フロンティアへの幾星霜(短編集)   作:Z-LAEGA

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デスリベチャンネル#1-7

オープニング

 

幻想的な雰囲気を持ち、それでいてどこか心の奥底の冒険への欲求をくすぐるような雰囲気を持つアップテンポな曲が流れる

ナレ  :
『デスゲーム・リベリオン・オンライン』公式ラジオ、『デスリベチャンネル』!

幻想的な雰囲気を持ち、それでいてどこか心の奥底の冒険への欲求をくすぐるような雰囲気を持つアップテンポな曲が流れる

物音

山本  :
さあ始まりました、元インディーズ・現『スパイトグラッジ』社運営によるMMO『デスゲーム・リベリオン・オンライン』の魅力を伝えるべく毎週土曜日に配信されるラジオ『デスリベチャンネル』第1シーズン第13週。パーソナリティは私、声優の……。

スタッフ:
山本さん!

山本  :
山本朔夜(さくや)で。アシスタントはスタッフの……

スタッフ:
山本さん!

山本  :
あスタッフさん何ですか?

スタッフ:
第13週じゃないです。

山本  :
え、そうでしたっけ?

スタッフ:
はい、実際は第7週です。

山本  :
結構差分大きいですね。

スタッフ:
差分大きいですね。え、アレですかあの。山本さんは最近あんまりデベリ……デスリベやらない感じなんですか?

山本  :
ログインはしてないです。

スタッフ:
おい。

山本  :
いや大丈夫です、これはあの……戦略的な放置、って言うか。だって不用意にログインしたら殺される危険性あるじゃないですか。ゲーム内動向をつぶさに観察して、一番効果的なタイミングにインして全てをかっさらうんですよ。ね!

スタッフ:
まあそういうこともあるかもしれないですね。

山本  :
ね!

何とも言えない間

山本  :
……えっと、今回はあの……スペシャルコーナーも用意してますのでお楽しみに。

何とも言えない間

山本  :
……はい。それではいつも通り『今週のデスリベ』のコーナーから始めていきましょう!

どこか冷たさを纏った音調による短いジングルが寂しげに流れる

スタッフ:
……それはそれとして台本は読みませんか?

どこか冷たさを纏った音調による短いジングルが寂しげに流れる

 

コーナー:今週のデスリベ

 

山本  :
さあ『今週のデスリベ』。このコーナーでは、今週に起こった『デスゲーム・リベリオン・オンライン』内のイベントや勢力変化などについて紹介していきます!

スタッフ:
第7週ともなると各所の動きも活発になってきますね。

山本  :
はい。えーまずCoE……『カース・オブ・エタニティ』の攻略状況についてです。第6週の34層から一気に9層進み、43層! すごい! 私はログインしてないのでアレですけど、傍から見てもペース上がり気味ですね。

スタッフ:
この調子で行くと、攻略完了タイミングはシーズン終了よりだいぶ早くなりそうですね。

山本  :
んー……どうでしょう?やっぱデベリ……デスリベはまだ第1シーズンじゃないですか。どこかで極端に難易度が上がるポイントがあったりしませんかね?

スタッフ:
その可能性もありますね。

山本  :
まあともあれ、勢力図についても紹介していきましょう。えー、第39層のフロアボス『黒鎖獣バイノア=ビィト』の精神汚染能力により複数のNPCがトラウ

スタッフ:
(割り込む)〈戦意喪失〉ですね。

山本  :
はい、〈戦意喪失〉ステータスを自然獲得。これにより〈信奉〉系の陣営にNPCが流れましたが……。

スタッフ:
流れましたが?

山本  :
……えー、こんな感じになってるんだ。はい。流れましたが、これに乗じてプレイヤー『レッド・ペリング』氏率いる〈反幻想結社〉〈対信奉キャンペーン〉と銘打ってプロパ

スタッフ:
(割り込む)宣伝ですね。

山本  :
はい、宣伝戦略を開始。〈信奉〉系陣営の幻想に依存する様を批判し、そちらに流れていったNPCの()()()()()N()P()C()、つまり「友達が急に〈信奉〉とか言い出して混乱している」層を取り込んで勢力図を広げましたが……。

スタッフ:
広げましたが?

