――――― 亜総義美術館 PM5:06 ―――――
亜総義美術館。
全市民及び外部からの旅行客が自由に展示物を鑑賞することのできる美術館……とは銘打ってはいるが。
実の所、建造されている場所が亜総義市内で上流階級に組する者達の住処の近くであるため、一般市民の中で近寄る者は少ない。下手なことをして上の者に目を付けられた場合、シケイに逮捕される可能性もあるからだ。
もし逮捕されると、「非正規市民」というランク付けがなされ……亜総義市内で職に就けなかったり、公共サービスを受けられなくなったりする。簡単な話、中世の「奴隷」より多少マシ程度の扱いになるということだ。
もっとも奴隷扱いを受けるのは亜総義市内だけなので、街の外に出ればいい話じゃないか、ということに普通はなるのだが……そんな考えに思い当たることすらできないのが、亜総義市民という亜総義に洗脳された人々の末路である。
プッチにとって、それらの話は毛頭興味すら持てない、道端の小石程にどうでもいいことなのであるが。
パンフレットを片手に美術館の入り口をくぐると、真っ先に出迎えたのは、美術館への入退出を管理する受付嬢の姿だった。そこを通らなければ中に入ることはできそうにないので、仕方なく受付嬢の元へと近づく。
「ご来館ありがとうございます。申し訳ありませんが、市民番号の提示をお願いいたします。」
「……私はこの街の外から来た者で、市民番号を持っていないのです」
「そうでしたか。ではこちらの書類にサインと、街に入られた際に配布されたカードの提示を……」
「…………」
私は偶々元の世界からこの世界のこの街に流れ着いたため、当然ではあるが、街に入った際に配られるカードなど持っていない。紙切れ一枚で外から入ってきた人間の動きや金の動きまで監視しようとする、亜総義側の浅ましい考えが丸見えだ。
だが、この街で亜総義相手に真正面から事を構える力がない以上、その排水溝にへばりつくヘドロのようなルールにもある程度は従わなければならない。
服の中に手を入れ、懐をゴソゴソと探る仕草をしながら、周囲に配置されている監視カメラの位置を探る。
背後に2つ、受付嬢の背中から私の顔を映している物が1つの計3つだ。私はこのような施設の警備事情にあまり詳しくはないが、たかだか一介の美術館の入り口に3つ監視カメラがあるというのは多い方ではないだろうか? 下らぬことに金を懸けるものだと、内心で息を吐く。
……しかし、カメラの数が多いというのはやはり厄介なものである。
監視カメラ越しにこちらを覗く人物がただのシケイならばまだいい。
問題は『この美術館を謎のスタンド使いが拠点とし、監視カメラで常に館内を見張っている。もしくは、スタンド能力で館内を見張っていた』場合だ。
人を躊躇なく殺すようなスタンド使いのことである。私がスタンド使いだと分かると、館内にいる一般人ごと私を攻撃しかねない。
ただこれは最悪の場合であって、敵のスタンド使いが昨夜フラッとこの美術館を訪れただけの可能性もある。…………どちらにせよ、監視カメラを警戒するに越したことはない。
私は懐から何かを取り出そうとするも、何かが引っかかって上手く取り出せないような演技をしつつ、受付嬢に向かって言葉を発する。
「すみません。少し、カードが服に引っかかってしまったようで……」
「大丈夫でしょうか? ほんの少し見せていただければ問題ありませんので、完全に取り出す必要はありませんよ」
彼女がカウンターに手を突き、上半身を乗り出してくる。
