寝台特急「出雲」消された婚約者   作:新庄雄太郎

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早速、調べることにした。


第四章 山陰旅行

「ええ、小林の事は警察にも聴かれましたよ。」

 

「こちらの方では、旅行の日程を確認したいんです。」

 

「なるほど。」

 

有澤と小林の婚約旅行の日程は次の通りでした。

 

1日目

 

東京発寝台特急「出雲1号」浜田行に乗車 18時47分発車

 

2日目

 

出雲で下車 出雲大社へ観光 ホテルで一泊

 

3日目

 

松江を観光 玉造温泉で1泊

 

4日目

 

宍道湖へ観光

 

17時04分発出雲市発寝台特急「出雲2号」に乗車 東京へ帰京

 

「つまり、婚約旅行の帰りに殺害されたって事ね。」

 

「そう言う事になるね。」

 

「場所は福知山辺りと見て間違いないですね。」

 

「問題は、何処に乗っていたかだ。」

 

「出雲の場合は、2号はB個室を利用したんでしょう。」

 

「行く時はB寝台だから食堂車も利用したって言ってたな。」

 

「ええ。」

 

「間違いないね。」

 

特捜班に戻った南と高山は、高杉班長に報告した。

 

「そうか、やはり「出雲」に乗っていたのか。」

 

「ええ。」

 

「そうだ、有澤は釈放されたそうだ。」

 

「えっ、それ本当ですか。」

 

「ああ、今連絡があった。」

 

「問題は、犯人は誰かなんだよな。」

 

と、高杉は言った。

 

「ウイスキーに毒を入れたのは、誰かに渡したって事は考えられるな。」

 

「ええ、我々もそう思われます。」

 

「うん。」

 

「6月の花嫁と言えば、幸せになれるが不幸が起きるという迷信はあったな。」

 

「まるで、悲劇のハネムーンですね。」

 

「ああ、問題は何処から乗ったかだ。」

 

「そこなんですよね。」

 

「確か、穂乃果とことりを見送ったのも2人は一緒だったな。」

 

「そうか。」

 

「ええ、その時は食堂車の担当だと言っていました。」

 

「その時は担当だったな。」

 

「ええ。」

 

「不審な客はいまねんね。」

 

「犯行場所は、福知山を過ぎた後と見て間違いないですね。」

 

「ええ。」

 

「そこへ、警乗していた公安が来たって言ってたな。」

 

「車掌に聞き込みしてみたら。」

 

「今、岩泉が聞き込みしています。」

 

岩泉は黒木車掌に聞き込みをした。

 

「ええ、その男性が様子がおかしいと言って私が駆けつけてきたんです。」

 

「なるほど、するとあなたは個室B寝台に来た時に異変を感じたんですね。」

 

「はい、人が倒れているのは事実ですから。」

 

「ほう。」

 

「その時に不審な客はいませんでしたか。」

 

「いやー、そこまでは。」

 

「そうですか。」

 

そこへ、岩泉がやって来た。

 

「主任、高杉班長、どうやら福知山過ぎた後に犯行が行われたらしい。」

 

「なるほど。」

 

「とにかく、有澤にアリバイを確認しないと。」

 

「ええ。」

 

早速、高山と小海は有澤のアリバイを確認することにした。




本当にアリバイはあるのか?
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