私、魔女さんに拾われました。   作:バスタオル

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ここでちょっとお知らせです。

投稿が遅くなると言いましたが、もしかすると毎週土日のどちらかに投稿できるかもしれません。
できたらいいのですが、できない場合もありますのでご了承ください。

お知らせは以上です。


第55話 エレナとレナの衝突

私の名前はリール。

今スペルビア王国の地下にいます。

先程エレナさんに会ってきました。

私を利用して禍異者というものになるそうでした。

それがどんなものかはよく分かりませんが、私の大事なお友達を傷つけると思ったので強くお断りしました。

エレナさんは帰りましたがまた来る可能性があります。

そうなったら今度は私も戦うつもりでいます。

これ以上この国の人たちがドレインに食べられちゃうのは見たくありません。

…私を良くしてくれたクラスメイトの方々もドレインに殺されました。

もう二度と人を失わせません。

これ以上広がらないように頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所…スペルビア王国 地下

 

リール「…」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ…

リールが箒に乗って戻ってきた。

 

オード「リール!」

 

タッタッタッ!

みんなが走ってきた。

 

オード「大丈夫かリール!」

リール「はい。何もありませんよ」

アンナ「リール?」

リール「はい。何でしょうか」

アンナ「な…何かあったの?」

リール「…どういう事でしょうか」

アンナ「その…怖いよ…?リール」

リール「…」

オード「何かあったのか?」

リール「…エレナさんは帰りました。ですがまた来る可能性があります」

オード「!」

リール「もし来るようでしたら今度は戦うつもりでいます」

ノーラ「…そうか」

リール「みなさん。もう少しだけこの生活を続けられますか?」

 

アンナ「私は大丈夫だよ」

ディア「俺もだ」

スカーレット「私も大丈夫よ」

オード「俺もだ」

ノーラ「俺も大丈夫だ」

 

リール「…分かりました」

 

スタスタスタ

リールは歩き出した。

 

オード「どこ行くんだ?」

リール「…分かりません」

オード「分からないって…」

リール「分かりませんが、ここにいる人たちがドレインに殺されるのは見たくありません。ですので私はここを離れます」

アンナ「え!?」

ノーラ「待てリール。リールがここから離れても変わらないぞ」

リール「…何故でしょうか」

ノーラ「確かにエレナの目的はリールだがドレインの目的は人を吸収することだ。ドレインに対する有効な手段を持っているのはリールだけ。そのリールがこの場から離れたら余計に死者が増えるぞ」

リール「…」

ディア「リール。一旦休もう。これじゃあリールの体が持たねぇ」

リール「…大丈夫ですよ」

 

クルッ

リールは後ろを振り返ってみんなの顔を見た。

 

リール「私はこの世界の核を知っています。そこを攻撃すればこの世界を破壊することができることも知ってます」

 

アンナ「!」

オード「!」

スカーレット「!」

ディア「!」

ノーラ「!」

 

リールの目が薄い黄色になっていた。

 

アンナ「リール…その目…」

レナ「私の名前はリールではありません。私の名前はレナ。この世界に光をもたらす光属性魔法の選定者です」

 

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場所…現世と深淵の狭間

 

ルル「ねぇララ」

ララ「分かってるわ」

 

ルル「…とうとう出てきたね」

ララ「えぇ。ようやく出てきたわ」

 

ルル「最後の光属性魔法の適性者」

ララ「最後の光属性魔法の適性者」

 

ラミエ先生「はぁ…はぁ…あなたたち…」

 

ルル「アラミス。君はもうここで退場した方がいい」

ララ「アラミス。あなたの出番はもう無いわよ」

 

ラミエ先生「まだあるわ…私が最後の…」

 

ルル「これ以上この世界を壊されるのは」

ララ「これ以上この世界を壊されるのは」

 

ルル「流石に我慢できないよ」

ララ「流石に見過ごせないわ」

 

ラミエ先生「…」

 

