ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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強行偵察その4

「こんな状況MSでの初実戦とかホントにツイて無いんだけど・・・」

 

 

 

ショウがコクピットの中でそう呟きながら陸ジムに構えた180ミリキャノンの照準をスコープ越しに合わせていると・・・友軍で有る補給基地の中で似た様な装備を構えた敵機と目が合ってしまった。

 

 

 

「CSD2よりウィスキードッグへ、敵機を確認したが本当に撃って良いんだな?」

 

 

 

「ウィスキードッグからCSD2へ、当基地はジオン前線基地と化してます。責任は私が取りますので遠慮なく撃ちなさい!」

 

 

 

「了解・・・ってうわっ!?」

 

 

 

アメリアと通信を交わしている間に前方のMS-06J陸戦用ザクⅡからマゼラトップ砲を撃たれたショウは驚くと、コイツッ!と自機のシールドをバイポッド代わりにしてモニター越しに敵機を睨んだ・・・

 

 

 

「有効射程距離外だ。ロックオンが出来ない・・・」

 

 

 

「それは向こうも同じ条件です。それにショウがあの敵機をどうにかしてくれないと我々は身動きが取れないんですよね・・・」

 

 

 

「頼むからプレッシャーが掛かるような事言わないでくんない!?」

 

 

 

若干脅迫気味にそんな事を言って来るアメリアにショウはそう答えながらFCS火器管制からシ照準をマニュアルに切り変えると、ブンとモノアイを赤く光らすザクⅡを最大望遠にしたゴーグルに捉えるとトリガーを絞り陸ジムが両手で構えている180ミリキャノンを発射した。

 

 

 

「初弾修正・・・右にコンマ3度ですぅ!」

 

 

 

優れたハッキング能力と言い素早い計算と言いこういうのが得意なのかミリィ=タニグチ伍長から間延びした報告にアメリアは聞こえてますね?とザクⅡの左を僅かに逸れ背後の倉庫へと外したショウへと通信を繋いだ。

 

 

 

「了解・・・今度は絶対に当ててやる・・・」

 

 

 

「その意気で・・・CSD2っ!次が来ますっ!?」

 

 

 

ミリィからの修正の通り180ミリキャノンの照準を合わせ集中していたショウにアメリアから焦った声が聞こえると、ザクⅡから放たれたマゼラトップ砲の砲弾がショウの陸ジムを大きく外し逆にアメリア達が隠れているコロニーの残骸へと着弾するとホバートラックの天井にガラガラと破片が落ちて来た。

 

 

 

「まったく適当に撃って来て・・・次で絶対仕留めなさいショウ!」

 

 

 

キャアァ!!とミリィから悲鳴が上がる中でアメリアがそう声を張り上げながら指示を出すと、了解・・・と答えたショウは右手のサイドスティックに有るトリガーを再び絞ると陸ジムの持った180ミリキャノンが火を噴いた・・・

 

 

 

 

 

「連邦にMSが有るなんて聞いて無いが・・・しかし何にせよ撃墜すれば昇進も間違いないってな!」

 

 

 

地球連邦軍の補給基地内にも関わらず意気揚々とザクⅡのコクピットの中でそう声を高々と上げたジオン兵はヘヘヘ・・・と舌なめずりしながらマゼラトップ砲を再びショウの陸ジムに向けようとした所でピーっと鳴るアラーム音にギョッとする・・・

 

 

 

「直撃弾だと!?回避は出来なっ・・・」

 

 

 

ザクのパイロットがそう言い終える前にショウの撃った180ミリキャノンがザクⅡJ型の胸部上から頭部ごと吹き飛ばすと、ビンゴ!とその様子を確認したショウは二っと笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

「こちらCSD2敵機の撃破を確認した!」

 

 

 

「こちらでも敵スナイパーの排除を確認、さあさあ皆さん今度はコッチの番ですよ?存分に訓練の成果を見せてやりなさい!」

 

 

 

ショウからの報告にアメリアがカスケード隊各機へと号令を上げると、おうよ!と今までの鬱憤を晴らす様にジャック=アルヴィン中尉が率いる第二小隊が隠れていた岩陰から飛び出して行くと、俺に付いて来い!とジャックは二人の部下で有るユウヤ准尉とレオン曹長に向かって叫んだ。

 

 

 

「相変わらずだな・・・」

 

 

 

「イエーガー中尉に対抗してんだろ?」

 

 

 

「まあ第一小隊だけに良い恰好させたく無いしね・・・」

 

 

 

先行するジャックの陸ジムに追随しながらユウヤとレオンが共に武器を構えると三人のコクピットにピーっとロックオン反応が入った・・・

 

 

 

 

 

 

 

「先輩っ!補給基地から敵MS部隊が出てきましたぁ!CSD4からもエンゲージを確認ですぅ!?」

 

 

 

「おやおや・・・こうもあからさまにジオンのMSが出て来るとは、向こうも後がない様ですね・・・」

 

 

 

焦った顔をするミリィにそう答えたアメリアはヘッドセットを掴みCSD4ジャックへと通信を繋いだ。

 

 

 

 

 

「ウィスキードッグより第二小隊へ、絶対に単機ではフォーメーションを崩さずに連携を意識して下さい。」

 

 

 

 

 

「そんなのお前から耳にタコが出来るくらい聞いたっつーの・・・CSD5CSD6へ、アローフォーメションだ。正面のザクをヤるぞ!!」

 

 

 

アメリアにそう答えたジャックが部下達に指示を飛ばしながらバーニアを吹かすと、了解!と答えたユウヤとレオンの二人がその後に続いて行く。

 

 

 

 

 

「食らいやがれ!!」

 

 

 

そう叫んだジャックの陸ジムが牽制で試作型ビームライフルを撃つと、ビーム兵器だとっ!?と驚いたザクのパイロットが慌てて背後へとジャンプしながら回避すると・・・それは悪手ですね?とロックオンしたユウヤの陸ジムから撃たれたロケットランチャーがザクⅡの下半身へと直撃した。

 

 

 

「じゃあな・・・」

 

 

 

そして落下したザクⅡの胴体へとレオンの陸ジムがビームサーベルを突き刺すとアメリアはこの第二小隊の連携の取れた動きに良し!と満足そうに頷いたので有った。

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