Fate/GRAND Zi-Order ーRemnant of Chronicleー   作:アナザーコゴエンベエ

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 覚醒(ウェイクアップ)! 運命(さだめ)の鎖を解き放て!!
 


亜種特異点Ⅲ:屍山血河偲月 下総国1639
再演・アンサンブル2017


 

 

 

 何も見えない無音の暗黒。

 完全なる闇を静かに、白く塗り潰しながら拡大していく光。

 黒が白に染められ切ったその直後、そこに響くのは踵を鳴らす音。

 

「普通の高校生、常磐ソウゴ。彼には時空を超え過去と未来をしろしめす最低最悪の魔王、オーマジオウとなる未来が待っていた」

 

 光の中に浮かぶ一点の闇。そこから放たれるのは銀色の光。

 白い空間にぽつりと現れたのは、仮面ライダージオウⅡ。

 その銀の煌めきがやがて黄金に染まり、黄昏れるように姿を変えていく。

 

 顕れるのは黄金の王。

 最低最悪の魔王、オーマジオウ。

 

 彼の登場に合わせ、白く染まっていた世界が煤けていく。

 徐々に黒ずんでいく白の世界。

 そこに足音も高らかに踏み込んでくるのは、白い服装のウォズ。

 

「だがそうして魔王に支配されるこの世界を救うべく、我らの前に彼が現れた」

 

 脇に未来ノートを抱えた彼が空いた手を上げ、煤を払うように軽く振るう。

 そうしてから立てた人差し指で示すのは黄昏に染まる世界の一角。

 白ウォズが指差した先にあったのは、青く明滅する光。

 

 よく見ればそれは、翼を持つ戦士のシルエット。

 戦士の姿がその場から一瞬で消え去り、直後に別の場所に現れた。

 黄昏を引き裂くような鋭さの軌道を描き、彼はオーマジオウに立ちはだかる。

 

 向かい合う両者を見て、小さく口角を上げる白ウォズ。

 彼は二人に背中を向け、大仰に手を振り上げた。

 

「巨悪を駆逐し、この世界を新たなる未来へ導く者―――ゲイツリバイブ。

 私が望む未来の分岐点までもう少し……」

 

 オーマジオウがゆっくりと腕を上げた。それと同時に彼の背後に浮かび上がる新たなるレジェンドの姿。

 封印の銀(トライシルバニア)によって作られたプレートと(カテナ)によって鎧を縛りつけ、制御された絶大なる力。溢れ出す魔皇力によって真紅へと染まった鎧の戦士の名こそ、仮面ライダーキバ。

 

 対するようにゲイツリバイブが手にした爪のような武装を構える。

 同じように彼の背後に出現するのは、紫色の影。

 腰まで流したマフラーを風に靡かせながら直立し、両腕で印を結んでみせているのは、手裏剣を思わせる造形のマスクの戦士。

 

 そうして現れた二つの影を見て満足げに、白ウォズがゆったりと腕を下ろす。

 

「次の戦いは寛永十六年、日本。西暦1639年、下総国が舞台。

 常磐ソウゴが魔王へと一歩近づき、そして明光院ゲイツもまた救世主へと歩を進める。来たるべき決戦に備えるため、必要な通過儀礼のひとつと言えるでしょう。

 ―――さて。私もまた、私の目指す時代のために動くとしよう」

 

 そっと頭の上に手を置いて、帽子を押さえて深くかぶり直す。

 顔を隠すような状態のまま踵を返す白ウォズ。

 

 両陣営が向かい合う光景の間を縫うように、彼はまっすぐ歩き出す。

 光の中へと進み、やがて白んで消えていく男の姿。

 

 彼が消えると同時に、その光景は全てが白一色に塗り潰された。

 

 

 

 

 

「やあ、王様! ひっさしぶりー! あれ? 王様ってこっちの王様のままサーヴァントになれたんだっけ? うーん……まあいいや。やっほー王様、元気してた?」

 

 驚愕し、疑問を抱き、ぽいと投げ捨て、ぶんぶん腕を振って挨拶。

 その一連の流れに要した時間は約3秒。

 流石は騎士アストルフォだ、と言わんばかりに笑顔を返すシャルル。

 

「お、アストルフォか。マスターに聞いてた通り相変わらずアストルフォだな! おう、まあ()が元気すぎて俺が出てくるような事態になったんだけど、元気っちゃ元気さ」

 

 シャルル・パトリキウスで噴水の縁に腰掛けているシャルルマーニュ。

 彼は軽やかに立ち上がると、入室してきた者たちを軽く見回した。

 

 特に目を付けるのは、酷く胡乱げな顔で立っている黒き騎士王。

 

「アンタがアーサー王か! 円卓の騎士に会いに来たんだろ? ガウェイン卿とトリスタン卿なら何かあっちの隅っこで、世界の終わりみたいな顔しながら待ってるぜ」

「……ほう、それはなかなか面白い趣向だ。折角だ、まとめて蹴り倒してくるか」

 

