……誤字報告機能知りませんでした(小声)。
「ホグワーツの新入生諸君、入学おめでとう!」
ダンブルドアが笑顔であいさつをすると歓声があがり、夕食を兼ねた歓迎会が始まった。
知らない間に目の前の皿に食べ物が山のように盛られている。
頃合いを見計らい離れて座っていたデアとジェーンが合流し、当然ジェーンは俺とメアリーの間に座っている。そしてなぜかドラコもメアリーの隣に座ろうとしたが、ジェーンによって阻止されたため、タスさんの隣に座っている。
「まったく、話しかけても誰も答えてくれないから退屈だったよー」
「トカゲだからに決まっているだろう」
「だからドラゴンだって」
デアが訂正するとドラコの隣に座っていたパグ犬のような少女、パンジー・パーキンソンが口を開く。
「この馬鹿になに言っても無駄だわ。それより私とお話ししましょう」
「ああ。だが、スラグホーンたちとは話をしたい」
彼女はドラコに好意をよせているようだが、一方のドラコの方は戸惑っている。
「スラグホーンと呼ばないでほしいですわ。ワタクシのことはタスさんと呼んでくださいと言ったはずですの」
タスさんの言葉にダフネ・グリーングラスが反応する。彼女の家も聖二十八一族の一つである。
「私やドラコ、パンジー、ミリセント達と同じ聖二十八一族だって言うのになんでそんな自分の家を嫌うの?」
「そりゃ『血を裏切る者』のウィズリー家だったらわかるけどさ」
同じスリザリン寮の一年生である少女、ミリセントが言う『血を裏切る者』というのは純血の家系でありながらマグルと親しい家の者のことでウィーズリー家はその筆頭である。
彼女のパーキンソン家も聖二十八一族の一つ。彼女のように代々純血の家系の者は純血主義であることが多く大体スリザリンへ入ることになる。
「血を裏切る者ってなに?」
「純血の家系でありながらマグルと親しい家の者のことだ」
「そうなんだ。あたしハリー・ポッターのことよく知らないからわからなかったよ」
「あのハリー・ポッターすら知らないなんてさすがトカゲだね」
パンジーがデアをバカにするが、彼女の言ったハリー・ポッターは彼の名前のことではなくハリー・ポッターシリーズを指しているの。しかし、それを彼女にわかれという方が無茶な話だろう。
「ワタクシがこの苗字を嫌う理由なんて簡単ですの。何百年も停滞していてつまらないものだからですわ」
「つまらないものって伝統のある純血の家系だぞ!?」
マルフォイが驚くがタスさんは本当につまらないと思っているのだろう。ため息をつきながら妖精の魔法、つまり杖なしかつ無言で呪文を使ってローストチキンを切り分けて浮かべる。そして自分の前の小皿に移動させた。
「無言呪文? そんな、お父様も難しいとおっしゃっていたのに」
「杖を使わないで魔法を使うだなんて。それは一握りの魔法使いしかできないはず」
「それは、普通の魔法使いであればの話ですわ。ワタクシには簡単なことですの」
「純血の一族であるスラグホーン家の血が優秀だからだろう。だから君もそんなことができるんだ。マグル生まれにはそんなことできやしないさ」
「いえ、逆ですの。お母様も魔法使いですけれどお母様の家系には妖精の血が混じっていますの。だからワタクシは妖精の魔法が使えるんですの。ね? 純血に拘るよりも面白いでしょう?」
「お前、妖精の魔法が使えるのか!?」
「ええ。それに魔法使いの呪文も普通に唱えられますわ。車内でお見せしたのでわかっているのは思いますけど」
「今までの話でスラグホーン家であるはずのお前を僕らが知らなかった理由がわかった。純血であるのにもかかわらず羽虫の家と結婚したから追放されたんだな」
「羽虫が妖精のことを指すのならそういうことですわ。ワタクシのお父様はつまらない伝統より一緒にいて楽しいお母様を選びましたの」
「血を裏切る者が!」
「それはマグルと親しい者のことを言うんですの。お母様は魔法使いなので違いますわ。まあ、お父様はおもしろければマグルでもなんでも関係ないですけれど」
「ということはお前も本当にマグル生まれだな」
ドラコが俺を指さす。本当も何も俺はずっとマグル生まれだと言っていた。タスさんは自分に妖精の血がまざっていることを隠し通すつもりだと思っていたがそうではないらしい。俺が誤魔化す前に暴露されてしまった。この目立ちたがり屋め。
「だからさっきそう言ったろ」
「この『穢れた血』め!」
「どういう意味だっけ? 聞いたことがあるはずなんだけど思い出せないや」
「俺みたいなマグル生まれの蔑称。秘密の部屋でドラコがハーマイオニーに言うはずだ」
「秘密の部屋? なんだそれ。聞いたことないな。グレンジャーのやつも穢れた血なのか?」
