私の名前はリール。
今深淵にいます。
やっと魔女さんとちゃんと顔を合わせることができました!!
あの時からずっとずっとずっと…ずぅぅぅぅぅっとこの時を待ちわびていました!!
今は嬉しさしかありません!!
今すぐにでも家に帰って明日から前までの生活に戻りたいです!!
もっと魔女さんから色々と教わってこの世界のために色々していきたいと思っています!!
そうとなれば今すぐにでもここを出なければ!!
今私たちは深淵にいるのでここを出るにはあの3つの階層を突破しなければなりません!!
さぁ!善は急げです!
早く帰ってみなさんでお休みしましょう!!
場所…深淵
魔女さん「エレナ、ここから出る方法はありますか?」
エレナ「えっと…あるにはありますが…」
魔女さん「…?何か問題でも?」
エレナ「えぇ…ここから出口までは1日か2日かかりますよ」
魔女さん「え!?そんなに!?」
エレナ「私と私の分身はそれくらい時間がかかりましたよ」
魔女さん「嘘…」
エレナ「今すぐ帰ればなんとかみなさん助かります」
魔女さん「これ以上ここにいたらみなさんの体が…」
エレナ「そう。この瘴気に侵されますね」
魔女さん「…」
魔女さんとエレナは帰る方法を考え始めた。
リール「あの…魔女さん」
魔女さん「はい。何でしょうか」
リール「魔女さんはどのようにしてこちらに来られたんですか?」
魔女さん「!」
リール「私たちは地上の入口から来ました」
アンナ「私もだよね」
オード「あぁ確かに」
魔女さん「あっ!!」
突然魔女さんが大声を出した。
リール「ど、どうされましたか?」
魔女さん「この手がありました!!」
スッ
魔女さんは服の中から杖を取りだした。
リール「それは…魔女さんの杖…でしょうか」
魔女さん「正解ですリール」
リール「えっと…それでどうするおつもりですか?」
魔女さん「今から第6次元魔法を使います!」
リール「第6次元魔法?えっ…魔女さんは第1次元魔法だけなのでは…」
魔女さん「まぁ、攻撃として使ってるのは第1次元魔法だけですよ。他にも使えます」
リール「あ、そうだったんですね」
エレナ「第6次元魔法って…あっ!」
魔女さん「そう。第6次元魔法…それは!瞬間移動!」
リール「瞬間移動?」
オード「そうか!それでここにいるやつら全員を外に瞬間移動すれば!」
リール「私たちの体は侵食されずに済みます」
魔女さん「そうです。では早速帰りましょうか」
エレナ「分かったわ。みんな来て」
するとスカーレットやアンナ、ディア、ノーラが集まってきた。
エレナ「これでいいですか?リーナ」
魔女さん「はい。いいですよ」
スッ…
魔女さんは杖を構えた。
魔女さん「
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!
するとみんなの周囲に青い光が出現した。
リール「わっ!すごい…」
アンナ「青色だ…」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
その青い光は強くなり、やがてみんなその眩しさに目を瞑った。
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場所…スペルビアが見える高台
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!
魔女さんたちは深淵から高台まで瞬間移動した。
魔女さん「なっ…これは一体…」
瞬間移動を終えたみんなはまだ目を瞑っていた。しかし、魔女さんだけは目を開けており、現状を見ていた。
魔女さん「みなさん!目を開けてください!!」
リール「えっ…どうされました…か…」
アンナ「えっ…」
オード「なんだこれ…」
ディア「おいおい嘘だろ…」
ノーラ「えっ…なんで…」
スカーレット「ま…町が…」
瞬間移動を終えたみんなは目を開けた。そして見た。
エレナ「燃えてる…」
そう。スペルビアが炎に包まれていた。そして、スペルビアの中央に一際大きな影が見える。
魔女さん「一体何が…なぜ町が…」
???「おーい!!」
みんなが燃えている町を見ていると、一人の男性が話しかけてきた。
男「お前たち!ここで何してる!!早く避難しろ!!今は一人でも生き残るのが先決だ!!早く行け!!ここは俺たちでどうにかするから!!」
魔女さん「避難…」
リール「あの!一体何が起こったんですか!」
男「はぁ!?見てわからねぇのか!!町が燃えてんだよ!!もう何人もあいつに殺られた!!誰もあいつには敵わねぇ!!だから俺たちは逃げる選択をした!!お前たちも逃げろ!ここは俺たちが食い止めるから!!早く!」
エレナ「ちょっと待ってください!燃えてるって何でこの町が燃えてるんですか!!」
男「!!…お前たちは…」
男はエレナとスカーレット、アンナ、オード、ディア、ノーラを見て驚いていた。
男「お前たちが戻ってきたってことはやったんだな!?あいつを倒したんだな!?」
リール「えっ…?」
オード「そうだ!俺たちが倒した!だからおっさん!今何が起きてこうなったのか教えてくれ!俺たちは今さっき帰ってきたばかりなんだ!」
男「そうか…倒したんだな…よしっ!分かった!」
そう言って男は話し始めた。
男「お前たちが深淵?とやらに向かって少しした時の話だ。俺たちはお前たちを見送ったあと、いつもの所に隠れていたんだ。何も起こらねぇようにな。だがな、それから少ししてある異変が起こったんだ」
リール「異変…」
男「あぁ…突然大きな雄叫びが聞こえたんだ」
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数時間前
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
男「俺たちはその雄叫びを聞いて即座に外に出た。そしたら奴がいた」
アンナ「奴…?」
男「あぁ。奴はでけぇ体でな。人間をそのまま大きくした感じだ。そいつがいきなり現れて周囲を見渡した後に突然この町を攻撃し始めたんだ」
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…ブゥン…
???は魔法陣を展開した。
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
キィィィィィィィィ…バゴォォォォォン!