ルル「君はもうここで終わるべきだ」

ララ「あなたはもう休みなさい」

 

ラミエ先生「くっ…」

 

ルル「もう少しだよアラミス」

ララ「もう少しよアラミス」

 

ルル「もうすぐこの世界で選定が行われる」

ララ「必要不必要を分断する光の選定者」

 

ルル「名前をレナ」

ララ「名前をレナ」

 

ルル「彼女が今この世界に姿を現した」

ララ「あの人がこの世界に出現した」

 

ルル「これから行われるのは浄化」

ララ「これから行われるのは決別」

 

ルル「この世界で有害となる者」

ララ「この世界で無害となる者」

 

ルル「害ある者は浄化され」

ララ「害なき者は決別となる」

 

ルル「誰一人として助からない最後の審判」

ララ「バッドエンドな光の選定」

 

ルル「範囲はこの世界全域」

ララ「この狭間も対象となる」

 

ルル「僕たちも選定される」

ララ「私たちも選定される」

 

ルル「生きるは地獄」

ララ「死もまた地獄」

 

ルル「誰一人として助からない身勝手な選定」

ララ「誰一人として望む結末にはならない」

 

ルル「どのみち短い命」

ララ「私たちに捧げるのも悪くないわよ」

 

ラミエ先生「何で…あなたたちなんかに…」

 

ルル「死にたいのかな」

ララ「生きたいのかな」

 

ルル「君はどちらを選ぶ?」

ララ「生?それとも死?」

 

ラミエ先生「私は…」

 

ルル「どっち?」

ララ「どっち?」

 

ラミエ先生「私は…最後まであの人に仕えるのを選ぶわ」

 

ルル「そう。分かった」

ララ「あらそうなのね」

 

ルル「じゃあ死んでね」

ララ「じゃあまた会いましょ」

 

ジジジ…ゴゴゴゴゴゴゴゴ!

ルルとララは魔力を溜めた。

 

ラミエ先生「!」

 

ルル「どのみちみんな死ぬんだよ」

ララ「選定者を止めない限り死から逃れられない」

 

ルル「僕たちは最後まで君を生かそうか考えてたけど」

ララ「もう無理ね」

 

バリバリバリバリ!

ルルとララの魔法がより大きくなった。

 

ルル「さようならアラミス」

ララ「さようならアラミス」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…スペルビア王国が見える高台

 

エレナ「痛た…ラミエ…こんな所に飛ばして…」

 

エレナは立ち上がった。

 

エレナ「…え、何…これ…」

 

エレナは悲惨なスペルビア王国を見て驚いていた。

 

エレナ「一体何が…起こったんですか…」

 

エレナはただただ見ることしかできなかった。

 

エレナ「まさか…」

 

ビュン!

エレナはある場所に向かった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…スペルビア王国 地下

 

アンナ「レナ…レナって…」

オード「誰だよお前…俺たちはお前を知らねぇ!一体誰なんだお前!!」

レナ「理解できませんでしたか?ではもう一度言います。私の名前はレナ。この世界で選定者として生を受けた最後の光属性魔法の適性者です」

ノーラ「さっきまでリールだったのに一瞬で気配が変わった…」

ディア「あぁ。しかも知らない気配だ」

スカーレット「リールをどこにやったの!教えなさい!」

レナ「言葉がなってませんよ。あなた」

スカーレット「!!」

レナ「私はただの選定者。必要不必要を分断する者です」

アンナ「分断って…」

レナ「必要な者はこの世界に残っていただきます。不必要な者はこのまま消えていただきます」

オード「はぁ!?」

レナ「選定者とは本来この世界に干渉しない存在なのです。ですがある条件下では干渉することができるのです」

ノーラ「一体どんな…」

レナ「…この世界にドレインが出現した時です」

 

スカーレット「!」

アンナ「!」

オード「!」

ノーラ「!」

ディア「!」

 

みんな驚いていた。

 

レナ「先日この世界にドレインの存在をキャッチしました。数も多かったために殺された人も多かったと思います。ですのでここで1度選定を行います。不必要な存在を抹消するために」

アンナ「でもそんなことしたら!」

レナ「何かいけないことでも?」

アンナ「!」

レナ「この世界からドレインが消えたら何か問題があるのですか?むしろ解決すると思うのですが」

アンナ「…」

レナ「…では、選定を行な…」

 

エレナ「待ちなさい!!」

 

バゴォォォォォォン!

