「アメリアァーーーーっ!!!」
「チャーリー大丈夫ですって!?私はまだちゃんと生きてます・・・」
死んだのかと思いチャーリーからの悲痛な声にアメリアが強烈な衝撃によって頭を振りながら答えていると、先輩怪我はっ!?と随分と心配を掛けたのかコールサインも忘れ焦ったミリィの通信にアメリアは顔を赤くしながら少し困ったをする。
「身体は何とも無いですが機体にダメージが・・・メインカメラと左腕が使用不可です!?」
モニター脇に表示攫ている機体の負荷を表すインジケーターに陸ジムの頭部と左腕部が肩から真っ赤になっているのを確認したアメリアにとにかく無事で良かったですよぉ・・・とミリィからホッと安堵した声が返って来るがアメリアは全然良く有りませんよ!?と怒鳴り出す。
「メインカメラがやられて外の様子が分かりません!そっちで復旧は出来ないんですかソフィー!!」
「無茶言わないで下さいよアメリアさんっ!?恐らくその子はスカート付きから低出力のビーム攻撃を受けた様でメインカメラを交換しないと無理ですっ!!」
まだジオン軍は連邦軍に比べてビーム兵器の開発に遅れていると聞いていたソフィーがそうアメリアに怒鳴り返しながらその周囲のミノフスキー粒子を確認していると、第二小隊はまだかっ!!とイエーガーからチッ!と舌打ちが上がる。
「CCD4急いでぇ!?」
「後60秒だっ!!」
自分の焦った声にジャックがアメリアを救おうと必死に追いかけているのをモニターで確認していたミリィーもハラハラしてると、こちらCSD2!!とショウから通信が入って来る。
「僕がカバーするんでアメリア機の回収をお願いします・・・」
「ダメだ!中隊長として部下をこれ以上危機にさらす訳には出来ん・・・」
「ですがアメリアは僕の支援に来たんですよ!それを見捨てろと言うんですか?」
「・・・それは分かっている。だがもうすぐ第二小隊が到着から待つんだショウ!」
航空隊に居た時もそうだが・・・いつも命令違反をするのは決まってこの二人で有りイエーガーは頭をかかえ出す・・・
「すみませんイエーガーさん・・・相棒の為にもこれ以上は待てません!」
「戻ったら始末書でも何でも書くんでっ!!」
そう言いながらアメリア機を救おうとドムを挟み撃ちをする様に突出するショウとチャーリーの陸ジムがモニター表示されるとミリィはあの・・・?首を少し傾げた。
「良いからアイツ等の好きにやらせろ!!」
「了解ですぅ♪」
そう言いながら頭をガシガシと掻き出すイエーガーに二っと笑みを浮かべたミリィが指示を飛ばしだすと、何だ一体・・・?と今まで膠着していたドムのパイロットはいつまで経って助けに来ないアメリアの陸ジムに首を傾げていた・・・
(コイツを囮にして離脱してやろうと思ったが・・・流石に連邦軍も賢い様だな・・・)
友軍機の反応が消えた事を知ったドムのパイロットが冷静に判断しながら残り少ないジャイアントバズをアメリアの陸ジムに向けていると・・・
「アメリアーーーっ!!」
そう叫ぶショウの陸ジムにドムのパイロットはククっと笑った・・・
「迂闊なんだよ連邦めぇーーーっ!!」
「舐めんなあーーーっ!」
アメリア機を守ろうと咄嗟にに飛んだショウの陸ジムがドムの撃ったジャイアントバズを地上でロールさせながら避けると、オラァ!!と叫んだチャーリーの陸ジムがツインビームスピアでドムの背中を切り裂いた・・・
「いい加減くたばりやがれぇ!!」
そう叫ぶチャーリー機にクソっと叫んだドムのパイロットは最後にアメリアの陸ジムだけでも!とジャイアントバズを向けたので有ったが・・・
「舐めんなじゃ無いですっ!!」
と叫んだアメリアが陸ジムの上部ハッチを吹き飛ばしながら逆手に持ったビームサーベルでドムのジャイアントバズを斬り上げると、でやぁぁーっ!!と声を上げたショウの陸ジムが横薙ぎに一閃・・・ドムの胴体をビームサーベルで叩き斬ると・・・風通しの良くなったコクピットで安堵したアメリアはフゥ・・・と息吐きながらウィスキードッグへと通信を繋いだ。
「CSD1よりウィスキードッグへ・・・敵新型MSの撃破を確認しました。」
「ウィスキードックから各CSDユニットへ全ての目標の沈黙を確認・・・我々の勝利ですよぉ先輩!!」
そんな嬉しそうな声を上げたミリィからガッツポーズが上がったのは良いが・・・
(あれでは情報部も敵MSの情報は得られないでしょうね・・・)
完全に撃破してしまったドムの残骸に苦笑いを浮かべたアメリア達カスケード隊がトリントン基地に戻ったのはそれから更に数日後のことで有った・・・