 少々複雑に面相を変え、最終的には面倒そうに。

 アルトリアはふらりとシャルルが示した方向に歩き出した。

 

 彼女の背を見送りつつ、シャルルが不思議そうな顔を見せる。

 不機嫌は不機嫌だが、どうにも円卓とは関係なさそうな不機嫌さと見えたのだ。

 まあとりわけ気にするべきことではないだろうが。

 

 それを見送っていると、シャルルの側にちょこちょこと忍び寄ってくる少女がひとり。

 

「ねえねえ、ちょっといい?」

「いいぜ、何だい?」

 

 少女の声にそう返し、振り返る。

 と、そこにいたのは褐色の肌の少女。

 

「無銘、って名乗ってたらしいサーヴァントのことなんだけど」

 

 カルデアに流した情報はBBの裁量。

 どこまで教えたのかシャルルには分からない事だが、彼のことも含まれたのだろう。

 少女―――クロエ・フォン・アインツベルンはそんなことを聞いてきた。

 

 答えられることなら答えるが、生憎とシャルルも彼には詳しくない。

 

「あー、悪い。俺もアイツについては詳しくない。話した限り生真面目すぎる正義に生きた英雄、ってことくらいは分かるけどさ。どういう結末だったのかも把握してないから、BBに訊いてもらうのが一番なんだが……」

 

 視線を向けた先には何故かパラソルとビーチチェア。

 噴水の近くにそれを置き、優雅に寝転がるBBその人の姿があった。

 

 そして彼女に詰め寄らんばかりの勢いで叫ぶのは白薔薇の皇帝。

 

「―――なんと!? 余たちがレイシフトできぬとはどういうことだ!?」

 

 ショックを体で表現し、ネロが声を張り上げる。

 そうして己の体でつくる姿勢もまた芸術だとばかりに大仰かつ劇的に。

 

 彼女に説明していたダ・ヴィンチちゃんがどう言ったものかと片目を瞑った。

 

「んー……できない、っていうのは語弊があるね。君たちは半電脳化したこの空間と紐付いているから、カルデアのマスターと現状では接点がない。だから、カルデアのサーヴァントとしてレイシフトすることはできない、ということさ」

「つまりマスターを通してのカルデアからの魔力供給が得られない、という前提ならばできなくはないと」

 

 噴水の縁に腰掛け、水に手をひたして涼むフィン。

 彼の言葉に解説の方向性を少し迷い、ダ・ヴィンチちゃんはしかし一応頷いた。

 

「じゃあ契約を移せばいいじゃない。子イヌなり子ジカなりがマスターになれば問題ない、ってことでしょ?」

 

 ばちゃばちゃとエリザベートの尻尾が水辺で遊ぶ。

 特に意味なく始めた行動が何か楽しくなってきた、とばかりの動作。

 彼女は至極簡単なことだとばかりにそう言った。

 

 そこで口を挟むのは、彼女たちを眺めながら壁に背を預けていた男。

 施しの英雄、カルナ。

 

「そう簡単に行く話ではないからダ・ヴィンチも無理だ、と口にしているのだろう」

 

 本当に無理でなければ彼女はそんなことを言わない。

 無理目でも可能性があるならどうにかするのがこの天才なのだ。

 無理と口にしたからには通る目が一切ない、ということ。

 仰る通り、とダ・ヴィンチちゃんは不服そうに唇を尖らせてみせる。

 

「ぬ、ぬ、ぬ……! そこのとこ、どうなのだBB!」

 

 ネロからびしりと指を差されるBB。

 彼女はパラソルの下、チェアの上で軽く身を捩り頭を上げた。

 

「その通りですけど? 皆さんはあくまでシャルル・パトリキウスと紐付いた付属品。そういう設定でここまで運ばれてきたんですから、この基地から観測できる範囲でしか活動できません。部屋から出てカルデア内に遊びに行くくらいはできますけどね。

 特定のマスターを持つサーヴァントというわけではなく、マスターを持たない()()()というわけでもなく、いうなれば召喚系宝具の効果によって現界しているような状態、と考えて頂ければいいかと。当然、契約の移譲も不可能。宝具の一部なんだからまあ仕方ないですよね」

 

 チェアの上でごろりと転がり、BBはそんな風に軽く言い放つ。

 転がってうつ伏せになった彼女は、そのまま眠りそうな態度を見せる。

 

「ええい、そこをどうにかできるのが貴様なのではないのか!?」

「できませーん。いくら超絶万能美少女AIであるわたしとはいえ、何をするにも先立つものが必要なのは世の摂理。けれどエネルギータンクであるところのゼパルさんは完全に消費してしまったので、もうリソースはさっぱりありませんから。

 ぶっちゃけこの場所の維持もカルデアからちょろまかした電力に頼っているのが実情。電気泥棒を止められたら、もはやロビンさんを自家発電用の自転車に乗せ、無限に漕ぎ続けてもらわなければ立ち行かなくなってしまうのです」

 

 電力のことはまあいい、と。軽く肩を竦めるダ・ヴィンチちゃん。

 そんな彼女の様子を確認してから、BBは話を続けた。

 

