ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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敵MS調査その2

 

「それにしても友軍部隊の被害が随分とヒドイな・・・それほどまでにこのジオンの新型やらとは凄いのか?」

 

設営されたベースキャンプにて情報部からの資料を見ていたイエーガーが焚き火の向こうに居るアメリアを見ると、ええ・・・と胸の前で手を組んだアメリアは深く溜息をつき出した・・・

 

「我々にこの任務が与えられる前にも何度か調査隊が送られたそうなんですが・・・」

 

「全員未帰還ってか・・・嫌な任務だな。」

 

そう言いながらファイルを閉じるイエーガーに頷いたアメリアもまったくです・・・と答えていると夕飯出来たよー!と今日の炊事担当のショウが声を上げるとすぐに待ってましたと待機任務に出たジャックの第二小隊以外の全員がベースキャンプ内に有るテーブルへと集まった。

 

 

「おいショウ!今日の晩飯は何だ?」

 

「今日はリンのCASCADE仕込みのスープでーす。ちょっとだけですがベーコンも入って・・・あっちょっと落ち着いて!?全員分は有るはずだから・・・」

 

そんな焦った声を上げるショウを無視した隊員達が一斉に鍋に押しかけると、こんな最前線ですが・・・とスープを小皿を持ったまま元特務のアメリアは何だ?と言った顔のイエーガーを見た。

 

「こんなに美味しい料理が食べられるのなら長期の遠征も苦になりませんね?」

 

「まあな・・・但しそれはリンが俺達の為に用意してくれた食料が尽きるまでの話で、もし軍用のレーションなんか出したらどんな事になるやら・・・」

 

「そんな事になれば暴動が起きかねませんね・・・」

 

イエーガーの言葉に苦笑いを浮かべたアメリアはすぐに対策を立てないといけませんね・・・と思案顔を浮かべるのだが・・・取り合えずは!と、目の前に有る美味しそうなショウの作ったスープを堪能する事にしたので有った。

 

 

 

~~~

 

 

 

「やっぱりベッドじゃ無いとよく眠れないな・・・それにリンの声もかれこれ一週間近く聞いて無いし・・・」

 

 

次の日の早朝・・・この作戦での長い遠征で恋人と会えない事に愚痴を独り言ちたショウはふわぁ・・・と欠伸しながら大きく腕を伸ばしながら歩いていると、カチャカチャと自分の機体の上から妙な声が聞こえて来たので誰か居るのか・・・?と陸ジムを少し警戒しながら見上げていると、あれショウさんっ?とソフィーがコクピットからヒョコっと顔を出して来た。

 

「何だソフィーか・・・!?おはようさん。」

 

 

「おはようございますっ♪早いですねショウさんっ?」

 

 

「そっちこそ。因みに僕は今から朝飯の準備だよ。」

 

 

そう答えたショウは別に立候補した訳では無いのだがカスケード隊の専属シェフとなりつつ有り完全に部隊内の胃袋を掴んでしまっておりソフィーもその中の一人で有る。

 

「エヘヘ、ショウさんの作るご飯って美味しいから大好きですっ♪」

 

「そう言ってくれると僕も嬉しいよ。今日の分は内緒で少し多めにしとくねソフィー?」

 

下から二っと笑みを浮かべるショウにやったねっ♪とソフィーが嬉しそうにガッツポーズを取ると、所でン何をさっきからしてるの?とショウはこんな朝っぱらから作業をしている彼女に向かって不思議そうに首を傾げる。

 

 

「いえ、ちょっとでもショウさん達の負担を軽減出来ないかと、今までの戦闘データを見て各パイロットの癖に合わせて機体のセットアップとそれに合わせてOSを書き換えてたんですよっ?」

 

「うん・・・これならソフィーのイジッたコイツなら例の新型機にも楽勝だね。」

 

ソフィーからの説明にへえ?と驚いたショウが頷くと、・・・気休め程度ですけどねっ?といつになくソフィーは自信無さげに首を少し傾げた・・・

 

 

「私もイエーガーさん達から情報部が得たスカート付きの機体データを見ましたが・・・正直言ってスペック的には陸ジムは完全に負けてますっ・・・」

 

そんなにかよ!?と思ったショウもアメリアからスカート付きとか言うふざけたコードネームを持つ新型機の事は聞いていたが・・・ですがっ・・・と答えるソフィーの真剣な顔に面喰ったショウは彼女の言葉を待った・・・

 

「そんな機体に負ける程この子達をヤワ(・・)に仕上げてませんよ私はっ・・・ちょっとピーキなセッティングに変更しましたがショウさん達カスケード隊の皆さんなら乗りこなせる筈ですっ!」

 

「何をしたかは怖いから敢えて聞かないけど・・・君の為にも絶対に負けないと誓う。」

 

「ヘヘッ・・・それならショウさん。もう一つカスケード隊のメカニックっとして誓って欲しいですっ・・・絶対に無事で皆と共に戻って来て下さいねっ?」

 

 

そう不安そうな顔をするソフィーにうん・・・とショウがこればっかりは保証が出来ないな・・・と苦笑いをながら頷くと、ソフィーも自分が無理な事を言っている事が分かっているのか・・・誤魔化すようにエヘヘ・・・と笑い出した。

 

 

「じゃあ朝ご飯を楽しみにしてますねっ?」

 

「うん。じゃあまた後で・・・」

 

そうしてニコっと笑みを浮かべるソフィーと別れたショウは手を挙げながらも彼女との誓いを破らない様にとバシと眠気覚ましも加えて自分の頬を気合い入れる為にバシッと叩いた。

 

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