気を利かせてくれたのか少人数で使うミーティングルームの中に入った途端にマリアが、あのねアメリア・・・?と真面目な顔で心配して来ると、アメリアは何でしょう?と不思議そうに首を傾げだす。
「えっと本題に入る前にちょっと聞こうと思ったんだけど、アンタが今朝チャーリーの部屋から出て来たって基地内で噂になってるけどホントなの?」
「えっそうなんですか!?気を付けたつもりだったのに・・・」
「気を付けたつもりって・・・あれだけ私もチャーリーには気を付けろって言ったじゃない!?」
そう言いながら頭を抱えだすマリアにムアメリアはどう意味ですか?とムゥと首を傾げだす。
「どう意味も何もチャーリーの部屋から朝方出て来たって事は寝たって事でしょう!?」
「え、ええ・・・確かに酔ったチャーリーに抱きしめられてしまい仕方なく一緒に寝てしまいましたね・・・」
そう答えたアメリアが昨晩の事を思い返しながら少し照れ臭そうな顔をすると、シタんじゃ無いの?とアメリアの言葉に何か違和感を感じたのかマリアから首を傾げられると、そんな関係じゃ有りませんっ!とマリアの本意に気付いたのかアメリアは顔をボッと赤くしながらジロっと上官で有るマリアを睨みつける。
「そうだったら良いんだけど・・・酔ってる男の部屋に一人で行くなんて何か間違いが有っても言い訳出来ないんだから気を付けなさいアメリア!」
「了解ですマリア曹長・・・所で本題の前にと先程言われましたが、このお説教の他にまだ何かるのですか?」
不思議そうな顔で尋ねて来るアメリアにそうそう忘れてたわ!とアメリアとチャーリーの事が気になり過ぎていたらしいマリアが手をポンと叩きながら少し困った顔になる。
「実は先日行った試作機のテスト中に起きた敵機に対するアメリアの見事なサポートに感心したのか知らないけど、今奴等が行っているコアブースタープランとか言う専任のオペレーターにしたいとバリサム司令が言って来てるのよ?」
「バリサム指令が・・・それにショウとチャーリーの専属って!?」
そう驚いた声を上げるアメリアに大抜擢ね?とマリアからクスっと微笑まれたアメリアはハァ・・・と溜息をつきながら正気なんですか・・・とマリアに呆れた顔を見せる。
「私はまだここでは新任のオペレーターなんですよ。そんな重要なプロジェクトに参加するには荷が重いです!」
「私もそう言ったんだけどね・・・整備班のホワイト大尉からもアンタの肝っ玉にショウとチャーリーのストッパー役に丁度良いと太鼓判押されてるからね・・・諦めなさいアメリア?」
アメリアが説明しながらそう苦笑いを浮かべて来るマリアに分かりました・・・と渋々命令を拝命すると、じゃあ明日からあのバカ二人の事を頼むわね?と少し困った様に笑うマリアにビシビシと指示を出して見せますよ?とアメリアも二っと笑みを浮かべながら敬礼するので有った。
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「よおショウ、チャーリー調子はどうだ?」
同僚のパイロット達からの挨拶しながら更衣室の中から出たショウとチャーリーはパイロットスーツと耐Gスーツで身を包み愛用のヘルメットを持ちながらハンガーへと降りると、急げ急げ!チンタラしてるとオーストラリアの砂漠に埋めちまうぞテメぇら!!と整備班長ホワイト大尉の怒声に苦笑いしながらお互いの機体へと向かいだす。
「それじゃあ今日も頼むよチャーリー?」
「任せろって相棒お前のケツは俺が守ってやるよ!」
ショウが隣の随伴機で有るFF-4トリアーエズに乗り込もうとするチャーリーとそう言い合いながらお互いグッと親指を立てながら自身もFF-X7BSTコアブースターのコクピットへと収まると、機体の方はバッチシだからねショウちゃん?と整備主任のシゲが二っと笑みを浮かべながらハッチまで登って来る。
「一応おやっさんの指示通りにスロットルは相当絞ったから・・・前みたいにドカンと加速しないから失速にきをつけてよね?」
「うん、分かったよ。シゲさんありがとう!」
シゲにお礼を言いながらハッチ閉めるよ?と声を掛けると、グッドラック!と言いながら梯子を下りるシゲを確認したショウはハーネスのチェックと機体のシステムチェックを行い出す。
「良し・・・こちらCBP1システムオールグリーンだ。」
「トリントンコントール了解です。CBP1・2共に滑走路への侵入を許可します。」
先日に引き続きアメリアから指示にショウはどこか安心しながらハンガーから出したコアブースターを滑走路へとタキシングさせるとチャーリーのトリアーエズも横に並び出す。