あ、まずい、これは失言だ。秘密の部屋は次の題名でありその存在は来年にならなければ明言されない。ドラコにネタバレしてしまったが原作から乖離しないことを祈る。
「ならお前らも……」
「ええっと……、私は……」
メアリーが言い淀む。ナイスだ。このまま誤魔化してくれ。
「メアリーは母親が悪魔ですの!」
「えっ、ちょっ、まって」
「おい、なに言ってるんだ!」
俺の願いは受け入れられず、タスさんがさんがメアリーの正体を暴露する。折角擬態していた彼女も困惑して素の口調が出てしまったようだ。
彼女はハッとすると落ち着いて言った。
「え、ええ。そうよ。私は半分悪魔なの。あくまで悪魔よ。それ以外ではないわ」
仕方なくといったように正体を明かしたが、夢魔だとは言わず擬態も解除していない。
夢魔だと言わないのは夢魔よりは悪魔だと思われた方がいいと思ったからだろうか。どっち変わらん気がする。そして、擬態を解除しないのは翼の関係上、今すると服に引っかかるからであろう。
「私は物心がつく前に両親が亡くなっているのでよくわかりません」
ジェーンは自分がドッペルゲンガーであることは隠しておくようだ。ならば、そのままタスさんの口を手で塞ぐ。もごもごしているが知ったことではない。ここまで来れば変わらない気もするが、これ以上タスさんに好き勝手される訳にはいかないのだ。
ドッペルゲンガーが正体を擬態する種族であるためだと思われる。それに彼女がドッペルゲンガーに会ったら死ぬとかいう迷信があるので魔法使いから嫌われていると言っていたし、正体がばれたくないのだろう。
「学校どころかスリザリンに化け物が入りこむなんてホグワーツも落ちたものだな」
「こいつらが化け物なのは事実だがただのマグル生まれの俺を一緒にしないでくれ」
「穢れた血も純血主義のスリザリンにはふさわしくない」
「そんなことよりここの食べ物おいしいね! これから毎日こんなものが食べられるなんて幸せだよ!」
険悪な空気の中、デアはそれをそんなことと切り捨て食べ物を頬張っている。ローストビーフ、ローストチキン、ポークチョップ、ラムチョップ、ソーセージにベーコンさらにステーキとこの場にある肉類をすべて詰め込んだよくばりお肉セットというべきものを一瞬で腹の中に収める。
「肉の種類が多いな」
「うん色んな味が楽しめて最高!」
「野菜も食べたほうがいいぞ」
「でもあたし野菜嫌いだからさ。ほら、ドラゴンは肉食ばかりだししょうがないよ」
「好き嫌いはよくないですが種族差なら仕方ないです。肉食なのに植物を食べたり草食なのに肉を食べるほうが体に悪いですから。ですからメアリーはちゃんと主食を取りましょう」
「私はちゃんとバランスよく食べてるわ。ほら、にんじんとか豆とかで野菜中心だしソーセージにヨークシャープディングと肉も穀物もバランスがいいはずだけれど」
「あなたの主食は違います。今日はちゃんととってくれましたけど明日からも同じようにしないとだめですよ」
「……善処するわ」
「見てくださいな。ベーコンで花を作りましたわ!」
タスさんの皿を見るとベーコンを器用にもバラの形にしていた。焼く前に作るのはわかるが焼いた物を丸めるのはどうなのだろう。
「食べ物をおもちゃにするのはよくないだろ」
「おもちゃにはしていませんわ。芸術的に魅せているだけですの。もちろん全部自分で食べますわ」
「すごーいきれい」
「私も焼く前ならきれいに作れる自信はありますが焼いた物をこのようにするのは難しいです」
「さすタスだわ」
「全部自分で食べるのならかまわないか」
俺らで盛り上がっているとドラコが割って入ってくる。そういえば話している最中だった。
「おい! まだ話は終わってないぞ!」
「ごめんね。ドラコも食べたいよね。はいお肉!」
「いらん! そうじゃなくて純血かどうかの話だ!」
俺の代わりにドラコが突っ込んでくれるのでとても楽だ。このまま彼女たちは彼に任せたい。
「そっちかー。てっきりもうその話は終わったものかと思ってたよ。でももうはなすことないかなぁ。あたしたち全員純血の魔法使いじゃないしー」
「ふん、僕は純血だ」
「それはさすがのあたしも知ってるよ。それにしてもおいしいよね」
映画を一回見ただけでもドラコの設定は頭に残っていたようだ。
「代々続く純血の家系だからな。知っていて当然だ。それにこのくらいの料理、僕の家では毎日食べている。いや、僕の家の料理のほうが凄いな」
「そっか。そんなものをいつも食べてるなんていいなー。今度あたしにも食べさせてよ。都合のいい時にあたしたち全員を招待してほしいな」
「お前らを招待するわけないだろう!」
デアの発言にパンジーが対抗心を燃やし食ってかかる。
「そうよ。私だって最近お邪魔していないのにあんたらみたいな下等生物が招待されるわけないじゃないの」
