私、魔女さんに拾われました。   作:バスタオル

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第48話 エレナとドレインの襲撃

私はアンナです。

今エレナ学院の校庭にいます。

先程人を食べると言われていたドレインがこの場所に現れました。

みんな自分を守るために各々魔法を使って戦ってましたが、私たちはただの生徒で戦闘経験もそこまでないのでドレインにやられる一方でした。

でもそこはリールが魔法を使ってドレインをやっつけてくれましたが、その代わりにリールが魔力欠乏症という病気にかかってしまいました…。

スカーレットが言うには魔力を急激に使ってしまうと起こるそうで、誰かの魔力を分け与えれば症状が治るそうです。

私はリールに魔力を分けようとしましたが、スカーレットが今魔力を失うのは良くないということで、魔力を分け与えるのはやめました。

今私たちは外にいますが、学校の方はどうなってるんでしょうか。

ドレインももっと出てくる可能性があります。

…もう二度と来てほしくありませんが、もし来るならリールの目が覚めてから来て欲しいです。

私も微力ながらリールのサポートをしたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…エレナ学院 廊下

 

バゴォォォォォォォン!

辺りに大きな音が鳴り響く。

 

ラーフ「くっ…」

 

ドレイン「ホォォォォォォォ…」

ドレイン「カカカカカカカ!」

ドレイン「ゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…」

 

ラーフ (このままだと私の魔力が底をついてしまいますね…)

ドレイン「ガアアアアアアアアア!」

ラーフ「!」

 

ドレインがラーフに攻撃しようとしていた。

 

ラーフ「くっ…」

 

ドゴォン!

ラーフは間一髪のところで攻撃を回避した。

 

ラーフ「氷柱(エルサルカ)

 

ガキン!

ラーフは氷属性魔法でドレインを氷漬けにした。

 

ラーフ「…ふぅ」

ドレイン「カカカカカカカ!」

ラーフ「!!」

 

しかしもう一体のドレインは凍っていなかった。

 

ラーフ「しまっ…」

 

ドゴォン!

ラーフはまともに攻撃を受けてしまった。

 

ラーフ「ごほっ…」

 

ヒュゥゥゥゥゥ…ドゴォン!

ラーフはそのまま壁に激突した。

 

ラーフ「ぐっ…ゴホッ…ゴホッ…」

 

ラーフは吐血した。

 

ドレイン「カカカカカカカ」

ラーフ「!」

 

ドレインはラーフの目の前にいた。

 

ラーフ (あぁ…これは…ダメですね…)

ドレイン「カカカカカカカ!」

 

ドゴォン!

ドレインはラーフを攻撃した。

 

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場所…エレナ学院 中庭

 

生徒「先生大丈夫かな…」

生徒「大丈夫だよ!私たちだってある程度魔法が使えるんだから何かあった時は戦お!」

生徒「うん…」

 

クロウ先生「みんな聞いてくれ!」

 

突然先生が声を上げた。

 

クロウ先生「今この学院には3体のドレインがいる!ドレインは光属性魔法しか効果がない!!他の属性魔法だと身を守るくらいしかできない!だからみんなにはドレインを倒すのではなくドレインから身を守るために魔法を使って欲しい!」

 

生徒「え、どういう事…ドレインって光属性魔法しか効かないの?」ヒソヒソ

生徒「…みたいだね」ヒソヒソ

生徒「でも光属性魔法の適性者って1人も…」ヒソヒソ

生徒「いや、1人だけいるよ。確か2年生だったかな」ヒソヒソ

生徒「え!?光属性魔法の適性者っているの!?」ヒソヒソ

生徒「いるよ。それに学院長も光属性魔法だったはず…」ヒソヒソ

生徒「ホントにいるんだ…」ヒソヒソ

 

クロウ先生「今ラーフ先生がドレインと交戦している!私たち教員も戦闘に参加する!!一部の教員はここに残るが、もし何かあったら自分の身は自分で守れ!いいな!!」

 

生徒たち「はい!!」

 

みんながドレインと戦うことを示した矢先、嫌な叫び声が響いた。

 

ドレイン「ホォォォォォォォ!」

 

そう。ラーフと戦っていたドレインだった。

 

生徒「ドレインだ!!」

生徒「きゃあああああああ!」

 

生徒たちは一気に叫び声やどよめきの声を上げた。

 

クロウ先生「教員は戦闘態勢!!生徒たちはいつでも魔法が使えるように杖と箒の準備!!」

 

ドレイン「ホォォォォォォォ!!」

 

ドタドタドタ!