「まあわたしとヴァイオレット、二人でシャルル・パトリキウス(ここ)から管制すれば、皆さんをカルデアのマスターたちに同期させたレイシフトができるのは否定しません。わたしたちというAIには、その程度の現行科学とは隔絶した演算能力が備わっているのは事実。

 ですが同時にその状況では皆さんはカルデアからの補給は一切受けられず、こちらからも戦闘に堪えるほどの魔力は供給できません。なので、やる意味がないとは言っておきましょう」

 

 最初から最後までリソースの問題だ。そこをクリアできればまあある程度は、とは言えるが、それをクリアできるなら、カルデアの召喚式で改めてサーヴァントを召喚した方が早いし()()

 シャルル・パトリキウスの存在は、カルデアの戦力として大して役には立たないだろう。外付けのハードディスクドライブくらいに思っておくのが丁度いい。

 

「そもそもこの状況、わたしの仕事終わりのバカンスが目的であって、カルデアを助けにきたわけじゃないので、そんなこと言われてもやる気がでません。

 まあ? わたし好みの面白そうな話を持ってきて頂けたならば? そこは積極的に協力するのも吝かではないですけれど?」

 

 何だかんだで嫌というほど働いたのだ。そして殺生院もゼパルもちゃんと処理できた。

 ならここで休息したってバチは当たるまい。

 

 ごろりとチェアの上で転がりつつ、パチンと指を鳴らすBB。

 音に反応したのは、空間が歪んで異次元から突き出してくる悪魔の腕。

 その手の中にあるのは、ドリンクを乗せた白いテーブル。

 ゆっくり、慎重に、アナザーディケイドの腕がBBの隣にそれを置く。

 

 目的を果たし、引っ込んでいく悪魔の腕。

 

 実際見るとなんとまあ、と。ウルクで見たほど怪物的な覇気は収まっているが、確かにあの時と同じ怪物の姿だ。いや、あの時は更に竜に近しい外見に歪んでいたか。

 消えていった怪物の腕を見上げながら、ダ・ヴィンチちゃんが問いかける。

 

「あの彼女はどの程度自由に動けるんだい?」

「自由度、というならどこまでも自由には動けます。ですが、本拠地からは一切離れられません。()()()()()()だ、というのはそちらの方がよくご存知でしょう?」

 

 グラスを取り、ストローを咥え、ニヤリを笑うBB。

 そこでずるりと虚数から顔を出す悪魔か竜か、という怪獣の頭部。

 

「なんとなくここにずっといたい、と思ってしまうというか……少しでも離れると急に寂しくなって、お母さまたちがいるここに戻ってきてしまうんです。子供っぽい、でしょうか?」

 

 少し恥じ入るように、しかし照れるように、そう口にするキングプロテア。

 頭部の両側面から大角が生えた巨大な悪魔竜が、可愛らしく小首を傾げてみせる。

 その怪物中の怪物、とでもいうような異形を前に、クロエが小さく戦慄いた。

 

 ティアマト神をベースに覚醒させた力だ。

 自身の居場所に固執したあの神格が中心にある以上、そうなるのが自然だろう。

 アナザーディケイドであっても際限なく世界を巡れるわけではなさそうだ。

 いや、アナザーディケイドだからこそ巡れない、というべきか。

 

 意気消沈しているネロをちらりと見て、顎に手を添えるダ・ヴィンチちゃん。

 彼女はそのまま数秒思考して。

 

「ねえ、シャルルマーニュ。君―――もう一人の君がやったらしいことなんだけれど」

「ん? カール大帝が? いやぁ、アイツにはやれても俺にはできないことって結構あるぜ?」

「シャドウサーヴァントの生成についてだ。こちらが貰った情報によると、カール大帝は十二勇士の宝具を起点として、アストルフォとブラダマンテのシャドウサーヴァントを生成したとか」

 

 その発言を聞いて真っ先にきょとんとした顔を見せるアストルフォ。

 

「あっちの王様がこっちのボクを? 珍しいこともあるもんだねぇ」

「珍しい、で済む話でもないようだが」

 

 いつの間にかカルナの隣にいたアストルフォが感心の溜め息を吐く。

 そして今まで彼に肩をぱんぱん叩かれていたカルナ。

 彼はシャルルへと視線だけを向けて、その様子に僅かばかり目を細めた。

 

「……そんなことまでしてたのか、アイツ。自分の聖剣はまだしも十二勇士の武具まで引っ張ってくるなんて、尋常な覚悟じゃやらないって行為だ」

 

 何とも言えない顔で髪を掻き上げ、ぐしゃぐしゃに乱すシャルルの手。

 それは己の従えた勇士に幻想の介在する余地を認める行為に他ならない。

 現実に寄ったカール大帝であれば、普通はまずやらない。いや、やれない。

 

 その事実を引っ繰り返してまでも、彼はメルトリリスとパッションリップ用に騎士を用意した。自分でも身内に甘いという自覚はあるが、姉さん(アルテラ)を通じてよほど入れ込んだのだろう。

