どうも日本総大将と英雄の父で、トレーナーです   作:無課金チャレンジャー

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次期新入生、予約しま~す

「メジロ?もしかして、ドーベルやアルダンの親戚ですか?」

 

突如として現れ、サンデーサイレンスの親友と名乗った美女メジロマックイーン。そんな彼女と彼女が連れたオルフェーヴルと呼ばれた子供を見ながら、フジキセキはマックイーンに問う。なお、フジキセキの隣では何か違和感を感じるのかゴールドシップが首を傾げたままだ。

 

フジキセキは今、ドーベルやアルダンと親戚ですか?と聞いた。これには訳がある。ドーベルとアルダンというウマ娘は共通してメジロという家名が着いているのだ。メジロ…かつて大きな栄華を誇ったステイヤー(長距離ランナーのこと)の一族であり、多くの有名ウマ娘を輩出してきた名家…いやだったと言うべきか。近年、メジロ家も嘗ての有力なウマ娘が10年程出てないためか、名前を聞く機会が少なくなってきた。

※史実でのメジロ家ことメジロ牧場は2011年に馬主業から撤退しています。主な理由として考えられるのは2度の火山噴火による被害(特に1977年の噴火)、所有馬の成績不振。スピード化していく日本競馬(サンデー一族の普及)の環境に着いていけず取り残されたとも言われています。

 

「はい。そうですね、そうとも言えますわね」

 

どこか寂しげな表情でマックイーンはそう言った。なにやら訳有りなのかも知れない。

 

「今日来ましたのはサンデーとお話が有りましてやって来ましたわ」

「爺さんに用が有るのか?爺さんなら職員室だと思うぞ?春の学園祭も近いし、その会議も有るしな」

 

しかし、サンデーサイレンスを含めた教員達はこの時期忙しい。日頃から担当するウマ娘達のコーチングやマネジメント等で忙しいのは勿論、今は4月に行われる学園祭の準備で忙しいのだ。トレセン学園の学園祭は年に2回行われる。春の学園祭と秋の学園祭だ。学園祭と言っても、正しい呼び方は感謝祭であり、この日は許可を取らなくてもお祭り気分で多くの一般客がやって来るのだ。

チームや個人、グループ事の出店や出し物、イベントの企画や準備に教員達は大忙しなのである。

 

「学園祭の準備で教員は忙しいからね。先生はトレーナーと教員を掛け持ちしてるし、他のトレーナーと違って学園祭の準備とかも有るからね。それに、今日は生徒会曰く雑誌の記者が来てるし…取材を受けてるかも知れませんよ」

「ええ、承知してますわ。それでしたら、食堂かカフェテリアで待つのは宜しくて?」

「ええ、なんなら案内しますよ」

 

こうしてフジキセキとゴールドシップの案内により、マックイーンとオルフェーヴルはトレセン学園のカフェテリアに案内された。確かにカフェテリアならばドリンクや軽食も頼めるので、良い時間潰しには成るだろう。

 

 

カフェテリア。そこは授業中を除き、常に学生が寛いでは勉強したり友達と話したりして時間を過ごしている。そんなカフェテリアの窓際の一角には、来客であるマックイーンとオルフェーヴル、そして2人を案内したフジキセキとゴールドシップが座った。

 

「此処も随分と変わりましたわね。私が在学していた頃は、カフェテリアは無かったのに」

 

懐かしく、カフェテリアの内装を見回してそう言ったマックイーン。サンデーサイレンスの親友と言うことはサンデーサイレンスと歳が近いのだろう。ならば実年齢は30から40前後、卒業生だとすれば最低でも十数年前に在学していた事になる。十数年もすれば様変わりもしてしまうだろう。

 

「アンタ。ここのOG?」

「はい。その時の写真も有りますわよ」

 

ゴールドシップの質問に答えるように、マックイーンはポケットから大事そうに1枚の写真を取り出した。その写真には少女と言える過去のマックイーン、ディープインパクト瓜二つの少年時代のサンデーサイレンス、そして黒いウマ娘の女性が写っていた。

 

「うお!?爺さん、ディープそっくりだな」

「私達が高等部の頃ですね。サンデーはアメリカでの現役を終えると、トレセン学園高等部でトレーナー免許を取るために転入してきましたの」

 

