ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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その名はカスケード隊!その4

「いやあ~美味しかったです。この料理はってリンさんが考えたんですか?」

 

出された料理を綺麗に食べ終えたアメリアが満面の笑顔で尋ねると、違うわよ?とリンはクスっと微笑む

 

「これはショウの考案・・・って言うか母国の料理よ。ねっ?」

 

「ショウがリンさんに教えたって事ですか?って事は料理出来るんですね・・・」

 

 

リンの言葉に驚きながらアメリアが何故か不機嫌そうにムウ・・・と口を尖らせるのでショウは一体何だよ・・・!?と首を傾げた。

 

 

「まあ小さい時に母さんが居なくなったからさ・・・その代わりに僕を育ててくれた親父の事を思い出しながら僕が必然的に料理を覚えただけだよ。」

 

「そうなんですか・・・因みにお父様は今?」

 

「アジア方面に親父の居たニホンが有るんだ・・・因みに今はジオンの占領下だよ。」

 

「それって・・・」

 

少し困った顔をするショウに何か察したアメリアが自分の発言に失敗しましたね・・・と内心悔やんでいると、でもね!とリンからフォローする様に慌ててショウの肩に手を置いた。

 

「ショウがアドバイスをくれたから、この前仕入れた痛みかけた魚の処理が出来たのよ?」

 

「ちょっとリンさん!?それって腐りかけた料理を客に出したって事じゃ無いですか!」

 

「火に通せば大丈夫だって?しかも揚げてるし・・」

 

抗議するアメリアにワザとらしくリンからキョトンされると、何だよそれ・・・とショウがククっと笑いだす。

 

「良し、辛気臭いのは止めてもう一度乾杯するぞ!」

 

その顔を見たイエーガーがタイミング良くジョッキを上げると同時に、そうですよっ♪と少し酔ったのか頬をピンク色に染めながら同調するソフィーにイエーガーはドキっとしながら照れ臭そうにするショウをワザと見ながら乾杯の音頭を取ったので有った・・・

 

 

 

「所で先輩・・・部隊編成の進捗ってどうなんですかぁ?」

 

 

あまりお酒に強く無いのかミリィがカクテルを半分残したままこの出来上がった状況で尋ねて来るとアメリアは彼女を補佐に選んだ事を本当に良かったと感じた。

 

 

(ミリィを見ていると何だかケイの事を思い出しますね・・・)

 

 

そう思いながらアメリアが士官学校時代に出来たしっかり者の親友の事を思い返していると、先輩?と呼んで来るミリィの声にハッとしたアメリアはすみませんと答えながらコホンと咳払いした。

 

 

「今の所イエーガーに絞って貰った志願者は24名、しかしマチルダ中尉から与えられた私達の装備はMSが9機で3個小隊1個中隊規模です。」

 

「だけどぉ、その内の6機は通常のMSで残り3機が変わってるんですよねぇ?」

 

 

「その通りです。まあ・・・その3機の人員は既に決まってますけどね。」

 

 

首を傾げるミリィにクスっと微笑んだアメリアの中では既に人選は決まっている。彼女が率いる試験実験MS部隊にはRGM-79「G」陸戦型ジムが3機でこれが第一小隊、そして第二小隊にまだ機体は無いがRGM-79ジムでこれは陸ジムとは別の生産ラインで作られる制式量産機で有る。そして件の第三小隊だが・・・これが曲者で有った・・・

 

「RXー75ガンタンク・・・こんな戦車もどきに好き好んで乗る奴なんか決まってますよねぇ?」

 

「そこなんですよミリィ・・・しかも相手はタンク中尉です。私の言う事聞くかどうか不安ですね・・・」

 

「先輩なら大丈夫ですってぇ?所で・・・第二小隊の隊長は誰なんですかぁ!!」

 

アメリアを慰めたミリィが急に真剣な眼でジッと見つめて来るとアメリアはハァ・・・呆れた顔になる。

 

「ミリィの念願通りジャックですよ・・・まあ基地内の実力から見ても当たり前の事ですがね?」

 

 

「フフフ・・・同じ部隊になったのだからこれで基地のお姉さま方の誰にも邪魔されずジャック中尉を誘惑出来ますねぇ・・・」

 

「あの・・・お願いですから私を巻き込まないで下さいねミリィ・・・」

 

相変わらず肉食系の後輩にアメリアが苦笑いを浮かべていると、所でよ?と隣のチャーリーから声を掛けられた。

 

 

「せっかく俺達で部隊を作るんだから何か名前を作ったらどうだ?」

 

 

「それは良いですね!試験実験部隊じゃ味気ないですし・・・」

 

チャーリーの提案にアメリアがムゥ・・・と思案顔をしながら唸り出すと、ねえリン?とショウは自分の恋人に何かヒントが有るかも知れないかと尋ねた。

 

「リンはこのCASCADEって言う店の名前をどう決めたの?」

 

 

「えっ決めたのは父と母だけど・・・確かこの地域で良く出るビールから取ったとか?」

 

思案顔でそう答えるリンにカスケードか・・・とショウは空いたビール瓶を見ながらウンと頷いた。

 

「ねえアメリア・・・僕らの部隊名はカスケード隊って言うのはどうかな?このオーストラリア大陸で出会いリンのお父さん達が作った店で出会った僕らが組むんだ。」

 

 

「それは良いですね!さっきしたリンさんの挨拶にも有りましたけど・・・何か縁を感じた素敵な部隊名じゃないですか!?」

 

 

「じゃあ決まりだね。悪いけど店の名前を借りるよリン?」

 

 

興奮するアメリアにそう答えながらショウが二っと笑みを浮かべると、別に良いけどさ・・・と呆れるリンの了承の下・・・試験実験MS部隊カスケード隊がこの晩に結成されたので有った。

 

 

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