 

「よっぽど先輩たちに入れ込んでたんだろう。いやまあ、それは分かり切ってたけどな。

 ……けど、そいつは幾らなんでも俺には無理な話だ。俺が呼び出せるのは十二勇士の武具まで、一時的にであれ、影としてであれ、曲りなりにもサーヴァントとして成立させる、なんてできるはずがない。大帝の奴だって機動聖都(カロルス・パトリキウス)の外じゃできないんじゃないか?」

「うん。君の独力では無理だろうというのは分かる。だが君たちの宝具、二つのパトリキウスは規模は違えど性質としては同じものであるはず。なら、不足分を補えば同等の機能を発揮することは出来るだろう?」

「まあ、そうだな。理屈の上では」

 

 シャルルからの返答を受け、ダ・ヴィンチちゃんは思案顔。

 彼女の質問の意図に気付いたのか、フィンは鷹揚に頷いてみせた。

 わざわざ指を水から引き上げるまでもなく、彼は観察だけで納得する。

 

「ほう、今回はそういう()()を目指している、ということか」

「まあね。ただ修理しても、現状の亜種特異点については()()()()が使えない。なら、新しい試みをと思っていたところなんだけど……」

 

 揃って首を傾げるネロとエリザ。

 ぽん、と手を叩いて理解を示すのはクロエ。

 

「それってリツカの礼装の話?」

 

 少女の問いかけに首を縦に振るダ・ヴィンチちゃん。

 藤丸立香が今まで使用していた戦闘用の礼装。

 新宿の最終局面において焼損した、ダ・ヴィンチちゃん渾身の一作。

 

 その要であるオーダーチェンジの性能は、契約中のサーヴァントの位置置換。

 更にレイシフト中のサーヴァントとカルデアで待機中のサーヴァントによる存在置換だ。

 彼女は十二分にこれを使用していたが、再度これと同じ物を仕上げても、というと。

 

 亜種特異点という状況においては、いわゆる()()()()が設けられている。オーダーチェンジによる置換ではこの制約を無視することはできない。

 特異点の状況を確かめてから召喚するサーヴァントを選定している現状、この事実によって、後者の能力を使える機会は今後ほぼないと想定される。

 

 前者の能力については未だに使用可能だったが、元々がシールダーであるマシュ・キリエライトが同行していることを前提とした機能。特例的に三騎を連れている立香が、ほぼ常にマシュを傍に配置している、という状況を想定している機能だったのだ。

 今でも十分使用に堪えるだろうが、そもそもマシュの参戦がなくなり頭数が減った以上、人理焼却の時ほど頼れる機能ではなくなったと言えるだろう。

 

 この状況で礼装をそのままの機能で修理して終わり、とはいかない。

 何よりレオナルド・ダ・ヴィンチの美意識の問題もある。

 

「んー、つまりマスターの礼装で俺の宝具……シャトル・パトリキウスにカルデア経由でアクセスして、ここに登録されてるサーヴァントを特異点で投射する、ってことか? 本体……サーヴァントの本体、ってのもおかしな話だけど、ここから“影”だけを飛ばすなら……どうなんだ?」

 

 実際できるかどうか分からん、と。シャルルはBBに視線を投げる。自分の宝具であるが、そんな運用は一切考慮したことはない。前線基地としての性質を持つ宝具故、サーヴァントを現地に送り込む、という機能ならばそれなりに発揮できるはずではあるが。

 

 BBは視線を受け取って少し難しげな顔をした後、何とも言えない表情を見せた。

 

「まあ調整次第ですけど、必要な魔力は令呪で補うとすれば、一画につき一騎、ごく短時間のシャドウサーヴァントの召喚くらいならできるんじゃないですか? レイシフトするわけではなく、センパイを基点として行う電影投射ですから、入場制限には引っかからないでしょうし」

「だろう? というわけで君にも調整を手伝って欲しいんだけれど」

 

 そう言って寝転んだBBを指で誘うダ・ヴィンチちゃん。

 数秒間面倒そうな顔を浮かべつつ、しかし彼女は仕方なさそうに立ち上がる。

 

「ま、仕方ありません。何も与えず放置していたらその内死んでしまいそうなセンパイのためにも、ここは電気代がわりに労力を支払っておくことにしましょうか」

 

 声自体に面倒くささはそれほど感じない。

 むしろ楽しげにBBは立ち上がり、悠然と歩き始めた。

 

 ダ・ヴィンチちゃんとBB、揃って出て行ってしまう二人。

 立香のための重要な案件だというのは分かるので、止めることもできない。

 質問はまた今度か、と。クロエは仕方なさげに腰に手を当てた。

 

「―――なるほど、つまりアレだな? 新たな礼装次第ということだな? では余にも任せよ。機能のあれこれはさっぱりだが、造形には口を出す。それはもうエトナ火山の噴火の如し、どこまででもどっぱどっぱと口を出す。絢爛豪華なデザインならば余に任せておくがよい!」