私も紫色のコートの、十字架を縦に割るように走るファスナーをジジジッ……と開く。私がコートを軽く開くことで、背後からの監視カメラからは僅かな死角が生まれ……受付嬢の背後にあるカメラは、身を乗り出した彼女自身の背中で死角が生まれている。
つまり、私と受付嬢の間に、誰からも見えない僅かな死角が生まれたことになる。
コートの内側を眺めながら怪訝な表情を浮かべる彼女。
「……? すみません、どちらにカードが、おがッ――――」
彼女の言葉が突然乱れる。
ホワイトスネイクの腕がプッチの腹から一瞬のうちに顕現し、彼女の額に正面から突き刺さったのだ。
彼のホワイトスネイクには、ディスク能力の他に、直接手を頭に突き刺すことで記憶を弄ることのできる能力を持っている。至近距離まで近寄らなければいけないため普段は使うことがないが……スピードだけを見るならばこの方法は最も手っ取り早いのだ。
指を突きさしていた時間は一秒にも満たず。
ズルリ……と嫌な音を立てながら、スタンドの指を引き抜く。彼女がカウンターから手を離し、頭を押さえながら背後によろめいた。
「うッ……。今、私は何を…………?」
背後にあった黒革の椅子に倒れるように座り込みながら、頭を押さえてそう呟く受付嬢。
私はコートのファスナーを閉め直しながら、彼女に向かって優しい声色で言葉を返した。
「……大丈夫ですか? 『私の受付を済ませた』あとに、突然よろめかれたのですよ」
「あ、ああ……そうでした、か。申し訳ございません、どうぞご入館ください」
彼女が左手を動かし、美術館の入り口を超えた先にある、展示エリアへの入り口を指した。
特にその指示に反抗することもなく、促された通りの場所へと歩みを進めた。
受付嬢に、私の受付を済ませたという記憶をホワイトスネイクで植え付けたのだ。少しだけうまく行かず、記憶の混濁が発生したため私が言葉で多少促したが……。
前の世界では記憶の混濁など発生したことがない。これもホワイトスネイクが弱っているためだろうか? スタンドが弱った原因は分かるが、戻す方法が分からない。早く戻したいものだ。
ただの受付嬢相手に、やたらと時間をかけてしまった。慎重を期すのは悪いことじゃあないが、かといって時間を取りすぎるのも問題だ。
仮にもここは敵地。一般人として忍び込んではいるが、必要なことさえ済ませてしまえばとっとと出ていくのが吉の場所だ。もう少しだけ早く動かなければならないなと、自身に戒めを課した。
受付を超え、白の大理石が敷かれた荘厳あらたかなロビーを通っていき。
白革張りの椅子が大量に置かれた淡い光の灯るラウンジをも通り過ぎると、ようやく館内に設置されているガラスケースに包まれた展示物が見えてきた。
「……気味の悪い物ばかりだな……」
コツ、コツと心地よい足音を静かに響かせながら、周囲を見渡す。。
ガラス越しに飾られている、萬の家が使っていたゴザや座椅子、挙句の果てにはコップなど……。
一体誰がこんなものに興味がある? と思ってしまうほど下らない物ばかりが展示されていた。
この街に訪れた時からずっと持ち歩いていたため、すっかりヨレヨレになってしまったパンフレットを開き、この場所の説明についての文に改めて目を通す。この美術館は亜総義グループを立ち上げ、一代で世界に股を掛ける巨大グループまで成長させた『
『山本萬』とはつまり……私が破壊した『萬像』のモチーフになった人物である。身一つの状態から一代で巨大グループを作り上げたのだ、その商才は相当なものだったのだろうと伺えた。
