「第二小隊が敵機との交戦に入ったのを確認しましたぁ!良い感じに敵MS部隊との引き離しに成功してますよぉ先輩!?」
ミリィからの報告に戦況ディスプレイを見ていたアメリアもニヤリと笑みを浮かべる。
「私が思っていたよりも敵護衛機の練度が低いようですね。第一小隊はどうですミリィ?」
「接敵まで後10秒程・・・カウント行きますよぉ先輩・・・スリートゥーワン!」
「各機へレッツ・ダンス!」
そう声を上げたアメリアがヘッドセットの向こうへと指示を飛ばすとイエーガー率いる第一小隊の動きが変わり出す。
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「アメリアからの合図が来たぞ!俺にしっかり付いて来いショウにチャーリー!」
「誰に言ってるんですか。それくらい余裕ですよ?」
「そうそうショウの言う通りだぜイエーガー隊長?」
イエーガーはそう生意気な事を言って来る部下二人に向かって抜かしやがれ!と声を上げると、目の前に見える爆撃機に乗った一つ目・・・MS06FザクⅡに向かってHUDの照準を合わせる・・・
「乗って来いよ・・・フォックス3!!」
そう叫んだイエーガーがスティックのトリガーを引きながら乗機で有るトリアーエズから20ミリバルカン砲を撃つが、当然の如くMSの装甲に対しては歯が立たない上に向こうには更に大口径の武器が有る・・・そのまま何事も無い様にサブフライトシステムで有るドダイに乗ったままザクⅡは主兵装で有る120ミリマシガンを連射する。
「舐めんな一つ目野郎めっ!!」
トリアーエズのコクピットの中でイエーガーがそう叫びながら機体をバレルロールさせ必死に回避すると、さらにその上空からそのザクに向かって突っ込んで来る機体が有る。
「イーッヤッホウ!!騎兵隊の到着だぜぇ・・・くたばれ一つ目め!」
ブースターパックを装着したチャーリーのセイバーフィッシュがミサイルランチャーを発射しながら急降下すると、その攻撃により先行していたザクⅡの頭部とドダイのコクピット付近を吹き飛ばしてしまい徐々にコントロールを失いだす。
「捉えた・・・」
そう様子をシートの後ろから引き出した狙撃用ゴーグルで見ていたショウがザクⅡに向けてコアブースターに装備されているビームキャノンを発射すると見事に胸部に命中しドダイと共に爆散してするとショウは満足そうに二っと笑みを浮かべる。
「ビンゴ・・・!」
コアブースターのビームキャノンによる狙撃に成功したョウがそう声を上げイエーガーとチャーリーと合流する為に高度を下げようとしていたそんな中・・・残った二機のザクの指揮官は憤怒していた。
「たかが戦闘機相手にやられたというのか!?脱出の確認は!」
「出来てません・・・恐らく乗機共々・・・」
そう苦々しく答えて来る部下からの報告にその指揮官はそのまま離脱しようとするイエーガー達をモニター越しにキッと睨みつける。
「おのれ連邦の豚共め・・・伍長の無念を晴らす為にも生きては帰さぬぞ!!」
怒り狂う指揮官に部下も同じ気持ちなのか上部ミニターから無言でコクっと頷くと、第一小隊を追う様にドダイに乗ったザクⅡ二機が追い掛けて来る・・・
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「奴っこさん達はどうやら俺達の作戦に乗ってくれた様だな・・・?」
トリアーエズのコクピットから背後を見たイエーガーが二っと笑みを浮かべると、ここからが大変なんですよ・・・とショウから抗議する声が通信で入って来る。
「本当に上手く行くんですかねこの作戦は・・・正直言って地上部隊と連携が上手く行くとは思えないんですが?」
「俺だってそう思うが・・・ここまで上手く行っているのはアメリアのおかげと思うべきだぞショウ」
そう窘めるイエーガーに向かって確かに・・・と思案顔を浮かべるショウがモニターに映ると、まあその気持ちも分からなくも無いがな・・・とイエーガーも内心不安に思う。
「何にせよだ。俺達は背後から危機迫って来る奴さん達と上手くダンスせんとならん・・・俺も含めだが上手く踊って舞台の中央まで誘い込めよ!」
「分かってますってイエーガーさん。ただその相手が出来れば屈強な男じゃ無ければもう少しやる気が出るんですが・・・」
「違いねぇなショウ?だったら追って来るのをリンと思って我慢したらどうだ。」
そう提案して来るチャーリーにそいつは良い!とイエーガーからもククっと笑われたショウは思える訳無いでしょう・・・と不機嫌な顔でチャーリーとイエーガーをモニター越しにジロっと睨む。
「バカやって無いで行きますよ!」
そう声を上げたショウのコアブースターが編隊を崩し高度を下げだすと、おい待ってってショウ!と声を上げるチャーリーのセイバーフィッシュとイエーガーもククっと笑いながらトリアーエズもその後を追い掛けるので有った。