「あら面白いじゃない。ならアタシも口を出すわ、それどころか歌に乗せるわ。どちらがより良いメロディに乗せ、歌詞でデザインを歌い上げるか。これってばもう決戦みたいなものでしょう? なら覚悟しなさい、ネロ。アタシのデザインが完全無欠にアナタを負かしてあげる!」

 

 何故かぞろぞろと続いていくネロとエリザ。

 わざわざ着いていかずとも結果は分かる。多分すぐに追い出されるだろう。

 デザインとか、少なくともダ・ヴィンチちゃんが譲るわけがない。

 

 一度振り返り、にっこり笑ってカルナに手招きするダ・ヴィンチちゃん。

 英霊カルナが立ちはだかろうものならば、通れるものは多くない。

 彼は引き籠もりを完遂せんとするニートさえムーンセルから守り抜くほどに城塞な男。

 

 要望は受理した、と壁から背を離して歩き出すカルナ。

 残念ながら―――いや、幸いなことに。

 この件について、ネロとエリザがダ・ヴィンチちゃんの工房に踏み込むことはないだろう。

 

 とにかく慌ただしく移動していく連中。

 

 それを見送りつつ、クロエは質問はまたの機会かと溜め息ひとつ。

 パトリキウスの隅へと視線を向けた。

 

 ぐるりと見回せばそこで突っ伏す騎士が二人。

 それと彼らの前に仁王立ちする黒い騎士王。

 一瞬逡巡し、見なかったことにしようとスルーを選択。

 

 視線を更に巡らせ一周。

 シャルル・パトリキウスを見回して、少女はシャルルに声をかけた。

 

「ねね、お城の中って見回っていい?」

「おう、好きなだけ見ていってくれ。カルデアの方に私室があるだろうから必要ないかもだが、部屋は余ってるから使いたきゃ好きにしてくれていいぞ。もう埋まってる部屋にはプレートがかかってるから、それ以外でな」

 

 アストルフォがシャルルの言葉を聞いて、唐突にやる気を出す。

 彼はそのまま全身を揺らし、一気に走り出した。

 

「じゃあボクも部屋もーらおっと! いい部屋は早いもの勝ちね!」

「ちょ、いきなり何よそれ!」

 

 走り出すアストルフォ。すぐさま反応し、惜しげもなく転移を使用するクロエ。

 その競争を見送りつつ、シャルルは苦笑してみせた。

 

「……全部屋同じ間取りだけどな?」

 

 

 

 

 

 疲労感の余り息荒く、テーブルにべちゃりと突っ伏す少女。

 そんな少女を微笑ましげに見つつ、アタランテの腕が小さな体を抱き起こす。

 

「こら、行儀が悪いぞ。いくら疲れているといっても皆で使う食卓なのだからな」

「ふぁーい……」

 

 疲れ切った少女を起こしつつ、隣に座った自分の膝に体を預けさせる。

 疲れていて眠りたい、というなら膝くらい幾らでも貸そう。

 少女の銀色の髪を梳きながら、狩人はこの状況に至った経緯を思い返す。

 

 これはいわば走ることを得意とした少女の下剋上。とりあえず打倒美遊を掲げ、速度に磨きをかけようとした向上心だ。倒れ込むほどにイリヤスフィールが疲労した理由は、アタランテとの徒競走に他ならない。

 最初怯えられていたのは己に負けた者を射抜く逸話のせいか。無論、純粋に足の速さを高める特訓を求める少女と、にじり寄ってくる男どもを同じ扱いにするはずもない。

 

 少女から特訓してください、と頼まれたのは正しく僥倖であった。

 

「事案よ、事案。完全に犯罪者の絵面」

 

 離れたところで笑う変な黒い奴の言葉も気にならない。

 それほどには至福の時である。

 

 そのまますうすうと寝息を立て始めるイリヤ。サーヴァントに肉体的疲労の感覚は薄いはずだが、それほどに精神的疲労があったのか。それほど全力で美遊に勝ちたかったのか。

 そんな事実に厨房の中で神妙な表情を浮かべる美遊。

 

 隣の少女の様子に苦笑しつつ、ブーディカはアタランテに小さく問いかける。

 

「頼まれていたパイは後回しかな?」

「ああ、この子が起きてからだな」

「ふむ。しかしこの時のために焼いておいたパイだ、これから味が落ちていくのはネコが水を嫌うことより明らか。素直に食べてしまい、新たに焼き直すが得策といえる」

 

 メイドスタイルで厨房にいるタマモキャットはそう告げて、包丁代わりの爪を研ぐ。

 なにせ作れば作っただけそれなりに出ていく職場だ。

 別に温存せずとも、新たに作ればそれで十分だろうと。

 

 それもそうか、とアタランテが別のテーブルへと視線を向ける。

 ふと見つけた集まりは、いつも通りのマスター組たち。

 

「―――俺思うんだけどさ」

 

 沈痛な面持ちでそう切り出すソウゴ。

 彼の様子を横目にしつつ、デオンがコーヒーへと口をつける。

 他の者たちもそんな彼に視線を集めて、そうして出てくる言葉がひとつ。

 

