私の名前はリール。
今スペルビア王国の噴水のある広場にいます。
今日はオード君と甘いものを食べに行く日なので、楽しみで仕方ありません!
今日は色々と甘いものを食べて回る予定ですが、オード君は気に入ってくれるでしょうか。
気に入ってくれたら嬉しいですね。
それと今日は先日オード君に看病してもらったお礼もしたいので、何かプレゼントを買おうと思っています。
私的には身につけられるものがいいと思っています。
その人に忘れられないように形として残るものがいいですね。
食べ物だと食べると無くなっちゃうのであまり好きではありませんね。
ネックレスとか時計とかブレスレットでもいいかと個人的に思います。
私を忘れないようなものであればいいと思っています。
もし渡すことができたらオード君には私の贈り物だと忘れないように身につけて欲しいですね。
場所…噴水のある広場
リール「オード君!!」
オード「おーっすリール!」
タッタッタッ!
オードが噴水の前まで走ってきた。
オード「すまねぇリール…少し遅れてしまった…」
リール「構いませんよ。それよりも怪我はしてませんか?」
オード「大丈夫!」
リール「それは良かったです!あ!オード君!その服!!」
リールはオードの服を見て驚いていた。
リール「その服って私がオード君にあげた服では!?」
オード「あ、そうそう!よく分かったな」
リール「当然ですよ!」
オード「まぁ、せっかくリールが選んでくれた服だからな…この日に着たいって思ってたんだ」
リール「嬉しいです!ありがとうございます!」
オード「お、おう…」
リール「ではオード君!早速行きましょう!」
オード「おう!!」
スタスタスタ
リールとオードは2人で甘いものを食べに行った。
ディア「…なぁノーラ。どう思うよ」
ノーラ「まぁ、いいんじゃない?これで進歩すれば」
ディア「あいつすげぇぜ?ノーラは部屋違うから知らないと思うけど、あいつ昨日から浮かれすぎててな…料理は失敗するわ机の足に小指ぶつけるわ服どれがいいかって午後から鏡の前に立ってるわで…」
ノーラ「お前も大変だな。ディア」
ディア「ホントだぜ…午後からずっとあいつに付きっきりだったし…」
ノーラ「でもまぁ結局はリールが買った服になったのか」
ディア「らしい。やっぱり初デートは相手から貰った服がいいって言ってな」
ノーラ「俺は良い選択だと思うけどなぁ…」
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場所…パフェ専門店
オード「あれ、ここは」
リール「ここはパフェという甘い食べ物が食べられるお店です!メニューもパフェしかないんですが、大丈夫ですか?」
オード「あぁ、大丈夫だ」
リール「では行きましょう!」
リールとオードはお店に入っていった。
ディア「ノーラ。俺たちも入るぞ」
ノーラ「え!?見つかるだろ…」
ディア「遠くの席に座れば問題ない。いくぞ」
ノーラ「お、おう…」
ディアとノーラもお店に入った。
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店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
リール「私はこのイチゴの乗ったパフェをお願いします」
店員「かしこまりました」
リール「オード君はどれにしますか?」
オード「う〜ん…よく分からないからリールと同じもので」
リール「分かりました。では先程のパフェを2つお願いします」
店員「かしこまりました。少々お待ちください」
スタスタスタ
店員はその場をあとにした。
リール「楽しみですね!オード君!」
オード「お、おう…」
リールとオードはパフェが来る間、2人で話をした。
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
ディア「俺はこのパフェで」
ノーラ「俺はこっちで」
店員「かしこまりました。少々お待ち下さい」
スタスタスタ
店員はその場をあとにした。
ディア「いいなぁ、オードのやつ」
ノーラ「ん?」
ディア「リールと仲良くできて」
ノーラ「俺たちも十分仲がいいだろ」
ディア「違うって!お付き合いしてるってことだよ!」
ノーラ「え?リールとオードって付き合ってるのか?」
ディア「え、デートってことは付き合ってるって事じゃないのか?」
ノーラ「え、知らんけど」
ディア「ま、まぁ仮に付き合ってなくてもあぁやって女の子と休日に出かけるのって何か憧れね?」
ノーラ「え、う〜ん…そうかな…」
ディア「じゃあノーラは休日も1人で過ごす派?」
ノーラ「まぁ、遊びに誘われなかったらそうなるな」
ディア「えぇ…つまらなくない?」
ノーラ「1人だと気が楽でいいよ」
ディア「そうかぁ…」
