コアブースターのコクピットからガガっ!と滑走路で火花を散らしながらも無事に着陸したチャーリーのトリアーエズを見ながらショウは無茶して・・・と呆れた声を上げながらもホッとした顔を浮かべていると、久しぶりじゃのうショウ!と士官学校時代の元教官で現役時時代は疾風ウォルフと恐れられたファイターパイロットがキャノピーの下から声を掛けて来る。
「こちらこそお久しぶりですウォルフ少佐・・・今は輸送部隊に居るとは知りませんでした。」
「まあな・・・ただちょっと上と揉めた所為で今じゃ大尉になったんじゃよ?」
そう言いながらも盛大にワーハッハッハッ!笑いだすウォルフにそうなんですか!?とショウが驚いていると、汗だくのチャーリーからあーマジで死ぬかと思った・・・と滑走路まで迎えに行ったらしい小隊長のイエーガーが運転するジープから死に掛けた癖にお茶らけた声が聞こえて来る。
「ナイス・ランディングだったね相棒?」
ショウは嬉しそうな顔でジープから降りて来たチャーリーの右手に向かってパン!とタッチすると、まあな・・・とチャーリーから苦笑いが浮かび上がる。
「しかし教え子で有るお前達に助けられるとはな・・・どうじゃこの際この疾風の名をどちらか引き継がんか?」
「え・・・いや、そのチャーリーどうだ?」
「いや俺はその・・・ショウの方がスコア上じゃねえか?」
んっ?と笑みを浮かべて来るウォルフからの提案にショウとチャーリーがそう言い合いながら困った顔を浮かべてると、キュキュッと激しいブレーキ音と共にハンガーの中にジープが飛び込んで来るので一体何じゃっ!?とウォルフから驚いた声が上がり出す。
「あれ・・・アメリア?」
チャーリーはジープから降りて来た赤髪の下士官に少し驚きながら首を傾げると、ちょっとチャーリー!と近寄りながらバチっと頬を叩いて来るアメリアにギョッとしながら痛てえな・・・とその頬を擦り出す・・・
「それは生きている証拠です・・・本当に心配したんですよ私!」
そう声を上げながらも少し泣きそうな顔でキッと睨んで来るアメリアに向かってわ、悪りぃ・・・とチャーリーが困った顔で頭を掻き出すと、これで女ったらしの名も卒業だな?とイエーガーから楽しそうな顔でククっと笑われるのでチャーリーは少し黙っててくれませんかね!?と抗議の声を上げながらアメリアの顔をジッと見つめだす・・・
「心配かけて済まなかった・・・ホントにゴメンなアメリア?」
そう謝りつつもどこか嬉しそうに二っと笑みを浮かべて来るチャーリーに対しドキっとしたアメリアがそう言えばなんでこんな事を!?と内心ハッとしながらチャーリーの頬を叩いた事に驚くと慌てて頭を下げだす。
「私こそ急に叩いてしまい申し訳有りませんでした・・・」
「バカ・・・謝んなってアメリア?お前の指示を無視して着陸しようとした俺が悪いんだし・・・」
そう言いながら気落ちしだす二人が気まずそうな顔になると、まあまあ?とショウは二人の肩に手を回しながら二っと笑みを浮かべる。
「折角同じチームになったんだから仲良くしようよ?」
「そうだな・・・それじゃあ親睦を深める為に飲みに繰り出すか!」
ショウからのフォローにチャーリーがそう言いながらアメリアを見ると、またですか!?と呆れた顔で答えながらもクスクスと笑い出す赤毛の専属オペレーターに向かってショウとチャーリーはククっと
笑い出す。
「それじゃいつも通り
「ハイハイ分かりましたよ・・・今日は六時上がりなのでそれくらいに管制タワー下で待ち合わせましょう。」
少し強引に誘って来るショウに溜息交じりに答えたアメリアがそう提案すると、じゃあ俺も行けたら行くな?と言いながら手を振りながらジープに乗って帰って行くイエーガーにショウ達も一旦解散する。
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その日の夕方・・・アメリアがシフト交代の隊員へ引き継ぎの準備をしながら、まだかな?と何度も自分の腕時計を見ていると、何か用事が有るんですか先輩?と後輩で有るミリイから首を傾げられたアメリアはちょっとね・・・?と困る事でも無いのだが苦笑いを浮かべてしまう・・・
「さっきからそわそわと時間ばっか気にしてるしぃ・・・ひょっとしてウィルソン少尉とデートとかじゃ無いんですかぁ?」
「違いますってぇ!?それに何でそこでチャーリーが出て来るんですか!」
アメリアはそう言いながら、んっ?とキョトンした顔で首を傾げだすミリィに向かって慌てて両手を振りながら否定すると、ちょっと皆で飲みに行くだけです!と顔を真っ赤にする。
「それなら良いですけどぉ・・・ウィルソン少尉ってチャラいけど顔は良いので独身の女性隊員から結構人気が有るから気を付けた方が良いですよぉ?」
「そうなんですか・・・」
そう心配してくれる後輩にアメリアは少し胸がざわつきながらそう答えると、そうだミリィ?と纏め終わった報告書を閉じると共に首を傾げだす。