どうも日本総大将と英雄の父で、トレーナーです   作:無課金チャレンジャー

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スペちゃんとディープ。遂に登場


後の日本総大将と英雄であった

北海道のそこそこ田舎にあるそこそこ大きな和風の家。そこがサンデーサイレンスの家である。

サンデーサイレンスは妻子と共に暮らしているが、彼はご存知単身赴任中で月に1度位しか帰れない。まあ、それでもウマ娘の身体能力(又は車)、女満別空港からの飛行機を使えば東京の羽田まで2時間で行けるのでアクセスは悪くない。頑張れば日帰りで通えるが、トレセン学園のトレーナーや教員も基本的には敷地内にある社宅で暮らしている事と、トレーナー業務の為に1ヶ月に1度位しか帰ることが出来ないのだ。

 

「お父ちゃん!私達、トレセン学園に通えるって本当だべか?」

「オフコース。嬉しすぎて、方言が出ているぞ?まあ、申請は俺がしたから安心しろ」

 

居間でニンジンジュースを飲みながら、浴衣姿に成っているサンデーサイレンスは1人の少女と話していた。その少女はスペシャルウィークことスペちゃん。サンデーサイレンスと病で此の世を去った前妻の娘であり、サンデーサイレンスの長女だ。

もう1人、ディープインパクトという息子が居ており、ディープインパクトはスペの年子の弟。前妻の忘れ形見である2人の子供をサンデーサイレンスは前妻の親友であり今の妻と共に大事に育ててきた。

 

「まあ、トレセン学園は全寮制。ウマ娘は俺とディープ以外は原則的に女性だから形的には女子学校で、学生寮は実質的に女子寮。間違いが起きないようにお前とディープは同じ部屋に成るだろうな」

 

東京都府中にあるトレセン学園。トレセン学園に通うウマ娘は基本的に女の子ばっかり。それ故にトレセン学園は原則的に女子校だ。男のウマ娘も通えない事は無いのだが、男のウマ娘で現在確認できるのはサンデーサイレンスとその息子であるディープインパクトただ2人のみ。そんな2人に合わせる事も難しく、トレセン学園には男子寮は存在しないのだ。

 

しかし、入学するならば全寮制故に男子生徒となるディープインパクトも女子寮に入ることになる。だが…何か間違いが起こる可能性もあり、姉弟であるスペシャルウィークとディープインパクトは同じ部屋に成ることに成ったのだ。勿論、部屋割りを決めたのはサンデーサイレンスと教員仲間である。

 

「でも、お父ちゃん。なんかトレセン学園に物凄く詳しくない?」

「まあな」

 

因みにサンデーサイレンスはスペシャルウィークとディープインパクトに、トレセン学園の教員兼トレーナーだとは教えてない。サンデーサイレンスからすれば子供達はいずれ、トレセン学園に入学すると分かっており、その時に学校でバラそうと思っていたのだから。

 

「勿論、門限も有るから…門限迄には寮に着いとけよ?」

 

 

 

 

 

2週間後。羽田空港。

 

「ディープちゃん!此処が東京だよ!!」

「お婆ちゃんに会いに行った時、以来だよね。お姉ちゃん」

 

遠路遙々、北海道から東京の大地に2人の姉妹…失礼、姉弟が降り立った。何故、姉妹と言ってしまったのかと言うと弟の方は何処から見ても女の子にしか見えないためである。しかも髪が姉と比べて背中に届く程長く、顔立ちも何処から見ても女の子なので姉妹と間違えてしまっても無理は無いだろう。

 

姉はスペシャルウィーク。では何処から見ても女の子な弟は誰なのか?それはスペシャルウィークの弟であり、恐らくはサンデーサイレンス以来となる男のウマ娘であるディープインパクトである。

2人はリュックサックに入るだけの荷物を入れて、それを担いでやって来た。当然、これから寮生活を送るので殆どの荷物は先に寮に送っており今頃は学生寮に着いて2人の部屋に運ばれてる頃だろう。

 

「お姉ちゃん。此処からどう行くんだっけ?」

「たしか、トレセン学園は府中だから…」

 

トレセン学園は府中にある。羽田空港からは電車に乗って府中に向かい、そこからトレセン学園の最寄り駅に向かえば良いだろう。

スペシャルウィークがスマホを取り出して、羽田空港からトレセン学園への行き方を調べようとする。その時だった、彼女のスマホに突如として誰かから着信が届く。画面には『お婆ちゃん』と書かれており、スペシャルウィークは笑顔を浮かべてスピーカーモードで着信に出た。

 

「お婆ちゃん!!」

「えっ?お婆ちゃんなの!?」

『ヤッホー!!スペちゃん!ディープちゃん!トレセン学園転入おめでとう』

 

電話の相手はマルゼンスキー。スペシャルウィークの母の母であり、言わばお婆ちゃんである。今は東京で一人暮しをしており、還暦を迎えたとは言え外見年齢は20代前半を維持している美魔女のウマ娘だ。

