私、魔女さんに拾われました。   作:バスタオル

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第50話 エレナとリールの両親

私の名前はリール。

今 スカーレットのお父さんに連れられてある場所にいます。

少し前にドレインが出てきて何体かやっつけたんですがまだ油断できません。

…それに学院の人たちがそのドレインにやっつけられたのが悔しいです。

私がやっつけられた訳じゃありませんがとても悔しい気持ちになります。

それにラーフさんも大怪我を負っていてその悲惨さは目に余ります…。

私は回復魔法など色々と魔女さんから学びましたがそれを活かせなくては意味がありません。

私は何のために魔法を勉強してきたのでしょうか。

人を傷つけるためでしょうか。人を殺めるためでしょうか。人を脅すためでしょうか。

私はただ生活を良くしたいと思っていただけです…それがこんな結果になるなんて…。

私は魔法を学ぶべきなのでしょうか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…アースの家

 

ジン「ここだな」

マーク「だね」

 

ギィィィィ…

ある部屋に着いた私たちは大きな扉を開けてその部屋に入りました。

 

アース「…やぁ、ジン マーク」

リール「!!」

 

そこには大勢の人がいました。9人くらいでしょうか。男性や女性、体の大きな人や小さな人と様々です。

 

アース「ほう…君がリールさんですね」

リール「は、はい!」

アース「こちらへ。ジンとマークはいつもの席に座ってね」

ジン「あぁ」

マーク「うん」

 

スタスタスタ

ジンとマークは自分の席に座った。リールはどこに座ればいいのか分からなかったためずっと立ったままだった。

 

アース「あ、リールさんはこちらへ」

リール「は、はい」

 

リールは指定された席に座った。

 

アース「さて、今から会議を始めるとしよう。議題は今回のエレナ学院に現れたドレインについてだ」

ウレイ「その前にひとついいですか?アース」

アース「何?ウレイ」

ウレイ「メロから連絡がこないんですが」

アース「…メロはキファと一緒でエレナに殺られたよ」

ウレイ「!?」

アース「少し前にその連絡が来た。今は治療を受けているらしい」

ウレイ「…そう…ですか」

アース「他に何かある人はいる?」

 

誰も何も言わなかった。

 

アース「…では会議を。まずドレインが現れたのは少し前。数は14体だそうだ。これはリールさんが倒したということでいいですか?」

リール「は、はい!」

アース「確かエレナ学院にはレヴィ学院長がいたはずですが」

リール「あ、ラーフさんがレヴィ学院長は今はいないと仰ってました」

アース「そうですか。彼もまたあなたと同じ光属性魔法の適性者でしたが…」

セレナ「何か事情があったんですかね」

アース「だと思う」

ヒュー「でもドレインに会ったのに生き残ったのは十数人だよね。すごいね。私たちと同じ」

モール「だな」

アース「問題は何故このタイミングで現れたのか…だね」

ジン「何の前触れもなかったな」

マーク「僕たちもアースの付き人から連絡が来なかったら分からなかったよ」

アース「う〜ん…フレア 大獄門の様子は?」

フレア「…ここに来る前 死者が大勢大獄門に来た。多分死んだ生徒と教師だろう」

リール「…」

アース「そうか。ミィは何も異変がなかった?」

ミィ「うん。大丈夫」

アース「これはマズイ…何の情報もないとは…」

フレア「リノは大丈夫なのか。ジン」

ジン「あぁ。ちゃんと保管してある」

フレア「…そうか」

アース「リールさん」

リール「は、はい」

アース「リールさんは今回以外でドレインを退治したことは」

リール「な…無いです…」

アース「う〜ん…」

リール「私は前まで魔女さんの家で暮らしていましたので何かあったら魔女さんが…」

アース「その魔女さんは今どこに」

リール「分かりません。ですが用事が終わったら帰ってくると…そう聞いてます」

アース「…そうですか」

付き人「アース様!」

 

ギィィィィ…

部屋の扉が突然開いた。

 

アース「どうしたの」

付き人「アース様を名指しで尋ねて来られた方がいます!」

アース「誰?」

付き人「名前はエレナと言うそうです!」

 

