疑惑
「それではご馳走様でしたリンさん。」
リンの作った料理を楽しんだアメリアがそう言いながらニコっと笑みを浮かべて来ると、うん、またね?と答えたリンもフフッと笑い返しながら、所でホントに良いのアメリアちゃん?と完全に酔っぱらってしまいアメリアの肩に担がれているチャーリーを見ながら首を傾げ出す・・・
「らいじょうーぶだぜぇ~?」
「うん、これは完全にダメね・・・」
完全に呂律が回って無い様子のチャーリーにリンは呆れた顔でそう答えると、ハハハ・・・とアメリアの苦笑いが聞こえて来る。
「すみません・・・ちょっと私のお酒に付き合わせ過ぎちゃったみたいですね?」
「そんなに気にする事必要は無いわよ・・・どうせそのバカがアメリアを酔わそうとして自爆しただけだろうしね。」
大分まばらとなった店内の中でカウンター席に座ったマリアからそんな呆れた声が聞こえて来ると、間違い無いな?とショウとチャーリーの隊長で有るイエーガー=バウスネルン中尉もククッとアメリアの方を見ながらククっと笑いだす。
「そんなに信用が無いんですねチャーリーは・・・何か送って行くのが不安になって来ました。」
「まあ・・・もしそのバカが何かした時は腕の一本や二本折っても構わんからな?」
そう物騒な事を言いながら俺が許可すると続けるイエーガーに私も擁護して上げるからね?アメリアの上官で有るマリアまでも面白そうな顔でニヤつき出すのでアメリアから二人して何を言ってるんですか・・・?と溜息交じりの声が返って来る。
「取り合えず手間賃としてここの支払いはしといてやるからそのバカの事を頼むぞ?」
「えっ・・・それは悪いですよバウスネルン中尉!?」
「悪いと思っているのが俺の方だぞウォーカー軍曹、本当なら俺がチャーリーを連れて帰るべき何だが・・・俺も隣で寝ているソイツの相棒の面倒を見ないといけなくなったからな。」
イエーガーがそう説明しながら二っと笑みを浮かべると、チャーリー同様にカウンターに突っ伏して寝ている黒髪の青年で親指で指すので、アメリアはその更に隣から上官の言う事は絶対だからね?と冗談っぽく言って来るマリアの声を聞きながら、渋々了解・・・と返事をするので有った。
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「それではバウスネルン中尉にマリア曹長、私はこの辺りで失礼致しますね?」
そう言いながら敬礼をするアメリアに二っと笑みを浮かべたイエーガーとマリアからまた明日?と言う様に手が上がると、じゃあねアメリアちゃん?とリンが肩にチャーリー担いだアメリアを見送る為にカウンターの中から出て来る。
「ハイ、また寄らせて頂きますねリンさん♪」
そう言いながら満面の笑顔を向けて来るアメリアに、う、うん・・・と答えたリンはぞの顔をジッと見つめながら固まっていると、アメリアからどうかしたんですか?と不思議そうな顔をされてしまう・・・
「あ、ゴメンゴメン・・・ちょっとボーッとしちゃってね!?」
「大丈夫ですか?疲れているんなら早めに休んで下さいよ!」
そう心配して来るアメリアに対しリンが平気だから!と急に声を上げるので、リンさん?とアメリアから驚いた声が上がると同時に内心しまった・・・と後悔したリンは笑みを必死に笑みを作り出す。
「アハハ・・・ゴメンねアメリアちゃん?どうも今日の私は本当に疲れているみたいだね。」
「どうもそうみたいですね?顔も何だか強張っている様に見えますし・・・今日は早く店を閉めた方が良いと思います。」
そう指摘して来るアメリアの妙な鋭さにリンがそうするわ・・・と答えると、それではリンさんおやすみなさい♪と一度満面の笑みを浮かべるアメリアにおやすみ・・・と鳥足のチャーリーを肩に担いだアメリアを見送りながらリンは手を振るとハァ・・・と盛大に溜息をつきだす。
「上手く笑えてなかったかな・・・」
そう言いながら店の中に戻ったリンが自己嫌悪に陥っていると、アメリアが何かしたの?とマリアから少し驚いた様子で尋ねられる。
「いいえ・・・どっちかと言うと何かしたのは私ね?」
「何それ?アンタがそんな顔すんの珍しいわね・・・」
「・・・私だってそう言う気分になる事も有るの!」
そう言いながら残っていたビールを一気に煽りだすリンにそう言う風に飲むのも珍しいな?とイエーガーも不思議そうな顔でツッコんでいると、リンから五月蠅いわよ!と機嫌の悪そうな声が返って来る。
「しかし変ね?いつもより飲んで無かったのにショウがこんなに酔いつぶれちゃうなんて・・・」
「今日は大変だったからなコイツ・・・?」
リンはもう一杯ビールを継ぎながら・・・危険な任務なの?と首を傾げながら煙草に火を点けようとしているイエーガーに聞くと、何だ知っているのか・・・?とイエーガーが少し驚いた顔になる。
「今、コイツ・・・新型の試作機のテスパイをやっててな?今日もちょっと危なかったんだよ」
「そうそう!アメリアの咄嗟の指示が無かったら今頃ここに居なかったわね・・・」
リンはマリアからの衝撃的な発言にえっそうなの・・・!?と焦った声を上げると、そっかぁ・・・と目の前で気持ち良さそうに寝ているショウの黒髪を優し気に撫でながらアメリアの事を思うと再び溜息をついてしまう・・・
「おいおい・・・酔ってるのかリン?」
「え、何でイエーガー中尉・・・?」
急に呆れた声を上げるイエーガーにリンがキョトンした顔で首を傾げだすと、その手その手・・・とマリアから指摘されるとリンはハッとしながらショウの頭から慌て手を上げだす。
「いや・・・そのね、ショウの頭にゴミが付いていたから?」
「そうね。分かったから変に誤魔化さなくても良いって・・・」
生暖かい目でそうツッコんで来るマリアに恥かしそうな顔でリンがうぅ~と唸っていると、イエーガーから変と言えば・・・?と煙草を咥えながら首を傾げられる。
「なあマリア・・・さっき言っていたアメリアの話なんだが、アイツって士官学校に居たんだよな・・・
何で階級が軍曹なのか知っているか?」
「いやそれがさ・・・私も配属されるって聞いた時にアメリアの履歴を確認したんだけど、ジャブローに居たって事しか記録されて無くてね・・・どこの部隊からの転属とか一切不明なのよ・・・?」
そう言いながら腕を組みだすマリアにイエーガーが何だそりゃ・・・?と首を傾げだすと、アメリアちゃんって不思議な子ね・・・と呟いたリンは仲良くなれるかな・・・?と内心不安になりながら注いだばかりのビールを口に含みだす・・・。
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ハイ、ヨッシー♪です。
ハーメルンに引っ越しして来てから約二か月程経ちましたが、亀更新ながらも意外と読まれている様子に僕もほっこりしている所です。
因みにガンダム作品の癖に今の所MSの陰も出て来ねえじゃん!と思っている人も居るかもしれませんが、出て来るのはまだまだ先なのでもうしばらくお持ちください(笑)
ヨッシー♪