「シャルルマーニュはアストルフォに王様って呼ばれるし、アルトリアはガウェインとトリスタンに我が王って呼ばれてる。やっぱ王様って臣下に王様って呼ばれるもんなんじゃない?」

 

 死ぬほどどうでもいい、という表情のゲイツ。

 特に反応を示さないツクヨミ。

 どう答えるべきか迷ってみせるマシュ。

 

 そして何故か何かを考え込む様子を見せる立香。

 そんな彼女がふとデオンに視線を向けた。

 向けられた視線に応えるように優雅にカップから口を離し、一言。

 

「すまない。私はマスターに忠誠を捧げているが、同時にフランス王家に忠誠を誓った身だからね。私にとっての我が王とは、フランス王家なんだ」

「そっかぁ」

 

 少しだけ残念そうな声を上げるソウゴ。

 彼と立香が一度視線を合わせて、揃って顔を向ける先にはテーブルに腰掛けた少女。

 足を組み、長大なヒールを床に置いたメルトリリス。

 

「…………何よ」

「王様って呼び方、よくない?」

 

 何がいいのかさっぱりだ。

 

 そもそもあの戦い、この自分、それはあそこで終わり、という意識でずっと進んできたのだ。だというのにこのロスタイム。一体どういう顔で過ごせばいいのか。

 それも消えてなくなる筈の戦いだったというのに、二人揃ってちゃんとあの戦いを覚えているときた。なんだそれは、あの土壇場だからこそ見せてしまった顔もあるというのに。一体どういう理屈だ。本当にどうなっているのだ。

 

 そんなに言うなら引き籠っていれば、というのもあちらはあちらで鬱陶しい。シャルル・パトリキウスを出ない、という選択肢は完全に無しだ。他のサクラファイブはともかく、カズラドロップとずっと一緒など絶対にありえない。

 あっちが一切外に出る気がない以上、自分が出るしかない。消去法である。メルトリリスとて別に出てきたくて出てきているわけじゃないのだ、本当に。

 

 溜め息ひとつ、そんなアホみたいな問いに返そうとして。

 

「一理あると思います。やり取りひとつで関係性を対外的に知らしめる、というのはとても効率的だと思いますし、何より特別な呼び方をされるのは恋人や妻としては嬉しいもの……というわけで、ますたぁも(わたくし)のことは是非とも『我が愛しき者』とか、もっとすとれぇとに『私の清姫』とか、そう呼んでくださっても―――」

 

 にゅるりとテーブルの間から生えてくる清姫。

 はいはい、と。

 近くにきた清姫の頭に手を置いて、軽く撫でまわす。

 彼女は機嫌良さそうにそのまま立香の隣にくっついた。

 

 と、同時。厨房から響く甲高い破砕音。

 悲鳴と同時に更なる破壊が連続した。

 

「ご、ごめんなさい……っ!」

「はいストップ。大丈夫だから、まず落ち着いて」

「うむ、焦りは禁物。厨房では自分を見失ったものから死んでいく……それが女将のヘルズキッチンで学ぶ最初の教え。料理人が食材に手を加える時、食材もまた料理人の精神を試しているのだ。先に自分を見失えば、待っているのは食材に自分を喰われるという末路なのだな」

 

 焦燥で更なる破壊と混沌を齎さんとするパッションリップ。

 彼女の動きを止めさせて、手早く処理していく二人の調理人。

 

 練習中であったリップが腕が邪魔にならないようにしゅんと肩を竦めさせる。

 縮こまる彼女を見守っていた鈴鹿がキャットの言葉にからから笑った。

 

「いや、失敗したって食材には食われないっしょ」

「―――――――――」

 

 無言。何故か無言。常に騒がしいキャットが無言。

 その無言が凄惨な世界の真実を語る。

 しんと静まった食堂で、壊れた食器を片付けるかちゃかちゃという音だけが響く。

 

「いやなにこの空気!?」

「ねえブーディカは? 女王ブーディカって呼ばれるのってどう?」

「どうって……円卓の子たちとか、シャルルマーニュとか、そう呼んでくれるけど何とも。あたし自身があまり誇れたものじゃないと思ってるから、あたしの気持ちは参考にならないんじゃないかな……」

「そんでそっちの話続けるわけ!? 面白いじゃん、この空気! すぐモノにしてみせるし!」

 

 片付けには近寄らないように、とブーディカに遠ざけられてしまった美遊。

 なので彼女は、新しいパイの材料を揃えながら、リップを厨房内で誘導する。

 そうしつつ、不思議そうに疑問を口にした。

 

「でもソウゴさんには我が魔王、って呼ぶ人がひとりいますよね?」

「うん。でもアルトリアとかシャルルマーニュみたらそう呼ぶ人がいっぱいいるんだよなぁ、って思って」

 

 円卓の騎士、シャルルマーニュ十二勇士、全員がそうかは分からない。

 だが王を王と呼び仕える者たちがそれだけいる、と。

 それを見て、少々羨ましく思ったのだ。

 