「うーん。ならパンジーも一緒に行こ! それならいいよね!」
「よくないわ!」
「クリスマス休暇にでもお邪魔しようよ」
「なんでお前が勝手に決めてるんだ。さっきから駄目だって言ってるんだがな」
「えー。でも駄目ならしょうがないか。このお肉で我慢しよ。……もぐもぐ。やっぱりおいしい」
「この馬鹿だと話にならん。おい、ティー。お前なら少しは話せるだろう」
「ワタクシのことはタスさんと呼んでくださいと言ったはずですの。あと今はグリルポテトであなたを作っているところなので話しかけないでくださるとうれしいわ」
「なに勝手に僕の顔を作ってるんだ!?」
タスさんはドラコの方には目もくれず無言でグリルポテトをいじっている。ポテトを見ると本当に彼の顔の形になっていたがいったいどうやっているんだ。
「無視するなよ! もういい、メアリーなら大丈夫だろう。悪魔がどうとか言っていたが人間にしか見えないしな。周りに合わせているだけだろう。おい、お前、いかに僕ら純血が尊い存在か教授してやる」
「え、私?」
「お前以外にだれがいるんだ」
メアリーは突然話を振られて目に涙を浮かべる。列車内ではうれしそうにもしていたが、今回は完全に泣いている。さっきは俺の陰に隠れていたし、よくわからない。
マルフォイはというと話しかけた瞬間に泣かれて困惑している。
「待て。泣くな。僕がなにかしたか?」
「いえ、大丈夫よ。急に話しかけられて緊張しただけだから」
ジェーンや俺の陰に隠れたのは緊張を隠すためだったらしい。
「なぜ泣くほど緊張されてるんだ……」
「……ドラコ・マルフォイと話してるからかしら?」
「ま、まあ。尊い純血の家系であるマルフォイ家だからな。光栄に思え」
「きゃー。さすが私のドラコ」
「いや、僕はパンジーのものではないが。まあいい。よし、そんな僕がお前に純血の尊さを教授してやろう」
「ええ、ぜひお願いするわ」
ドラコが夕食を取りながらメアリーに純血のなんたるかや純血の尊さを説き続けている。俺には退屈な話にしか思えないのだが、メアリーは心の底からうれしそうである。そんな彼女を見ているジェーンも楽しそうなので二人にとっては素晴らしいことなのだろう。俺には理解不能だけどな。
*
食事の時間も終盤に差し掛かり、ほとんどがデザートに手を付けているか食べ終わって談笑をしている。
なぜかデアだけはいまだに肉を食べ続けている。肉だけ食べているのなら話はわかるのだが、ポテトやデザートも大量に食べているのは意味が分からない。
「いくらでも食べられる! こんなに食べたのは生まれて初めてだよ!」
タスさんはきれいに食べ終えて座りながら食後の運動をしている。タスさんいわく「日々の努力がエンターテイメントにつながるのですわ」とのことだ。
マルフォイのありがたいご教授はというと丁度今終わったところでメアリーとジェーンは何度も彼にお辞儀をして感謝している。
「ありがとう。本当にうれしかったわ」
「ジェーンのためにありがとうございました」
「ああ、これで君たちもどれだけ純血が尊いかわかったか」
「やっぱり遺伝は大切よね。私たちの力も遺伝のおかげだし。でも、魔法使いの血はマグルの血と比べて劣性遺伝っぽいからマグルと交わるとどうしても魔法の力が弱まりそうなのよね。でも、だからといって近親交配も続けるとよくないし、どうすれば安全にかつ安定して強力な魔力を遺伝できるのかしらね」
いきなりメアリーが遺伝について話し始めたが、魔法のせいで科学が発達していない彼らにこの話は理解できるのだろうか。
「魔法使いの血は劣ってないぞ! それに隔世遺伝? なんだそれは」
案の定ドラコには理解できなかったようで彼の頭上にクエスチョンマークが浮かんでいるのを幻視する。
「劣性といっても劣ってるってわけじゃないの。ただ遺伝しづらいだけで。隔世遺伝は……えっとごめんなさい。私にはうまく説明できないわ」
「私が簡単に説明します。一つの遺伝子座に異なる遺伝子が共存したとき、その形質の現れやすさが異なります。形質の現れやすい方を優性、現れにくい方を劣性と表現するのです。どちらも存在する場合、優性の形質が表現型として表れます。なので劣性遺伝はその形質が現れにくいだけで劣っているわけではないのですよ。そして、隔世遺伝ですが、個体の持つ遺伝形質が、その親の世代では発現しておらず、祖父母やそれ以上前の世代から世代を飛ばして遺伝しているように見える遺伝現象のことをいいます。間歇遺伝や先祖がえりの一部も、この隔世遺伝によるものでですね」
俺は頭の中に情報が浮かぶので細かい情報までわかるがそんな能力はないはずのジェーンはいったいどうやってここまで覚えているのか疑問である。
前世で生物学でも専攻したのか、それに関係する仕事でもしていたのか。