突然レナが爆発した。

 

スカーレット「!」

アンナ「!」

オード「!」

ノーラ「!」

ディア「!」

 

5人は突然の出来事に頭が追いつかなかった。

 

エレナ「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

突然現れたのはエレナだった。

 

エレナ「あなた…一体どこから…」

オード「お前は!」

ノーラ「また殺しに来たのか!」

 

オードたちは殺気立った。

 

エレナ「違います!私はあなた方が出会ったエレナではありません!私はエレナ本体です!」

オード「な…本体…だと…」

エレナ「それよりも何故あの人がここにいるんですか!」

オード「な…なんだよあの人って…」

エレナ「…選定者レナ。この世界を分断するために生まれた者…」

ディア「分断…」

エレナ「あれはとても危険な者です。関わると落とされますよ」

アンナ「お…落とす…」

 

ガラガラ…

瓦礫の中からレナが出てきた。

 

レナ「…痛いですね。誰ですか」

エレナ「…あなたこそ。何故ここにいるんですか」

レナ「これはこれは。ドレインを解き放った人ですね?」

エレナ「…」

レナ「あなたのせいで天界は大騒ぎでしたよ。あの世界を収拾つけるためにある人間に人柱となっていただきましたから」

エレナ「!!」

レナ「あなたなら分かるはずです。今も深淵の奥深くに存在している依代。あなたが解き放たなければあんな事にはならなかった」

エレナ「…」

レナ「…あなたも不必要な者です。今すぐこの世界から消えてなくな…」

エレナ「ふざけないでください!!」

レナ「…」

エレナ「私の大事なリールさんになんて事してるんですかあなたは」

レナ「リール。そこの人たちもそう呼んでましたね。一体誰のことでしょうか」

エレナ「…私の友人の娘よ。大事な大事な人ですよ!!」

レナ「…そうですか。ですが私には関係ありませんので」

エレナ「!」

レナ「この体はいいですね。光属性魔法の適性者であって私の体に順応しています」

エレナ「あなた…」

レナ「どうしましたか?」

エレナ「…今すぐにあなたを倒します」

レナ「そうですか」

エレナ「あなたを倒してリールさんを取り戻します」

 

スッ…

エレナはレナに手を向けた。

 

エレナ (待っててくださいリールさん。今すぐ助けます)

レナ「…かかってきてください。返り討ちにしてあげますよ」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…現世と深淵の狭間

 

ルル「…ねぇララ」

ララ「何?ルル」

 

ルル「…僕たちも行こうか」

ララ「どこに?」

 

ルル「リールさんの気配が無くなってる」

ララ「…でも代わりにレナの気配がある」

 

ルル「そう。だから僕たちが止めに行かないと」

ララ「そうね。行きましょうか」

 

ヒュッ…

ルルとララはその場から姿を消した。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

場所…スペルビア王国 地下

 

レナ「…」

エレナ「…」

 

両者睨み合う。

 

オード「この2人…すげぇ気配だ…」

ノーラ「あぁ…俺たちじゃ歯が立たねぇ…」

 

レナ「…」

エレナ「…」

 

パキッ…

突然どこからか音がした。

 

レナ「っ!」

エレナ「っ!」

 

バゴォォォォォォン!

音が鳴ったと同時に2人が攻撃し始めた。

 

ババババババババババ!!

