しかしミリィ、中々良い連携を取るじゃないですか第二小隊は?」
「そんなの当たり前ですよぉ?元々ジャック中尉が率いていた飛行中隊第二小隊はトリントン基地の中でも一番と言われる程に連携が上手い小隊だったんですからねぇ!」
先程まで、ジャック中尉やるぅ♪と目をキラキラとさせていたミリィに尋ねたアメリアが成程ですね。と納得すると、因みにイエーガー達はどんな評価なんだろうか?と思ったアメリアは試しに聞いてみた。
「えっとですねぇ。バウスネルン中尉は優秀なんですがぁ・・・カノウ少尉とウィルソン少尉がちょっとぉ・・・?」
「・・・まあ、コアブースターのオペレーターをしていた時から薄々感じてましたが、どうやらあのコンビはやはり問題が有るみたいですね・・・。」
そう答えながらハァ・・・と溜息をつくアメリアにミリィからアハハ・・・と苦笑いが浮かんだ。
「まああの二人の撃墜スコアだけを見たら優秀なんですがぁ・・・何せ命令違反の常習犯ですからねぇ。バウスネルン中尉も良く纏めてると思いますよぉ・・・?」
ミリィから見た二人の印象と分析を聞いたアメリアが、イエーガーも苦労してる様ですね・・・と呟くと、何を言ってるんですかぁ先輩?とミリィから首を傾げられたアメリアはどう意味ですか?と更に尋ね返す。
「いやだからぁ。今度からその苦労は先輩も背負うって事ですよぉ?!」
「あっ言われて見ればそうですね!?それはちゃんと躾けて置かないと・・・」
腕を組みながら若干気になる発言をするアメリアにミリィが敢えてスルーしていると、ピーっと通信アラームが二人のヘッドセットに聞こえて来た。
「ウィスキードッグ聞こえるか?こちらCSD1だ。それで俺達はどうしたら良い?特に指示が無いのならこのまま第二小隊の援護にでも回るか・・・」
イエーガーからの催促にアメリアはモニターに表示された基地周辺に展開している敵機の位置にむう・・・と唸りながら思案顔となる。
「・・・ミリィ増援はまだですか?」
「まだ何もぉ・・・」
そう答えながらヘッドセットを掴みながら首を横を振るミリィに向かって仕方有りませんね・・・と呟いたアメリアは覚悟決めてカスケード隊各機に向かって通信を繋いだ。
「ウィスキードッグから全CSDユニットへ、これより我が隊は強行偵察から敵機の殲滅へと移行します。第一小隊は速やかに前進を開始し補給基地の右に展開している敵部隊を排除しなさい!」
アメリアからの指示にイエーガーは慌てた・・・先程の第二小隊の強襲はショウが敵スナイパーを撃破したで成功したので有って、向こうも敵機が居ると分かって迎撃に出て来るとなっては話が違って来る・・・
「勘弁しろよアメリア・・・いきなりの実戦でハードルが高すぎやしないか!?」
「イエーガーなら大丈夫ですよ?健闘を祈りますね。」
そう言いながら通信を切るアメリアに頭を抱えたイエーガーはお前なぁ・・・と言いつつもハァ・・・と深呼吸し落ち着きを取り戻した。
「CSD1から各機へ、聞いてたとは思うが女王様は安全な道を所望しているらしい・・・」
「CSD2了解。要は敵機を全部撃破したら良いんですよね?」
「そうそうショウの言う通りですよイエーガー隊長!」
そう答えながら飛び出して行くショウとチャーリー機にイエーガーからちょっと待て!?と慌てる声が聞こえると、どれから行くショウ?と聞いて来るチャーリーにそうだな・・・と答えたショウはウィスキードッグからリンクされた敵機の位置情報を確認しながらチャーリーの陸ジムへと送った。
「先頭の奴をやろうか・・・僕が出鼻を挫くからチャーリーはそのまま後ろの奴等を?」
「りょーかい・・・頼むぜショウ!」
ショウからの提案に軽く了承したチャーリーが陸ジムの100ミリマシンガンを連射しながらMSー06J陸戦用ザクⅡ三機で編成された一個小隊に突っ込んで行くとショウもその援護の為に180ミリキャノンを腰だめに構えた・・・
「コイツ正気かよ!?」
そう叫んだザクⅡのパイロットが120ミりマシンガンを撃ち始めると、ヘヘっ・・・とニヤついたチャーリーはフットペダルを踏み込みし左右へとフェイントしながら陸ジムのバーニアを吹かした。
「そんな腕で当たるかってっ!!」
そんな声を上げつつチャーリーの陸ジムが驚いたザクⅡの脇すり抜けると、コイツっ!?と叫んだジオンのパイロットがチャーリー機へと照準を合わせた。
「貰ったぞ連邦め!!」
そう呟きながらチャーリーの陸ジムを捉えたザクⅡのパイロットだったがその行動が迂闊すぎたのか、ビンゴ!と声を上げたショウの陸ジムが撃った180ミリキャノンによって背中から撃ち抜かれてしまったので有った。