アース「な…」

ウレイ「まさか…」

セレナ「まさかあの人が…」

ヒュー「何であの人が来るのよ!」

ジン「…」

マーク「…」

フレア「…あいつか。殺しに来たのか」

モール「エレナか…」

ミィ「死ぬのかな…私たち…」

 

十二使徒たちは各々驚きの表情を見せた。

 

リール「エレナ…さん…」

 

付き人「どうしますか?」

アース「…ここで拒んでもどのみち来るでしょう。通してください」

付き人「はい」

フレア「いいのか。アース」

アース「うん。もし戦う意思があるなら有無を言わさずこの場に乗り込んでくると思うよ。でも今回は名指しで尋ねてきた。…もしかしたら何か話したいことでもあるんじゃないかな」

フレア「…そうか」

付き人「通します!」

 

コツコツコツ

大きな扉から一人の女性が入ってきた。

 

リール「エレナさん…」

エレナ「…」

 

エレナは無表情で部屋に入ってきた。その顔は怒ってもなく笑ってもないとても怖い表情だった。

 

アース「…何の用ですか。こんな所にあなたが来るなんて。あなたは私たちがどういう存在か知ってますよね」

エレナ「…今回のドレインの件です」

アース「!」

エレナ「突如現れたドレインについてあなた方にお話をしに来ました」

ウレイ「何故あなたがドレインについて話しに来たんですか」

セレナ「そうです。あの時この世界に解き放ったドレインはあなたが原因でしたよね。今回もあなたがやった事ですよね」

エレナ「…いいえ。今回は私は関与していません」

フレア「…信用出来ないな」

ミィ「私も」

エレナ「…」

アース「とまぁ私たちは君に対して良い印象はないわけです。当然ですよね。あの時あなたが解き放ったドレインのせいで私たちは数多くの同胞を失いました。そんなあなたを快く受け入れるなんてことは私たちにはできませんね」

エレナ「…そうですか」

 

ピクッ

エレナは指を動かした。

 

ビュォォォォォォ!パキパキパキ!

すると突然エレナが氷漬けにされた。

 

リール「!!」

セレナ「…」

 

エレナを氷漬けにしたのはセレナだった。セレナは氷属性魔法の適性者でエレナが指を動かしたことに警戒して魔法を使ったのだった。

 

リール「エレナさん!!」

 

タッタッタッ!

リールはエレナに駆け寄った。

 

アース「!」

 

十二使徒たちは全員驚いていた。

 

リール「エレナさん!エレナさん!しっかりしてください!!」

 

ドンドンドン!

リールは氷漬けにされたエレナを助けるために氷を叩いた。

 

アース「リールさん」

リール「!」

アース「下がってください」

リール「な、何故でしょうか…」

アース「彼女はとても危険な存在です。私たちの同胞を死に追いやった張本人です」

リール「で、ですが…」

フレア「離れろ。死にたくないならな」

リール「…」

 

リールはフレアの言葉に怖気付いた。

 

リール「で、でも…エレナさんは3人いて当時はこのエレナさんとは別のエレナさんがやった事でこのエレナさんは何も関係がないんです!なのでこれを解いてください!!エレナさんの話を聞いてください!!」

ジン「リールさん…」

フレア「意味が分からん。下がれ。燃やすぞ」

リール「…嫌です!」

フレア「…」

リール「エレナさんは私の命の恩人です!そんな人を私は見捨てません!!」

フレア「…そうか」

 

ガタッ…

フレアは立ち上がってリールに近づいた。

 

フレア「なら、エレナと一緒に燃やしてやるよ」

 

ボボッ!

するとフレアの手に炎が現れた。

 

リール「!」

フレア「構わないな?アース」

アース「…」

フレア「こいつは俺たちの仲間を殺した。なら、殺されても文句はないな」

リール「私は何もしてません!!」

フレア「エレナを庇ってるんなら同罪だ。俺が大獄門まで送ってやるよ」

 

ボボボッ!!

炎は勢いを増した。

 

リール「!」

フレア「…やっぱり話すのは不可能だ。さようならだ。2人共々」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!