2人は高速で飛ぶ弾型の魔法を放った。

 

エレナ「はぁぁぁぁぁぁ!」

レナ「…」

 

エレナは必死で魔法を使っているが、レナの方は全く顔色が変わっていなかった。

 

アンナ「なに…これ…」

 

ビュォォォォォ!

2人の魔法がぶつかる際に周囲に衝撃波が広がる。

 

スカーレット「段違いだわ…私たちとは比べ物にならないくらい…」

 

バゴォン!バゴォン!バゴォン!

2人の魔法は互角だった。

 

レナ「素晴らしいですね。こんなに魔力が高いなんて」

エレナ「あなた!今すぐその子から離れなさい!!」

 

バゴォォォォォォン!

エレナはレナを爆発させた。

 

ビュン!

そして瞬時にレナの目の前まで飛び込んだ。

 

エレナ「はぁっ!」

 

バゴォォォォォォン!

エレナは更に攻撃を重ねた。

 

ズサッ…

エレナは少し距離を取った。

 

エレナ「…」

 

エレナたちはさっきまでレナがいた場所を見ている。

 

レナ「…いいですね。すごい魔力です」

エレナ「!」

 

スタスタスタ

煙の中を悠々と歩いてきたレナ。傷は負っておらず、余裕そうな表情だった。

 

レナ「ですが、その程度では私には届きませんよ」

 

ゴウン…シュゥゥゥゥゥゥ!

レナは光を集めた。

 

レナ「ここで長期戦になると私の目的が達せられません。ここであなたを退場させます」

 

ゴウン…ゴウン…ゴウン…

レナの集めた光が更に大きくなる。

 

レナ「さようなら」

 

ビュン!

レナは集めた光をエレナたちに向けて放った。

 

エレナ (マズイ!!このままではあの子たちが!!)

 

バッ!!

エレナは身を呈してスカーレットたちを守ろうとした。

 

エレナ (…ごめんなさいリノ…あなたの大事な娘を守りきれませんでした)

 

バゴォォォォォォン!

エレナはまともにその魔法を受けてしまった。その爆発は今までで1番大きく、助かる見込みはなかった。

 

パラパラ…パラパラ…

周囲を吹き飛ばしたレナの魔法は凄まじい魔力を帯びていた。故にエレナの気配が全くしなかった。

 

アンナ「ね…ねぇスカーレット…」

スカーレット「何…」

アンナ「さっきの人の気配…全く感じられない…」

スカーレット「!!」

オード「俺もだ…全く感じられない…」

ノーラ「これ…次は俺たちなんじゃないか?」

ディア「…マジかよ…」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥ…

煙が晴れてきた。

 

レナ「…」

スカーレット「!!」

アンナ「!!」

オード「!!」

ノーラ「!!」

ディア「!!」

 

5人は驚いていた。

 

エレナ「っ…!!」

 

???「間一髪だったね」

???「ギリギリだったわ」

 

エレナの目の前には2つの影があった。

 

ルル「これで貸しひとつだよ」

ララ「恩を仇で返さないでね」

 

そこにいたのはルルとララだった。

 

エレナ「あ…あなた…」

 

ルル「久しぶりだね」

ララ「えぇ。そうね」

 

レナ「…あなたたちは」

 

ルル「君を最後に見たのは生まれた時だったね」

ララ「あなたを最後に見たのは赤ん坊の頃ね」

 

ルル「立派に成長して何よりだ」

ララ「お婆さんも喜んでるでしょうね」

 

レナ「何故…あなたたちが…」

 

ルル「もちろん君を助けるため」

ララ「もちろん約束を果たすため」

 

ルル「僕たちはリノとあなたを守る約束したから」

ララ「私たちはリノと強い約束を結んだから」

 

レナ「それで何故その人を助けるんですか」

 

ルル「…君はこの世界の人じゃないね」

ララ「あなたはこの世界の誰でもない」

 

レナ「!!」

 

ルル「隔絶されてる。そのポケットに入ってるもの」

ララ「隔絶されてる。あなたの持ち物の中にあるわ」

 

ルル「名前を刻運命の粉」

ララ「名前を刻運命の粉」

 

ルル「この世界の時間と時空、次元からの隔絶」

ララ「リノがあなたに持たせた大事な形見」

 

ルル「故に今の君はそんな姿じゃない」

ララ「だからあなたの本当の姿は他にある」

 

レナ「…」

 

ルル「散れ。次元と共に」

ララ「散れ。時間と共に」

 

バリィィィン!!

