どうも日本総大将と英雄の父で、トレーナーです 作:無課金チャレンジャー
『なんだ?この弱そうで醜い男は。足が内側に曲がってるではないか』
『男のウマ娘だけってしか取り柄が無いな。まあ、コイツが名前を刻むのは死んで墓に入ってからだろうな』
__うるせ…何度でも言ってろ。俺は絶対に諦めない。お前達のような人間になってたまるかよ。
ウマ娘は原則的に女性だ。しかし、そのウマ娘はどういう訳か男として産まれたのだ。男として産まれた事だけで奇跡に近いことだろう。だが、男は産まれた時からハンデが有った。それは足が内側に向いていた事である。これでは瞬発力を用いた走りが出来ず、尚且つ男は小柄だった。
そのウマ娘の名前はサンデーサイレンス。まだ世界は彼の名前が全世界に轟事をまだ知らない。
『なんで良くならない!!もう、私は治らないウマ娘の治療はしたくない!!』
サンデーサイレンスの内側に向いていた足は成長と共に正常に成った。しかし、彼は幼少期に命の危機に陥る。幼い時期にウイルス性の感染症にかかり、激しい下痢に襲われたのだ。医師は懸命に治療を施したが、容態が良くならない事に苛立ち…治療を投げ捨てた。
『大丈夫…私は見捨てないから』
しかしサンデーサイレンスには1つの幸運が有った。それはサンデーサイレンスが暮らしていた施設の女性が看護師の資格を持っており、懸命にサンデーサイレンスの治療を続けてくれた事だ。彼女の頑張りがあってかサンデーサイレンスは無事に命を取り留めた。
そして、サンデーサイレンスはその女性職員ことストロー婦人に引き取られ、サンデーサイレンスと改めて名付けられた。名前の意味は静かなるミサ。
だが、サンデーサイレンスがジュニアハイスクール(日本で言えば中等部)に進学する少し前。サンデーサイレンスは乗っていたバスが事故を起こし、瀕死の重症を負ってしまう。原因はサンデーサイレンスが乗っていたバスの運転手の心臓麻痺。これにより運転手はバスを運転する事が出来ず、大事故を起こしてしまった。
『なんでお前だけ生き残った!!』
『どうして…私の娘が死ななきゃならないのよ!!』
事故を起こしたバスの乗客の多くは死亡。事故で生き残ったのはサンデーサイレンス、ただ1人だけだった。しかしなんとか生き残ったサンデーサイレンスだったが事故の怪我により選手生命がどうなるか分からなかった。しかし、幸運にもサンデーサイレンスは後遺症が一切無く無事に退院した。
__俺、生きてる意味有るんか?ボロクソに君が悪いように言われるし、事故で俺だけが生き残るし。
『産まれたには意味が有る。サンデー…君はこの国にいちゃいけない。いつか、遠い安全な国に行って』
ストロー婦人に送り出され、サンデーサイレンスはジュニアハイスクールに入学した。
サンデーサイレンスが産まれたのは現代でも差別問題が残る大国アメリカ。肌の色が違うだけで差別する人々が居る所であり、恐らくは唯一…男のウマ娘であるサンデーサイレンスも例外ではなかった。差別、偏見、事故で負った心の傷…それらは思春期のサンデーサイレンスに影を落とした。
だが…彼の快進撃は此処から始まった。
『早い!?サンデーサイレンス!!サンデーサイレンス!!今日は逃げだ!!彼は逃げ切った!!』
『サンデーサイレンス!!最後尾からのスタート!!ですが、急加速した!!これは追い込みだ!!前は逃げ、今日は追い込みで勝利をもぎ取った!!』
アメリカのクラシック二冠を成し遂げ、三冠目前でイージーゴアというライバルに負けた為に二冠で停まったが間違いなくサンデーサイレンスはアメリカの歴史に刻まれた。それから彼は全てのレースを1着…負けても2着で走り抜けて名馬の仲間入りを果たす。その後、約2年間の走り続けたサンデーサイレンスはジュニアハイスクール卒業と共に現役を早々に引退し、日本に移住した。彼が日本に移住してからアメリカはサンデーサイレンスの事を特に調べず、直ぐに只の名馬という認識しか抱かなかった……この時までは。
そして…この約20年後。サンデーサイレンスの名は娘と息子、教え子達が競技者としてデビューした後に瞬く間に世界に広がる事に成るのだった。
では…サンデーサイレンスは今、何処で何をしているのか?
時は流れ約20年。サンデーサイレンスも結婚し、2児の子宝に恵まれ…最初の妻が病で亡くなり、最初の妻が死ぬ前に巡り合わせた妻の親友となんやかんやあって再婚して子供達もそこそこ成長した頃。サンデーサイレンスは東京の府中で単身赴任しており、月に1度…多くても2度位しか妻子の所に帰れない日々を送っていた。
「よっ!お前、たしかサイレンススズカだよな?最初っから思いっきり飛ばしていけ、自分らしく行け。その方がお前は間違いなく速く走れる」
日本東京都府中にある、日本ウマ娘トレーニングセンター学園ことトレセン学園の教師兼トレーナーとして働いていた。
「えっ…でもトレーナーさんは」
「お前はどうしたい?お前のレースを見たが…我慢してる感じだったしな。おっと…自己紹介失礼が未だだったな。俺はサンデーサイレンス…まあ、見ての通り男のウマ娘だ」
次の日曜日。彼が話し掛け、アドバイスを送った少女サイレンススズカが大差で勝利し、G1でも勝利した事が瞬く間に知れ渡った。
サンデーサイレンスの子供(史実)
サイレンススズカ、フジキセキ、マーベラスサンデー、スペちゃん、ディープインパクト、アグネスタキオン、ステイゴールド等々
孫にゴルシ、ジャスタウェイ、ダイワスカーレット、キタサンブラック、サトノダイモンド、スマートファルコン、コントレイル、そしてオルフェーヴル等々…
うん。勢力図を見事に変えましたな(笑)
次回はスペちゃんとディープきゅんの転入。
スペちゃん「お父ちゃん。トレセン学園の事、詳しいんだね!」
サンデー「まあな」←教員でトレーナー
番外編書くとしたら?時系列は無視です
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