「警報を鳴らせ。アラーム待機班に
「もうやってます。ミリィは当該空域に他の友軍機が入らない様に警告、アメリアはあの二人へすぐに空域から離脱する様に伝えて!」
バリサムにそう答えながらもそう矢継ぎ早に指示を出して来るマリアに了解!と答えながらミリィとアメリアが各々ヘッドセットで指示を飛ばしていると、おいおい友軍機を見殺しにする気かよ!?とCBP2のチャーリーから驚いた声が返って来る。
「既にスクランブルが掛かっており迎撃機が向かいます。二人はすぐに離脱を・・・」
「バカか!ドップ相手をしているミデアに間に合う訳ねえだろうが!?」
「私だってそんな事くらい分かってますって!」
アメリアが焦るチャーリーに向かってそうイラついた声を上げると、悪りぃアメリア・・・とアメリアの心情に気付いたのかチャーリーから申し訳無そうな声が返って来る。
「いいえチャーリーは悪く有りません。悪いのはこんな情けない指示しか出せないオペレーターの私ですね・・・」
そう言いながら苦笑いを浮かべるアメリアの顔がショウのコクピットに映ると、じゃあこんなのはどう?とショウはニヤりと悪戯っぽく笑みを浮かべる。
「ちょっとショウ・・・一体何する気ですか?」
「僕とチャーリーがあえて離脱する方向を
「俺もショウに乗ったぜ。お前はどうするアメリア?」
そう言いながらヘヘっと笑って来るチャーリーに分かりましたよ!と腹を括ったアメリアはハァ・・・と溜息をつくと、とんでもない人達とチームを組む事になりましたね?と言いながらクスっと微笑むと、ショウとチャーリーからも二っと笑みが浮かびながらグッと親指を立て来る。
「じゃあ行きますよ・・・ああもうあのバカ二人!?」
そう声を上げるアメリアに合わせてショウとチャーリーの二機が作戦通りに別方向に離脱して行くと、どうしたウォーカー軍曹!?とバリサムが慌てて近寄って来る。
「CBP1・2共に離脱する方向を間違えた模様です。」
「そんな事有る訳無いだろう!?早く呼び止めて基地に帰る様に言うんだ!」
「了解です。しかし応答が無いですね・・・恐らくミノフスキー濃度が高いのかと思いますが?」
そう答えたアメリアがわざとらしくバリサムに向かって首を傾げていると、マリアからスクランブル機上がります。と声が聞こえたバリサムは間に合えよ・・・と焦る様に頭を掻き始める。
「ねえアメリア・・・ワザと二人を援護に向かわせたでしょう?」
バリサムの隙を突いてそう聞いて来るマリアに何の事だか私にはさっぱりですね。とアメリアが不思議そうな顔で答えると、ウソおっしゃい!とマリアから怒られてしまう・・・
「私もフォローして上げるって言ったばっかりじゃないの!始末書なら私も付き合って上げるからアンタは二人のフォローをして上げさいな?」
「マリア曹長・・・恩に着ます。」
アメリアはそう言いながら二っと笑みを浮かべて来る頼もしい上官にお礼を言うと、CBP1・2!と即座に通信を繋ぎ始める。
「おいショウ、お前ってホントバカだな・・・」
「うるさいぞチャーリー、お前だけには言われたくない!」
呆れた顔でそう言うチャーリーにショウがそう返すとチャーリーからハアと盛大に溜息をつきだす声がおクピットに聞こえて来る・・・
「やれやれまた始末書か・・・」
「始末書だけで済めば良いけどね・・・っておいチャーリー二時の方向見えるか!?」
そう叫んで来るショウにコッチでも確認したぜ?とチャーリーも空にチカっと光る物体を視認していると、聞こえますかCBP1・2!とアメリアからもタイミング良く通信が入って来る。
「ミデアを見つけたぜアメリア!ドップが二機へばりついてやがる・・・」
「了解です。こちらからも迎撃機が上がりましたが・・・戦闘空域に到着するのに5分は掛かりますのでここは我々だけで暴れようじゃないですか二人共?」
「それは良い考えだねアメリア・・・それじゃあ一丁行くよチャーリー!」
アメリアにそう答えたショウがコアブースターのアフターバーナーを吹かし上昇しだすと、チャーリーもそう来なくっちゃな?とヘヘっと笑いながら愛機で有るトリアーエズをショウの機に追随させながら高度を上げて行くので有った・・・