突然リールのポケットが光り始めた。

 

リール「!?」

フレア「なんだ。この光は」

 

ボボッ…ジュワァァァァァァ…

するとフレアの炎が消えてしまった。

 

フレア「な…俺の炎が…」

アース (フレアの炎が消えた…なぜ…地獄の業火だぞ…)

リール「これは…」

 

リールはポケットから光るそれを取り出した。

 

リール「!!」

 

それは過去に魔女さんから貰ったある結晶だった。その結晶はレヴィ学院長が魔女さんの家に訪問する際に魔女さんがリールに持たせたものだった。危険を察知すると魔女さんが飛んできてくれると言っていたあの結晶。

 

リール「魔女さん…」

 

ドシン!!

突然フレアが地面に叩きつけられた。

 

フレア「ごっ…」

アース「!?」

 

その場の十二使徒たちが驚いた。何せ突然フレアが地面に叩きつけられたのだから。

 

リール「あ、あの…えっと…」

 

グググググ!

フレアは更に地面に押し付けられる。

 

フレア「ごっ…この…」

アース「リールさん!!」

リール「あ、いえ…その…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

すると途端にフレアが解放された。

 

フレア「がっ…ゴホッ…ゴホッ…ゴホッ…」

 

フレアはゆっくりと立ち上がった。

 

フレア「はぁ…はぁ…はぁ…」

アース「フレア」

フレア「…なんだよ」

アース「…下がって」

フレア「!」

アース「…リールさん。それは」

リール「こ、これは…魔女さんから貰ったものです…危ない目に遭ったら助けてくれるって…」

アース (やっぱり…)

フレア「魔女さんだと…」

アース「フレア。これ以上やるとフレアが死んじゃうかもしれない。だから下がって」

フレア「…分かった」

 

スタスタスタ

フレアは席に座った。

 

エレナ「ありがとうございます。リールさん」

リール「!!」

 

リールがその声に反応すると氷漬けにされたエレナが動けるようになっていた。

 

リール「え、エレナさん…どうして」

エレナ「私にはこの程度の魔法は通じませんよ。大丈夫です」

リール「え、あ…」

エレナ「あなた方にお話があります」

アース「…何でしょうか」

エレナ「…現在ドレインは深淵から這い上がって来ています。これではもう少しすればここはドレインで溢れるでしょう」

アース「な…」

エレナ「ドレインには光属性魔法しか効きません。あなた方 基本属性魔法ではドレインを倒すどころかダメージすらありませんよ」

アース「…」

エレナ「そこでひとつ提案があります」

アース「…なんですか」

エレナ「ドレインがここに来るまであと少しですが、その少しの時間で光属性魔法の適性者を見つけるのは不可能です。この世界に存在する光属性魔法の適性者は闇属性魔法の適性者の数と同じです。現在確認できてるのはリノとレヴィとリールさんの3人だけ。この内まともに動けるのはリールさんだけです」

ウレイ「レヴィもいるでしょ」

エレナ「ダメです。レヴィは今動けませんよ。それに、光属性魔法はあらゆる効果を半減させる特性を持つので回復まで時間がかかります。そうなるとリールさんしか頼れないんですよ」

アース「…何が言いたいんですか」

エレナ「…ドレインがこの場に現れる僅かな時間…その時間を私との時間にしてほしいと提案しに来ました」

アース「…つまり、あなたがリールさんを保護すると…そういう訳ですか」

エレナ「えぇ。そうです。リールさんは強いですが次に来るドレインは数が多すぎます。となるとリールさん自身をレベルアップさせないといけません。なので今から私がリールさんのお世話をします」

アース「…それで」

エレナ「あなた方はドレインを足止めするくらいしかできません。ドレインを倒せるのは現在リールさんだけ。となるとリールさんには倒す術を得てもらう必要があります」

アース「…どう?ジン マーク」

ジン「?」

マーク「?」

アース「…任せてもいいと思う?」

ジン「…」

マーク「僕はいいと思うよ」

ジン「!?」

マーク「悔しいけど僕たちじゃドレインには勝てないからね。リールさんを頼らざるを得ない」

ジン「…まぁ、確かに」

アース「…分かった。じゃあエレナさん。リールさんをお願いします」

エレナ「えぇ」

アース「あと…」

エレナ「?」

アース「先程の仲間の失態…お許しください」

エレナ「…私とリールさんの生活を脅かさないなら別にいいです。それでは」

 