ドレインは一直線に生徒たちの方へ走った。

 

クロウ先生「はああああああ!」

 

ゴォォォォォォォォ!

クロウ先生は火属性魔法を放った。

 

クロウ先生「これでもくらえ!!」

 

ドゴォン!

クロウ先生の魔法はしっかりとドレインに命中した。

 

ラヴァ先生「私たちもお手伝いします!」

 

ドゴォン!ドゴォン!バゴォン!バゴォン!

他の先生方は氷や雷、土、水といった他の基本属性魔法を使い、ドレインを攻撃し始めた。

 

ドレイン「ホォォォォォォォ!!」

 

しかしドレインには全く効果がなかった。

 

クロウ先生「くっ…」

ドレイン「ホォォォォォォォ!」

 

ドタドタドタ!

ドレインは構わず先生方の方へ走った。

 

クロウ先生「はぁっ!」

ラヴァ先生「これでもくらえ!!」

ツェイン先生「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

先生方はドレインに向かって更に攻撃を重ねる。

 

ドレイン「ホォォォォォォォ…」

 

ドレインには全く効果がないが、ドレインを後退りさせることに成功した。

 

クロウ先生「よしっ…このままいけば生徒たちに近づけさせずに戦える…」

ラヴァ先生「ですが魔力が尽きてしまいます!」

ツェイン先生「そうなったら最後。生徒たちには危害は加えさせない!!」

ラヴァ先生「そうですね!私も頑張ります!」

クロウ先生「よしっ!このままドレインを近づけさせな…」

 

ドレイン「カカカカカカカ!」

 

ガシッ!ズォォォォォォォ!

先生たちが目の前のドレインに気を取られている隙に横から別のドレインがクロウ先生の体を掴んで先生ごと魔力を吸収した。

 

生徒「きゃああああああ!」

 

生徒たちが吸収されたクロウ先生を見て更に恐怖した。

 

コクエ先生「な!」

ラヴァ先生「2体目!?」

ツェイン先生「クソッ!このままじゃ…」

 

ドレイン「ホォォォォォォォ!!」

 

ドタドタドタ!

横から出てきたドレインに気を取られている隙に目の前のドレインが襲いかかってきた。

 

ラヴァ先生「前から来ます!!」

コクエ先生「!?」

 

しかし気づいた時にはもう遅かった。ドレインは目の前にいてまさにコクエ先生を掴もうとしていた瞬間だった。

 

ガシッ!

反応が遅れた先生はそのままドレインに掴まれてしまった。

 

コクエ先生「痛っ!離しなさい!!」

ドレイン「ホォォォォォォォ!」

 

ズォォォォォォォ!

ドレインはコクエ先生を吸収し始めた。

 

コクエ先生「やめて!!離して!!離し…」

 

やがてコクエ先生はドレインに吸収されてしまった。

 

ツェイン先生「な…」

ラヴァ先生「そんな…」

 

生徒「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ツェイン先生「!!」

ドレイン「カカカカカカカ!」

 

ガシッ!ズォォォォォォォ!

ドレインは近くにいた生徒たちを吸収し始めた。

 

生徒「やめて!離して!!死にたくない!」

ドレイン「カカカカカカカ!」

 

ズォォォォォォォ!