山本  :
火曜日の昼ごろ、〈反幻想結社〉配下のNPCたちが突然周囲のNPCに抱き着いて頭をばくは

スタッフ:
(割り込む)周囲のNPCを攻撃し始めた、ですね。

山本  :
周囲のNPCたちを攻撃し始めてそのまま崩壊。この行為に対しては非難が集まり、乗じてプレイヤー『鉛筆闘士』氏が〈反反幻想結社結社〉、略して〈反反幻社〉を設立し、〈信奉〉パラメータを利用して攻撃の被害NPC立ちを吸収し始めたほどです。

スタッフ:
〈反反幻社〉の拡大は〈反幻想結社〉以上に高速で、既にランキング10位圏内で追い上げを見せている状態ですね。

山本  :
そうですね……あとはイベントです。今週は特にありませんでしたが、来週からCoEの内部イベントで……へえ、〈ラビット〉系モンスター関連のイベントが始まるみたいです! 私〈ラビット〉好きなんですよ、あのもふもふした感じが可愛いですよね!

スタッフ:
良いですね、それじゃあ山本さん久々に復帰ですか?

山本  :
そうですねえ……。そろそろログインしようかな。ちなみにイベント名は『血跳(ジャンパレ)……』。

スタッフ:
あ、イベント名は読み上げなくて大丈夫です。

山本  :
わかりました。「デスリベは遊んでないけどイベント名は気になる!」という方は、ぜひとも実際にVRゴーグルを被り、自分の目で確かめてみてくださいね!

スタッフ:
そろそろ次のコーナーに行きましょう。

どこか冷たさを纏った音調による短いジングルが寂しげに流れる

 

コーナー:リスナーからのおたより

 

山本  :
さて『リスナーからのおたより』のコーナーです。おたよりは公式サイトに設置されたフォームからお送りいただけますから、リスナーの皆さんはどんどん送ってくださいね!

スタッフ:
一通目どうぞ。

山本  :
はい。えーラジオネーム『ダークLF』さんからのおたよりです。えー、「デベリオンは遊んでいませんが、山本さんのファンなのでこのラジオを聞いています。」デスリベは遊んでいない。遊んでくれてもいいんですよ? 「山本さんはオープニングでいつも『声優の』って名乗りますよね。デベリオンのラジオに出演するからには作中で何かしらの役を持っていると思うのですが、どうして『〇〇役の』ではなく『声優の』を使うんですか? 応援してます!」……はい。これはまあ……。

スタッフ:
実際に、というか。

山本  :
そうですね、実際にデスリベを遊んでみればわかると思います! 遊べ! はい! (笑う)

スタッフ:
二通目です。

山本  :
ラジオネーム『焼け落ちた親友』さんからのおたよりです。えー、「クラファンの頃から遊んでます、NPCを

ソだてるのが楽しいですね。面白い

ームをありがとう

!」ええと、なんか改行が……。あー、私に言いますかそれ。まあ……ど、どういたしまして? ですかね。はい。

スタッフ:
三通目です。

山本  :
ラジオネーム『トワ様命♡』さんからのおた……あー、特定プレイヤーに対する誹謗中傷ですねこれ。スタッフさんもうちょっとフィルタリング頑張れませんか?

スタッフ:
善処します。

山本  :
頼みますよほんと、デスリベは健全なコンテンツなんだから、ギラギラした感じは排除しないと。

スタッフ:
すみません、四通目です。

山本  :
ラジオネーム『高速(こうそく)西日暮里(にしにっぽり)』さんからのおたよりです。高速西日暮里って。えー、「デベリオン楽しく遊んでます。」デスリベね。「特に力を入れて育てている二人のNPCと僕で三角関係が発生してしまいました。どうすればいいですか?」はい、私だったらいけに

スタッフ:
山本さん。

山本  :
はい?

スタッフ:
デスリベは健全なコンテンツなんだから、ギラギラした感じは排除しないと。

山本  :
……すみません。私だったらえっとぉ、あ、誰かトップとして据える人材を別に置きますね。高速西日暮里さん……高速西日暮里って。高速西日暮里さんが直接軍団を指揮してる、っていう認識があるから三角関係なんて生まれるんですよ。別のリーダーを置いて、高速西日暮里さん……高速西日暮里って。高速西日暮里さんは影のトップとして君臨する、って言うのがいいんじゃないでしょうか。

スタッフ:
かっこいいですしね。

山本  :
(露骨な口調の変化)いやー改めて、デスリベって奥が深いゲームですね、遊びたくなってきた! ……こんなもんですかね?