「ありがとう。さすが私より詳しいわね」
「いや、まったく簡単じゃないが」
「なにを言ってるか私にはわからないわ」
俺もそう思う。前提知識がない魔法使いがこれを聞いて理解出来るかといったらできないだろう。
「魔法が使えるという特徴は遺伝しづらいというだけです。劣っている特徴ではないですよね?」
「むしろ優れている」
「その特徴は世代をまたいで現れることがあるんですよ。例えば魔法使いの特徴が世代をまたいで現れたのがマグル生まれ、逆にマグルの特徴が現れてしまったのがスクイブ。ドラゴンの血を引くデアや妖精の血を引くタスさんなどの先祖がえりも同じですね」
ああ、マグル生まれとかスクイブはそういうことだったのか。原作の情報には詳しく書かれていないので俺はよくわかっていなかったがそう考えれば納得がいく。いや、二次創作だから納得しちゃだめだな。
「じゃあマグル生まれも元をたどれば魔法使いということか?」
「そういうことです。さすがドラコさんは理解が早いです」
「ドラコだから当たり前よね。マグル生まれは別に魔法使いから魔力を盗んだわけじゃなかったんだ」
「いえ、ある意味マグルが魔法使いと交配することによりその魔力を盗んだとも言えますので間違ってはいません」
「マグル生まれの中でも一部優秀なやつがいたのはその祖先の魔法使いが優秀だったんだな。だが、しかしそれならやはり純血を保つべきだ。マグルと交配すればするほど魔力を遺伝する確率が下がる」
「そうなんです。なので純血主義は魔法使いが魔力を保つにはいい方法なんですよ」
ジェーンがスリザリンに適性があるとは知っていたが純血主義を行程し始めるとは思っていなかった。
「はっ! やはり僕らが正しいんじゃないか」
「そうだわ。ドラコは純血の子を結ばれるべきなのよ。例えば私とか!」
「ま、まあ、君も候補の一人かな」
「きゃー。どうしよう」
「あ、あくまで候補だ。純血の中でも優秀な奴でなければ僕とは釣り合わない」
「そうよね、私頑張るわ」
「えっと、話を続けていいですか?」
「ああ、すまない。話を中断させてしまったな。だが純血主義が正しいという結論が出たじゃないか」
「いいえ、純血主義には欠点があります。さきほどメアリーが言ってくれていたのですが基本的に近親交配になってしまうのです。両親の血縁が近いので、その両者が共通の劣性遺伝子を持っている可能性が高くなります。そのおかげで魔力が遺伝しやすいのですが、先天性の病気や障害も遺伝しやすくなってしまいます。要するに魔法使い同士で交配し続けると虚弱な子供が生まれやすくなるんですよ」
純血主義を全肯定したかと心配したがそういうわけではなかったので安心した。でも、そうなると魔法使いはすでに詰んでいるのではないだろうか。マグルと交われば魔力が遺伝しなくなり魔法使いは消え、純血同士で交配すれば虚弱体質となりいずれ滅びる。
「だから僕は幼いころよく病気になっていたのか。でもクラップとゴイルは健康そのものだぞ。あいつらは純血じゃないって言うのか?」
「生まれやすくなるだけで絶対に虚弱になるわけではないですから。ただし、このまま魔法使い同士で交配を続ければその確率は高まり、最後には必ず魔法使いの血は絶えるでしょう。それはマグルの王族の歴史が証明していますので」
「ふん、僕らはあいつらとは違う」
「残念ながら魔法使いもマグルと同じ交配する生き物なんですよ」
「それならどうすればいいの? マグルと交配するわけにはいかないし、でも純血同士も駄目なのでしょう」
「それがわかればもう手を打っています。解決策がないから近親交配でゆるやかに滅びへ向かっているんです」
「そんな! ただ滅ぶことを待つことしかできないなんて!」
「悲しいことですが仕方がないことです」
「あっ、これなら大丈夫かもしれないわ」
メアリーが何かをひらめいたようでわかりやすく左の手のひらを右の握りこぶしでたたいた。
「どうしたんですか?」
「私やデア、タスさんみたいにすればいいんじゃないかしら」
「どういうことだ? なぜ君やトカゲ、羽虫が解決方法なんだ?」
「私たちみたいであって私たち自体じゃないわ。魔力を遺伝させるには魔力を持っている者同士が交配すればいいのよね」
「ええ、そのはずです」
「それは魔法使い同士じゃないといけないわけじゃないわよね」
「なに言ってるんだ。マグルは魔力をもってないんだぞ」
「そうよ! マグルが魔力を持っていない以上魔法使い同士で交配するしかないじゃない」
「メアリー、それで解決は難しいです。魔法使い全員がそれを受け入れていればとっくの昔にここにいる全員純粋なヒトでなくなっています」
「そうね、たぶんドラコたちは受け入れられないと思うわ。私の思いついた解決方法は人間以外で魔力を持ち、なおかつ人間と交配できる生物と交配することだもの」