ドレインは構わず生徒たちを吸収していった。

 

ツェイン先生「クソッ!生徒たちには危害は加えさせん!!」

ホークス先生「ツェイン先生!!後ろ!!」

ツェイン先生「な…」

 

先生が振り返るとドレインが目の前で拳を振りかぶっていた。

 

ツェイン先生「しまっ…」

 

ドゴォン!

ツェイン先生はまともにドレインに殴られてしまった。

 

ツェイン先生「ぐっ…」

ドレイン「ホォォォォォォォ…」

ツェイン先生「!」

ドレイン「ホホホホホホホホ」

 

ガシッ!

ドレインはツェイン先生を掴んだ。

 

ツェイン先生「しまっ…」

 

ズォォォォォォォ!

ドレインはツェイン先生を吸収し始めた。

 

ツェイン先生「があああああああ…」

 

やがてツェイン先生の叫び声も聞こえなくなった。

 

ラヴァ先生「そんな…ツェイン先生…」

 

ドサッ…

ラヴァ先生は力なくその場に座り込んだ。

 

ドシン…ドシン…ドシン…

ツェイン先生を吸収したドレインはラヴァ先生に近づいていた。そしてラヴァ先生の目の前に立った。

 

ドレイン「ホォォォォォォォ…」

ラヴァ先生「あは…あはは…」

ホークス先生「ラヴァ先生!!」

 

ビュォォォォォォ!

ホークス先生は風属性魔法を使ってドレインを退けようとした。だがドレインはビクともしなかった。

 

ホークス先生「な…なぜ…」

 

ガシッ!

すると後ろにいたドレインがホークス先生を掴んだ。

 

ホークス先生「しまっ…」

 

ズォォォォォォォ!

そしてドレインはホークス先生を吸収し始めた。

 

ホークス先生「があああああああああ!」

 

ドレイン「ホォォォォォォォ…」

 

ガシッ!

ドレインはラヴァ先生を掴んだ。

 

ラヴァ先生「あはは…もう…ダメですね…」

 

ズォォォォォォォ!

ドレインはラヴァ先生を吸収し始めた。

 

ラヴァ先生「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

やがてホークス先生とラヴァ先生もドレインに吸収されて残るは数名の生徒だけだった。

 

生徒「やめて!近寄らないで!!」

生徒「クソッ!なんで俺たちがこんな目に…」

生徒「はぁっ!」

 

ビュン!ドカン!

生徒の1人が攻撃した。

 

ドレイン「…ホォォォォォォォ」

 

しかしドレインには効果がなかった。

 

生徒「効いてない…」

生徒「こんなの…どうやって戦えって…」

生徒「先生でも負けたのに私たちだけじゃ…」

生徒「もう…無理だ…」

 

ドレイン「カカカカカカカ!」

ドレイン「ホォォォォォォォ!」

 

2体のドレインが残りの生徒たちに襲いかかった。

 

生徒たち「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ズォォォォォォォ!

ドレインたちは残りの次々に生徒たちを吸収した。最後に1人だけその場から逃げ出したが、虚しくドレインに捕まって吸収されてしまい学院内にいた教員と生徒たちは全滅してしまった。

 

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場所…アースの部屋

 

付き人「アース様!!ご報告があります!!」

 

タッタッタッ!バンッ!

付き人が走ってアースの部屋に入ってきた。

 

アース「どうした。何があった」

付き人「先程スペルビア王国のエレナ学院が3体のドレインによって教員全員と生徒9割が殺されました!」

アース「何!?」

付き人「現在残っているのは生徒だけでエレナ学院の校庭にいる人たちで最後です!!」

アース「何だと!?ドレインがこの世界に現れたのか!!」

付き人「はい!つい先程出現しました!!」

アース「クソッ!とうとうこの日が…」

付き人「アース様!!」

アース「今すぐ十二使徒をスペルビア王国に集めろ!!何としてでもドレインを討滅しろ!!」

付き人「はい!かしこまりました!!」

 

タッタッタッ!