スタッフ:
はい、フィルタリング頑張ると残るおたよりはこんなもんです。

山本  :
……リスナーの皆さん、たまには罵詈雑言以外も送ってくださいね! それじゃあ次のコーナーです。

どこか冷たさを纏った音調による短いジングルが寂しげに流れる

 

コーナー:ボス紹介

 

山本  :
さて『ボス紹介』のコーナーです、このコーナーではデスリベのフロアボスについて紹介していきます。今回は……。

スタッフ:
第15-16層ですね。

山本  :
割と端折りますね……まあいいや。第15-16層ですから……伊砂(イザナ)城スタンク〉羅雪(ラセツ)城ストウク〉のコンビですか。

スタッフ:
はい。両方とも城塞のような外見をしていて、スタンクが砂、ストウクが雪でできています。物理攻撃が通りにくい本体が直接攻撃をするほか、塵傀儡(チリクグツ)と呼ばれるグロ……あー、不気味な小型眷属の召喚も可能です。

山本  :
一応16層くらいは終わらせてますけど、こいつら結構厄介だった記憶があります。《統率力》が低いと陣形が乱れて苦戦しそうですね~。

スタッフ:
実際そうでしょうね、スタンクもストウクも足元を狙うタイプの攻撃が多いですし。

山本  :
これクラファン枠でしたっけ?

スタッフ:
そうですね、ちょうど手元に原案書があります。

山本  :
えーっと……『砂人(サンドマン)』と『雪人(スノウマン)』のコンビ、同じ階層に二人出す予定だったわけですね。絵もある、なかなか平和的なタッチですね、結構かわいい。……へぇ、ラストスパートでは合体してお互いの弱点を補い合うんだ! 素敵じゃないですか!

スタッフ:
それを色々料理した結果が、これです。

山本  :
二体のなんかデカい城が凶悪な目つきでこちらを見てますね。というか城の目つきって何?波打つような砂塵と粉雪が周囲に展開し、グロ……不気味な塵傀儡(チリクグツ)が独創的な体内器官を露出して飛んでます。

スタッフ:
いやあ、結構ユニークですね。

山本  :
そうですね、デスリベってほんと色んなところでこういうユニークさに出会えますよね。

スタッフ:
すごいですよね。

山本  :
すごいですよね。

何とも言えない間

物音

背後で流れているあまり印象に残らないタイプの毒にも薬にもならないようなBGMが沈黙の中で唯一控えめに活動する

物音

何とも言えない間

山本  :
……えー、次のコーナーです。

どこか冷たさを纏った音調による短いジングルが寂しげに流れる

 

コーナー:デスリベあるある

 

山本  :
さて『デスリベあるある』のコーナーです。このコーナーでは、リスナーの皆さんから『デスゲーム・リベリオン・オンライン』を遊ぶうえで感じる"あるある"を募集していきます。

スタッフ:
すみません山本さん、資料は読んでても台本は読んでないの忘れてました。

山本  :
なんですか?

スタッフ:
今回は『デスリベあるある』ないです。

山本  :
え!? どうしてですか!?

スタッフ:
フィルタリングを頑張ったからです。

山本  :
マジで?

スタッフ:
マジで。

山本  :
え……えーっと。いやそんなわけないじゃないですか。あの、リスナーでも未プレイの皆さん。勘違いしないでくださいね?デべリ……デスリベはちょっと硬派ですけど面白くて健全なゲームです。離れないでくださいね。えーっと……アレですよ、スタッフさんがちょっと頑張りすぎちゃったのかな?

スタッフ:
え、僕のせいですか?

山本  :
いやだって……。じゃあ、試しにちょっとだけフィルタリング緩くしてみません?

スタッフ:
ちょっとだとダメですね。

山本  :
じゃあまあまあ!

スタッフ:
まあまあでもダメかも。

山本  :
分かりました、じゃあ一番()()な奴で!

スタッフ:
えーっと……これかな。

山本  :
はい。ラジオネーム『クラッ海月』さんからの"あるある"。えー、「NPCを十人くらい集めて愛称で呼び合うくらいまで仲良くさせたうえで密閉空間に閉じ込め、ナイフを」分かりましたもういいです、次行きましょう。

スタッフ:
ね?

