「ったくどうなってやがるっ!?何でウチとそのリンスとか言う元特務の少佐の部隊がハンガーで取っ組み合い何かやってるんだ?」
「そんなの知りませんってぇ!そもそも最初に絡んで来たのは向こうなんですよぉ!?」
ジープの後部座席から叫んで来るイエーガーにジープをハンガーへと急がせているミリィから抗議の声が上がった。
「分かったからもっと飛ばせミリィーーー!!」
「了解ですぅーー!」
「アワワッーーー!!?」
仲間達のピンチに更にジープが加速しソフィーから悲鳴が上がる中、リンスの奴・・・とイエーガーの隣でアメリアは小さく呟いた・・・
「おいアメリア・・・絶対に短気な真似をするんじゃないぞ!良いな・・・?」
「すみませんイエーガー・・・状況によっては約束できないかもしれませんよ。」
バリサムの執務室に慌てて飛び込んで来たミリィとソフィーから聞いた乱闘騒ぎに宿敵とも言えるリンスが絡んでいる事を知ったアメリアはまったく目の笑って無い顔でニコっと笑みを浮かべた・・・
「アメリア・・・お前・・・!?」
「ハンガーにこのまま突っ込みますよぉ!!!」
何かしでかしそうな雰囲気を醸し出すアメリアをイエーガーが止めようとしたが・・・タイミングが良いのか悪いのかそう叫んだミリィの運転するジープがスライドしながら勢い良くハンガーの中へと到着したので有った。
「私はリンスを探します・・・」
「おい待てアメリアっ!!」
そのまま後部座席から飛び出して行く彼女を追い掛けようとすると、テメエらも仲間か!!とリンスの
特務隊に阻止されたイエーガーは背後に居るミリィとソフィーを守ろうとイラっとしながら両手で構えた・・・
「特務か何だか知らねえが・・・そこを退きやがれぇーーーっ!!」
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「オラオラーー!たかが整備兵が逆らうんじゃねえよ・・・」
「おっと?コイツは妙な事を言いやがる・・・大して動かしても無い癖に大きな事言うんじゃねえ!!」
この乱闘騒ぎに不満を持ったホワイト大尉率いる整備班も反旗を翻したのが・・・その特務の隊員達に胸倉を掴まれたホワイトはピンチに陥っていた・・・
「おやっさーん!?」
「騒ぐんじゃねえ・・・このジジイを殺すぞ?」
整備班の主任で有るシゲの悲痛な声に特務の隊員がニヤニヤしながら自分達の強さを見せつけていると、それは困りますねっ!!と死角から攻め込んだアメリアはゲシッ!と後頭部に向かって回し蹴りを繰り出すと大丈夫ですか?と声を掛けホワイトを救出した。
「俺は平気だが・・・カスケード隊の連中が・・・!」
そう叫びながら指を差すホワイトの先でリンス率いる特務隊からボコボコにされている仲間の姿を見たアメリアはリンスーーーっ!!と叫び駆け出した・・・
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「威勢が良かったのは最初だけだったみたいですね・・・?」
アメリアから鍛えられたとは言え現役の特務隊と戦ったカスケード隊でかろうじて立って居るのは第三小隊長のタンクと女だてらに武闘派と名乗るレティ・・・そしてアメリアを侮辱され根性だけで立って居るチャーリーだけで有る。
「ゴメン・・・チャーリー・・・」
「後は任せるぜ・・・タンク・・・」
ショウは勿論の事ジャック率いる第二小隊のユウヤとレオンまで倒れたカスケード隊にタンクはチッ・・・と舌打ちした・・・
「どうやら俺達の負けの様だな・・・」
この状況から見て勝ち目が無い事にタンクが悔しそうに呟くと、ちょっと待てよ・・・?と既に限界の癖にチャーリーはニヤつきながらリンスを指差した。
「聞いてるぜ・・・お前はアメリアに負けたってな?ひょっとしてその仕返し来たってか・・・」
「馬鹿野郎!それ以上ソイツを煽るな・・・!?」
そう焦った声を上げるタンクの心配を他所にチャーリーが首を傾げると、誰が負けただっ!!と叫んだリンスはその首を掴みながら壁に叩きつけると死ね・・・と腰から引き抜いた銃をチャーリーの頭に突きつけ付けると・・・止した方が良いですよ?とアメリアからもゴリっと銃を突き付けらたので有った。
「その声はウォーカーか・・・何故撃たない?」
「貴方の事は殺したいくらい憎んでますが・・・私の上官から止められてますので・・・」
「ほう・・・では、その甘さが命取りとなると知るが良い!!」
そう叫びながら振り返るリンスに向かって焦ったアメリアが自分の愛銃で有るグロック17Lを撃とうした瞬間にアメリアーーー!!?とケイが止めると、この乱闘騒ぎのを止めようとミラーはそこまでだ!と
スーツの下から引き抜いたUSPを上に向かってパンパンと威嚇の為に撃った・・
「私は情報部のミラー少佐だ・・・全員武器を置け!」
「これはミラー少佐・・・何故ここに?」
「リンス・・・お前の邪魔をしたくてな・・・」
そう言い合いながらバチバチと火花を飛ばしだすミラーとリンスにそこまでー!!と教導隊のキスティス中尉から手が挙がった。