「なに馬鹿なことを言ってるんだ! 喧嘩売ってるのか!?」
「そ、そんなことするなら死んだ方がましよ!」
「そうなるわよね。でも、私はこれしか思いつかないわ。どちらかの魔力が発現すれば魔法が使えるの。発現しない可能性もあるけれどどちらかの魔力が発現すればいいのだから今よりぐっと確率があがるわ。それに両方発現すればその辺の魔法使いよりはるかに強力な魔法使いになるのはタスさんを見ればわかるはず。当然よね。魔法使いの魔法とその種族の魔法が扱えるのだから」
「その分魔法使いの魔力が弱まるかもしれないだろ!」
「それはあるかもしれないけれど、弱まったとしても魔法使いと異種族の魔力を受け継ぐのだからあまり関係ないと思うわ。レイブンクローの寮監であるフリットウィック先生はレプラコーンの先祖返りだけれど学生時代は決闘チャンピオンだったし、今はチャームマスターよ」
フリット・ウィック先生はチャームマスターとして呪文学の先生をしている。背が小さいがそれはメアリーが言ったように先祖にレプラコーンがいるからである。
レプラコーンはアイルランドの森林に棲む身長最大二十センチほどの小人だ。緑色をしていて、木の葉で簡単な衣服を作る。
ホグワーツで彼はレイブンクロー寮に在籍しており、優秀で模範的な生徒だったらしい。
「へーあのチビがね。だが、森番のハグリットはどうだ? あいつはたぶん巨人とのハーフだが魔法が不得意らしいじゃないか」
「そうよ。それなら魔法が不得意なのはおかしいじゃないの」
「それはワタクシが答えますわ!」
タスさんが勝手に話に入った。
「急に出てくるな!」
「彼が魔法が不得意なのは巨人が魔法を使わない種族だからですわ。けれど彼はその分体が大きいし力も強い。失神呪文にも耐性がある。実は魔法が不得意だからといって魔力が低いわけじゃないんですの。巨人は魔力自体なら魔法使いより上。その魔力を身体能力の向上や耐性に回しているんですわ。でなければあんな巨体では動くことすら難しいですの。彼らが物理法則を無視して生きていられるのはこのためですわ」
「なんでそんなことがわかるんだ!?」
「そんな保障ないじゃないの。巨人にでも聞いたのかしら?」
「ワタクシ自身がそうだからですわ。羽虫なので羽が生えてますの。デアのよりは小さいけれど。ワタクシも彼女も翼で飛行できますわ。けれどどう考えても彼女の大きな翼でもその面積で飛行するのは物理的に無理ですわ。筋力も全然足りませんの」
確かに普通に考えたら無理である。鳥や虫が飛べるのはその体が極限に軽いからであるし、羽と体の比も彼女たちに比べて羽の比重が高い。
彼女たちの体重など知るよしもないが人間と同じくらいだと仮定すると羽の面積も筋肉量もまったく足りていないはずである。
「そうなのか? 妖精とかはもっと小さい羽で飛んでいるが」
「彼らもワタクシたちと同じだからですわ。なぜ飛べるかは簡単ですの。羽自体が飛行する魔法を行使する器官だからですの」
「魔法で飛んでいるなら翼はいらないんじゃないのか? 別に箒を使えば僕らでも簡単に飛べる。それに箒を使わずに飛ぶのは難しいことだが不可能ではないはずだ」
「魔法と違ってそれ専用の器官ですので圧倒的に魔力の効率がよく、少ない魔力で飛行できるのですわ。それに人間が歩行するのと同じくらいにくらいに簡単なんですの」
「だとしてもドラゴンみたいにわざわざ大きくする必要はないだろう」
「単純に大きいとたくさんの魔力を回せるから飛行能力が上がるんですわ。ほら、小さいコップより大きいコップのほうが水がたくさん入るでしょう。どっちのほうがたくさん水が飲めるかといったら大きいコップですわよね」
「ああ、まだ半信半疑だが筋は通っているだろう」
「だからといって下等生物と結婚なんて嫌よ! 私はドラコと結婚するの」
「価値観や好みは人の勝手だから私は実行しろなんて言わないわ。このままだと魔法使いはたぶん滅びるかなと思うだけよ」
「と言いながらメアリーは否定されたら普通に怒りますけどね」
「……そんなことしないわ」
メアリーの返答に少し間があったが大丈夫なのだろうか。
「まあ、私はこのままゆっくり衰退するのもいいと思いますよ。今すぐ滅びるわけではないのですし、メアリーの案に欠陥がないとは限りません。今まで通りでいいと思います」
「そうだな。僕らはグリフィンドールの馬鹿どもとは違う」
「そうね。今まで通りがいいわ」
やっと議論が終わった。と思った傍から勝手に途中から入って勝手に途中で抜けたタスさんが食後の運動をしながら横やりを入れる。なんだあれ。後ろ向きで高速でステップしながら移動している。
「そして後回しにした結果取り返しのつかないことになるのですわ」