すると魔法陣から魔法のレーザーや気弾が放たれた。
ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!
???の魔法を受けた建物は一瞬にして蒸発した。
男「なんだあいつは!?」
女「見たことない…何あれ…」
男「おい!みんな下に入れ!!ここにいたら被弾す…」
ブゥン…
男の背後に魔法陣が展開された。
男「おい!!後ろだ!!」
男「えっ…」
バゴォォォォォン!
その男は魔法陣から放たれたレーザーによって体の大部分を失い、その場で即死した。
女「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「くそっ!なんだあいつ!下に入るぞ!」
女「あっ…あぁっ…」
男「早く!」
男は女を引き連れて地下に潜った。
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥンブゥン…
すると???はさらに多くの魔法陣を展開した。
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ブゥゥゥゥゥゥン…
すると魔法陣が魔力を溜め始めた。
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
すると魔法陣が魔法を放ち始めた。
ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!
魔法に被弾した建物が次々に崩れ始めてきた。
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場所…地下
ドゴォォォォォン!!
その振動は地下まで届いていた。
男「なっ…外の振動がここまで…」
女「このままじゃ危険だわ!今すぐこの町を出ましょう!!」
男「だが今外に出れば全員死ぬぞ!!」
女「でも!」
男「…ここから出れば全員死ぬぞ」
町の人たち「!!」
男「俺は外にいるやつが殺されたところをさっき見た。奴は外にいる人に魔法陣を展開して粉々にしてた。魔法でな。容赦もない」
女「でもここにいたらみんな瓦礫に潰されてしまう!」
男「だが外に出れば即死だ。命を粗末にしたくないならこのまま機を待つかそれとも…」
老人「誰か場所を転移する魔法は覚えとらんか?」
男「場所の転移?」
老人「あぁ。テレポート。誰か使えんか?」
男「ここは誰も…」
女「私も使えない…」
老人「あぁ…なら…もう…」
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
???は更に攻撃を重ねる。
老人「あぁ…怒っておる…神が…」
男「チッ…どうすりゃいいんだよ…」
バゴォォォォォン!
とうとう地下の天井が破壊された。
男「!?」
女「!?」
老人「っ…」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
即座にその地下に魔法陣が展開された。
男「しまった!みんな!逃げ…」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
その魔法陣が魔法を放ち始めた。
男「うわあああああ!」
女「きゃあああああ!」
老人「ここで…」
その地下にいた人たちは魔法陣によって皆殺しにされた。
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場所…スペルビアが見える高台
男「俺たちは一番スペルビアの外に近い場所の地下にいたんだ。町中に魔法陣が展開されているとはいえ、俺たちのいた場所だけは魔法陣の監視下になかった。それを知ったのはあいつが攻撃し始めてから少し経った時だ。今はこの町の壁に穴を開けている。少しずつ町の人を外に出てもうあと少しだけになる」
オード「大半は逃がせたんだな!?」
男「…あぁ。撃ち落とされた場所以外はな」
オード「そうか」
リール「あの、あの大きなのは何なのでしょうか」
魔女さん「…」
男「分からん!だが俺たちの仲間があいつに殺された!俺たちはあいつを殺す!だがまずは町の人たちを逃がすのが先決だ!」
リール「ですがこのまま行けば…」
男「あぁ。俺たちは殺される」
アンナ「そんな…」
オード「俺たちが囮になってやるよ」
男「何!?」
オード「あいつの目を引きつければお前らが楽に出られるだろ。その任、俺たちに任せろや」
男「いや、あいつは本当に強いぞ…」
オード「大丈夫だ。なんてったって俺たちは最強の魔法使いと魔女だからな!」
オードはそう言いながら決めポーズをした。
男「本当に…いいのか…」
オード「あぁ。任せろ」
男「…分かった。頼む。町の人たちが出るまででいい」
オード「へっ、町の人たちが出たら相手を本気でぶち殺してやるぜ!」
男「俺は今からみんなにその事を伝える。みなさんはあいつの相手を頼む!」
タッタッタッ!