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ディアとノーラが話している間にリールとオードのパフェが出来上がっており、2人はすでにパフェを楽しんでいた。
リール「美味しいですね!オード君!」
オード「あぁ…うめぇ…こんな美味いもんがあるとは思わなかったぜ」
リール「私もスカーレットたちに案内されるまで知らなかったんですよ!」
オード「え?そうなのか?」
リール「はい!初めて食べた時からこの味の虜になりまして…」
オード「そうか。でもこれなら俺も虜になる」
リール「ほんとですか!?嬉しいですね!」
オード「お、おう…」
その後、リールとオードは綺麗にパフェを完食した。
リール「ふぅ…美味しかったですね…」
オード「あぁ。また来たいな」
リール「ぜひ!その時も一緒に来ましょう!」
オード「おう!」
リール「ではそろそろお会計に行きましょう!」
オード「そうだな」
スタスタスタ
リールとオードはお会計をしに行った。
ディア「なぁノーラ」
ノーラ「ん?」
ディア「これ…めちゃくちゃうめぇな」
ノーラ「そりゃあね、パフェだから」
ディア「え?ノーラは食べたことあるのか?」
ノーラ「あるよ。昔にね」
ディア「マジかよ…リッチだな」
ノーラ「え?」
その後ノーラとディアもパフェを完食してお会計を済ませた。
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場所…アクセサリー専門店
次にリールとオードはアクセサリーのお店に入った。
オード「なぁリール。ここは?」
リール「ここはアクセサリーを売っているお店です」
オード「アクセサリー?なんかあるのか?」
リール「はい。先日、オード君に看病していただいたのでそのお礼をと」
オード「え!?いいっていいって!お礼はいいって!」
リール「いえ、お礼はしっかりとしないといけませんよ。魔女さんにもそう教わりましたから」
オード「でもそんな高価なものじゃなくても…」
リール「確かに物の価値は値段ではありません。ですが、私はオード君に私のプレゼントしたものを身につけて欲しいのです。オード君が今日着てくれたその服もそうです」
オード「!!」
リール「私の贈り物だと分かるものであればいいんです」
オード「それなら尚更安いものでもいいんじゃ…」
リール「いえ、そういうわけにもいかないんですよ」
オード「?」
リール「あなたに合うものを選びたい。と、私は考えています」
オード「!」
リール「オード君は情熱的でありながら温かな包容を持ち合わせています。そんなオード君に合ったアクセサリーを贈りたいんです」
オード「リール…」
リール「なのでここに来ました。そしてもう選んであります」
オード「え?」
リール「あの、すみません」
店員「はい」
リール「先日予約していた物を受け取りに来ました」
店員「お名前を伺ってもよろしいですか?」
リール「リールです」
店員「かしこまりました。少々お待ち下さい」
スタスタスタ
そう言うと店員は店の奥に入っていった。
オード「リール…選んだって…」
リール「私があなたに合いそうなものを事前に選んで予約しました」
オード「俺に合った…」
リール「はい。まぁその中には私が個人的につけて欲しいという願望もありますが」
オード「?」
店員「リール様。こちらが予約されたものになります」
すると店員は小さな箱を持ってきた。
オード「これは?」
リール「…開けてもいいですか?」
店員「はい。構いませんよ」
カパッ
リールはその箱を開けた。
オード「!!」
その中には小さな指輪が入っていた。
オード「これって…」
リール「はい。指輪です」
オード「嘘…」
リール「ホントですよ。偽物ではありません」
オード「ひえぇぇぇ…」
リール「私が思うあなたという人物像は情熱と仁愛です。なので、この指輪に着いている宝石も私が選びました」
オード「宝石?この赤いやつのことか?」
リール「はい」
リールが予約した指輪には赤い宝石が埋め込まれていた。
リール「すみません店員さん。この宝石のご説明をお願いできますか?」
店員「はい。分かりました。こちらはルビーと呼ばれる赤い宝石になります。このルビーには石言葉と言ってこの宝石に込められた想いがあります。それが先程リール様が仰られていた『情熱』と『仁愛』です。指輪に埋め込む形ですので本来のものより少し小さめですが、その分綺麗なものを使わせていただきました」
オード「え、いいのか?こんな高価なもの…」
リール「いいんです。私があなたに贈りたいと思ったので」
オード「そ、そっか…」
リール「お会計は先に済ませていますので、これをあなたに」
そう言ってリールは指輪の入った箱をオードに渡した。
オード「リール…」
オードは受け取った箱を見て泣きそうになった。
オード「ありがとう…リール…」
リール「はい。どういたしまして」
オード「じゃあさ、俺も1つプレゼントしてもいいか?」