付き人はアースの部屋をあとにした。

 

アース「クソッ!なんでこのタイミングで…」

 

アースは部屋の外を見た。

 

アース「…リノ。君に一体何が…」

 

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場所…スカーレット家

 

ジリリリリリリリ!

家の電話が鳴り響く。

 

ジン「はい。ジンです」

付き人「ジン様!アース様の付き人です!」

ジン「はい。どうされましたか」

付き人「現在エレナ学院にドレインが3体出現しています!」

ジン「何!?」

マーク「…?」

付き人「ドレインの出現によって教員全員と生徒9割が殺されました!」

ジン「な…」

付き人「ですので今すぐエレナ学院に行ってください!お願いします!」

ジン「分かりました!今すぐ行きます!!」

 

ガチャッ…

ジンは電話を切った。

 

マーク「どうしたジン。何かあったのか?」

ジン「マーク。今すぐエレナ学院に行くぞ」

マーク「何かあったのか?」

ジン「エレナ学院にドレインが3体出現した」

マーク「え!?」

ジン「教員は全滅。生徒は9割が殺されたらしい」

マーク「な…」

ジン「だから今すぐエレナ学院に行かなきゃならない。行けるか?マーク」

マーク「あ、当たり前だろ!行くぞ!」

ジン「よしっ」

 

タッタッタッ!

ジンとマークは準備をしてエレナ学院に向かった。

 

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場所…エレナ学院 校庭

 

アンナ「どうスカーレット。リールは大丈夫そう?」

リール「…」

スカーレット「…ダメね。全然魔力が戻らないわ」

アンナ「そんな…」

オード「リール!!」

 

オードが駆け寄ってきた。

 

オード「リールどうした!!しっかりしろ!」

スカーレット「リールは今魔力欠乏症なのよ。だから少し安静にさせてあげて」

オード「魔力欠乏症ってなんだよ」

スカーレット「急激に魔力を失うと起こる症状よ。魔力が戻るまでずっとこの状態よ」

オード「な…」

 

オードがその事を聞いて固まっているとある生徒が声を上げた。

 

生徒「ドレインだあああああああ!」

 

スカーレット「!!」

アンナ「!!」

オード「!!」

 

3人が声のした方を見ると3体のドレインがこちらに向かっていた。

 

スカーレット「な…こんな時に…」

アンナ「どうにかして守れないかな」

オード「とりあえずみんなをここに集めよう」

スカーレット「なんでよ」

オード「みんなの結界を足し合わせれば良い防御力になるだろ」

スカーレット「あ、なるほどね」

 

するとオードは1歩前に出て大きな声で言った。

 

オード「全員!!今すぐここに集まれ!!ここで結界を展開してリールを守るぞ!!」

 

そう言い終わると他の生徒たちがリールの所へ箒に乗って飛んできた。

 

オード「よしっ!みんなで力を合わせて結界を作るぞ!」

生徒たち「分かった!!」

オード「いくぞ!!はぁぁぁぁぁ!」

生徒たち「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

パキパキパキパキ…ガシャン!

みんなの結界が徐々に足し合わさり大きく強固な結界ができた。

 

オード「よしっ…これくらいなら」

 

リールのクラスメイトも残り十数名となった。他の人たちはドレインに吸収されてしまい、残ったのはリールたちくらいとなった。

 

オード「なぁスカーレット。リールはこのまま治らないって可能性はあるのか?」

スカーレット「…リールの魔法がどれくらい魔力を消費するのか知らないからなんとも言えないわ」

オード「治す方法は他にないのか?」

スカーレット「…あるにはあるわ」

オード「なんだ?言ってみろ」

スカーレット「…リールに魔力を分け与えるのよ」

オード「魔力を分け与える?」

スカーレット「えぇ。そうすることで一時的にリールを元に戻せるわ」

オード「なら俺の魔力を使え!」

スカーレット「は!?」

オード「俺なら大丈夫だ!だから俺の魔力を!」

スカーレット「あんた何言っ…」

 

ドンドンドン!

