不老不死系転生者による歴史観光in地球 作:ヘンダー・ベンダー
まさか投稿初日からお気に入り登録してくださる方がいらっしゃるとは……なんで?
まあ、読者の皆さんに楽しんでもらえるよう歴史の教科書片手に頑張ります。
今回は彼の強化回です。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」
はい。
「なんでえぇぇぇぁぁああ!!!」
現在、落下中です。
「あんのクソ神があぁぁぁあ!!!」
なんで上空に放り出すんですかねぇ!?
おかげさまで死にそうなんですが!?
ここで一つ自己紹介をば。
僕は…………名前考えてなかった。落ち着いたら考えよう。
歴史をこの目で見届けるために転生しました。
転生直後から中国上空から落下中であります。
もっと穏便にやってくれよ神様!
その日、中国に流星が墜ちた。
「…………ん?」
あれ、なんだったっけ?確か中国上空からパラシュート無しのスカイダイビング強制敢行させられた所までは覚えてるけど……
「ここどこだ?」
まあ中国のどっかなのはわかるけど。
一旦近くの散策をしよう。
~~散策中~~
「あ、ここ山だったんだ」
中国の山……結構あるから分からんな……
「そうだ、魔法あるじゃん」
これで現在地調べれば良いんだ。
使い方使い方……っと。
なになに?
…………………なるほど。
基礎から勉強だな。全く分からん。
まずは……
『これでバッチリ!魔法入門』
うわぁ……もろ子供向けっぽい表紙だな……
いくら誰もいないからってこれ読むのは……
いや、この際四の五の言ってられないか。
現在地を理解しないとこの先に向けて行動できない。
あ、今が紀元前何世紀なのかも知っておきたいな。
~勉強中~
「この部分に公式を代入して……今度はたぶんこっちに解を入れて……」
もはや数学では???
もっとスマートにすませられなかったんですかねあの神は!?
記憶操作できるんだからそれぐらい出来るだろう!?
「はぁ~~~やっとまともに使えるようになった……」
魔法は世界の情報が書かれた巨大仮想データベースの一部を書き換える力だ。
この力は本来神様レベルじゃないと使えないらしい。
本来神様が使うときは大陸一つをデリートすることさえキーボードを小気味良く叩くように簡単だ。
でも一介の人間である僕にとっては、僕よりはるかに大きい岩を動かす程の運動でやっと石ころを消す程度。
当然生み出す、つまりデータベースに書き込みをするにはもっと労力が必要。
それを少し楽にするためと、枷を作るために導入されたのが魔力、つまりはMPだ。
魔力は僕の労力を減らしてくれるけど、使えば使うほど減っていく。
魔力が尽きれば当然魔法は使えない。
ちょっとずつ回復はするみたいだけど。
とまあ、今はこれくらいか。
「さっさと確認しよう」
「世界情報開示、世界地図・世界時計」
『現在地、現在の時間を表示します。』
あっ、できた……以外に簡単だな……
まあ、入門にも最初の方にあったからな。
これが基本なんだろう。
なになに……
現在の時代:BC12万年
太陽暦11月21日15:34
「………は?」
いやいやいや昔過ぎない?
あの神の時間感覚おかしいだろ……
確かに原人とかも生で見たいって思ってたよ?
でも口に出してなかったじゃん!?
なんでそこで僕の心読んじゃったの神様ぁ……
このまま嘆いてるわけにもいかないし、修行だな。テレポートくらいはできるようにならないと。
……その前に山から降りよう。
──────────────────
修行を決心してから一年がたった。
この一年の間は人目につかない深い森の奥でとにかく勉強・勉強・勉強。
辛かったけどこれも後々の歴史鑑賞のためだと思えば多少楽になった。
あくまで多少だよ?
これで疲れがなくなるほど僕は歴史狂じゃないからね。
一年の間にそれなりの出来の掘っ立て小屋とかも作ったりして。
にしてもデータベース様様だな。技術まで見れるとは。
まるで
ともかく、僕はそれなりに魔法を使いこなせるようになった。てなわけで、早速試運転に行こう!
「丁度良い獲物は………あっ!」
いたいた、この辺を縄張りにしてる熊だ。
敵として不足なし。
いざ!
「ドウィン・テルク、デナス・テルク…ノイザフ、エタトー、トサージ!」
「グルオォォオ!?」
風と砂を混ぜて飛ばす!よし、片腕もらいっ!
「次っ…エッシ・テルク、エズィーレフ!」
「ガアァ!」
「暴れんな!」
氷で足を凍らせて機動力を奪ってからの……
「エノーツ・テルク、エレギュラス、エリプ・トサージっ!」
岩で出来た杭を相手の頭にシュゥゥゥーッ!!
超!エキサイティン!!
こうやって頭の中でふざけながら戦える程度には強くなれた。といっても相手は野性動物、人間相手に出来るかは……正直わからない。
これから先戦いに巻き込まれるかもしれないことを考えれば早めに済ませておきたいけど……
初めて動物を殺したときでさえ何週間かうなされたり、殺したときの手触りを思い出して吐きそうになったりで大変だったのに、人間を手に掛けた日には……
どうなるかわかったもんじゃない。
「出来るかなぁ……僕に」
そういえば、魔法以外にも僕には特典があった。
まず言語翻訳。
動物の鳴き声まで翻訳するから今みたいに狩りをするときはオフにしている。
次に外見操作。
こいつもやろうと強く意識すると簡単に出来た。
性別はもちろん動物にもなれたときはビックリしたなぁ……
微生物とかの小さすぎる生物にはなれなかった。
限界はネズミぐらいらしい。
最後に不老不死。
こいつは……普通に生きてて実感することはあんまりないけど、前に狩りでヘマしてボス熊に潰されたあと、気づいたら全身の傷が直ってるのを見て自分が死ねないんだって実感したね。
あ、ちなみに不老不死の僕がなんで狩りをする必要があるのかと言うと、どうやら僕の体は三大欲求……食欲、睡眠欲、性欲が満たされると急激に魔力が回復、場合によっては総魔力量が増加するようになってるみたいだった。
食欲で魔力を増やすには物を食べればいい。僕が美味しいと感じて満足するほど回復するみたい。
睡眠欲は基本的に少しずつ回復していく。だからほか二つと比べると一度にもらえる魔力量はそんなにない。
性欲は……まだ試してないからわかんないや。自分でやるのはだめみたいだし…………
あ、例の技、あの式をあれに仕込んだら出来るのでは?
そうとなれば早速実験だ!
魔法の掛け声の捻りがなくってすみません。
センスがないもので……( ;∀;)
10/7ちと変えました。