ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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強行偵察その3

「高度1000、800、700・・・ブースター点火!」

 

 

 

秒刻みでメインモニターに表示される高度計を読み上げたショウはフットペダルを踏み込むと、背中のバックパックに装着して有るジェットパックを点火させながら速度を落とし到達高度に達すると整備班のシゲからの説明の通り自動でパラシュートが開いた・・・

 

 

 

 

 

「絶対に戦闘機で空を飛ぶ方が怖くないってコレは・・・」

 

 

 

 

 

一応はMSと言う装甲の中にいるとは言え自由落下しながらの降下に相当冷えたショウが苦笑いしながら自機を地面に着地させると、同感だぜ・・・と僚機で有るチャーリーの陸ジムもすぐ傍に降りて来た。

 

 

 

 

 

『CSD1より各機へ、全機生きてるな?』

 

 

 

安堵する暇も無く第一小隊長で有るイエーガーからの通信アラームがピピッと聞こえて来るとショウはチャーリーと共にハァ・・・と溜息をついた。

 

 

 

 

 

「CSD2無事着地に成功です。」

 

 

 

「CSD3も同じく・・・って言うかなんでMSを使ってこんな事しないといけないんです?」

 

 

 

ショウと同様に相当怖かったらしいチャーリーからの抗議にショウも乗っかる様にそうですよ!と続けた。

 

 

 

「大体今までの訓練もそうですけど、高高度からの空挺降下とか僕達は特殊部隊の訓練を受けている訳じゃ無いんですよ!」

 

 

 

「バカよせショウ・・・俺もそうは思うが、俺達のボスが誰なのか忘れたのか・・・?」

 

 

 

そう言いながらイエーガーの陸ジムが肩を掴みながら接触回線で注意して来るが少し遅かった。自分達より少し遅れて降りて来たホバートラック・・・ウィスキードッグが近づいて来たので有る・・・

 

 

 

 

 

「成程・・・三人は私の訓練メニューにそれほど不満が有った様ですね。」

 

 

 

そう言いながらホバートラックの銃座から顔を出したアメリアがムゥ・・と不機嫌そうな顔をみせると、

 

 

 

「い、いや・・・僕はちょっとキツイかなーって?なあチャーリー!?」

 

 

 

「ちょっ俺に振るなよなショウ!俺はお前の指導に充分満足してるからな?」

 

 

 

ショウに答えながらもチャーリーが器用に陸ジムが両手をヒラヒラと振りだすと、その通りだぞ!?と小隊長のイエーガーからもフォローが入る。

 

 

 

「アメリアの訓練のお陰で俺達はこんな短期間で機種転換訓練を終えたんだからな?!」

 

 

 

「ふ~ん・・・まあ取り合えずそう言う事にしときますか・・・?」

 

 

 

イエーガーの一言で一応は納得したのかアメリアでは有るがすぐに二っと意地悪そうな笑みを浮かべて来る。

 

 

 

 

 

「まあ何にせよ指揮官で有る私に逆らった罰です。第一小隊は補給基地まで先行する様に!」

 

 

 

「イエス・マム・・・仕方ない行くぞCSD2、CSD3!」

 

 

 

階級では圧倒的にイエーガーの方が上なのだが機種転換訓練からコッチ・・・教官をしてたアメリアに頭が上がらなくなったショウ達第一小隊は前衛を勤めつつ補給基地へと向かう事となった・・・

 

 

 

 

 

 

 

「しっかし視界が悪りいな・・・基地まで後どれくらいなんだよアメリア?」

 

 

 

アローフォーメションを取りつつ前進する一番先頭のチャーリー機から通信が入るとアメリアは現在起きてる砂嵐もそうだが、未だに復旧しないレーダーにチッ・・・と舌打ちしながら補給基地へと通信回線を開こうと悪戦苦闘している後輩を見た。

 

 

 

「ミリィそっちはどうですか?」

 

 

 

「ダメですぅ・・・ミノフスキー濃度もそうなんですがぁ・・・どうもこの補給基地を中心に通信妨害されてる様なんですよぉ?」

 

 

 

「ジャミングフィールドが形成されてるって訳ですね・・・」

 

 

 

そう説明しながらカタカタとキーボードを叩くミリィに益々嫌な予感がしたアメリアはヘッドセットを掴みながら先行する第一小隊に向かって止まってください!と前進を止めるよう指示を出した。

 

 

 

「どうしたんだアメリア?」

 

 

 

急な停止命令に先頭を歩いていたイエーガーがコクピットの中で首を傾げるとショウとチャーリーの陸ジムも続いてその場で足を止めた。

 

 

 

「何か有ったのか?」

 

 

 

「さあね・・・」

 

 

 

チャーリーにそう答えたショウが段々と晴れて行く砂嵐の向こうに見えた基地らしき構造物を確認すると何かがキラっと赤く光った・・・

 

 

 

「12時の方向から熱源反応ですぅ!!?」

 

 

 

それと同時にミリィからの焦った声にアメリアは慌ててヘッドセット掴みながら指示を飛ばす。

 

 

 

「全機警戒を厳にして下さい。敵からの攻撃が予想されます!」

 

 

 

「了解し・・・ウオっ!!?」

 

 

 

そう言うが早くイエーガーの陸ジムがドンっ!と言う音と共に背中から吹き飛ぶと、なっ・・・!?とモニター越しにその様子を見たショウは焦った顔でイエーガーさんっ!?と叫んだ・・・

 

 

 

 

 

「痛つつ・・・そんな泣きそうな声をだすなショウ・・・アメリアのお陰で俺はどうにか生きてる。」

 

 

 

アメリアの咄嗟の指示が功を奏したのかイエーガー機に当たった攻撃は前に出した左腕に装備した小型シールドに直撃したらしくすぐにイエーガーの陸ジムは立ち上がったのだった。

 

 

 

 

 

「先手を取られましたね・・・全機散開!ソフィーはホバーを全速で後退、ミリィはもう少し補給基地との通信を試みてください。」

 

 

 

 

 

アメリアからの指示に全員からイエス・マム!と返事が返って来るとアメリアはムゥ・・・と妙な状況に腕を組みながら首を傾げるので有った。

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