~転移する事は知ってた~日本国召喚   作:SRSでーす

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転移する事「は」知って転移したらって話



これを投稿して2週間くらいしたら激しく後悔する予定です


未知との接触

西暦202X年1月1日

 

例年ならば日本中の人達が旧年に別れを告げ、新年のムードを大いに楽しむはずなのだが……今年は違った。

 

都市圏や地方、都道府県を問わず一般市民は皆家に閉じこもり、市内には対暴徒鎮圧用の装備に身を包んだ警察の機動隊、SAT、重武装の自衛官らが所定の位置に待機していた。

今この瞬間、彼ら以外で街を出歩いてるのは野良猫等の畜生だけである。

 

少しばかり安全保障について詳しい者が見れば、テロリストや武装勢力に何らかの予告がされ、それに備えているのだろうと思うだろう。

 

だが実際はその()()の事に備えているのではない

 

 

全国各地の各自衛隊の駐屯地、軍港、航空基地には対ドローン装備を備えた隊員たちが不審者が居ないか目を光らせている。

 

そして日付が変わった瞬間、フル武装のP-1哨戒機、シーガーディアン、MQ-4Cトライトンが離陸し、血眼になって海中を警戒し、()()()()()()()()()()()出航した12隻のイージス艦含む各護衛隊群は弾道ミサイルの飽和攻撃に備え、第1、第2護衛隊群の付近にはアーセナルシップに改装されたひゅうが、いせが待機していた。*1

 

そして日本の上空にはASM-3Cを4発ぶら下げた対艦武装のF-2スーパー改、4.5世代機最強のミサイルキャリアーたるF-15EJX、ステルスミッション武装のF-35、それらに各種データを常に送り続けるEP-1含む各種警戒機が出撃していた

 

そして先述した日本各地の市街地には市街戦用強化パッケージに身を包んだ16式ベースの各種MAV、増加複合装甲を纏い更にその上からTUSKでフル武装を施された陸戦最強の鎧武者たる10式戦車がピリついた雰囲気の中、任務についていた

 

 

 

総理大臣官邸の地下、核攻撃が起きても常に国内の状況を把握できるように建設された特別な地下シェルター、そこに設置されている国家安全保障会議では各省庁のトップとそれらを纏めあげる内閣総理大臣が集結していた

 

 

「それで?状況はどうなっているのだね?」

2年前に就任した総理大臣が官房長官に尋ねる

 

「はっ、()()から2時間以内に把握した確実性の高い報告のみを述べさせていただきます、尚新たに判明した情報が部下から上がった場合その都度修正させていただきます、よろしいですね?総理」

官房長官がそう答え、各省庁のトップ、補佐にタブレット端末を配布する

 

「あぁ、頼む」

 

「分かりました、まず、やはりと言いますか、予想通り我が国の保有する各種人工衛星は勿論のこと、アメリカやイギリス等の衛星とも連絡がつかなくなり、海底ケーブルが排他的経済水域の接続境界線で切断され、各国との連絡がつかなくなりました。次に転移前と比べて、星の配置が変わり、月らしき衛星が2つ存在するなど天体の様子がだいぶ変わったようです。

そして農林水産省からの報告から…えぇ地平線が遠くなり、そこから推測された結果によりますと地球と比べて直径はおよそ2.5倍、表面積は6.3倍になると思われます。それと季節などは転移前と変わらず冬ですね、ただ気温が4度程下がったそうです」

 

最後の報告に農林水産省は安堵した、これがもし転移前とは逆の季節、夏に転移したならばとんでもない被害が出ることは想像に難くない、無論そういった事態に備えて用意はしているが、起きないに越したことはない

 

「という事はパターンBなのかね?」

国土交通大臣が質問をする

 

「いえ、まだこの惑星が地球と同じような円形と確定した訳ではなく、この惑星が楕円形の可能性もあります、しかし少なくとも円形に近い形状であることは判明しています」

 

「そうか…いや、中断させてすまない」

 

「いえ、大丈夫です。…そして文部科学省から上がった報告によりますとこの惑星の環境は気圧は平均1015hPa、大気も酸素濃度が少し濃い程度で環境破壊が本格化する以前の地球とあまり変わらず、海水の成分も変わらないそうですが未知の魚が採取されたそうです。とりあえず、今現在判明した確度の高い情報は以上です。尚この世界の文明レベルについてですが電波の類は一切検出されなかったそうです。」

 

「ん?となるとこの世界の文明は低いのかね?」

「ということはパターンCか?」

文科省、外務省の大臣はそう尋ねる

 

「いえ、あくまでもこの付近では確認出来なかっただけです、そもそも文明が存在しない可能性もあります」

官房長官がそう否定した瞬間経産省と財務省の大臣の目が死んだ

しかし、防衛大臣は頭痛の種であった中露朝韓の国がいない世界であることに少しだけ安堵した

 

 

「とりあえず後は()()に従い、沖縄県の南方に向かった海上自衛隊が結果を知らせてくるまで待ちまs……なんだ?新しい情報が上がったのか?…………なんだと?………やはりか、まぁ良い、いや良くはないがそういった事態のために有事法を改正しまくったんだ、対処できなくては困る」

 

「どうした?何か上がったのかね?…まさか」

警察庁長官が不安そうに尋ねる

 

「はい長官、そのまさかです。予想通り特定地域の帰化人が暴動を起こしたそうです」

 

