ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

19 / 147
決着

「何だぁ・・・戦闘機乗りのモヤシ野郎の癖に良い女達を連れてるじゃねえか?」

 

 

そう言いながアメリアの肩を掴む軍曹に何やってのよアンタ!とマリアが怒声を上げると特に表情を変えずに大丈夫ですから・・・と答えたアメリアは・・・どうするべきか考えている様子を伺っているリンとマリアを交互に見ながら二っと笑みを浮かべると、そのまま強引に手を引かれ背後の仲間達へと投げられてしまう・・・

 

 

「コイツっ!!」

 

 

 

そう叫びながら掴み掛かろうとするショウにアメリアがダメです!と言いながらジッと目で制していると背後の陸戦部隊の隊員からヘヘヘっ・・・とニヤつく声が聞こえて来る。

 

 

「やけに聞き分け良いじゃねえかよ。大人しそうな顔して乱暴にされるのが好きッてか・・・?」

 

 

「おいおいマジかよ!?けど顔は良いけど身体がちょっとなぁ?もう少しボリュームが有った方が良くねぇか!」

 

 

アメリアを羽交い絞めにしている隊員に別の隊員が冗談交じりにヒヒヒ!と笑っているとその会話を聞いていたチャーリーがチッ!と舌打ちするとこいつ等・・・と流石に我慢が出来なくなり二人の陸戦部隊の隊員に殴りかかろうとする。

 

 

「オラァ!!テメェらアメリアを放せってんだよ!!」

 

 

「ああっ!?オモチャに乗って戦ってる奴が俺達相手にケンカで勝てると思ってんのかよコイツ!!」

 

 

そう怒鳴って来る陸戦部隊の隊員にパイロットとしては並以上の腕が有ると自負しているチャーリー自身も勝てる訳無いと思いながら拳をギュッと握り出すと、チャーリー!?と目の前のアメリアから焦った声が聞こえると同時に先程殴ってきた軍曹がその腕を力任せに掴んで来る。

 

 

「お姫様を守るにしちゃあ・・・ひ弱過ぎるぜ騎士《ナイト》さんよ?」

 

 

 

「五月蠅えんだよ・・・アメリアに手ぇ出したら絶対に許さねえからな手前ぇ!!」

 

 

 

そう言いながらジタバタとするチャーりーにイラついた軍曹がお前こそ五月蠅えんだよっ・・・とチャーリーに向かって殴りかかろうとした瞬間にドン!と大きな音が聞こえるとグウ・・・と先程までアメリアの腕を拘束していた部下が呻き声を上げているのが見える・・・

 

 

「その辺りで止めてくれませんかね・・・?」

 

 

 

「なっ!?お前何をした・・・」

 

 

 

そう不機嫌そうな声を上げるアメリアに驚いた顔をする軍曹と唖然としたチャーリーもアメリアの足元に転がっている陸戦部隊の隊員にギョッとなっていると、アメリアはクスっと笑みを浮かべながらちょっと寝て貰いましたけど?と首を傾げだす。

 

 

 

「クソ!よくも仲間をやりやがったなぁ!!」

 

 

アメリアを羽交い絞めにしていた隊員をやられ呆然としていた隊員がそう叫びながら突然アメリアに飛び掛かって来るとアメリアは動きが大雑把なんですよっ!と返しながらその右手を掴むとそのまま背後に回り込みながらギリギリと腕を捻り出す・・・

 

 

 

「私も気にしていると言うのにさっきは良くも貧乳扱いしてくれましたね・・・?」

 

 

 

「ギャっ!?痛い痛いって・・・謝るから勘弁してくれよ!!」

 

 

 

そう言いながら肩を押さえているアメリアの手を陸戦部隊の隊員がタップして来るのでアメリアは情けない奴ですね・・と言いながらチッ!と舌打ちしていると、今度はリーダー格の軍曹が背後からアメリアの首に腕を回しながら締め付け来る・・・

 

 

 

「オラァ!荒っぽいのが好きなんだろ・・・?」

 

 

 

「クッ・・・そ・そうですねぇ?但し荒っぽい目に合うのはソッチですよっ!!」

 

 

 

そう叫んだアメリアは床を蹴りながら背後の軍曹の鼻に向かって後頭部でヘッドバッドを食らわすと軍曹からグハっ!?と呻き声が聞こえ離れて行くのでその様子を見ていたマリアからうわっ痛そう・・・と苦笑い気味の顔でそう声が上がりだす。

 

 

 

「・・・まだやりますか?」

 

 

 

そう言いながらフゥと息を吐いたアメリアが首を少し傾げると、先程のヘッドバッドで鼻血を出した軍曹からこの野郎・・・と恨み声が聞こえて来るのでハァ・・・と今度は溜息をつきだす。

 

 

 

「良いでしょう・・・そっちがギブアップするまでトコトン相手をして上げますよ私は?」

 

 

 

「女だからって手加減してやりゃあ調子に乗りやがって・・・覚悟しろよテメエ!!」

 

 

 

そう怒鳴り上げながら掴みかかって来る軍曹の右手を掴んだアメリアは小さい身体を活かしフッとその懐に入るとそのまま一気に背中に背負い込みながら床へと叩きつけてしまうと動かなくなった軍曹にやりすぎましたかね・・・?と苦笑いを浮かべ出す。

 

 

 

「それで・・・残った皆さんはどうするんですか?」

 

 

アメリアは先程締め上げ完全に戦意喪失している隊員とここカスケードへ誰も入って来ない様にしている見張り役の二人の隊員を交互に見ながら首を傾げてると、おい開けろっ!何が有った!?とイエーガーの焦った声が扉の外から聞こえて来るので見張り役の陸戦部隊の隊員達がビクつき出す・・・

 

 

「分かった・・・今後一切この店は勿論の事、アンタたちにも絶対に関わらない様に軍曹へ言って置くから勘弁してくれよ!?」

 

 

「良いでしょう。ですがもし今度この店に姿を現したりしたら今度は両手両足全部叩き折ってやりますからね・・・?」

 

 

そう答えながらジロっと睨みだすアメリアにヒイっ!?と悲鳴を上げた陸戦部隊の隊員達が慌てた様子でぶくぶくと泡を吹いて完全に伸びている軍曹を肩に担いで店から出て行くと・・・突然開いた扉と入れ替わる様に店の中へ入って来たイエーガーから何が有ったんだ!?と驚いた声が聞こえ出すとアメリアはアハハ・・・苦笑いを浮かべるので有った。

 

 

 

~~~

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。