リール「え、いいんですか?」
オード「あぁ。元はと言えば先にリールが俺の看病してくれたからな。俺もお礼がしたい」
リール「そうですか。ではお言葉に甘えて」
オード「すみません店員さん。今から予約出来ますか?」
店員「はい。構いませんよ」
オード「俺も指輪を予約します」
店員「でしたらこちらを」
そうしてオードは一通り話を聞いた。
オード「じゃあこれで」
店員「かしこまりました」
オード「時間はどれくらいかかりますか?」
店員「今は予約がないので今日の夜辺りに」
オード「分かりました。では今日の夜に取りに来ます」
店員「はい。分かりました」
オード「ではお願いします」
スタスタスタ
リールとオードはお店を出た。
リール「えと…オード君…」
オード「ん?」
リール「だ、大丈夫なんでしょうか…」
オード「リールも同じことやっただろ?だから大丈夫」
リール「そ、そうですか」
オード「リールには受け取って欲しいな」
リール「…では、お言葉に甘えて」
オード「よしっ!次のお店行こう!次は何を食べさせてくれるんだ?」
リール「あ!そうですね!次は…」
ディア「おいおい…なんで2人はアクセサリー店から出てくんだよ…」
ノーラ「贈り物とかじゃねぇの?家族とか」
ディア「あーなるほどな」
ノーラ「そういえばリールのお師匠様って今家を空けてるんだよな」
ディア「あ、だから帰ってきた時のために」
ノーラ「多分な」
ディア「流石リールだな」
ノーラ「あぁ。確かに」
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場所…ケーキ専門店
リールとオードはアクセサリーのお店を出てから次に向かったのはケーキの専門店だった。
オード「これは?」
リール「ケーキという食べ物ですよ。こちらも美味しいですので食べてみませんか?」
オード「おう。行ってみよう」
カランカラン
リールとオードはお店に入っていった。
ディア「すげぇな2人とも。さっきパフェ食べたばっかりだぜ?」
ノーラ「甘いものは何とかって言うだろ?それじゃね?」
ディア「なるほど。納得」
それから数分してリールとオードは店から出てきた。
ディア「お、出てきた」
ノーラ「結構早かったな」
ディア「確かに」
リール「ケーキも美味しかったですね」
オード「あぁ。あんなに美味い食べ物だとは思わなかった」
リール「これでまたひとつ体験できましたね」
オード「あぁ。リールのお陰だな」
リール「いえいえ!そんな…」
オード「ここもまた来ような。リール」
リール「…はい!」
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場所…公園
リールとオードは次のお店に行く前に公園で休憩することにした。
リール「あ、あそこの椅子に座りましょう」
オード「おう」
リールとオードは近くの椅子に座った。公園では小さい子供たちが遊んでいる。
リール「楽しそうですね。オード君」
オード「あぁ。確かな」
リール「オード君は誰か想い人はいませんか?」
オード「…え?」
リールが突然オードに質問した。
オード「きゅ、急だな…」
リール「はい。私はずっと魔女さんと暮らしていました。なので男の子を見るのはこの学校に来て初めてだったんですよ」
オード「あぁ、なるほどな」
リール「そしてスカーレットやアンナが好きな人のお話をするので、私もみなさんのそう言ったお話に興味があるんです。なのでオード君はそう言ったお話はありませんか?」
オード「お、俺?」
リール「はい」
オード「俺かぁ…」
オードは言いあぐねていた。ここでいると言えば問い詰められる。だがいないと言えば会話が終わってしまう。オードが取った選択は…
オード「…まぁ、いるな」
いると言った。
リール「え!?どの方ですか!?聞かせてください!」
オードが予想した通りリールが問い詰めてきた。
オード「う〜ん…名前は言えないけど、その人は俺にとっての太陽かな」
リール「太陽…ですか。照らしてくれたという意味でしょうか」
オード「そう。俺の人生に光をくれた人かな」
リール「へぇ!そのお方とはご連絡とかはされてますか?」
オード「あぁ。時々な」
リール「へぇ!結ばれるといいですね!」
オード「あぁ」
オードはなんとか平然を保った。
オード (あっぶねぇ!バレるかと思ったぁぁぁぁぁ!幸いなことにリールが別の誰かと思ってくれてる…何とか難は逃れそうだ)
リール「…私も誰かと結ばれるのでしょうか」
オード「!」
オードが心の中で喜んでいると、ふとリールがそう呟いた。
リール「私は誰かを好きになったことがありません。男の人とあまり会わなかったので」
オード「あ、そっか」
リール「…どなたか私のことを好いてくれる方はいませんかね」
オード「…」
オードはこの時ある事を考えていた。
オード (俺が好きって言ったらリールはどんな反応するんだ?)