よくそのような才人から、街一つに独裁制を敷き支配しようと考える子孫が生まれる物だと感心してしまう。もちろん皮肉だ。
(しかし、一個人に由来のある物ばかり展示されているのなら……美術館ではなく、記念館の間違いじゃあないのか? 気にしたところで何かが変化するわけでもないが……)
そんなくだらないことを考えながら、コツコツと歩みを進めていく。
依然としてスタンド使いの影はない。それどころか、人の気配自体が少ない。
時折展示物を熱心に眺める、気品漂う男もしくは女が立っているだけだ。プッチはそんな彼らに侮蔑の視線を思わず向けてしまいながら、周囲に警戒を張り巡らせる。
が、待てど暮らせどスタンド使いの気配は感じない。十数分ほどそうしていたところで、バカバカしくなったのか、はたまた意識を張り巡らせていたことで疲労が溜まったのか、プッチが息を吐きながら肩の力を抜く。
(ただ歩き、周囲を警戒しているだけでは埒が明かないな……。監視室に入り、監視カメラの記録でも漁るか……? いや、性急すぎるな……)
思案を巡らせるも、少しだけ気が立ってしまっているのか、思考が飛び飛びになってしまう。
いくら何でも、敵性スタンド使いがいるかもしれない場所に突貫したのは無茶だったのかもしれない。私自身の、本能に近い無意識の部分がざわざわとわめきたっているのが分かる。
「……フーッ……」
ゆっくりと、その場で立ち止まって深呼吸をする。
元々私自身ですら気づかなかったような僅かな怒りだ、素数の勇気を借り受けるまでもない。
……しかし、美術館内をしばらく歩いてきたが、一切合切何も起きる気配がなかった。
周囲に人気はほとんどなく、すれ違う人間は私に対して何の警戒心も抱いていない。謎のスタンド使いはサンホー工業で、東雲派とナユタが合流した時点で即座に逃亡をしたところを見るに、相当に警戒心が強く臆病な人物のはずだ。その上スタンドパワーも人体を貫くほど強力なのでかなり厄介な人物である。
とにかく、そんな特徴的な人物が歩いていれば流石に勘付く。周囲に警戒心をまき散らすような奴なら尚更だ。
そんなスタンド使いの気配が一片も感じ取れないと言うことは……『敵スタンド使いは今はこの美術館にはいない』と断定しても問題ないだろう。ここが敵の拠点という線も考えていたが、普通に運営されている美術館を一片の気配も残さず根城にするというのは流石に難しいはずだ。そういうスタンド能力ならば話は別だが。
(……撤退するか……)
もし敵スタンド使いの痕跡が一欠けらもないというのなら、これ以上ここに滞在する意味もない。
監視カメラの記録映像だけ奪い、この場所から引くのも手だ。一体敵がここに何をしに来ていたのかはちと気になる所ではあるが……記録映像を見ればその謎も分かるだろう。
心の中でそう決断し、踵を返し、引き返そうとしたところ。
「―――――!! ―――――ッ!」
「――――――や!!」
先ほど通りすぎたラウンジの方から、幾十人の騒ぎ声と共にドタドタと走り、暴れ回るような音が響いてくる。男性の野太い悲鳴に女性の甲高い悲鳴、阿鼻叫喚とも言っていい声も聞こえ始め、プッチの周囲にいた数人の人々がざわざわと冷や汗を垂らし焦り始めた。
プッチは腰に手を当て、瞳をまっすぐに据え、声の方向を見つめる。
亜総義市が運営する公営施設に、幾十人かで乗り込み、テロ紛いの行為を行う……。かなり聞き覚えのある状況である。一体どこの抗亜クランだ?