その瞬間会議が荒れた

「だから俺はあの地域の連中は国籍と血縁関係を徹底的に調べあげて強制送還させるべきだと言ったのだ!」

 

「いくらなんでもそのような人権を無視するような事h」

 

「人権の存在しない国と半島国家に んな理屈は通用しねぇんだよこのハゲ!」

 

「誰がハゲだゴラァ!スキンヘッドって言うんだよ!このボケカスがぁ!どたまかち割るぞ!強制送還?そんな事したら国民g」

 

「そんな生ぬるい事言ってるからこんな事態になってんだろうが!現に暴動が起きてんじゃねえかよ!どう落とし前つけんだよ!オォン!?」

 

「そもそも公安調査庁長官!あんたらがキチッと監視してたらこんな事にはならななかったんじゃないのか!」

 

「帰化した連中が何万人いると思ってるんだ!人手が足らんわ!」

 

さぁ盛り上がってまいりました!縦割り行政を改革するだのなんだのと言っていた省庁のトップ達が互いの省庁のなじりあいを始めました!これまでの行政改革の過程で発生した鬱憤をここぞとばかりに大爆発させ、関係ない省庁にまで飛び火しボルテージがヒートアップしております!

現場からは以上です

 

その後ヒートアップしたお互いの省庁のなじりあいを沈静化させるのは海上自衛隊の報告なのだがそれは2時間後の事である

 

 

 

沖縄県那覇基地に配備されている海上自衛隊のP-1哨戒機は沖縄県から南を飛行していた

 

「はぁ〜〜、なんで俺がこんな貧乏くじを」

 

「そんな長い溜息を吐いたら幸せが逃げちゃいますよ」

 

「うるせえよ、これが溜息を吐かずにいられるかよ…ん?この反応は…陸地?」

 

「予言通りですね、こちら第5航空群所属機α1、レーダー上に未知の陸地を発見した」

『こちら那覇基地、了解した、より詳しく確認してくれ、最悪の場合に備えて全兵装の自由使用を許可する、わかっているとは思うが絶対にこちら側からは挑発、攻撃はするんじゃないぞ』

「了解した」

 

「マジかよ、せめて戦闘機の護衛が欲しいぜ、そもそもこういった時の為にいずも型を4隻も建造したんじゃねえの?わざわざアメリカに協力してもらってさぁ」

 

()()()()戦闘機引き連れてそのせいで戦争になったらどうするんですか?そのために国民のイメージ的に非武装って事になってるこの哨戒機が選ばれたんすから」

 

「一応これ対艦ミサイル積めるんだけどな、しかも今回は対空ミサイル積んでるし」

 

「万が一の護身用ですよ」

 

「射程200キロ以上あんだけどね……そういえばこの辺りは電波の検出できなかったんだろ?てことは心配しなくてもいいのかな?」

 

「いやいや、異世界ですからねぇ、ほうきに乗った魔女とかが来たりして」

 

「なわけねーだろwwwんなファンタジーは転移だけで充分だよ。とっとと下を見ろよ」

 

「とっくに見てますよ、なんかオランダやベルギーの穀倉地帯みたいですよ、ファンタジー系のマンガでよく見る風車とかがありますね、文明レベルは中世ヨーロッパあたりですかね?」

 

「なーんだ、じゃ大丈夫じゃん俺ら」

 

「そうみたいッスね、なんか城壁に鎧?とか弓で武装した兵士が集まってますね……ん?」

 

「どうした?気分悪くなったか?」

 

……

 

………

 

……………

 

 

 

国家安全保障会議室

 

総理大臣と各省庁のトップと補佐達はタブレットに表示された写真を見て驚愕していた

 

「な、なんだねこれは、ドラゴン?しかも人が乗ってる?」

 

「総理、前脚と羽が一体化しているので恐らくこれはドラゴンではなくワイバーンかと」

 

「なんでそんなの区別出来んの?」

 

「息子が読んでるマンガに出てましたので」

 

「ま、まぁとにかくだ。これでだいたいわかったな、この世界は地球とあまり環境は変わらんが地球よりもでかく、我々と同じような見た目の知的生命体が存在し、なおかつ中世レベルではあるが文明が存在する、そして一応領空の概念もあるようだ」

 

 

(市場としては期待できんな)

(謝罪相手は貴族とかか?面倒そうだな)

(なんかあってもこの文明レベルなら圧勝だな!)

(このワイバーン解体してぇ)

 

 

 

 

その後日本政府はこの未知の国、クワトイネとクイラ両国と国交を結ぶ事に成功した

 

 

 

 

 

 

 

*1
潜水艦は全て装甲化されたドックで待機している




EP-1
解説:E2-Cの後継として採用、サーブ社のエリアイレーダーを搭載した国産早期警戒機

10式戦車改
解説:側面にも複合装甲を搭載し、さらにTUSKを搭載したモデルである、改修前と比べて全周に渡っての防御力、及び市街戦能力が飛躍的に向上した。
さらにイスラエル製の改良型LAHAT対戦車ミサイルを発射出来るので攻撃ヘリを撃墜可能だぞ!
(クーラーもあるよ)
総重量は50トンを越える

※作者は兵装パターンとかシステムとか機体強度とかそんなのガン無視してスペックを表記することが稀にあります。「へーすごいねー」って言う生暖かい目で見る事をお勧めします

1月某日追記
2月の頭には投稿して〜な〜
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