どこか冷たさを纏った音調による短いジングルが寂しげに流れる

 

スペシャルコーナー:開発者に聞く!

 

山本  :
えー予定より少し早いですが、冒頭でお伝えした『スペシャルコーナー』のお時間です!イエーイ!

スタッフ:
イエーイ!

山本  :
まあタイトルコールでネタはバレてますけど改めて言います。はい、このスペシャルコーナーでは……デスリベの開発者をお呼びして、このゲームの裏側について色々語ってもらいま~す!イエーイ!

スタッフ:
イエーイ!

山本  :
というわけで今回のゲストは()()! プロデューサー/レベルデザインプランナー/マニュアルエディターの吉良さん、リードデザイナー/アートディレクター/キャラクターテクスチャーディレクター/モンスターデザイナーの吉村さんです!

吉良  :
どうも~。

吉村  :
ども。

山本  :
よろしくお願いしま~す。……なお、キャラクターコーディネーションディレクターの吉祥寺さんは残念ながら()()()につき欠席です。

吉良  :
コンプラがね。

スタッフ:
さて、台本的には「好きに語っていただく」事になりそうですが……。

山本  :
大丈夫そうで……あ、話題振りますか?

吉良  :
そうして頂けると。

山本  :
えーっと、それではお二方に……そうですね、まずはデスリベがどういう経緯で開発されることになったのかお聞きしてみたいと思います。

吉良  :
わかりました。デベリオンの……

山本  :
デスリベの。

吉良  :
デスリベの案が最初に出たのはだいたい一昨年の冬のことでして。当時の僕はゲームクリエイターとしては一時引退していたんですが、引退前と比べてもユートピア社式フルダイブVRがかなり普及してるのを感じて。それでユートピア社本元の『シャンフロ』も発表されたことだし、そろそろVRゲームというメディアの構造を……こう、メタに捉えた作品があっても良いんじゃないかと思ったんです。

山本  :
なるほど。

吉良  :
それでまあ、とりあえずデスゲームものが良いっていうのは決まったんですけど。結構ブランクも長かったので、やはり以前みたく大規模に開発するわけにもいかない。なので吉村を誘って、インディーズゲームとして開発することにしたんです。

吉村  :
突然誘いが来たときは驚きましたけど、吉良は結構きっちり計画を練るタイプですから。分厚い資料を見せられて、"これはいけるな"って。

山本  :
きっちりというのは、どれくらい先まで?

吉村  :
すごいですよ。単純なゲームシステムに始まって、資金調達のプランとか、どのタイミングで起業するかとか。いかに()()()()()()()()()()かも書いてあって……。

スタッフ:
ちょっとちょっとちょっと。

吉村  :
このラジオの存在も『案』として載ってたんですよ。無関係な声優を……。

スタッフ:
吉村さん吉村さん。

吉村  :
はい。

山本  :
えーっと……。あ、ありがとうございます。次はその……デスリベの製作にあたっての『こだわり』をお聞きできれば。

吉良  :
こだわり。

吉村  :
こだわりで言うと多分吉良よりは……。

吉良  :
まあ、吉村だよな。(笑う)

吉村  :
はい。えー、僕の仕事はまあざっくり言うとモンスターのデザインですけど、モンスターというのはプレイヤーがいてこそ成立する『障壁』ですよね。

山本  :
はい。

吉村  :
『デスゲーム・リベリオン・オンライン』っていうゲームは『カース・オブ・エタニティ』っていうゲームを内包してるじゃないですか。つまりこのゲームには実質的に二種類のプレイヤーがいる。デベリオン……

山本  :
デスリベ。

吉村  :
デベリオンのプレイヤーはCoEのプレイヤーでもある訳で。そうなるとプレイヤーの『障壁』であるモンスターも、二種類の要素を持つべきだと思うんですよ。CoEの開発者が『CoEのプレイヤーにこんな目に遭って欲しい』みたく思ってデザインしたモンスターを、僕がさらに『デベリオンのプレイヤーにこんな目に遭って欲しい』とアレンジする。いや、再解釈と言ったほうが良いかな。