スタスタスタ

エレナはリールの手を引いてその場をあとにした。

 

ミィ「…いいのアース。行かせて」

アース「…マークも言ってたけど僕たちには何も出来ないのが現状だよ。あの時もリノがいなかったら私たちは全員殺されていた。…また光属性魔法の人たちに頼らないといけないとなると心が苦しい限りです」

ミィ「…」

アース「とりあえずみんなは各々の国に対して警告を。これから来るドレインの侵攻に対応するために準備を」

 

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場所…アースの家の前

 

リール「あの…エレナさん」

 

エレナはピタッと足を止めた。

 

エレナ「…リールさん」

リール「は、はい…」

エレナ「…リーナからの伝言です」

リール「リーナ…さん?」

エレナ「はい。『ドレインは光属性魔法に弱いわ。だからリールがみんなを守ってあげて』とのことです」

リール「えっと…リーナさんって…」

エレナ「…あなたが言う『魔女さん』と呼ばれる人物の名前ですよ」

リール「!!」

エレナ「彼女が『魔女さん』として名前を隠しているのは過去の出来事を隠すためです。この名前を知っているのはごく少数。あなたも知っておくべきですよ」

リール「…」

エレナ「さて、今からあなたには私と共にある場所に来てもらいます」

リール「ど…どこでしょうか…」

エレナ「…光属性魔法の適性者たちがいる墓地ですよ」

リール「!!」

 

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場所…エレナの部屋

 

魔女さん「…さて、そろそろ動きましょうか。ようやくあの忌まわしい建物を破壊できますね」

 

コツコツコツ

魔女さんはエレナの部屋をあとにした。

 

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場所…とある墓地

 

リール「こ…ここが…」

エレナ「…そう。ここが光属性魔法の人たちがいる墓地です」

 

そこはただの墓地だが光属性魔法に適性があるリールにはある物が見えていた。

 

リール (な…何でしょう…この浮いている丸いものは…)

エレナ「さ、行きましょう」

リール「あ、あの…ど、どうして私をここに…」

エレナ「…あなたならやってくれると信じているからです」

リール「!!」

エレナ「ここは過去に存在した光属性魔法の適性者たちが眠りについている場所です。光属性魔法の適性者は後にも先にも闇属性魔法の適性者と同じ人数存在していました。ですが戦争がきっかけで光属性魔法と闇属性魔法は対立し、互いを傷つけ合ってきました」

リール「…」

エレナ「…彼らは闇属性魔法からこの世界を守るために奮闘し、光属性魔法を受け継ぐ努力をしてきました」

リール「…」

 

スタスタスタ

エレナは話しながら歩を進め、ある墓の前で足を止めた。

 

エレナ「…こちらを」

リール「…」

 

スタスタスタ

リールもその場所へ向かう。

 

エレナ「…そこを」

リール「?」

 

エレナがある場所を指さした。リールが見た先にあったのは2つ並んだお墓。

 

リール「エレナさん…このお墓は…」

エレナ「…あなたの "お父さん" と "お母さん" です」

リール「!?」

 

そこにあったのはリールのお父さんとお母さんのお墓。この2つのお墓は他のお墓とは違って周囲に浮いている丸いものがより集まっていた。

 

エレナ「この2人はこの闇属性魔法と光属性魔法の対立において最も活躍されました。2人は共に魔力が高く他の光属性魔法の適性者と比べて明らかに戦闘力が違ってました」

リール「…」

エレナ「しかしそんな彼らでも魔力の枯渇は起きます。これは私たち魔女や魔法使いには必ず起こり得ることです。ただ私たちと彼らの違いはこの場にドレインがいるかどうかなんですよ」