 

レナ「!!」

 

リールの体から光が解き放たれた。

 

ビュォォォォォ!

その光は瞬く間にリールの体から出ていき、リールも元の姿に戻った。

 

リール「…」

 

ドサッ…

リールはその場に倒れた。

 

アンナ「リール!!」

 

タッタッタッ!

アンナたちはリールに駆け寄る。

 

エレナ「あなたたち…どうして…」

 

ルル「さて、どうしてでしょう」

ララ「さて、どうしてかしらね」

 

ルル「君は知ってるかい?あの子の本名」

ララ「あなた知ってる?あの子の本当の名前」

 

エレナ「リールさんの…名前…」

 

ルル「そう。名前はレナ」

ララ「そう。名前はレナ」

 

エレナ「!?」

 

ルル「でもさっきのはあの子自身じゃない」

ララ「でもさっきのはあの子本人じゃない」

 

ルル「あの子を素として作られた単なるコピーだよ」

ララ「あの子を素として作られた単なるコピーよ」

 

ルル「本人はまた別にいる」

ララ「あの子の母親がそれを知っている」

 

エレナ「リノが…」

 

ルル「エレナ。君にお願いごとがある」

ララ「エレナ。あなたに頼み事がある」

 

エレナ「頼み…」

 

ルル「あの子を深淵に連れて行きなさい」

ララ「あの子を深淵に連れて行ってあげて」

 

エレナ「!!」

 

ルル「リールさんの母親はそこにいる」

ララ「リールさんの母親はそこにいる」

 

ルル「昔から変わらずそこにいる」

ララ「一切の変化なし」

 

ルル「昔のリノを知ってるあなたなら分かるはず」

ララ「昔から知ってるあなたなら分かるはずよ」

 

エレナ「どうして…あなたたちは一体何者…」

 

ルル「…この先の未来を見れば分かるよ」

ララ「…この先の未来を見れば分かるわ」

 

ルル「かつて禍異者を倒した2人の魔法使い」

ララ「その人は火と光を操る2人の魔法使い」

 

ルル「この先の未来で誕生する魔法使いだよ」

ララ「この先の未来で誕生する魔法使いです」

 

エレナ「未来…」

 

ルル「…僕たちはこれでさよならです」

ララ「…私たちはこれでさよならです」

 

エレナ「!!」

 

ルル「リールさんによろしく言っておいてください」

ララ「リールさんによろしく言っておいてください」

 

ルル「それではまた」

ララ「それではまた」

 

シュゥゥゥゥゥゥ…

ルルとララはその場から姿を消した。

 

エレナ「ルル…ララ…」

 

エレナはアンナたちを見た。アンナたちはリールを回復させていた。

 

エレナ「…」

 

エレナは考えた。さっきルルとララが深淵に連れて行くよう言ってきた。だが深淵の禍々しさをエレナは十分に理解していた。故にそこへ連れていくことに抵抗があった。

 

エレナ「…リールさん」

 

しかし今後こうなっては取り返しがつかなくなる。そう考えたエレナが出した答えは…。

 

エレナ「…リノ。あなたに会いに行きます」




〜物語メモ〜

レナ
リールの中にいた最後の光属性魔法の適性者。高い魔力を持っており、エレナですら敵わないレベル。今回ルルとララが割って入ってくれたお陰で事は収まった。

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