「それはそれは。臣下が私だけでは不満かい、我が魔王?」

 

 いつの間にか現れて、隣のテーブル席に座っている黒ウォズ。

 驚いて見せたのは鈴鹿とリップだけで、他の者たちはもう慣れたもの。

 

 ついでに特に慣れてはいないが気にしていないキャット。

 彼女の爪がアップルパイを彼も含めた人数分に綺麗にカットしていく。

 

「ふーん、黒ウォズは俺が臣下がひとりしかいないような裸の王様で満足なんだ?」

「おっと」

 

 さらりと返され、苦笑する黒ウォズ。

 

「ま、心配する必要はないさ。君が真に魔王として覚醒すれば、すぐに全人類が君に傅くことになるのだからね」

 

 いつの間にかナプキンと紅茶を勝手に用意している黒ウォズ。

 すぐ消えることに定評がある割に、パイを食べていく姿勢を隠さない。

 

「ふん……そんなことになるようならば先にジオウが地を舐めることになるがな……!」

 

 ゲイツが黒ウォズとソウゴを睨み、そう言いつつお茶を一気に呷った。

 そのタイミングでゲイツの隣にどかりと腰を下ろしてくる少女。いきなりの乱入にゲイツが吹き出しそうになり、しかしギリギリで堪えて茶を飲み干す。

 

 こっちに来ていた鈴鹿御前がソウゴを指差し、茶化すように笑う。

 

「そうそう魔王とかろくなもんじゃないし、やめといた方がいいっしょ。特にアンタの魔王としての()()()とかチョー面倒くさいタイプってか、視えすぎて頭が痛くなってくる系なわけじゃん? 経験談として語ったげるけどさ-、魔王やるよりJKの方が人生面白いってば」

「えー、そう?」

「絶対そう! 賭けてもいいけど、絶対楽しいのは今この時間。そう、王様になりたいなら魔王より高校生の王になっとけばいいんじゃない?」

 

 不満げなソウゴに笑う鈴鹿御前。

 彼女を恨めしげに見たゲイツが鼻を鳴らして口を挟む。

 

「ジオウの場合、まず入学から危ういがな」

「いえ。ソウゴさんもゲイツさんやモリアーティ教授のおかげで、大分学力が向上していますから大丈夫かと……」

「フォウ、フォフォウ」

 

 苦笑気味にフォローするマシュ。

 

 そして関係ないとばかりに彼女の肩の上でパイを心待ちにしているフォウ。

 彼は尻尾をぶんぶん振り回し、厨房から顔を外さない。

 そんな彼を落ち着かせようと手を伸ばし―――

 

「フォウさん? どうかしましたか」

 

 つい一瞬前まで甘味を求める荒ぶる野性だった白い獣。

 彼が完全に厨房から目を離し、入り口の方へと向き直っていた。

 本能か、僅かに逆立つ白い体毛。

 

「フォゥウウウ……!」

「フォウさん……?」

「どうかしたの?」

 

 ツクヨミからの問いかけに、原因不明のフォウの威嚇を口にしようとして。

 その前に、どこか懐かしい声が彼女たちの耳に飛び込んできた。

 

「―――ああ、また何か増えてる。ということはアレよね、アレはメールが全文書き換わるバグが発生したとかじゃなく、ちゃんと事実なわけね」

 

 溜め息ひとつ、ふたつ、みっつ。

 そのくらい疲れた顔で、オルガマリーは食堂を覗いたままふらりと揺れた。

 

「あ、所長だ」

「もしかしてさ、所長を所長って呼ぶのって王様を王様って呼ぶのと似てない?」

「もうその話題いいでしょ。呼ばないわよ、王様だなんて」

 

 ざっくりとツクヨミに切り捨てられる意見。

 残念そうに眉尻を下げるソウゴを無視し、彼女はオルガマリーに視線を戻した。

 

「お疲れ様でした。みんな集めて紹介しましょうか?」

「いいわ。まだわたしは話のさわりしか報告を聞いてないもの。まず詳細を―――ダ・ヴィンチから聞いて、後はそれ次第よ。あんたたちは首を洗って待ってなさい」

 

 立香とソウゴを指でしっかり示し、そう宣言する所長。

 当事者なので当たり前なのだが、なんだか他意を感じる。

 

「大体なによ。セラフィックスが実は魔神に支配されていて、それをどうにかするために空白の時間を利用して無かったことにした、って。それをセラフィックスにいる時に聞かされたわたしは、自分がいま何をやってるかさえ分かんなくなったわよ」

 

 ぶつぶつと文句を並べるオルガマリー。だが文句を言いつつもそれだけ。

 あくまで起きた事象として受け入れて、処理をしようとしている。

 慣れって怖いわね、と。ジャンヌ・オルタがカップを手にして口をつけた。

 

 そこでふと、オルガマリーがアタランテを発見する。

 彼女の膝で眠るイリヤスフィールも。

 

「アーチャー、その子医務室まで連れて行くつもりはない?」

「うん? ……まあ、そうしてベッドに寝かせた方がいいだろうな」

 