フラットならば万々歳、もともと潜入するつもりだった組織だ、一つこの場所で混乱を起こし上手く入り込むのもいいかもしれない。
東雲派ならば……壬生菊千代とさえ会わなければどうでもいい。品須という男も中々のやり手に見えるが、あの女が居なければ他は有象無象、撤退は比較的容易である。
……もし、ナユタだったならば……。
…………いや、ナユタがこんな大人数で来るはずがない。考えるだけ無駄だ。そもそも今更出会ったところで敵同士、対応は攻撃か撤退の二択にすぎない。
件の抗亜クランが入り口の方から突入して来たため何処からも出られないという問題が発生し、逃げようにも逃げられないため、仕方なくその場でガラスケースに背を預けながら館内マップを眺める。
両手に抱えた銃をカシャカシャと揺らしながら走ってくるシケイに道を明け渡し、館内マップを眺めながら監視室の場所を探りつつ、およそ三分が経過した頃。
野太い声と肩に担いだ赤鞘の長ドス、般若の面を付けた男が革靴のかかとを鳴らしながら歩いてきた。周囲には白和服の刀を携えた般若面の男たちを何人も侍らせ、いかにも大物と言ったオーラを纏わせている。
プッチはマップに注いでいた視線を外し、近づいて来た男の方に向け、思わず眉間にしわを寄せた。
自身に向かって顔を向けたプッチに、般若の男が重低音の声を発する。
「――――……あ? お前は…………」
「貴様……。ということは、攻め込んできたのは……『東雲派』か。」
後頭部で長髪を一本にまとめた厳つい様相の男、東雲派のナンバー2『
この男のせいで『壬生菊千代』を仕留め損ねた経験のあるプッチは、目を細め、彼に対する敵意を隠すことなく睨みつける。
品須も負けずとプッチを鋭い眼光で睨み返す。周囲に身震いするような冷気に近い殺気を漏らしながら話し始めた。
「なんでお前がこんなところにおるんや。ナユタも来とんのか?」
「ナユタからは少し前に抜けた。今日はただの観光だ……」
「観光やと? ただの観光なんざする玉やないやろ」
「さも私のことを何もかも知った風な口を聞くんじゃあない。私を理解してくれているのは我が友だけだ」
言葉の応酬が静かに繰り広げられる。
品須の周りにいる東雲派の若衆たちは刀に手を掛けたまま、じっとその場にたたずんでいた。プッチはそんな彼らの姿を見ながらも、一切怯えることなく堂々と品須を見据える。
「……プッチ、やったか? お前の身なりの感じからして、元々外から来た人間なんやろ?」
「ああ」
「提案やが、お前。『この街から出ていく気はないか?』」
「? …………」
突拍子のない提案に、プッチが一瞬言葉を止めてしまう。
が、すぐに思考を持ち直し、ハッキリとした意思を言葉に込めて品須に発した。
「断る。この街でやり遂げなければいけない事がある以上、出ていくつもりは毛頭ない」
「ほーん…………じゃあ言い方変えたるわ。『
「それでも断らせていただく。私は私だけのために動いているのではないのでな」
「……なら、分かっとんのやろな?」
品須が肩に担いでいた赤ドスを離し、柄と鞘を両手で掴む。
ガチリとかすかな音を鳴らし、鞘が抜かれていく。水で濡れているかのような美しい刀身が次第に姿を現す様に、プッチもすぐに身構えスタンドを顕現させようとするが……すぐに構えを解いた。
彼の行動に不可解さを抱き、品須が怪訝な声を漏らす。
「あ? 何してんねん……ああ」
プッチが構えを解き、じっと見つめる先にあったのは、廊下を見下ろすように映す一台の監視カメラ。
スタンド使いが監視カメラの映像を密かに見ているかもしれない以上、カメラの前でスタンドを出すわけにはいかなかった。プッチがスタンド使いだと敵にバレれば、街中で襲撃に会う可能性は格段に跳ねあがる。まして相手は強力な力を持ったスタンドの持ち主だ、背後からの襲撃=死という図式が簡単にできあがってしまう。
ただ、監視カメラの前に敵スタンド使いがいない可能性もある。寧ろそちらの方が高い。だが少しでも『いる』という可能性がある以上、決してそれは無視することができない。
取れる手は二つ。
①監視室に敵がいるかいないかの賭けを行う。
