どうも日本総大将と英雄の父で、トレーナーです   作:無課金チャレンジャー

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スペちゃん。ライバルと出会う


楽しいC組の仲間達

翌朝。ゴールドシップ主導の元で拉致されたスペシャルウィークとディープインパクトの姉弟は無事に、サンデーサイレンス率いるチームスピカに入部し学生寮にも入ることが出来た。

 

そして今は学生寮で初めての目覚めであり、今日から楽しいトレセン学園での学校生活が始まるのだ。

 

「むにゃむにゃ…食べられないよ」

 

ディープインパクトは年頃の中学生。同世代の女子生徒と同じ部屋にしてしまうとナニかの間違いが起きてしまう可能性も高い。その為か、間違いが起きないようにディープインパクトとその姉であるスペシャルウィークは同じ部屋に纏められた。

 

「お姉ちゃん。もう朝6時だよ」

 

そして現在、姉であるスペシャルウィークは大絶賛…弟であるディープインパクトの手で起こされていた。今の時刻は6時。すでに多くの寮生活を送るウマ娘達は起きて、寮の食堂で朝食を食べている頃だろう。ウマ娘と言えど、彼女達は現役バリバリのアスリート。朝食を食べなければ勉強とトレーニングは出来ない。

 

「お父ちゃん…あと2時間…」

「あれならお姉ちゃんの分の朝食、僕達で食べちゃうよ?」

 

まだ寝惚けて寝言を言うスペシャルウィーク。そんなスペシャルウィークに対し、ディープインパクトは起こす際の奥の手を使った。それは「お姉ちゃんのご飯食べちゃうよ?」等と言った囁きである。

昔からスペシャルウィークは大食い。ディープインパクトの倍ほど食べる。父親のサンデーサイレンスもそこそこ食べるが、スペシャルウィークは女の子なのに父親と同程度に食べる。そんな食べることが大好きなスペシャルウィークに対し、ご飯食べちゃうよ?は正に必殺の言葉と成るのだ。

 

「ディープちゃん!!お父ちゃん!!それ、私のご飯!!」

 

食べることが大好きなスペシャルウィーク。そんな言葉を聞いてしまえば、起きるしかないだろう。布団を突き飛ばす勢いで起きたスペシャルウィーク。そんな彼女はニコッと人懐っこい笑みを浮かべた弟と目があった。

 

「おはよう!ご飯は食べてないから、安心してね?お姉ちゃん」

「もう、ビックリさせないでよ」

 

スペシャルウィーク、無事に起床。それと同時に、部屋の扉がドンドンと少し強めに叩かれた。何事かと思ったスペシャルウィークとディープインパクトであったが、此処は姉であるスペシャルウィークが動き出して扉を開けた。

 

「はい…どちら様でしょうか?」

 

扉を開けたスペシャルウィーク。扉の先にはショートヘアーの上級生が立っていた。学年は恐らくだが、スペシャルウィークよりも3つほど上だろうか。

 

「やあ!君がスペシャルウィークだね?サンデー先生から話は聞いてるよ。私はフジキセキ、高等部3年生で中等部の頃はサンデー先生から色々とお世話に成ったんだ」

 

その上級生はフジキセキ。高等部では最上級学年であり、中等部の頃はサンデーサイレンスが担任として面倒を見ていたそうだ。チームとしては最強チーム、リギルに所属してるが色々とサンデーサイレンスとは未だ接点が有るようだ。

 

「どうだい?無事に起きれたかな?ポニーちゃん。私はサンデー先生から君達の寮生活の事を頼まれたからね。

サンデー先生と初めて会った時もそうだけど、なんだか他人の気がしなくてね。私の事はお姉ちゃんのように頼っても良いよ」

 

※フジキセキは史実に於いて、日本のサンデー一族の初年度の子供です。つまり史実ではスペシャルウィークとディープのお兄さん。

 

「あっはい!!弟共々宜しくお願いします!!」

「それじゃあ…私は行くよ。何か有ったら頼りたまえ。()()()

 

フジキセキはそう言ってスペシャルウィークの前から去っていく。

 

 

 

だが…その時、スペシャルウィークは知らなかった。

 

 

 

フジキセキが訳有って実質的にリギルを自主退部していた事を。その訳をスペシャルウィークは知らず、フジキセキから夢を託される事を。

 

 

 

 

午前8時20分。

 

「お姉ちゃんはC組だっけ?」

「うん。ディープちゃんはB組だもんね」

 

遂に初登校。今日、いよいよクラスメートの仲間達が分かるのだ。しかし、年齢が違うためかスペシャルウィークはC組でありディープインパクトはB組。勘違いされやすいが、このB組やC組は学年も示しており、世間的にはB組は中学2年生でC組は中学3年生だ。

 

「それじゃあ、昼休みね。お姉ちゃん!」

「うん!」

 

ディープインパクトはB組の教室に入っていき、スペシャルウィークも大きく息を吸い込む。彼女の目の前にはC組の扉があり、彼女は緊張しながら扉を開けた。

 

「はっ初めまして!!おはようございます!!」

 

扉を開け、一歩踏み出したスペシャルウィーク。彼女は入るなり、大きな声を出して教室に入った。挨拶は大事だ、社会人の最低限マナーである。

 

すると、クラスのウマ娘達は全員がスペシャルウィークを見る。そりゃそうだ。彼女達は先日から転校生が来ることを知らされていたが、その転校生がいきなり大きな声を出せば注目するのも当然だろう。

 

(早速やっちゃった…)

 

と思うスペシャルウィークだったが、そんな彼女に近づく女の子が1人。その女の子は小柄でピンクの髪の毛をしたウマ娘だ。

 

「ねえ?なんて言うの?」

「あっ…スペシャルウィークです」

「スペシャルウィーク?だったらスペちゃんだね!!私、ハルウララ宜しく!!」

 

そのピンクの少女はハルウララ。彼女はスペシャルウィークにスペちゃんとアダ名を早速着けると、優しく手を握った。

 

すると、今度はプロレスマスクを着けた少女、茶髪の大和撫子な少女、のほほんとした若草色の髪をした少女、正にお嬢様のような少女が集まってきた。

 

「スペちゃん!紹介するね。この子はエルコンドルパサーのエルちゃん!」

「エルコンドルパサーでーす!!宜しくでーす!!」

 

プロレスマスクの少女はエルコンドルパサー。

 

「此方はグラスちゃん!」

「グラスワンダー。宜しくお願いします」

 

大和撫子な少女はグラスワンダー。

 

「此方はセイちゃん」

「セイウンスカイだよ~宜しく」

 

若草色の少女はセイウンスカイ。

 

「最後にキングちゃん!」

「キングヘイローよ!宜しくってよ」

 

最後にキングヘイロー。

 

後に黄金世代と呼ばれる事になるメンバーが集まった瞬間だ。

 

「あっ!!ウララ、B組の転校生に挨拶行かなきゃ!!」

 

因みにハルウララはC組ではなくB組である。ハルウララはB組の転校生であるディープインパクトに会うために、B組に帰っていった。




フジキセキ先輩は史実通り、怪我をして中3以来走れてません。

ですが、彼女はサンデー一族の長男。バリバリスピカに関わってきます

番外編書くとしたら?時系列は無視です

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