男はその場をあとにした。
オード「…リール」
リール「は、はい」
オード「…まだ何とかなる」
リール「!」
オードはリールに手を伸ばした。
オード「最後に…俺と一緒にこの町を救ってくれ」
リール「オード君…」
オード「俺は…リールと一緒にこの町を守りたい」
リール「っ…」
オード「どうだ。リール」
リール「っ!」
リールは手を伸ばした。
リール「はい!私もオード君と一緒にこの町を守りたいです!!」
ノーラ「ふっ…」
ディア「お熱いことで」
スカーレット「ふふふっ…」
アンナ「私も頑張る…」
エレナ「ねぇリーナ」
魔女さん「何でしょうか」
エレナ「いい人が見つかってよかったね。リール」
魔女さん「…」
魔女さんはリールとオードを見た。
魔女さん「…えぇ。このまま続いてくれるといいですね」
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場所…スペルビア上空
オード「行くぜ!ディア!ノーラ!」
ディア「おう!」
ノーラ「おう!」
ビュン!ビュン!ビュン!
オード、ディア、ノーラは箒を使ってスペルビア上空を飛び回っていた。
オード「いくぜ!!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!
オードは魔法陣を展開した。
オード「
バゴォン!バゴォン!バゴォン!
魔法陣から炎の柱が放たれた。
???「アァァァァァァァァァァ!!!」
???はオードの魔法に被弾した。
オード「っしゃあ!!」
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
???は魔法陣を展開した。
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
???は多数のレーザーを放った。
オード「よっ!ほっ!はっ!」
オードたちはその攻撃を避けていく。
オード「まだまだぁ!!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!
オードは魔法陣を展開した。
オード「
バババババババババババババ!!
オードは炎の弾型の魔法陣を放った。
ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!
オードの魔法は???に全弾命中した。
???「アァァァァァァァァァァ!!!」
ディア「っしゃ!俺も行くぜ!」
スッ!
ディアは杖を取りだした。
ディア「
ゴォォォォォォォォォ!
するとディアの体が炎に包まれた。
ディア「行くぜ!!」
ビュン!!
ディアはそのまま???の胸元に向かって突進した。
ディア「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
バゴォォォォォン!
ディアの魔法は見事に???の胸元に命中した。
???「アァァァァァァァァァァ!!!」
???はようやく仰け反った。しかし、倒れるほどではなかった。
ディア「チッ…オード!」
オード「何だ!」
ディア「あいつ!相当硬ぇぞ!!」
ノーラ「なら俺が!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!
ノーラは魔法陣を展開した。
ノーラ「
ピュン!ピュン!ピュン!ピュン!ピュン!
ノーラは水の弾型の魔法を放った。
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
その魔法は???に全弾命中した。
???「アァァァァァァァァァァ!!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
???は自分の周りに魔法陣を展開した。
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
すると突然その魔法陣からレーザーが放たれた。
オード「マズイ!!」
ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!
オードとディア、ノーラは散開した。
オード「はっ!やっ!ほっ!」
オードはなんとか回避できるくらいだった。
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!バゴォン!
???は更にレーザーを放つ。
ディア「チッ…なんだあいつ!」
ノーラ「ディア!!前だ!!」
ディア「なっ!!」
ディアは後ろから追ってくるレーザーに気を取られており、前を見ていなかった。
ディア「しまっ…」
バゴォォォォォン!
ディアは前から来たレーザーに被弾してしまった。
オード「ディアァァァァァ!!!」
ヒュゥゥゥゥゥ…
ディアはそのまま落下していった。
オード「くそっ!」
ノーラ「オード!」
オード「何だ!!」
ノーラ「リールはまだ準備できてねぇのか!!」
オード「知らん!準備ができてたら連絡が来る!」
ノーラ「早くしてくれ!リール!!」
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!
???は更に魔法陣を追加した。
ノーラ「まだ出せるのか!?」
???「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」
バババババババババババババ!!
すると今度の魔法陣は弾型の魔法を放ち始めた。
ノーラ「くそっ!弾幕か!!」
ヒュッ!ヒュッ!ヒュッ!
ノーラはできる限り最小限で回避した。
ノーラ「よしっ!これなら」
バゴォン!
すると狙いを定めていた魔法陣がノーラに向けてレーザーを放った。
ノーラ「なっ!しまっ!」
バゴォォォォォン!
