どうも日本総大将と英雄の父で、トレーナーです   作:無課金チャレンジャー

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アメリカのBBQは時間がかかります。


飯テロ アメリカンBBQ 下拵え

BBQ…それは食のロマン。アメリカのパーティーでは良く行われ、日本でも馴染み深い。しかし、多くの日本人は知らないのだ。アメリカンなBBQと日本のBBQは全くの似て非なる物であると。

 

スペシャルウィークが弥生賞に勝った翌日。サンデーサイレンスはサイレンススズカ、ゴールドシップを連れてショッピングセンター…いや、規模からすれば巨大倉庫と言える程のお店にやって来ていた。

その店の名前はコストコ。アメリカ発祥の大型ショッピングセンターであり、ぶっちゃけ倉庫、規模アメリカンを地で行くショッピングセンターである。

 

「やっぱりBBQの買い物と言ったらコストコだな」

「BBQなのにデッカイ肉買うの、爺さんとタイキ位だろ」

 

実はと言うとサンデーサイレンス。機会が有れば教え子を誘ってはBBQを行うことが多い。年に1度は教員達も誘ってBBQを行う程のBBQが大好きなのだ。しかし、サンデーサイレンスが行うBBQは日本風のBBQである焼肉のような物とは少し違う。勿論、手早く食べられるように焼肉スタイルも取り入れているが、メインはアメリカンなのだ。

 

「先生がやるBBQって日本人の想像を越えてますからね」

 

陳列された商品を見ながらサイレンススズカは思い出す。彼女が初めて重賞を勝った時だった。サンデーサイレンスは我が子のように喜び、サイレンススズカとゴールドシップは勿論のこと、サイレンススズカの友達も誘ってはBBQを行った。

しかし、行われたBBQはサイレンススズカの予想を越える物であり、唯一サンデーサイレンスのBBQを瞬時に理解できたのはサイレンススズカの同級生でありアメリカ出身のカウガール…チームリギル所属のタイキシャトルだけであった。

 

『オーウ!!YES!!先生、分かってマース!!』

『BBQと言ったら、これだろ?Tボーンステーキがもうすぐ焼けるな。プルドポークバーガー食べる人!!』

 

味は滅茶苦茶旨い。しかし、サイレンススズカの良く知る焼肉のようなBBQではなかった。

 

『ステーキはダイエット食材!!』

『オフコース!!』

 

ステーキ=ダイエット食材。サンデーサイレンスの常識である。

※ステーキ単体なら炭水化物は少なく、タンパク質なのでステーキ主食でライスとパン抜きなら炭水化物ダイエットは原理上出来ます。しかし、お米が恋しくなります。

 

「おっ!皮着きの豚が有るじゃないか。毛の処理もちゃんとされている。これにするか」

 

するとサンデーサイレンスは何かを見付けたのか、それを買い物籠に入れた。サイレンススズカがそれを確認すると、それは皮着きの豚の一枚肉だった。それを3枚…サンデーサイレンスは籠に入れたのだ。

 

「スピカ以外も参加するかも知れないし、少し多めに買うか。スペの事も考えれば軽く10人前は最低要るな」

「どんだけスペ食べるんだよ」

 

サンデーサイレンス。毎度のBBQで諭吉が消えていく。しかし、教え子達が可愛いので問題はない(大人連中とやる場合は割り勘)。

 

 

 

翌日。その日は祝日であり、授業はない。レースも無く、多くのウマ娘は休日を満喫したり自主練習を行っている。

 

午前10時。先日にデビュー戦を勝利し、白星スタートを成し遂げたウオッカとダイワスカーレットは仲良くジョギングを行っていた。

 

「それにしても、此処って広いわね」

「普段、オレ達は此方に来ないからな。しかし、マジで広いぜ」

 

トレセン学園の敷地は広い。中等部と高等部は同じ敷地に有るが、その敷地だけで下手な大学より遥かに大きい。更に競技場さながらのトレーニングコースも有るのだからその大きさが分かるだろう。

道路を渡った先もトレセン学園の敷地であり、そこには学生達が日頃から過ごす学生寮、そこから離れた所にはトレーナーや教員に厩務員が暮らす社員寮が有るのだ。そして其処から更に進むと、人間の学生も通える大学部が有るのだ。

 

2人は学生寮の区域を抜けて社員寮の所にやって来る。社員寮と言えど、学生寮と違って1つ1つの部屋も大きい。駐車場も完備されており、駐車場には教員やトレーナー達が所有する自動車が駐車されていた。

 

「子供達の声も聞こえるわね」

「若い職員さんの家族じゃねぇの?社宅の方が家賃が安いしな」

 

社宅は家賃が安い。何より家族との同棲も認められている。使わない手は無いだろう。

 

その時だった…ウオッカとダイワスカーレットの鼻に香ばしく、美味しそうな香りが入ってくる。匂いとしたはイタリア系に近いのか、身近で例えるならピザポテトだ。

 

「ねえ、ウオッカ…ピザポテトの匂いしない?」

「してるな…マジでピザポテトにちけーな」

 

未だ10時とは言え、そんな匂いを嗅いでしまえばお腹が空いてきてしまう。しかし、匂いが気になるのか2人は匂いの方に向かっていった。

 

そして匂いの所に辿り着くと…

 

「先生!?なにやってるのよ!!」

「BBQの下準備だよ。BBQラブの配合も合わせると、俺は朝6時から準備してるんだよ」

 

朝日に照らされたサンデーサイレンスが調理用手袋を両手にはめて、皮着きの豚肉に粉末の調味料をたっぷりと塗り込んでいた。

この調味料からピザポテトの匂いがしてきており、もしかしたら調味料に秘密が有るのかもしれない。

 

「えっ!?BBQって外で食べる焼肉だろ?」

「ちげーよ。今日、マジでBBQを教えてやろう」

 

今日…2人は真のBBQを知る。

 

「ビアカンチキンが焼けるまで、後2時間か」

 

アメリカのBBQは時間がかかります。サンデーサイレンスの側には蓋着きのBBQグリルが3つ存在しており、その1つからは香ばしいピザポテトの匂いがしていた。




ウオッカ、スカーレット「想像と違う」
サイレンススズカ「だってアメリカだもん」

次回!!焼きからの飯テロ。

あと、ピザポテトの匂いの原因が判明!?

サンデー「BBQラブにイタリアンスパイス混ぜたら、ピザポテトに成っちまった」

番外編書くとしたら?時系列は無視です

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