リール「…オード君はその方とはどのようにお会いしましたか?」
オード「え?」
リール「参考にさせてください」
オード「え、えっとなぁ…その人と会ったのはこの学校なんだ。だから何かきっかけがあって会った訳じゃないんだ」
リール「あ、そうなんですね」
オード「あぁ。だからリールもこの学校でリールのことを好きになる人がいるかもしれないな」
リール「そ、そうなんでしょうか…」
オード「あぁ。リールは可愛くて頭も良くて面倒見がいいからな。必ずいるぞ。リールの事が好きな人が」
リール「そ、そうですかね…」
オード「あぁ。俺が保証する」
リール「ふふっ…ありがとうございますオード君。参考にさせていただきますね」
オード「おう」
リール「…さて、そろそろ行きましょうか」
オード「おう。分かった」
スタスタスタ
リールとオードはその後、色々と歩き回った。その間何もトラブルはなく、平和に過ごせていた。そして、夜になった。
リール「…今日は色々と見て回れましたね。オード君」
オード「あぁ。とてもいい1日だった」
リール「私も。とても良い1日でしたよ」
オード「あ、そうそう」
リール「?」
オード「最後に寄るところがあるから一緒に来てくれないか?」
リール「寄るところ?」
オード「あぁ」
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場所…アクセサリー専門店
リール「あ、ここって」
オード「今日言ってたでしょ?俺もリールに贈り物がしたいって」
リール「あ、だから」
オード「そう。今日はこれを受け取って最後かな」
リール「…そうですね」
オード「じゃあ入ろう」
リール「はい」
スタスタスタ
リールとオードはお店に入っていった。
店員「いらっしゃいませ」
オード「すみません。予約したものを受け取りに来ました」
店員「はい。出来上がってますよ。少々お待ち下さい」
スタスタスタ
店員はお店の奥に入っていった。
リール「オード君。一体何を予約したんですか?」
オード「ま、見てのお楽しみかな」
リール「?」
少しして店員が出てきた。
店員「こちらが予約されたものになります」
リール「!」
店員が持ってきたのはリールが予約したものと同じくらいの大きさの箱だった。
リール「オード君…これって…」
オード「…開けてもいいですか?」
店員「はい。どうぞ」
カパッ
オードはその箱を開けた。
リール「!」
その箱には指輪が入っていた。
リール「これ…私の時と同じ…」
オード「あぁ。俺がリールに似合うと思って予約したんだ」
リール「この宝石は…」
オード「店員さん。この宝石の説明をお願いできますか」
店員「はい。分かりました。こちらはトリフェーンと呼ばれる宝石になります。このトリフェーンは『寛大』や『優しさ』の意味を持つ宝石と言われています」
リール「優しさ…寛大…」
オード「俺が店員さんに初めて聞いた時にリールにピッタリだと思ったんだ。俺が思うリールの人物像は優しさと調和。リールのような温かな人に助けられた人は数多い。だからリールにはそれを象徴とするものを身につけて欲しかったんだ」
リール「オード君…」
オード「…受け取ってくれるか?」
オードはリールにその箱を渡した。
リール「もちろん…受け取りますよ…」
リールはその箱を受け取った。
リール「ありがとうございます…オード君…」
オード「…どういたしまして」
リールは貰った指輪の箱を大事に手で包んだ。
店員「お二方はお付き合いなされてるんですか?」
オード「え!?」
リール「あ、いえ…そういうわけでは…」
店員「あ、そうでしたか。それは失礼しました。ですが指輪はつける指の場所によって意味が異なってきますので、お気をつけくださいね」
オード「え?そうなんですか?」
店員「はい。もしご興味がおありでしたらこちらを持ち帰っていただいても構いませんよ」
そう言って店員は指輪をつける場所の意味が書かれた紙を取り出した。
