ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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機種転換訓練その3

「ルールは簡単です。お互いマニュアル(・・・・・)で正面に見える的を先に撃ち抜いた方が勝ちですよ?」

 

そう説明しながらアメリアが設置された的までショウの陸ジムとタンクのガンタンクを誘導すると二人から緊張しているのかゴクリと息を飲む音が聞こえた。

 

 

「それで先行はどっちにします?」

 

 

そう言いながらニヤリと笑うアメリアの背後では既にチャーリーが元締めとなり賭けが行われていた・・・

 

 

「ほらほらどっちだ?この基地の飛行隊で《撃墜王|エース》と呼ばれるショウと戦車隊では猛者と言われるタンク中尉・・・さあどっちに賭けるんだよ?」

 

 

「ショウとタンクか・・・そりゃあどう見てもタンク有利だろ?」

 

「まあジャック中尉の言う通りですが・・・勝負っていうのは気まぐれですからね。」

 

 

そう答えながら賭けを締め切ったチャーリーが二ヤっとアメリアへと笑みを浮かべた。

 

 

「今の所8対2でタンク中尉の有利だぜ?」

 

「分かりました!・・・って事で私もショウに賭けてるので絶対に勝って下さい。もしも負けたら分かってますね・・・」

 

「詐欺だ!理不尽過ぎるって!?」

 

いくら掛けたかは分からないが、ショウはジロっと睨んで来るアメリアに抗議しながら陸ジムの180ミリキャノンを構えた。

 

 

「先に撃っても良いですかタンク中尉?」

 

 

「あ、ああ・・・良いぞショウ!?」

 

 

向こうも緊張しているのかタンクの慌てた声にショウも深呼吸していると、もう一度説明しますね?とアメリアの顔がディスプレイに映った。

 

 

『それでは改めてルールの確認ですが、ショウの陸ジムとタンク達のガンタンクの二機がマニュアルで交互に撃ち合い三発での合計得点で勝負が決まります。』

 

 

そう説明したアメリアがソフィーを運転手をするホバートラックのガンナー席から顔を出すと、ではショウからお願いします。と声を上げるアメリアにショウはコクピットのシート裏から精密射撃用のゴーグルを引っ張った・・・

 

 

「これを外すとアメリアとのCQC(近接格闘訓練)が待ってるからな・・・絶対に当ててやるぞ!」

 

コクピットの中で気合いを入れたショウがサイドスティックを細かく操作しながら陸ジムが装備している180ミリキャノンの照準を的のど真ん中に合わせると、ここだっ!とショウは声を上げた。

 

「ビンゴっ!」

 

そう続けながら的を撃ち抜いたショウが自分自身で驚きながらも銃身を上げると、どうせまぐれだ!と言いながら悪態をつく砲手のタンクに操舵手のレティ曹長から何を言ってるんですか?と呆れた声が溜息と共に帰って来た。

 

「そんなのは当ててから言って下さいよ隊長?」

 

「うるせえぇ!ホント可愛くないなお前って!」

 

「隊長以外にはちゃんと愛想よくしてます。」

 

そう淡々と答えて来る生意気な部下にチッと舌打ちタンクはショウと同じく精密射撃用のゴーグルを覗き込みガンタンクの両肩に装備された120ミリキャノン砲の照準を的に合わせた・・・

 

「一番ファイヤーッ!」

 

そう叫んだタンクのガンタンクから発射された砲弾はドン!と随分と的外れな場所で着弾音が鳴り響いたので有った・・・

 

「嘘だろ・・・この距離を俺が外すとか!?」

 

「オートでのロックオン照準に慣れすぎなんですよタンクは!」

 

驚いた声を上げるタンクにまったく・・・と腕を組みながらアメリアが叱咤した。

 

「第三小隊は支援任務が主なんですから・・・これはもっと訓練が必要の様ですね?」

 

そう続けたアメリアから今日は居残り特訓です。と命令が下ると、まだ勝負はついて無いぞ!?とタンクはモニター越しにアメリアに抗議するが、何を言ってるんですか?と彼女からクスっと意地悪そうな笑みが浮かんだ。

 

「機甲部隊を纏めていた癖に初弾をあんなに大きく外すとは言語道断です。」

 

「61式なら当ててた!まだ俺はコイツに慣れてねえ・・・」

 

「それは戦闘機パイロットだったショウも同じです。」

 

そう淡々と答えて来るアメリアにタンクがぐうの音も出ない程に言い負かされていると、せんぱーい!とホバートラックから顔を出したミリィから呼ばれたので有った。

 

「どうかしたんですかミリィ?」

 

取り合えずマニュアルでの射撃訓練をタンク達に命じたアメリアが彼女に近づくと、マリア曹長から緊急の入電ですぅ!と敬礼しながら報告するミリィの言葉にアメリアは何でしょうね・・・と首を傾げながらホバートラックの中に入るとオペレーター席に座りながら付けていたヘッドセットをその回線へと繋げた。

 

 

「こちら試作実験MS部隊カスケード隊のアメリア=アン=ウォーカー軍曹です。トリントンコントロールどうぞ?」

 

 

『アメリア!?良かった・・・今居るのはA31地点で間違い無いわね!』

 

 

「そうですが・・・何か有ったのですかマリア曹長?」

 

 

自分達の居場所を確認してきたマリアにアメリアはどこか違和感を感じた・・・

 

 

『近くを飛んでいたウチの偵察機が近くに有る補給基地に向かうジオンのMS部隊をみつけたらしいのよ・・・』

 

「ホントですか!?その基地と連絡は・・・」

 

『それが取れないの・・・悪いけど一番近いのがアメリア達だし、バリサム指令も頼む!って横で手を合わせてるから、ちょっと無理言って悪いけど様子を見て来てくれないかしら?』

 

「まあ偵察くらいなら良いですが・・・」

 

『有難う助かるわ・・・バリサム指令からも今晩は奢ってやるから、だってよ?』

 

そんな事言いながらマリアの通信から誰がそんな事を!?と叫ぶバリサムの声を聞きながらアメリアが了解と通信を切ると、さてと・・・お仕事しますかね?と言いながらカスケード隊の面々に命令を伝える為にホバートラックから出たので有った。

 

 

 




ホント・・・亀更新でゴメンなさい。もうちょいでエブリスタの方の短編が終わるので、もう少し早く書ける筈・・・?
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