ガンダム nearmiss    作:ヨッシー♪

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因縁その1

 

「やれやれ・・・しかし今回はひどい目に逢いました。」

 

「ホントですっ!特にアメリアさんが搭乗していた陸ジムの損傷はかなり酷く修理には少し時間が掛かりますからねっ!!」

 

「うにゃっ!?」

 

ウォルフのミデアから運び出される陸ジムを横目にメカニックのソフィーから叱られていたアメリアが変な声を上げていると、俺の機体が・・・と本来の正規パイロットで有るイエーガーの落ち込む姿にハハハ・・・とアメリアは苦笑いを浮かべた。

 

ドムとの戦いで頭部のメインカメラはひび割れ左腕に関してはジャイアントバズの直撃でシールドごと肘が吹き飛んでいる姿に実際良く生きていたな・・・とアメリア以外のカスケード隊全員は彼女の運の強さに強さに驚きつつハンガーへと運ばれて行く陸ジムを見送っていた。

 

「んっ何だアレ・・・どこの部隊だ?」

 

チャーリーがそんな中で指を差して来るのでショウも知らないな・・・と通常のミデアのとは違って濃いダーク系の塗装に赤い蜘蛛の部隊を掲げている機体に首を捻った。

 

「二人共行きますよ!」

 

「ああ今行くよ・・・」

 

報告の事も有り本部へと向かう為、アメリアがホバートラックの上部ハッチから急かして来るのでショウとチャーリーはあのミデアが気になりつつも慌てて乗り込むので有った・・・

 

 

~~~

 

 

「それでは私とイエーガーで指令の所に作戦の報告に行きますので、取り合えずここで一旦解散します。」

 

「そして今晩は全員の生還を祝してリンのCASCADEで宴会を執り行うつもりだから来れる奴は来いよ?」

 

 

アメリアの指示に次いでイエーガーからの提案に全員からワアッ!!と歓声が上がると、頼むぞショウ?と二っと笑みを浮かべるイエーガーにコレは大変だな・・・?とショウは急な展開に苦笑いを浮かべた。

 

「因みに今日は俺の機体を壊した罰でアメリアの奢りだから存分に飲めよお前らーーっ!!」

 

「はいっ!!?ちょっとそんな話は聞いてませんよイエーガーっ!!」

 

「それでは解散だ。」

 

アメリアの抗議の声を無視したイエーガーの号令によりショウを始めカスケード隊全員からニヤニヤしながら了解っ!と敬礼されると、嘘ですよね・・・とガクっと項垂れるアメリアをイエーガーが本部ビルの上階に有る指令の執務室へと引きづって行くのを見ていた第二小隊長で有るジャックは苦笑いを浮かべる。

 

「えっと・・・今晩の予定は決まったとしてだ。取り合えず昼飯でも食いに食堂にでも行くか?」

 

「そうですねぇ・・・」

 

残ったメンバーの中ではイエーガーとアメリアの次に慕われているジャックの提案に今回の作戦ではアメリアの代わりにメインオペレーターとして活躍したミリィも呆れた顔で続いて歩き出すとチャーリーは首を傾げながらニヤニヤと隣を歩くショウを見る。

 

「リンに会うのが久しぶりだからっていきなり襲うんじゃねえぞ?」

 

「五月蠅いなっ!?お前こそアメリアにあんな事言ったんだから大切にしてやれよチャーリー?」

 

この手の話で珍しく揚げ足を取ったショウに、わっ・・・分かってるつぅーのっ!?とチャーリー顔を真っ赤にするのを見たショウがククっと楽しそうに笑っていると・・・食堂の有る向こうから歩いて来る女性士官に気が付いた・・・

 

「あの子誰だろう・・・知ってるチャーリー?」

 

「いいや・・・って言うかあんな綺麗な子を俺が知らなかったら変じゃね?」

 

「うん。確かにそうだけど・・・そんな事アメリアの前では絶対言わない様にね・・・」

 

トリントン基地でもプレイボーイを自称する女癖の悪いチャーリーにも分からない眼鏡を掛けた清楚系の女性士官が黒く長い髪を靡かせながら颯爽とこちらの横を通り抜けようとすると、ショウ達の声が聞こえていたのか・・・確かに綺麗な子だな・・・と呟くジャックにムッ!と嫉妬したらしいミリィが彼の尻をギュッとつねっていると、ああちょっと良いかな・・・えっと少尉?とこの基地でチャーリーと一・二を争うこちらもプレイボーイと噂高い第三小隊長で有るタンクは何でしょう中尉・・・?と首を傾げる女性士官の前に立った。

 

「俺はカスケード隊第三小隊長のタンク=ビンセントだ。見た所・・・新任と見えるが、良かったら私が基地内を案内して上げようか?」

 

「へぇ・・・貴方達が・・・?」

 

タンクの自己紹介にキョトンとした彼女が全員を見渡すのを見て何か違和感を感じたショウはんっ・・・?と首を少し傾げていると、オイタ(・・・)はそこまでですよ隊長?とタンクの部下で有るレティがタンクの腕を捻り上げた。

 

「イテテテっ!?おい放せレティ!!俺は上官だぞ!!!」

 

「五月蠅いですよ!ゴメンね少尉さん。この人はアンタみたいな綺麗な子を見ると欲情する病気なのよ?」

 

「ちょっと待てっ!?俺はただ基地内を案内しようと・・・ギャアァァ!!」

 

まだそんな事を言うタンクにレティが更に曲げてはいけない方向に腕を向けていると、もう良いですから!?と慌てて両手を振り出した黒髪の女性少尉は腕に巻いた時計の時間にいけないっ!と声をあげた。

 

「申し訳有りません!すみませんがちょっと急いでますので、また()程!!」

 

そう言いながら彼女が腕に持った書類やファイルを両手に抱いてバタバタと駆け出して行くと、結局何だったんだ・・・?と呟くショウにしまったぁーーーっ!?とやっとレティからの拘束に解放されたタンクから悲痛な声が上がった・・・

 

「一体どうしたんですか・・・?」

 

「あんな綺麗な子の名前も連絡先も聞き忘れるとはこの俺一生の不覚・・・」

 

「一生後悔してたらどうです。」

 

そうレティが冷たくツッコむの見たショウ達カスケード隊の面々はハァ・・・と溜息をつくと、ガクっと項垂れるタンクを一人残し食堂へと向かうので有った。

 

 

 

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