「ま、まあな!マジで当たるとは思わなかったけど・・・」
「えっ最後の方が良く聞こえませんでしたが・・・?」
そう聞きながら顔を近づけるアメリアに向かって何でもねえよ!?と慌て出したチャーリーはそれよりもだ!とジロっと睨みだした。
「バカかお前は!いくら元特務だからって丸腰で突っ込むか普通!?」
「ムゥ!バカとは何ですかバカとは!!大体チャーリーが居なくたってアレくらい避けられましたーー!!」
「はあ!?人が助けてやったって言うのに・・ったく!」
悪態を吐くアメリアにチャーリーも呆れた声を出しながらそのまま彼女の頭を優しく抱きしめると、うにゃ!?とアメリアから変な声が出た。
「ちょっとチャーリー・・・苦しいんですが!?」
「五月蠅ぇな・・・心配させたんだから少しだけでいいからこのままでいさせろよ・・・」
少し怒っているのか・・・そんな低い声を耳元で囁かれたアメリアが顔を真っ赤にしながらも不思議そうに肩を撃たれたジオン兵に違和感を覚えた・・・
(真正面から撃った筈なのにジオン兵の肩は背後から撃たれてます・・・一体誰が?)
そう思うアメリア達から少し離れた場所でホッとした顔をしながら護身用に持っていたM38リボルバーを路地裏で懐に仕舞う黒髪の青年が有った・・・
「やれやれ・・・間一髪じゃないかよ。チャーリーとアメリアの奴・・・」
「どうしたのショウ?なんだか通りが騒がしいみたいだけど・・・」
買い出しを終えたリンが覗こうとするのをショウは何でも無いって!?と慌てて両手を振り出す。
「それよりもさ!?今日欲しいって言ってた食材は手に入ったの??」
「あっ、そうそう聞いてよショウ!?何だか知らないけどタコが沢山揚がったとかで一杯買っちゃったのよ!」
「じゃあしばらくはタコ料理だね。揚げても焼いても良いし・・・刺身も・・」
「良いわねそれ!早速帰って教えてよ?」
そう言いながら引っ張っていくリンに上手く誤魔化す事に成功したショウは一足先にCASCADEに戻るので有った・・・
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「助かったよアンタ達・・・コイツ等は私達で町の外に放りだして置くからね?」
「アハハ・・・お任せします。」
暴れたジオン兵二人組を縛り上げた老婆達にアメリアが苦笑いを浮かべながら退散しようとすると、ちょっと待ちな!とその老婆から声が上がった・・
「お前さん達は連邦軍じゃないのかい?」
「えっと・・・」
そんな事を言う老婆に困った顔を浮かべたアメリアがチャーリーと顔を見合わせると、俺達は正義の味方だよ?とチャーリーはニヤっと笑った。
「そ、そうです!私達は通りすがりの正義の味方ですから!」
「そうかい・・・まあ、また何か有ったら顔を出しな?悪い様にしないからね。」
そう言いながら二っと意味有り気に笑う老婆にアメリアもアハハ・・・苦笑いを浮かべながら手を振りこの中立地帯の町から出たので有った・・・
「なあ・・・さっきのどう意味だアメリア?」
トラックのエンジンを掛けながら首を傾げるチャーリーにアメリアは何がですか?とわざとらしく答えながら窓から外を見た。
「さっきの婆さんから妙な事言われてたろ?」
「ああ・・・多分ですが、今回の一件で私達の事を信じてくれたのか・・・情報を売ってくれると言ったんですよ。」
「へえ・・・たまには人助けするのも良いもんだな?」
そう言いながらギヤを入れてトラックを発進させるチャーリーがヘヘっと笑うと、確かに・・・と思いながら行きとは違い海外線に目をやっていたアメリアは何だか楽しそうにクスっと微笑む。
「なあ・・・所で足はどうしたんだ?」
「足・・・?」
チャーリーに尋ねられたアメリアが自分の足下を見ると擦り切れたストッキングだけで履いていたミュールが無くなっていた・・・
「そう言えば・・・走った時に脱ぎ捨てままです!?」
「ほら・・・これだろ?」
地面に落ちていたサンダルをちゃっかり回収していたチャーリーがアメリアの膝に置くと、有難うチャーリー!とアメリアは満面の笑みを浮かべた・・・
「一つしかない外出用だったので本当に助かりました♪」
「今度は俺がもっと良いの買ってやるから・・・」
「へっ?そんな事言うと本気にしちゃいますよ私?」
いつもの冗談かと思いアメリアがクスっと微笑むと、俺は本気だからな!と真面目な顔をするチャーりーにアメリアはえっ・・・と声を上げながら顔をボッとリンゴの様に赤くする。
「またまた・・・それよりも今度はこれに行きましょうよ!?」
「限定スイーツ特集・・・?」
自分の気持ちを誤魔化すようにバッグから出した情報誌をチャーリーに見せたのだったが・・・
「じゃあまた連れってってやるよ?楽しみにしとけよなアメリア!」
「えっ・・・!?
満面の笑顔を向けながらそんな事を言って来るチャーリーに面喰ったアメリアは内心ドキっとした・・・
「ホントにホントですか・・・・嘘ついたら射撃練習の的にしますよ!」
「マジだって・・・って言うか何だよその物騒な罰は・・・」
そう答えながらチャーリーが苦笑いを浮かべると、次の休みが楽しみになりました♪とアメリアから満足そうな答えを得たチャーリーはヘヘっと笑った。
「取り合えず帰ったらリンのCASCADEにでも行くかな・・・」
「良いですねそれ!結局全然飲めてませんし?」
「お前の所為でな?」
「チャーリーの援護が遅かった所為です。
相変わらず生意気な彼女の返事に可愛くねえー!と言いながらもヘヘっと笑ったチャーリーは基地が有る町へとトラックを走らせた。