「なになにーなんの話? あっ、みんなこのウナギのゼリー寄せ食べた? 最初はおいしくなさそうだと思ったけど食べたらおいしかったんだ」
「まだ食べてますのね。もうみんな食べ終わってますの」
タスさんがそう言うとタイミングよくダンブルドアが立ち上がり絞めの言葉を話し始めた。広間がシンと静まり返る。
「おっほっん。全員よく食べたことじゃろうから、少し連絡を……」
「えー、まだまだ食べたりないよ!」
静まり返った広間の沈黙を破ったのは空気を読まないデア。スリザリンに用意された料理をすべて食べつくした彼女は他の寮のテーブルに行って余りそうだったものをもらってきており、それらさえ食べつくす勢いだったというのにまだ食べたりないのだろうか。
校長の話を遮るのはまずかったのかスリザリンの寮監であるねっとりした黒髪と鉤鼻、土気色の顔が特徴の先生、スネイプ先生が注意する。
「校長がお話をされておる。少し静かにするように」
「いいんじゃよセブルス。まだ食べたりないなら余った分を後で寮の談話室へ運ばせよう。それでいいかな?」
スネイプ先生のフルネームはセブルス・スネイプである。そしてデアは夕食の時間が終わってからも食べ続けるらしい。彼女の胃は異次元ポケットのようである。
「ありがとうございます」
「しかし、今日だけじゃ。今日は歓迎会じゃから特別じゃよ。明日からは夕食の時間内に済ませ、足りない分は自分で補うようにするのじゃ。それでいいなら話を続けようかの」
デアがこくんとうなずく。明日からいったいどうするつもりなのか気になるな。
「では続きじゃ。新学期を迎えるにあたり、何個かお知らせがある。心して聞くように……。一年生に注意しておくが、森には入らないように。これは上級生、特に何人かの生徒たちにも注意しておくからの」
ダンブルドアがロンの双子の兄の方を向く。かれらはいたずら好きで有名であり今までもたびたび騒ぎを起こしていたのだろう。
「次は管理人のフィルチから。授業の間に魔法を使わないように。それと、今学期は二週間目からクィディッチの予選がある。寮のチーム選手になりたい者はマダムフーチに連絡することじゃ」
クィディッチというのは魔法界で大人気のスポーツである。そのためホグワーツでも寮ごとにチームがありたびたび試合を行うのだ。しかし一年生では寮の代表選手になれない決まりがあるので俺には関係ないことだ。
「ふん。一年生が代表選手になれれば僕が選ばれないなんてありえないのに。なんでそんな決まりがあるのか理解に苦しむね」
ドラコはクィディッチをしたくてたまらないようだが、俺はごめんである。理由は試合が始まればすぐにわかる。アメフトすら安全だと思えるほどの危険なスポーツだからだ。
一つだけ言っておくとクィディッチは箒に乗って飛行しながら行うスポーツである。よって操作を誤れば普通に墜落する。そして骨くらい簡単に折れる。
今までに死んだやつはいないらしいが、それは魔法でよほどの怪我でなければ治るからだ。魔法で治療できなければクィディッチ=死になりかねないレベルで危険である。
「最後に、死にたくない人は、今年は四階の右側の廊下に入らないよう注意しておくこと」
冗談だと思ったのか数人が笑ったが大真面目だ。実際今年の四階には怪物が住んでいる。ある大切な物を守るために配置しているのだが学び舎にそんなものを置いておくなと言いたい。せめて生徒が侵入できない場所で守ってほしかった。
ただ、その怪物よりも物語の怪物どもの方がよほど怪物なので俺一人で侵入さえしなければどうとにでもなるだろう。
ダンブルドアからの最後の注意が終わると皆で校歌を歌った。
そして歓迎会は終わり、監督生に連れられてスリザリンの寮へ向かう。その名の通り他の生徒を監督する立場の生徒である。
スリザリン寮の談話室は地下牢にあるのだが、なにを思ってそんな場所を談話室にしたのだろうか。監督生が寮の扉である絵画の前で合言葉をつぶやいた。
「パーセルタング」
それぞれの寮には合言葉が設定されており、それが言えなければ寮には入れない。合言葉は変わることがあり、今はパーセルタングのようだ。理由はサラザール・スリザリンがそうだったからだろう。
レイブンクローだけは例外で謎解きをクリアすることによって寮に入ることができる。頭脳を重視するレイブンクローらしいといえるだろう。
談話室は石造りの細長い部屋であり、低い天井から丸い緑がかったランプが、鎖で吊り下げられている。
暖炉も設置されていて、それには壮大な彫刻が施されている。そしてその周りには同じような彫刻が入った椅子が置かれている。
寝室は階段を上った先にあり、もちろん男子寮と女子寮に分かれている。
男子が女子寮に入ろうとすると警報が鳴り、螺旋階段が滑り台のように変化し滑り落ちる。ちなみに女子が男子寮に入るのは特に問題がない。
