへ・・下卑た笑みを浮かべ出す・・・

 

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