「お、今日も賑わってるみたいだな?」
ジープから降りたチャーリーからそんな声が聞こえるとショウも店の中から聞こえて来る賑やか声にそうだね?と答えながら町の外れに有る
「悪いリン・・・二人何だけど良いかな?」
「あらショウにチャーリーじゃない・・・えっとカウンターで良いかしら?」
二人にそう言いながら目の前の席を指差すリンと呼ばれた黒髪の美人店主が目の前に空いている席を指差すのでショウは分かったと答えながらチャーリーと共に椅子に座ると、いや~リンってホント綺麗だよなショウ?とチャーリーが揶揄う様にククっと笑みを浮かべて来る。
「五月蠅いな・・・どうせ僕なんか相手にされる訳無いって!」
「お前のそういう思い込みは良く無いと俺は思うぜ?」
そう言いながらカウンターに肘を付いたチャーリーが呆れた顔でアレ見ろよ?と歩兵部隊の連中からちょっかい受けられているリンの方に顔向けるとアイツらっ!?とそれを見たショウは慌てて立ち上がろうとするが慌てんなって!と腕を掴んだチャーリーから窘められてしまう・・・
「バカ、邪魔すんなってチャーリー!」
「バカはお前だ。お前がここに来てからズーっとリンに片思いしてるのは知ってるけど周りを良く見ろって・・・この店に来ている女っ気のない奴は全員リン狙いで牽制し合っているって事はお前も知ってるだろ?」
そう説明して来るチャーリーにショウも分かってる・・・と言いながら椅子に座り直していると、向こうのオーダー取りに行くからまた後でね?と絡んで来た歩兵部隊の連中にフフッと微笑んだリンがカウンターの中へ戻って来るとショウとチャーリーの前でもうヤダ・・・とうんざりした顔をしてくる・・・
「ねえチャーリー・・・ちょっとあいつ等の所に行ってケンカ売って来てくれない?良い感じにボコられた所でMPを呼ぶから・・・」
「おいおい・・・俺のこのハンサムな顔に傷なんか付いたらどれだけの女が泣くと思ってんだよリン!?
そんな子居るの?と、ここ
「冗談だからそんなに拗ねないでよ・・・取り合えず二人共ビールで良い?」
「取り合えずそれで・・・あとリンのお任せで腹に溜まるのを適当に良いかな!」
グラスを取ろうとするリンにショウはそう声を掛けるとフフッと微笑んだリンから任せて♪と嬉しそうな顔で返事が返って来ると二人の様子を見ていたチャーリーがこいつ等自覚無いのかよ・・・と溜息をつきだす。
」
「何よチャーリー何か有ったの?溜息なんかついちゃって珍しいわね・・・」
「俺だって悩む事くらい有んだよ・・・って言うか何か有ったのは俺じゃ無くてコイツだぜリン?」
そう言いながら二つのビールジョッキを置いたリンにチャーリーが右手の親指で隣を差すと、どう意味・・?と首を傾げられると、ショウはお前なっ!?と言う様な顔で内心チャーリーに抗議しているとリンから言いなさい!とジロっと睨まれてしまう・・・
「いや、ちょっと・・・新しい任務に着く事になってさ!?」
「おいおいショウ・・・今日撃墜された事も言わなくて良いのか?」
ムスっとした顔をするリンにショウはアハハと笑いながら説明していると二人の様子を見ながらチャーリーから茶々を入れられると・・・その言葉を聞いたリンがちょっと大丈夫な訳っ!とオロオロとした声を上げだすのでショウからも大丈夫だって!と慌てた顔で返事が返って来る。
「け、怪我無いよね、どっか打ったりとか・・・?」
「う、うん・・・ずぶ濡れになった以外はどこも無いけど・・・」
ショウの身体心配そうに確認するリンにショウがそう答えると、彼女は良かったぁ・・・と安堵した表情でニコっと微笑む。
「それなら良いけど・・・心配するから余り無茶しないでよね?」
そう言いながら台所の方へ戻って行くリンの背中を見送った僕にチャーリーがニヤニヤしながら良いなショウは・・と肘を突いて来る・・・
「あんな美人が優しくしてくれるんだから羨ましいぜ?」
「羨ましいって!?僕とリンは別にそんな関係じゃないし・・・」
そう言いながらビールジョッキを煽りだすショウに何だかな・・・と思ったチャーリーは苦笑いを浮かべるショウに取り合えず乾杯・・・と自分のジョッキを掲げるのであった。
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