私は要領が良かったのか小さい時から何でも出来た。大きくなって友達に追いつかれそうになっても努力して勉強も運動も頑張った・・・そしてハイスクールを優秀な成績で卒業した私に当時何故か連邦軍からスカウトが掛かった。
「アメリア=アン=ウォーカーさんだね?工業科での君の実績は勿論だが体力面でも申し分無い・・・どうだい士官候補生として歓迎するから軍に入隊するのは?」
そう甘く囁いて来る連邦軍の徴兵官に私は当時サイド1でパン屋を営んでいる両親に喜んでその事を伝えた所・・・軍に入るとは本気か!?と怒鳴られてしまったが、自分の実績を汲んでくれた事と学費も免除と言う事も有り渋々ながら許してくれた。
「あ、アンタが新しく入る子ね?私はケイ=キタムラよ。」
私がスペースノイドと言う事も有り少し遅れて地球に降りたルームメイトの子は真面目を自負している様な眼鏡を掛けた子だったが、明瞭でハキハキした綺麗な優しい子で士官学校を卒業するまでずっとコンビ組んでいた。
「ねえアメリア・・・昨日一個上の先輩に告られてたでしょ?」
成人し放課後のバーでそう尋ねて来る親友に私が興味無いな・・・と答えていると、たまたまナンパして来たしつこい奴らを二人で退治した事も有る。
「良し!それでは卒業訓練を兼ねた模擬戦を行うぞ?」
そう言って来る教官の傍に並ぶ特務部隊の隊長が並ぶと、今日は気合い入れるわよ?と隣からケイが肘を突いて来る。
「しょ・・・!?勝者はアメリア=アン=ウォーカー!」
仰天しながら自分の腕を掴む教官に驚いていると、こんな事・・・!?と驚きながらジロっと睨んで来る特務の隊長が睨んで来る。
「ウソッ!?アメリア特務隊に内示が決まったんだ!えっ私?私は何でか知らないけど情報部から来ないかって言われてる・・・」
そう浮かない顔をする親友に私はケイなら大丈夫と言った。
「ウォーカー少尉ついて来ているな!」
最近噂に上がる様になったジオン共和国軍のスパイの拠点が有るらしく酒場に飛び込んだ私は隊長に続き中に入ると、武器を構えた男性の事は勿論の事店の中にいた民間人も撃ってしまったが・・・特務では日常茶飯事なのか何もお咎めが無かった。
「ホントにウォーカー少尉は優秀ですね・・・ただ残念なのはスペースノイドだと言う事です。」
私をこのクソみたいな部隊に引き入れた私の上官はどうやら俗に言う地球至上主義らしくスペース・ノイドで有る私を嫌っている。
「お、おい・・・今サイド1コロニーのアイランドイフッシュが地球に墜ちたらしいぞ!」
南米ジャブローの地下基地に有る食堂でいつもの様に味のしない昼食をこなしていた私はそう騒ぎ立てる様々の部隊の隊員達の声にえっ・・・と驚いた声を上げると、多忙の余りに毎月の様に手紙を送ってくれた両親の居たコロニーも全滅したと聞き静かに涙を流した・・・
「へへっ・・・ウォーカー?お前もジオンのスパイじゃ無いのか?」
ジオンによるコロニー降下作戦により更に居場所を失くした私にそう言いながら隊長で有るリンスと同じく地球至上主義を掲げる同僚たちがニヤニヤしていると、なぁ脱げよ?と一人の男性士官が胸倉を掴んで来るので私は必死にもがいた。
「暴れるなって・・・俺の父親が連邦軍の高官だって知ってるだろ?それにこれから起きることは隊長も黙認なんだから・・・諦めろよスペースノイド?」
ここまで必死に頑張って来たのに今まで溜まっていた物が爆発した私はその同僚に頭突きをかました後の事は良く覚えて無い・・・しかし今でも記憶に残るのは軍事裁判が行われた法廷で私に不利な証言証言をしたニヤつく上官の事だけである・・・
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「うわぁっ!?」
久しぶり見た夢で起きたフラッシュバックにそう焦った声を上げながら慌てて飛び起きたアメリアはここは一体・・・?と自分の部屋では無い場所に首を傾げだすと、もう飲めねえって・・・と隣で寝ているチャーリーからの寝言かにああそうだ・・・と手をポンと叩き出す。
「酔っぱらったチャーリーを部屋まで運んだ後私も力尽きたんでしたっけ・・・?」
飲み過ぎた所為か二日酔い気味の頭を抱えたアメリアが先程見た夢を思い返しながら久しぶりに嫌な夢見たな・・・と独り言るとアメリアはサラサラと金髪のチャーリーの頭を優し気に撫で始める。
「ちょっと頼りないナイトだけど・・・今度は信用しても良いですか・・・チャーリー?」
フフッと微笑みながらそう呟くアメリアに、んーアメリア・・・?とチャーリーから急に手を引かれたアメリアはウニャっ!?と素っ頓狂な声を上げながらベッドの中に引っ張り込まれるとそのままチャーリーの胸の中へと抱きしめられてしまう・・・
「ちょっと・・・起きてるんですかチャーリー!?」
顔を真っ赤にしながらそう抗議の声を上げたアメリアがチャーリーの拘束から逃れようとジタバタするが聞こえて来るのはスヤスヤと聞こえて来る寝息だけで有る。
「これじゃあ帰れないじゃないですか・・・まったくもう!」
取り合ず朝になったらまた考えようと思ったアメリアが取り合えずもう一度眠ろうと目を瞑ったその早朝・・・あれ自由に動けますね?とそのままガバっと起きたアメリアは隣を見ると寝相が悪いのかベッドの端で寝ているチャーリーの姿を見つけクスクスと笑い出す。
「良く寝てますね・・・じゃあ私は帰りますよ?」
完全に寝入っているチャーリーに呟いたアメリアが起こさない様にと静かにベッドを降りると、またね?と笑みを浮かべながらチャーリーの部屋を出た・・・のだがその時の事を誰かに見られたらしくアメリアはその日のシフトが上がると共に上官で有るマリア=トパレス曹長から呼び出しを食らう事となった。
更新遅れてすみません!
エブリスタの方を見ている方は違和感を感じているかもしれませんが、今回はページ数のシェイプアップのつもりで先にアメリアに過去を書いてます。
その分原作との隙間を埋めて行くように書こうと思っているのでオリジナルで有るガンダムnearmissとは違うこの作品を楽しんで頂きたいと思っています♪
ヨッシー