山本  :
なるほど。

吉村  :
具体的に言うとですね。CoEの開発者はちょっと……内蔵とか血液とか、そういうのを出すのを好みがちというか。

スタッフ:
ちょっとちょっとちょっとちょっとちょっとちょっと。

吉村  :
これはCoEが『黎明期のVRシステムにおけるデスゲーム』だからで。まあ黎明期ってやっぱりリアルさをアピールしたくなるじゃないですか。だからもう死体にたかる蝿の羽音から爪で抉られた……

スタッフ:
吉村さん吉村さん吉村さん吉村さん。

吉村  :
はいはい。

山本  :
お話、とっても興味深かったです。そろそろ時間なので……。

吉良  :
いや、まだかなりあると思いますけど。

スタッフ:
フィルタリングを頑張りましたからね。

山本  :
終わりか?なんでもないです。

吉良  :
あ、そうそう。デスリベではね、プレイヤーに入ってくる情報をかなり徹底的に管理してるんですよ。デスゲームってそういう得体の知れないところが怖いものですし、簡単に攻略wikiを見たくらいではわからないようにしたい気持ちがあった。いや別に攻略wiki自体は良いんです。デスゲーム作品でも『情報屋』みたいなプレイヤーはよく出てくる。しかし、それが初手で蔓延してしまうのは良くない。だからまあ、プレイヤーを誤解させるように色々と要素を散りばめまして。仕掛けた罠にまんまと引っ掛かったプレイヤーを見るのは何とも快感で……。

山本  :
すみませんお二方、デスリベは健全なコンテンツなのであの、もう少し……抑えていただきたいと言いますか。

吉村  :
そういえばそうでしたね。

吉良  :
そういえばそうだった。

山本  :
終わりだ……。なんでもないです。

スタッフ:
山本さん。

山本  :
何ですか?

スタッフ:
あの、新情報です。デベリオン内の勢力図が大きく動きました。

山本  :
マジ!? ……っとあの、すみませんキチ……吉良さん、吉村さん。今ちょっと速報が入ったので、一旦コーナー切り替えても大丈夫ですか?

吉良  :
はい。

吉村  :
いいですよ。

山本  :
ありがとうございます。えー、それでは。

どこか冷たさを纏った音調による短いジングルが寂しげに流れる

 

速報:〈反反幻社〉崩壊

 

山本  :
えー先ほどお伝えしました〈反反幻社〉ですが……なんとついさっき、崩壊しました!(嬉しそうに)

吉良  :
マジか、あれ結構想定解だったんですけどね。

山本  :
崩壊のきっかけとなったのは。……えー、プレイヤー『ラクヨウ』氏が結成した〈資本主義パワーの会〉と呼ばれる集団です。彼らはまず秘密裏に攻略を行って47層に到達、そこで得たCoE内通貨を用いて……〈反反幻社〉の構成員を()()したそうです!

スタッフ:
〈反反幻社〉〈信奉〉メインじゃなかったんですか? 買収に応じるでしょうか。

吉良  :
いや、応じますね。〈信奉〉〈信奉〉でも『レッド・ぺリング』氏を仮想敵に据える形での結束の面が強い。つまり〈資本主義パワーの会〉が同じく『レッド・ぺリング』氏を仮想敵と扱っている場合……できてから日の浅い〈反反幻社〉の構成員は、敢えて金を渡してくる側に行かない理由がない。

山本  :
『鉛筆闘士』氏は戦力を削られたところで……〈資本主義パワーの会〉に属するプレイヤー『サイガーゼロ』氏と戦闘し、ころ

スタッフ:
(割り込む)敗北ですね。

山本  :
敗北! 勢力図が大きく書き換わる形になりました! あとそろそろ終わりの時間です!はい!

吉村  :
47層と言えば、あそこのフロアボスの触手は―――。

スタッフ:
はいネタバレです!もう終わり!もう終わりですよ!

山本  :
『デスリベチャンネル』第7週! パーソナリティは私、声優の山本朔夜! アシスタントはスタッフの以下略! 『ラクヨウ』氏に感謝! ありがとうございました~!

 

エンディング

 

幻想的な雰囲気を持ち、それでいてどこか心の奥底の冒険への欲求をくすぐるような雰囲気を持つアップテンポな曲が流れる

ナレ  :
『デスゲーム・リベリオン・オンライン』公式ラジオ、『デスリベチャンネル』!

幻想的な雰囲気を持ち、それでいてどこか心の奥底の冒険への欲求をくすぐるような雰囲気を持つアップテンポな曲が流れる

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