寝台特急「出雲」消された婚約者   作:新庄雄太郎

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そして、事件は起きた。


第三章 婚約者の死

「何、出雲2号で殺人。」

 

「ええ。」

 

「被害者は、小林康夫さん31歳です。」

 

「で、死因は?。」

 

「ウイスキーの瓶に青酸系の毒が混入されていました。」

 

「と言う事は、毒殺か。」

 

「ええ。」

 

「この列車の時刻はわかるか。」

 

「はい、調べて見ます。」

 

鶴岡は時刻表を調べて見ると。

 

出雲市発 17時04分

 

  宍道 17時19分

 

  松江 17時37分

 

  安来 18時03分

 

 米子着 18時12分 

 

   発 18時18分

 

  倉吉 19時04分

 

     19時05分

 

  鳥取 19時42分

 

     19時45分

 

  浜坂 20時20分

 

  香住 20時40分

 

  城崎 21時04分

 

     21時05分

 

 福知山 22時14分

 

     22時15分

 

  京都 23時54分

 

  沼津 4時42分

 

  熱海 5時00分

 

  横浜 6時03分

 

終着東京 6時30分

 

「翌朝の6時か。」

 

「ええ、恐らく帰りはこの列車に乗ってと帰京したんでしょう。」

 

「待てよ、行く時もこの列車に乗ってなかったか。」

 

「そうだな、確か下りの浜田行の「出雲1号」に乗ってたな。」

 

「ほんとうか。」

 

「ええ、この前穂乃果とことりが寝台特急「出雲」に乗って食堂車で仕事していたな。」

 

そこへ、穂乃果とことりがやって来た。

 

「ああ、この2人知ってるよ。」

 

「え、それ本当か。」

 

「うん、その二人はね食堂車に来ていたわ。」

 

「何注文したか覚えているか。」

 

「その男は、まずビールを注文してたわ。」

 

「確か女性はハンバーグ定食を注文してたわよ。」

 

「本当か。」

 

「ええ、間違いないわよ。」

 

と、ことりは言った。

 

「確かに、食堂車に来ていたのは本当だな。」

 

「うん。」

 

「それで被害者の方は。」

 

「ええ、有澤は霊安室で。」

 

「そうか。」

 

3日後、有澤は殺人容疑で緊急逮捕された。その後の調べで小林康夫は生命保険をかけられていたことが判明した。

 

「えっ、被害者の小林は生命保険に掛けられていた。」

 

「そうだ、3億円の生命保険をかけていたのだ。」

 

「と言う事は、小林が亡くなったら有澤名義になっていたのか。」

 

「ええ。」

 

「と言う事は、有澤が殺人か。」

 

「それはないよ、班長。」

 

「うーむ、やはり犯人は有澤かな。」

 

「それはあり得ないよ。」

 

「彼女にはアリバイを確認しておかないと。」

 

所轄に行った南と高山は有澤にアリバイを確認した。

 

「えっ、福知山辺りで様子がおかしくなった。」

 

「そうなの、そこから車掌と公安が来たの。」

 

「直後に毒殺された。」

 

「ええ。」

 

「間違いないか。」

 

「ええ、間違いないわよ。」

 

「よし、君の事信じよう。」

 

「必ず証明してみせる。」

 

と、高山は言った。

 

彼女は小林と一緒だったのか。

 

「ええ。」




車内で毒殺

犯人は何処で下車したのか?
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