サンデーサイレンスとマックイーンはトレセン学園高等部からの知人だったのだ。

 

「あの…この人は?」

「ハイセイコー。私の恩師ですわ。元は優れた競技者で、チームが小規模でも何時も笑顔を絶さない人でしたわね…今は隠居してますわ」

 

ハイセイコー。聞いたことがない名前を聞いて、フジキセキとゴールドシップは首を傾げた。無理もない…ハイセイコーは言わば、何世代前の選手だ。サンデーサイレンスが高等部の頃には既にトレーナーで活躍していたとすれば、恐らく現役選手だったのは約50年ほど前に成る可能性も有るのである。若くて50歳程だがもしかすれば、マルゼンスキーよりも年上なのかも知れない。

 

だが、そこでフジキセキとゴールドシップは何かに気付いた。それは写真に写る若きサンデーサイレンス達の後方に、何かが写っている事だ。それは何やらダンボールを組み合わせた物のようで、ウマ娘のような耳を持ちキリンやオカピ等の動物らしさを合わせた謎生物の被り物が有ったのだ。

※この世界にウマ娘は居ても、馬は居ません。その為に我々が知る馬は、ウマ娘のような耳を持つキリンやオカピぽい謎の生物と成ります。馬は居ないので、シマウマもアフリカ在住のウマ娘と成ってます。

 

「「えっ?なにこれ」」

「おっと!それは言えませんわ」

 

『曲がれぇぇぇぇえええええ!!』『曲がれぇぇぇぇえええ!!』マックイーンの脳裏に思い出す、サンデーサイレンスとハイセイコーとの青き春。その中には言葉ではどうしても説明出来ない物も多々あるのだ。

 

「随分懐かしい写真だな。それ、()()()の夢を叶える為に奮闘した夏休みじゃないか」

 

声が聞こえ、マックイーン、フジキセキ、ゴールドシップは声の方を見る。自分達が座っていた席の側にはいつの間にか、仕事を終わらせたサンデーサイレンスが立っていた。

 

「よっ!マックイーン」

「元気そうで良かったですわ。サンデー」

 

親友同士の再会。フジキセキとゴールドシップは一先ず、この謎の生物を模したダンボールの事を聞きたいが、それは叶わない。

 

「で?その子だな、マックイーン」

「ええ、来年。この子…オルフェーヴルがトレセン学園に入学したら、面倒を見てほしいのです。

この子の素質は間違いなく、私を越えてます。必ず、現役だった頃の私より遥かに速い子に成る。貴方しか頼める人が居ないのですわ」

 

マックイーンが此処にやって来た訳は、早々にサンデーサイレンスにオルフェーヴルの事を頼むためだ。

優秀なウマ娘にはスカウトが付き物だ。サンデーサイレンスはアメリカに居た幼少期、スカウトに色々と悪く言われた事がある。スカウトは優秀で素質があるウマ娘を見付けると、トレセン学園に入れたり、有力なトレーナーに紹介する事がある。

オルフェーヴルがスカウトの目に付けられる前に、マックイーンが信頼するサンデーサイレンスに予約するという事だ。

 

「勿論だ。宜しくな」

 

サンデーサイレンスはマックイーンの隣に座っていたオルフェーヴルを見る。すると、オルフェ-ヴルもサンデーサイレンスを見上げ、彼女は初めて口を開いた。

 

「ジジイ」

「ぷっはは!!ジジイ?ゴルシにも爺さんって呼ばれるけど、君とゴルシに言われたら悪い気はしないな!」

 

オルフェーヴル。彼女が黄金の暴君と呼ばれ、世界にその名を轟かせる事に成ることを未だ誰も知らない。

 




夏映画予告!?

これはサンデーサイレンスが高等部の頃のお話。

「へんな珍生物の被り物を被った変人が居る!?」

彼等はその時、ハリボテに出会う。

夏映画…ハリボテエレジー エピソード0。信念は曲げない、だけどカーブは曲がれない。

なお、エピソード1はスペちゃんの時代である。

番外編書くとしたら?時系列は無視です

  • YouTuberゴルシちゃん
  • ハリボテエレジー作るってよ
  • ウマ娘格付けチェック!?(生徒)
  • 現役時代のサンデー
  • オルフェ、野球するってよ
  • ウマ娘格付けチェック!?(大人)
  • タキオンのお薬マジック!!
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