 残念そうに答えるアタランテ。

 そんな断腸の答えに対し、さっさと要求を口にするオルガマリー。

 

「悪いけど、ひとり一緒に医務室に連れて行ってほしいのよ」

「お客さん?」

「そんなわけないでしょ。セラフィックスに所属していた魔術師以外の職員のほぼ全員には、次の仕事なりを斡旋できたんだけれどね。ひとりだけもうどこにも行けないから、続けて雇ってくれないか、っていう奴がいたから」

 

 魔術師側の連中はむしろ向こうから離れていった。セラフィックスさえ手放さねばならなくなったアニムスフィアの凋落に付き合ってはいられない、ということだろう。

 もう今更そんな奴ら知ったことじゃない。話が早くて何よりだ。それより表側の職員である一般人の方がよっぽど面倒だったのだから。

 

 いまここまで連れてきた女性のことだってそうだ。

 

「就職希望……?」

「ええ。開業医としてやっていけるだけの資格……と知識はあるみたいだし、医療部門にはロマニ以外に人員がいないことだしで、もういっそ雇うことにしたのよ」

 

 軽く調べてみた結果、彼女は金銭を取らない医療行為を続け、既得権益を侵犯された既存の医療団体に追いやられてしまった、という行動に考えの足りなかったいわゆる闇医者だった。

 医療行為は続けたいが、表の世界ではそれは続けられない。だからセラフィックスという陸と離れた閉鎖空間で続けていたのだがこの結果。

 彼女からは、だったらもうそのカルデアとやらで医療をやらせてくれ、人を救わせてくれ、という要望がオルガマリーへと向けられた。

 まあ医療部門がいつまでもロマニひとりではアレだろう、と。これから先のことを考えて頭痛を堪えながら、彼女は割と雑にその女性の採用を決定してしまった。

 

「――――――ちょっと、アナタ……それって」

「ほら、あそこの緑髪の部下に案内させるから。とりあえず医務室に行って、上司になるロマニ・アーキマンって男に大まかなところは聞いてちょうだい。

 悪いけど、わたしはこれから忙しくなるから。本当に、ね」

 

 唖然、愕然。メルトリリスが口元を引き攣らせた。

 そんな経歴(ステータス)、セラフィックスにはひとりしかいない。いや、医療というジャンルの既得権益に無策無謀で殴りかかり、しかもまだ懲りずに闇医者をやってる馬鹿なんか、ひとりしかいない。

 

 オルガマリーに促され、扉の影からしずしずと歩み出てくる一人の女性。

 いつかの戦いの中で見覚えのある顔。

 違いはちゃんとしっかりとした服装と、魔性を象徴する頭部の魔羅がないこと。

 

 メルトと鈴鹿が顔を引き攣らせ、ソウゴと立香が顔を見合わせる中。

 歩み出てきた女性は、淑やかに頭を下げて挨拶をした。

 

「はじめまして、皆さま。ただいま所長様より紹介に預かりました通り、本日よりこちらの医療部門にてお世話になることになりました。

 (わたくし)、殺生院祈荒(キアラ)と申します。これからどうぞ、よろしくお願い致します―――」

 

 

 




 
 モンハンしながらネタ考えてましたが特に面白くできそうなのが思いつかなかったのでモンハンを続けながら剣豪にいきます。
 プーリンも来たしせっかくならプーサー出したいからどっかでプーサー主役のイベント来ねえかな。

 後ついでのように出てきてうちのヴァレットを完全封殺するのやめろプロートス。


◯参戦サーヴァント
【藤丸立香】
 ・イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(キャスター)〔ルビー〕
 ・ジェームズ・モリアーティ(アーチャー)

【常磐ソウゴ】
 ・クロエ・フォン・アインツベルン(アーチャー)
 ・シュヴァリエ・デオン(セイバー)

【ツクヨミ】
 ・美遊・エーデルフェルト(キャスター)〔サファイア〕
 ・アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)

【オルガマリー・アニムスフィア】
 ・ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(アヴェンジャー)
 ・アストルフォ(ライダー)

【明光院ゲイツ】

【シャルル・パトリキウス】
 ・シャルルマーニュ(セイバー)
 ・鈴鹿御前(セイバー)
 ・ガウェイン(セイバー)
 ・ネロ・クラウディウス〔ブライド〕(セイバー)
 ・アタランテ(アーチャー)
 ・トリスタン(アーチャー)
 ・ロビンフッド(アーチャー)
 ・カルナ(ランサー)
 ・フィン・マックール(ランサー)
 ・エリザベート=バートリー(ランサー)
 ・ブーディカ(ライダー)
 ・清姫(バーサーカー)
 ・タマモキャット(バーサーカー)

 ・BB(ムーンキャンサー)
 ・メルトリリス(アルターエゴ)
 ・パッションリップ(アルターエゴ)
 ・キングプロテア(アルターエゴ)〔アナザーディケイド〕
 ・ヴァイオレット(アルターエゴ)
 ・カズラドロップ(アルターエゴ)
 
 
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