怪物たちの動向がわからなくなるのは危険だが寝室まで把握するのはさすがに気が引けるのでこれでよかったと思いたい。
これらを監督生から説明された。
談話室にはすでに食べ物が運ばれている。いったいいつのまに運んだのだろう。誰が食べてもいいのだろうが食いついたのはデアとクラップ、ゴイルの三人だけだった。彼女が食べ終わるまでタスさんたちが待つというので俺も残ることにする。ドラコも彼らが食べ終わるのを待つらしい。そのためパンジーも残った。
「いつまで食べるんだあのトカゲは。うちのクラップとゴイルもそうだがさすがに腹壊すぞ」
「さあ、全部食べ終わるまでじゃねーか」
「お前の意見なんか聞いていない。穢れた血め」
あれ? メアリーやジェーン、タスさんへの態度が軟化して心なしかデアにさえ若干接し方が優しくなった気がしたのに俺だけ扱いが元のままだぞ。
「メアリーたちと仲良くなったんじゃなかったのか?」
「メアリーとジェーンは僕らに敬意を払っている。それに遺伝の話を真に受けるのであれば他の二人も強力な魔力を持っているのだろう。それなら亜人とはいえそれ相応の扱いをしてやる必要がある。だがお前はマグル生まれだ。魔法使いの滅びの象徴であるお前と仲良くす義理はない。葬らないだけありがたいと思え」
「そうですか」
俺だけは認めてもらえていないようである。できれば気持ちよく学園生活を送りたいので仲良くしたかったができないのであれば仕方がない。
「えっとドラコ。純血に誇りを持っているのならマグル生まれにも優しくしたほうがいいと思うのだけれど」
「なぜだ? こいつらは敵なんだぞ」
「相手より優れているなら劣っている相手を貶すよりも助けたほうが誇り高いわ」
「なんでそんなグリフィンドールやハッフルパフの連中みたいな無意味なことをしないといけないんだ」
「いえ、ただ無意味に助けるわけじゃないくて自分のために助けた方が得という話よ。情けは人のためならずというじゃない?」
「いや、そんな言葉知らないが。つまりどういうことだ」
マグルのことわざは魔法界では通用しないといま知った。メアリーはこれ以上上手く説明できないらしくジェーンにバトンタッチする。
「私が説明します。情けは人のためならずというのは人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくるということです。少し違うかもしれませんが恩を売っておけばあとでその分の見返りが帰ってくるというのがスリザリン的にはわかりやすいでしょう」
「だが、帰ってこない可能性もあるじゃないか」
「帰ってこない可能性もありますが帰ってくる可能性もあります。なので別に帰ってこなくても構わないくらいの力で助ければいいのですよ。そうすれば帰ってくればラッキー、助けた時点であの人は他人を助ける余裕のある人なんだと評価されます。帰ってこなくても問題ないのです。身を投げ打ってまで助けるのは馬鹿なのかもしれませんが、余力を使うだけなら力の有効活用になるんです。これは余るほど力のある純血の魔法使いにしかできないことですしやらなきゃ損ですよ。だから純血であるドラコさんならやる意味があるんです」
「そういうことか。それならやらない手はないな。助けられるときだけ助ければいい。力の有効活用。いかにもスリザリンらしいじゃないか」
「そうです。別に余力がないときや、自分より上の相手は助けなくていいんです。自分より下の者を助けて評価を上げて、自分より上の相手は助けずに落ちていくのを見下ろしましょう」
「私はそんな邪悪なことは考えてないのだけれど……」
メアリーがつぶやくがドラコには聞こえてないようである。
そこまで嘘を言っていないところが実に汚い、やはりジェーンはスリザリンに適性があるようだ。口車に乗せるのが上手いところを見ると詐欺師かなにかにしかにしか見えないが。
「助けてくれるならば別にいい気がしてきたわ。つまり、そういうことだから私たちが困っていたら余力があるときだけでいいから助けてほしいわ。後、アランはマグル生まれで立場が弱いから守るには絶好の獲物よ」
「そうだな。ということで守ってやるから安心していいぞ」
「ああ、助かる」
今までの会話をすべて聞いてから言われても全く安心できない。しかし、上辺だけでも仲良くなれるのならその方がいいだろう。
……あれ? よくないぞ。ドラコがマグル生まれを助けるなどあってはならない。
「ごめん。やっぱいいや」
「そう遠慮するな。僕がやってやると負っているんだ。ありがたく受け取れ」
「さすがはドラコ。誇り高い純血の一族。私も同じ聖二十八一族として負けてられない」
パンジーを皮切りに他の奴らもよいしょし始める。