リール「わ、本当ですね。色々あります」
オード「あ、じゃあ俺も持ち帰るのでもう1枚お願いできますか?」
店員「はい。かしこまりました。でしたらお二方の指輪の箱を出していただいても構いませんか?」
リール「あ、はい」
そう言って店員は紙を小さく折って2人の指輪の箱に綺麗に挟めた。
店員「はい。これで大丈夫ですよ」
リール「ありがとうございます」
オード「ありがとうございます」
店員「いえいえこちらこそ。それではお気をつけて」
スタスタスタ
オードとリールは自分の指輪の入った箱を持って店を出た。
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その帰り道
リール「ありがとうございますオード君。こんないい物をプレゼントしていただいて」
オード「いや、リールもありがとうな。これは俺にピッタリの物だ」
リール「喜んでいただけて嬉しいです」
オード「早速明日からつけるわ」
リール「あ、私も明日からつけさせていただきますね」
オード「あっははは!お揃いだな!」
リール「ですね!」
2人は何事もなく仲良く学校まで帰ったのだった。
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場所…ディアとオードの部屋
オード「ただいまぁ!」
ディア「お?おかえり」
ディアは先に部屋に戻ってきていた。
ディア「どうだったよ」
オード「めちゃめちゃいい1日だったぜ」
ディア「そうか。それはよかった」
オード「あ、そうそう。これ見てくれよ」
ディア「?」
オードはディアにリールから貰った指輪を見せた。
ディア「これは…指輪?」
オード「あぁ。リールが看病してくれたお礼に俺に合う宝石を選んで指輪としてプレゼントしてくれたんだ」
ディア「…え!?」
オード「綺麗だろ?ルビーって言う宝石らしい」
ディア「確かに綺麗だ…」
オード「それにこのルビーって宝石には言葉があるらしいんだ」
ディア「言葉?」
オード「あぁ」
ディア「どんな?」
オード「『情熱』と『仁愛』らしいぞ」
ディア「情熱か…確かにオードにピッタリだな」
オード「だろ?」
ディア「オードは何かプレゼントしたのか?」
オード「したよ」
ディア「どんな?」
オード「指輪」
ディア「…指輪!?」
オード「あぁ。お揃いの方がいいなって思ってな」
ディア「ど、どんな?」
オード「トリフェーンって宝石だ」
ディア「トリフェーン?」
オード「あぁ。『優しさ』と『寛大』という意味を持つ宝石なんだ」
ディア「優しさと寛大か。リールにピッタリだな」
オード「だろ?しかも色が光属性魔法に近い色だったからな。話を聞いて真っ先にこれを選んだぜ」
ディア「やるな…オード…」
オード「だろ?」
ディア「…で、つけるのか?その指輪」
オード「あぁ。明日からつけるつもりだ」
ディア「そうか」
オード「リールも明日からつけるらしいから明日からお揃いになるぜ」
ディア「そうかそうか。それは良かったな」
オード「あぁ」
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場所…リールとアンナの部屋
リール「ただいま戻りました」
アンナ「あ!おかえり!どうだった?」
リール「とても楽しい時間を過ごせましたよ」
アンナ「そっかぁ!よかった!」
リール「それにプレゼントも頂きましたので」
アンナ「プレゼント?」
リール「はい。これです」
カパッ
リールは指輪の入った箱を開けた。
アンナ「え!?指輪!?」
リール「はい」
アンナ「え!?何で!?」
リール「オード君が看病してくれたお礼だと言ってました」
アンナ「すごい…指輪をプレゼントするなんて…」
リール「この指輪は明日からつけようと思っています」
アンナ「そっか!でもよかったねリール!」
リール「はい!」
こうして2人は翌日から指輪をつけて生活するようになった。
〜物語メモ〜
は、今回は新しい情報がないので次回ですね。