ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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帰還祝いその1

 

「もし良かったらミリイも来ませんか?ショウの彼女さんがやってるパブで飲むんですが・・・バウスネルン中尉とかも来ますよ?」

 

そう言いながらニコっと微笑むアメリアに何かに驚いたのかえっ!と声を上げたミリイがそれってジャック中尉も来ますかぁ・・・?と首を傾げだすので、アメリアはう~んと思案顔になる。

 

「ちょっと分かりませんが・・・何だったらショウ達に聞いてみますよ?」

 

「ホントですかぁ?」

 

そう驚いた後輩が急に後でメイク直さないとぉ・・・とコンパクトを急に出すので色恋沙汰の疎いアメリアはどうしたんだろうミリィ?と首を傾げながら『今日アルヴィン中尉来ますか?』と基地内しか使えない通信アプリでチャーリーへとメッセージを送ると、『聞いてみるな?』とすぐに返事が返って来る。

 

「来るかは分かりませんが・・・一応聞いてくれるそうですよミリィ?」

 

お互い簡素な文面だが何か良いな・・・と思ったアメリアはクスっと笑いながら首を傾げると、ヤッタぁ♪とミリィから嬉しそうな声が上がり出す。

 

 

「ヤバい~何を着て行ったら良いですかねぇ先輩?」

 

「そのままの方が浮かなくて思いますよミリィ。」

 

アメリアは何故か妙に気合いが入っている後輩にそう忠告しながら席を立つと、じゃあ先に行ってますね?と管制室を出る。

 

「了解ですぅ。引継ぎは任せて下さい先輩~♪」

 

 

といつもの勤務よりも張り切った声を出す後輩にアメリアはいつもあれなら良いのにな・・・と思いながら通路を歩いていると、急にドンと足元に何かが当たり出す・・・

 

「こんな所に一体何が・・・ってうわぁゴメンなさい!?怪我は無いですかボク?」

 

 

何故か足元に居た2~3才程と見える男の子を抱きかかえたアメリアが慌て出すと、らーじょぶと元気な声でニコっと笑って来る小さな男の子にホッとしたアメリアはクスっと微笑む。

 

「私はアメリアと言います。ひょっとして迷子ですか・・・?」

 

首を傾げながら尋ねるアメリアにん~?と自分でも良く分かっていないらしく自分の腕の中でキョトンとしている男の子に少し困った顔をしていると、アメリアそのまま捕まえて置いて!?と聞き覚えのある焦った声が聞こえて来るので、あれ?と振り向いたアメリアは慌てて走って来る自分とミリイの上官でマリア曹長に驚いてしまう。

 

 

「あのマリア曹長・・・この子は一体?」

 

 

「んっ?私の子よ。誰に似たのかヤンチャですぐにどっかに行っちゃうのよ!」

 

 

アメリアから逃げ出した自分の子を受け取ったマリアがそう苦笑いを浮かべながら、ほら挨拶しなさいライナス?と自分の子に向かって首を少し傾げると、あえりあ!と声を上げたライナスからキャハハと笑わられるとアメリアはもう私の名前を覚えたんですね。とニコっと微笑みながらその頭を撫でる。

 

「賢いお子さんですねマリア曹長・・・旦那さんは別の基地に居るんですか?」

 

「えっと・・・ショウやチャーリーと同期だったんだけどジオン機に撃墜されちゃってね。もう居ないんだ・・・?」

 

そうアハハ・・・苦笑いしながら困った顔となるマリアにえっ!?と驚いたアメリアは申し訳有りません私知らなくて・・・と慌てて頭を下げると、もう何でもない様な顔をするマリアからいや良いのよ!?とこちらからも慌てて両手をヒラヒラと振られる。

 

「確かにライナス・・・私の旦那が撃墜されたショウとチャーリーから聞いた時はショック以前に相当ムカついたわ・・・年下の癖にこの私に好き好き言っておきながら籍まで入れた上でまだ当時お腹に居たこの子を見ずに逝ちゃってさ!だから私は空の上から見ている筈のあのバカが羨ましく思うくらいこの子を愛そうと思って育ててるのよ♪」

 

「成程・・・だから旦那さんの名前をそのまま付けたんですか?」

 

天国に居る旦那さんへの当てつけかな?と思ったアメリアの言葉にその方がアイツも悔しがるでしょう?とマリアが楽しそうな顔でクスクスと笑い出すので、アメリアは結構この人性格悪いですね・・・とオンオフでの違いに内心戸惑いながらアハハ・・・と困った顔で苦笑いを浮かべる。

 

「あっゴメンねアメリア・・・何か愚痴ったみたいで?」

 

「いえ!?私で良ければいつでも聞きます。」

 

少し申し訳無い顔をするマリアにニコっと微笑んだアメリアがそう返していると、ママァ・・とマリアの腕の中で眠たそうなライナスの声が聞こえて来るのでマリアはお眠の時間みたいね・・・?と優し気な顔でその頭を撫でる。

 

「それじゃ私は部屋に戻るわね?アメリアは今からリンの所に行くみたいだけど・・・飲み過ぎちゃダメよ!」

 

「ハイハイ分かってますって・・・それではおやすみなさい。」

 

そう注意して来るマリア達を見送ったアメリアに、あっそうだ・・・と何かを言い忘れたのか完全に寝入った息子を抱きながらマリアが振り返って来るのでアメリアはんっ?と首を傾げだす・・・

 

「今日見ててちょっと気になったんだけど・・・パイロットなんか好きになったらダメよ?」

 

そう言うだけ言って帰ろうする上官に向かって、何ですかそれっ!?と抗議の声を上げたアメリアは顔を真っ赤にすると、じゃあまたね~?と言って手を振って食うそのマリアの背中を見送るので有った。

 





ミリィ=タニグチ伍長

年齢は20歳、トリントン基地管制タワーで勤務する管制官でのんびりとした口調が特徴でその可愛らしい容姿も有り基地内ではかなり人気の有る女性下士官で有る。

しかしその容姿とほんわかした雰囲気の裏ではハッカーとしての類まれなる腕前を発揮しちょいちょいと小遣い稼ぎをしている模様・・・

因みに4個上の姉が同じく地球連邦軍に所属している。


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