ドレインたちが結界を叩き始めた。

 

オード「早くしろ!ドレインが目の前にいるんだ!」

スカーレット「でも…」

オード「早く!!」

スカーレット「…分かったわよ」

オード「よしっ」

 

早速オードとスカーレットは魔力を分け与える準備をした。

 

オード「それで、これでいいんだな」

スカーレット「えぇ。そのままリールの手に」

 

ギュッ…

オードは優しくリールの手を握った。

 

スカーレット「あとは魔力を送るだけよ」

オード「よしっ」

 

ヒュゥゥゥゥゥ…

オードはゆっくりとリールに魔力を送った。

 

オード「リール…目覚めてくれ…」

リール「…あっ…か…」

 

突然リールが言葉を発した。

 

オード「リール!!」

リール「…あれ…オード…君…」

オード「よっしゃ!目覚めた!」

リール「スカーレットも…」

スカーレット「もう少し待ってリール」

リール「うん…」

 

ヒュゥゥゥゥゥ…

オードはリールに魔力を送り終えた。

 

オード「よしっ…これで…いいんだな…」

スカーレット「えぇ。大丈夫よ」

オード「よかった…」

 

ドサッ…

オードはその場に倒れた。

 

リール「!!」

 

すると変わるようにしてリールが起き上がった。

 

リール「オード君!!」

 

リールは真っ先にオードの心配をした。

 

リール「スカーレット!オード君が!」

スカーレット「オードは今魔力欠乏症っていう症状にかかってるわ。しばらくそのまま動かないわ」

リール「そんな…オード君…」

オード「…」

スカーレット「オードの看病お願い出来る?」

ディア「任せろ」

ノーラ「俺たちが引き受けた」

スカーレット「…お願いね」

 

ドンドンドン!

ドレインたちが更に結界を攻撃する。

 

リール「な!ドレインが!」

スカーレット「あと3体いたのよ」

リール「では私が!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥゥ!

リールは光を集めた。

 

リール「光玉(ライダラ)!!」

 

ビュン!ビュン!ビュン!

リールは3発の光玉を出した。

 

ドカン!ドカン!ドカン!

その魔法は見事全て命中した。

 

ドレイン「オォォォォォォ…」

ドレイン「カカカカカカカ…

ドレイン「オォォォォォォ…」

 

ジュワァァァァァ…

するとドレインたちが跡形もなく消えていった。

 

リール「よしっ!これで終わりですね!」

スカーレット「…そうね」

リール「…スカーレット?」

 

スカーレットは下を向いていた。

 

スカーレット「リール」

リール「は、はい…」

スカーレット「…学校の方…見に行きましょう」

リール「学校?」

スカーレット「えぇ。もしかしたら…学校内はもう…」

リール「!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…エレナ学院が見える高台

 

マギ「おっと。最後の3体もやられたか」

ラビ「でも結構魔力集まったんじゃない?」

マギ「あぁ。上出来だ」

サリエラ「でしたら今回は」

マギ「そうだな。これ以上この場にいたら十二使徒のやつらが俺たちを見つける可能性がある。帰るぞ。ラビ サリエラ」

 

ラビ「うん」

サリエラ「はい」

 

スタスタスタ

マギは振り返ってその場をあとにした。

 

魔女さん「…」

 

魔女さんはエレナ学院の校庭をずっと見ていた。

 

魔女さん「…」

マギ「どうした。帰るぞ。狂気の魔女」

魔女さん「…」

 

スタスタスタ

魔女さんもその場をあとにした。




〜物語メモ〜

クロウ先生
火属性魔法を使う先生。

ラヴァ先生
水属性魔法を使う先生。

ツェイン先生
雷属性魔法を使う先生。

コクエ先生
土属性魔法を使う先生。

ホークス先生
風属性魔法を使う先生。

ドレイン
ドレインは光属性魔法に対する耐性が恐ろしく低いが、他の基本属性魔法には恐ろしく高い耐性を誇る。そのためドレインには光属性魔法しか効かない。

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