どうも日本総大将と英雄の父で、トレーナーです 作:無課金チャレンジャー
中央競馬場。そこの観客席にはビッシリと観客で埋っており、観客の皆様は心を踊らしてその時を待つ。いや、観客席に集まった人だけではない。運良く観客席に入ることが出来た彼等だけではなく、観客席に入ることが出来なかった人達も同じだ。ある人は自宅のテレビを見て、またある人は飲食店や家電売場のテレビを眺める。ある人は仕事中とは言え仕事を中断してテレビを見る。だけど誰もが咎めない。当然だ、今日は最高のレースで最速が決まるその時なのだから。
「今日、決まるんだ」
テレビ越しの人も観客席に集った人も心は同じ。最速の誕生をこの眼で観るために、その時を待つ。
『さあ、いよいよ始まります!!URAファイナル決勝!!最速のウマ娘が…最速の娘が決まります!!』
『最速の男かも知れませんよ』
これより始まる宴はURAファイナル。トレセン学園と呼ばれる学園のチビッ子理事長が考案した、日本最高峰のレース。集ったのは日本でも最速クラスの精鋭達であり、その精鋭達でも勝ち抜いたウマ娘達が頂点を目指して争うのだ。集ったのは18名の最速を証明するウマ娘達であり、この中から真の最速が誕生する。
予選、準決勝と無事に勝ち進んだ精鋭18名はターフに威風堂々と立ち、人々の注目を集める。その18名のウマ娘(内1人男の娘)は勝負服と呼ばれる特別な衣装を纏い、準備はバッチリだ。
『中でも注目すべきはサンデーサイレンスの実子2人は勿論のこと、サンデーサイレンスから教えを受けたスピカの面々ですね』
『そうですね。チームスピカ最速は世界を制す。気になるチームスピカの最強も今日、決まるわけですからね』
『URAファイナルより、世界挑戦を選んだウオッカ選手が居ないのは残念ですね』
実況者と解説者は言った。チームスピカ…そのチームはとある男のウマ娘がトレーナーを務めるチームであり、最初はそこまで注目されて居なかった。だが、今は違う。チームリギルやチームシリウスと違い、人数は少ない。だが、それでも日本の頂点に立つチームだと言えるだろう。
『ではチーム紹介に移りましょう。先ずはエントリーNo.1、チームリギルのリーダーであるグラスワンダー!!』
そしていよいよ、チーム紹介が始まった。先ず最初に呼ばれたのはスピカに匹敵するチームの1つ、チームリギルのリーダーであるグラスワンダーだ。
『そしてNo.2、チームシリウスのリーダーであるハッピーミーク!!』
その後も紹介は続いていき、いよいよ彼女達の紹介である。当然、このURAファイナルを観る人々は彼女達の紹介を待っていた。
『では、いよいよ…彼女達の紹介に移りましょう!!』
実況が叫び、まだレースが始まっていないとは言え観客のボルテージは最高に高まっていく。紹介は不要だ、何故ならこれから紹介される残りの選手は知らない方が恥だと言う程の選手達なのだから。その選手達は全員が同じチームに所属しており、歴史に名を刻む伝説の名馬でもあるのだから。
『先ずは彼女から。朱き女王…ダイワスカーレット!!所属はチームスピカ!!』
その名前が呼ばれ、観客席から大きな歓声が上がった。名前を呼ばれた少女は観客席の方に向かって手を振る。その少女は長いツインテールの髪をしており、何がとは言わないが大きく多くの男性が黄色い歓声を挙げていた。
『そして、前年度の有馬記念を制した、砕けない宝石の名を持つ姫 サトノダイヤモンド!!所属は勿論、チームスピカ!!』
次に名前が呼ばれたのは緑色の貴族風なドレスを纏った少女だ。その少女の勝負服は袖が長く、手が完全に隠れている。だが、嬉しそうに観客に向かって手を振った。
『次に紹介しますは…賞金女王!!祭りウマ!!キタサンブラック!!勿論、チームスピカ!!』
次に紹介されたのは黒い髪のショートヘアーの少女であり、彼女は祭り衣装を模した勝負服を纏っている。キタサンブラックと呼ばれた少女はニコッと笑みを浮かべると…
「ワッショーイ!!」
観客に向けてそう叫んだ。
『無限のスタミナ!!体格に恵まれたパワー!!黄金の不沈艦は沈まない!!年齢不詳!!ゴールドシップ!!彼女もチームスピカ!!』
「このゴールドシップ様をお呼びか?ゴルシ様に任せておきな!!」
赤い勝負服を纏い、美しい白髪の髪を靡かせる絶世の美女。走る姿は不沈艦、黙れば美人、口を開けば世紀のハジケリスト。それがゴールドシップと紹介された美女である。
『では…後はこの3人です!!』
実況が叫び、観客は未だ紹介されていない3人を見る。紹介されていなくてもその3人は知っている。
『異次元の逃亡者!!最強の逃げ馬!!秋の天皇賞では、世界最強の一角 チームスピカのエースでもあるディープインパクトの連覇を止めた唯一の存在!!サンデーサイレンスの初めての教え子、サイレンススズカ!!』
異次元の逃亡者。その異名を誇る緑と白を基調とした勝負服を纏った女性は高らかに右手を挙げる。チームスピカ最年長の彼女は学生生活最後に大きな花を咲かせるのか。
『近代競馬の結晶!!シンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬であり世界ランク1位!!サンデーサイレンスの実子!!日本が誇る天舞う英雄!!ディープインパクト!!』
黒き翼を模したマントを靡かせ、その英雄は眼を開く。長い髪、可愛らしい顔に少し小柄な体格をした少年…女性と間違えられる程の容姿をした少年は新たな伝説を生み出すのか?
『そして最後は勿論、彼女!!祖母は生涯無敗マルゼンスキー!!弟は英雄ディープインパクト!!そして父はサンデーサイレンス!!日本総大将!!スペシャルウィーク!!』
日本一のウマ娘が此処に居る。
これは辛い過去を持つアメリカの二冠達成者とその教え子、2人の子供の数年間の軌跡。
なお、チームスピカはアニメと違い…ウオッカ以外は全員…サンデー一族です。
番外編書くとしたら?時系列は無視です
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