「ええ、やっぱりマルフォイ家は優秀です。スリザリン以外なら簡単にはいきません」
「実際それが効率いいですわよね。ワタクシは効率よりも見栄えを重視するのでやりませんけど」
「さすがフォイだわ」
ジェーンは褒めているのかがわからない。利用しやすいと言っているようにも聞こえる。ちゃっかりタスさんも参加しているし、メアリーはドラコの呼称がフォイになっている。
「私関心しちゃった。今度実践しよう」
「私も。もっと色々聞きたいわ。女子寮で寝る前にお話ししてもらおうかしら」
ミリセントもダフネも怪物たちの邪悪な思考に染まってしまった。しかも俺の目の届かないところで洗脳は続くらしい。平和な学園生活はもう終わってしまったのかもしれない。この世界がハリー・ポッターの、しかも二次創作の世界である以上最初からそんなものは送れないのだから変わらないかもしれないが。
丁度デアたちも夕食の残りをすべて食べ終わったようだ。
「お前トカゲの癖によく食うな」
「ああ、なかなやるじゃないか」
「あたしもあたし並みに食べる人は初めて見たよー。これからもいっぱい食べようね!」
残飯を処理していた三人の間に変な友情が芽生えている。まあ、仲良くなったのならいいということにしよう。……よくないか。
「フォイフォイ、最後に握手してもらえるかしら」
「それは僕のことか?」
「ごめんなさい。間違えたわ」
「別にフォイフォイでもいいぞ?」
「ちょっと! 私のドラコを取らないで!」
「だから僕は別にパンジーのものじゃないって言ってるんだが!」
「大丈夫ですよ。メアリーにとってドラコさんは神様みたいに雲の上の存在なんです。尊ぶべき存在であって手に入れる対処ではないんです。だから恋愛対象には絶対になりません」
「そうなの?」
「え、ええ。神様というには言い過ぎだけれど例えるなら絵空事の登場人物かしら。過去の偉人とかが近いと思うわ。好きだけれど恋とか愛とは別。あなたもサラザール・スリザリンのことは尊敬しているけど結婚したいとは思わないでしょう?」
「そういう好きね。なら安心したわ」
「なんだか複雑だな。まあ偉人扱いなら悪い気はせん。握手くらいならやってやる」
「メアリー、よかったですね」
メアリーはドラコと握手をする際また涙ぐんでいた。
「まあ、私は神様でも好きになったらどんな手を使っても絶対に手に入れますけど」
ジェーンがなにか言っているのが聞こえたが怖かったので聞かなかったことにする。
タスさんとミリセントたちもいつのまにか仲良くなっていた。
「あのときのジャグリング魔法使ってなかったんだ。後で他のも見せてよ」
「もちろんいいですわ。魔法を使った技もお見せしますの」
「それもいいけどもっと普通に話したいわ。メアリーとジェーンの話ももっと聞きたいし、デアは食べてるだけだったからお話できていないし」
「なら軽めの技をやりながら話にも参加しますわ。練習にもなりますし丁度いいですの」
挨拶をして男子と女子に分かれて寝室へ向かう。
俺はドラコとクラップ、ゴイルと共に階段を上っていく。
「同じ寝室なのは一年のザビニとノットだ。幸いどちらの家よりも僕の家の方が歴史が長く家柄がいい。なんとかしてやるから心配するな」
「お願いするよ」
寝室へと入ると先にその二人が緑翠のビロードのカーテンのかかった四本柱の天蓋つきベッドで寝る準備をしていた。ベッドの横には小机も置いてある。ここで勉強することもできるのだろう。
それぞれ一人一個あるので六つずつ置いてある。
列車に置いてきたトランクもすでに届いていた。
予想通りにザビニとノットが俺に暴言を吐いてくるが、マルフォイが家柄で黙らせ、マグル生まれに優しくするのがいかに効率的かというのを力説し、無事に二人とも洗脳された。
某耳のない猫型ロボットの主人公が未来の道具を使い放題かつ学年トップの少年と仲が良く、それに加えていじめっ子二人を味方につけたような感覚になる。
純血主義のスリザリンの一年生がマグル生まれに優しいという明らかな原作乖離だがまだなんとかなることを願いつつシャワーを浴びてベッドに入ると汽車での長旅や慣れない環境で疲れたのかすぐに眠りに落ちた。
スリザリン生と純血、混血、魔法生物、遺伝、魔法族の繁栄について話していたら終わってしまいました。授業が始まりません。
生物専攻などではないので遺伝の説明が正しい自信がありません。さらに、魔法使いや魔法生物うんぬんについては完全に捏造になります。
また、ドラコたちは怪物たちの理論にドラコたちは納得してしまっていますが、あくまでメアリーのせいです。ガバガバ理論ですし、通常なら純血至上主義の彼らは納得しません。
ドラコのキャラが崩壊してる気がします。私ドラコ好きなのに……。
次回はようやく授業が始まりそうです。