リール「…」

エレナ「…そして彼らは魔力の枯渇が起きた所をドレインに吸収され命を絶ちました」

リール「そんな…」

エレナ「ただその中でもあなたの母親は己が体を依代としてドレインを全て深淵という場所に封印しました。…いや、幽閉と言うべきでしょうか」

リール「…」

エレナ「この世界で光属性魔法の適性者を亡くすことはそのまま死を意味します。現にドレインに立ち向かえるのは光属性魔法だけ。ドレインが溢れてきたらこの世界は終わりです」

リール「だから…私が…」

エレナ「…そうです。まだ小さいあなたですが頼れるのはあなただけ。他の誰でもない光属性魔法に適性があるあなただけなんです」

リール「…私の…お母さんと…お父さんは…」

エレナ「…」

 

ザッ…ザッ…ザッ…

リールはゆっくりと両親のお墓に近づく。

 

リール「お母…さん…お父…さん…」

 

リールの目から涙が落ちた。

 

リール「おがあざん…」

 

リールの目からさらに涙が落ちる。

 

エレナ「…」

リール「私は…なにも…」

エレナ「…」

 

エレナはリールの泣いている姿を見て目を逸らした。

 

リール「…エレナさん…」

エレナ「…何?」

リール「…お母さんは…もう…戻ってこないんでしょうか…」

エレナ「…」

リール「私…お母さんの顔を見た事がありません…どうして魔女さんの家にいたのかも…」

エレナ「…」

リール「私は…私は…」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

突然 リールの胸辺りが光った。

 

エレナ「!」

リール「!!」

 

その光は徐々に強くなり、やがて何事も無かったかのように消えた。

 

エレナ (なに…今の…)

リール「…まさか」

 

リールは首から下げていたある物を取り出した。

 

リール「!!」

 

そう。刻運命の粉が光っていた。

 

リール「これ…」

エレナ (刻運命の粉…どうして…)

 

??? (…出ていけ)

 

リール「!」

エレナ「!」

 

突然知らない声が聞こえた。

 

??? (出ていけ!!)

 

その声はとても強く、2人は驚いていた。

 

??? (忌まわしい闇属性魔法!この場から立ち去れぇ!)

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ!!

突然 刻運命の粉が光り始めた。

 

リール「わっ!」

 

その光はやがてリールを包み込んだ。

 

エレナ「一体…何が…」

 

???「立ち去れ!!」

 

ドゴォン!

突然 エレナが攻撃された。

 

エレナ「ぐっ…」

 

エレナは攻撃を受けて少し吹っ飛ばされた。

 

エレナ「これは一体…」

 

エレナが周囲を見渡すとそこにはリールが立っていた。

 

エレナ「リール…さん…」

リール「…立ち去れ。あなたがこの場に立つ資格はない。ドレインを解き放ち人を殺めたあなたにこの場所に立ち入る資格はない!!立ち去れ!!」

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

エレナはまたしても攻撃を受けた。

 

エレナ「ぐっ…何この攻撃…全然見えない…」

 

ザッ…ザッ…ザッ…

リールはゆっくりと歩を進める。

 

リール「去れ!去れ!去れ!」

 

ドゴォン!

エレナはまた攻撃を受けた。

 

エレナ「どうして…一体何故…」

 

エレナはすぐに墓地の敷地内を出た。

 

リール「…二度とこの場に来るな。忌まわしい闇属性魔法の適性者よ」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

するとリールの刻運命の粉が光を失った。

 

リール「…」

 

ドサッ…

リールは疲れたのかその場で倒れてしまった。

 

エレナ「何…今の…リールさんの声じゃなかった…。いや、リールさんの声だけど話してる相手がリールさんじゃなかった…。まさか…乗っ取られていた…」

リール「…」

 

リールはピクリとも動かなかった。

 

エレナ「…もうここに来るのはやめておきましょう。これだとリールさんにも被害が出る…」

 

スタスタスタ

エレナはリールに近寄った。

 

エレナ「すみませんリールさん…私のせいで…」

 

エレナはリールを抱えてその場をあとにした。

 

エレナ「…思っていたよりも強い念でしたね…すみませんリールさん。あなたにこんなことをさせてしまって…」

 

そしてエレナはある場所までリールを運んだのだった。




〜物語メモ〜

今回は新しい情報がないので次回ですね。

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