とは言えマルゼンスキー。彼女は素晴らしい功績を残したウマ娘であり、イギリスと日本の混血故に当時の規定で日本の三大クラシックに出場は叶わなかったが…トーショーボーイやテンポイントと言った歴代のウマ娘達に引けを取らず全勝無敗で現役を終えた行ける伝説なのである。

 

『所で2人とも未だ羽田空港?』

「はい!私達、今着いたところだよお婆ちゃん!」

『バッチグーよ!迎えに行くわ!たまたま、近くに居るの』

 

なんという事でしょう。マルゼンスキーは偶然にも羽田空港の近くに居ており、迎えに来てくれるのだ。

 

「本当!?」

『モチのロンよ。愛車のランボルギーニで迎えに行くわね!』

 

マルゼンスキーの愛車はスポーツカーである。しかも世界的に有名なブランドの物だ。恐らく、電話しながらも愛車を運転してるのだろう。何故なら電話の奥から車のエンジン音が響いている。今では便利な物で、Bluetoothを用いれば車を運転しながら電話をすることも可能なので間違いなく現在進行形で迎えに来て居るのだろう。

 

『駐車場に着いたから。なるはやで来てね』

 

マルゼンスキーお婆ちゃん。羽田空港に到着する。

 

「「お婆ちゃん早!?」」

 

しかし、迎えに来てくれたお婆ちゃんの行為を無駄には出来ない。姉弟は早くお婆ちゃんに会いたい気持ちを落ち着かせて、羽田空港の駐車場に向かっていった。

 

 

 

「2人とも!こっちよー!」

 

駐車場に行くと、直ぐにマルゼンスキーは見付かった。と言うか紅いランボルギーニの為か、良く目立つ。旅行シーズンでは無いためか、羽田空港の駐車場は空いており、その事も有ってか紅いランボルギーニは非常に際立っていた。

 

紅いランボルギーニを背景に、一切衰えていない美貌を誇る茶髪の美女なウマ娘が姉弟を待っていた。彼女こそはマルゼンスキー。全勝無敗であり、かつて伝説を作り出したスペシャルウィークのお婆ちゃんである。

 

「「お婆ちゃん!!」」

「スペちゃんもディープちゃんも大きくなったわね!お婆ちゃん、嬉しいわ!!ほら、乗って。送っていくわ」

 

大好きなお婆ちゃんに言われ、スペシャルウィークとディープインパクトはランボルギーニに乗り込む。勿論、運転席はマルゼンスキーで後部座席にディープインパクト、助手席にスペシャルウィークだ。

 

「それじゃ、行くわね。シートベルトはOK?飛ばないように、しっかり捕まってね」

「「えっ?飛ぶ?」」

 

その瞬間…ランボルギーニは急加速し、発進した。

 

「行くわよ!!モチのロンでノリノリで飛ばしていくわ!!」

 

その刹那、スペシャルウィークとディープインパクトの悲鳴は爆音に書き消され…誰の耳にも入らなかった。

 

 

 

 

 

「流石に此処じゃ飛ばせないわね」

「飛ばさなくて良いよ!!」

 

羽田空港から無事に府中に到着したランボルギーニ。とは言え、この近辺はトレセン学園が近いこともあってか住宅地が多い。その為か、マルゼンスキーのランボルギーニは飛ばせず安全運転を行っている。

 

「お婆ちゃん。お父ちゃんもこの近辺で働いてるんだね」

「あら、サンちゃん(サンデーサイレンスのこと)から聞いてないの?あの子、トレセン学園の教師よ。今じゃ、有力なチームも率いていて、ここら辺じゃチョベリグに有名人よ」

 

スペシャルウィークとディープインパクト。マルゼンスキーお婆ちゃんから教えられ、父親の職業を初めて知る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゴルシ、スカーレット、ウオッカ。この2人を部室に連れてきてくれ」

「「「アイアイサー!!」」」

 

その頃、トレセン学園。

 

『チームスピカ。入部しない奴はダートに埋める』と書かれた写真付きの看板。その看板の写真には犬神家をオマージュしたのか、ダートに埋められた3人のウマ娘が写っていた。最早、怪しさ満点だが気にしてはいけない。

 

そんな看板を背景に、サンデーサイレンスは1枚の写真を3人の教え子に見せて指令を与えていた。サンデーサイレンスが見せた写真には仲良く写るスペシャルウィークとディープインパクトの姿が有ったのだ。

 

 




ゴルシ「スカーレット!!ウオッカ!!やっておしまーい!!」

次回…マルゼンスキーと別れた直後、姉弟は誘拐される。そして父の職業を知る。

余談であるが、2年後…

ゴルシ「スペ!!ディープ!!やっておしまーい!!」

歴史は繰り返される(なお、2年後は史実でのゴルシの親友が誘拐されます)

番外編書くとしたら?時系列は無視です

  • YouTuberゴルシちゃん
  • ハリボテエレジー作るってよ
  • ウマ娘格付けチェック!?(生徒)
  • 現役時代のサンデー
  • オルフェ、野球するってよ
  • ウマ娘格付けチェック!?(大人)
  • タキオンのお薬マジック!!
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