ノーラも???の魔法に被弾してしまった。
オード「ノーラァァァァァァァァァ!!!」
バゴォン!バゴォン!バゴォン!
???の攻撃はまだ続く。
オード「くそっ!」
ビュン!!
オードは箒の速度を上げた。
オード「このままじゃ何もできねぇ!」
プシュゥゥゥゥゥゥ!
すると突然青い光が空高く打ち上げられた。
オード「!!」
オードはそれを見た。
オード「…全員脱出できたんだな!!よしっ!!」
青い光を見たオードは???の方を見た。
オード「これで最後だぜ!!」
ゴォォォォォォォォォ!!!!
オードは一際大きな炎の玉を作り出した。
オード「
バゴォォォォォン!
オードは大きな火の玉を???に向けて放った。
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場所…スペルビアが見える高台
エレナ「ディア君とノーラ君がやられました!」
リール「っ!ディア君…ノーラ君…」
アンナ「リール!どう!?今の感じ!」
リール「…まだ足りません!もっとお願いします!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!
アンナたちはリールに魔力を注いでいた。
魔女さん「リール!この魔法は危険です!魔力の消費が大きいし、一度放てば次に放つまで時間がかかります!もし失敗すれば…」
リール「失敗しません!!」
魔女さん「!!」
リール「私は…一発で仕留めます!」
魔女さん「リール…」
リール「私はオード君とこの町を守ると約束しました!だからこの一撃にかけてあの大きなやつの心臓を貫きます!」
魔女さん「リール…」
リール「っ…」
エレナ「オード君がやられました!!」
リール「!!」
エレナ「3人とも魔力が無くなりかけています!!」
リール「えっ!」
エレナ「恐らく箒を使用しながら魔法を使っていたからでしょう…いつもより消費が早いです!」
リール「オード君…」
リールが少しグラついた。
魔女さん「!」
スッ!
魔女さんはすかさずリールに手を差し伸べた。
リール「!」
魔女さん「リール」
リール「は、はい…」
魔女さん「私はあなたを信じています。オード君、ディア君、ノーラ君もあなたを信じて囮になってくれました。大丈夫です。あなたならできます。あなたに何かあったら私が守ります」
リール「魔女さん…」
アンナ「リール!私も!」
リール「アンナ…」
アンナ「私も!リールを信じてるから!!」
スカーレット「私もよリール!」
リール「スカーレット…」
スカーレット「あんなやつ!大きくて動きも遅いわ!一発ぶちかましてやりなさい!!」
リール「2人とも…。っ!分かりました!やります!」
スッ
リールは両手の掌を???に向けた。
リール「もう大丈夫です。アンナ、スカーレット」
スッ…
アンナとスカーレットはリールに魔力を注ぐのを止めた。
リール「…この一撃で仕留めます!」
ジジジ…バリバリバリバリバリ!!
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
リールの周囲に黄色い光が集まり始めた。
リール (オード君…ディア君…ノーラ君…あとは私にお任せ下さい!)
ギュォォォォォォォォ!!
集まり始めた光は大きな玉になっていった。
リール「いきます!!」
魔女さん「みんな!こっちに集まってください!衝撃に備えます!」
アンナ、スカーレット、エレナは魔女さんの所に集まった。
魔女さん「
ガシャン!!
魔女さんは全員が覆えるくらいの結界を展開した。
魔女さん「いいですよリール!」
リール「はい!」
ギュォォォォォォォォ!!
集めた光の玉が更に膨張した。
リール「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ギュォォォォォォォォ!!
集めた光が膨張を止めた。
リール「
キィン!バゴォォォォォォォォォン!!!
リールが集めた光は???の胸に向かって真っ直ぐ放たれた。
〜物語メモ〜
第6次元魔法
魔女さんが使った次元魔法。
ある場所からある場所まで一瞬で移動することができる。この魔法は他の転移魔法と違って次元が歪んでいてもその干渉を受けない性質を持つ。
そのため、外界から隔離された深淵からスペルビアの見える高台まで移動することができた。これが普通の転移魔法なら、深淵→第3層→第2層→第1層→地上→スペルビアの見える高台と5回も魔法を使う羽目になっていた。
オードが使った魔法。
魔法陣から炎の柱を放つ魔法。
今回は???を攻撃するために使用した。
オードが使った魔法。
いつもより大きな火の玉を形成し、放つ魔法。
魔力を消費していたオードにとってこの魔法が最良の一手だった。
魔女さんが使った魔法。
魔女さんの中で2番目に硬い結界。
消費魔力も少なく、割れてもすぐに展開できる優れもの。
しかし、この魔法は魔女さんにしか使えない。
リールが最後に使った魔法。
他者の魔力をひとつに統合して放つ魔法で、今回はアンナとスカーレットの魔力を使ってこの魔法を使用した。