②スタンドを出さずにこの場から逃亡する。
どちらを取るべきか、悩んでいる時間はあまりないな……と思っていると――――
「――――シッッ!!!」
品須が刀身から引き抜いた赤の鞘を、鋭い息と共に監視カメラに向かって放り投げた。
バチン!!と金属が叩き折れる音が響き、カメラ本体がぶちぶちと配線をちぎりながら地面に落下する。
「何をしている?」
「何って……構えを解いた理由、監視カメラやろ? サンホー工業で見せたお前の『
「……その通りだが。しかし、なぜわざわざ私に有利なことをした?」
プッチが疑問げに、品須に向かって問いかける。
その問いに向かって、実に楽しそうな笑みを口に浮かべ答えた。
「そりゃまあ、普通に考えれば壊さん方が有利やが……。お嬢がやられかけるほどの相手と戦える機会や、どうせならお互い全力でやりたいやろ?」
「……分からんな。だが、まあいい。スタンドが使えれば壬生菊千代以外はどうとにでもなる」
「舐めんなや。……お前ら! 手出すんやないで!!」
野太い怒声に、品須の周りにいた東雲派の若衆は焦ったような声を出す。
「し、しかし品須さん。こんなことをしている暇は……」
「問題ないやろ。どうせそんなに長引かん、それに別動隊もおるしな」
「そうです、か……。なら、どうかご無事で…………」
東雲派の若衆たちは、全員が剣の道を歩む武士道精神を持った者達。
一対一の勝負に水を差すのがどれほど無粋なのか理解しているからなのか、すごすごと引き下がり、二人から5メートルは離れた場所に立つ。
静かな、底冷えするような殺気が廊下に広がる。
そんな恐ろしい気配が満ち満ちる中、プッチが腕を組んだ。まるで、『もう全てに片が付いた』かと言わんばかりに。
品須は赤ドスを顔の横に構えつつ、彼の意味不明な様子にいぶかし気な表情をする。
プッチがため息混じりに、つぶやくように言った。
「……貴様、やはり壬生菊千代ほどには強くないようだな」
「あ?」
「あの小娘が異常と言うべきか。私のスタンドを感知できるのがそもそも異常なのだ、スタンド使いと非スタンド使いは普通は相手にならないのだからな……」
「おい、何の話をしてんのや――――ッ!」
品須が察知したのは、空虚な意思。
人形か何かが背後から迫り来て、自身の頭をかち割らんと攻撃して来ようとするその様が、第六感のように頭の中に浮かんだ。咄嗟に振り向き、ドスで背後からの攻撃を受け止める。
「なッ?! お前何して――――グッ!?」
彼が驚いたのも無理はない。
背後から斬りかかってきた人物は、今まで苦楽を共にしてきた仲間である――先ほど下がらせた、東雲派の若衆であったからだ。
困惑、動揺。そんな感情が頭の中を埋め尽くし、品須は――――。
攻撃を受け止めた若衆の下からもう一人、刀を手に斬りかかってくる若衆の攻撃を受け止めることができなかった。
左わき腹から右わき腹。腹部に横一文字の紅い線が入り、プシシッと勢いよく鮮血が舞う。
焼けるような痛みに顔を歪めながらも二人の若衆を力任せに吹き飛ばし、その場に膝をつく品須。息を乱しながら、脳内で今の状況を必死に整理する。
(ワシへの裏切り……!? いや、んなことありえるかい! 何年間も一緒におんのに今のタイミングで裏切る訳ないやろが……!
じゃあなんでワシに攻撃したんや?! こんな不可解なこと、あいつらがする訳…………『
「プッチィ……ッ!!」
「だから言ったのだ。壬生菊千代以外は相手にならんとな」
品須が膝をついた状態で、プッチの方を睨みつける。
そんな彼の様子を見て、実に堂々威風とした恰好で、プッチは品須を見下していた。
プッチの行動は、実に単純明快である。
ホワイトスネイクの射程範囲内にいる東雲派の若衆たちに『品須を攻撃しろ』という命令を書き込んだディスクを挿入しただけ。たったのそれだけだ。
非スタンド使い数人にディスクを叩き込むなど、5秒もあれば充分である。
プッチは一仕事終えたホワイトスネイクを傍に侍らせながら、品須にゆっくりと歩み寄る。
そんな彼の姿に、自身のドスを杖代わりに、ぐぐぐっと足に力を籠めて立ち上がる品須。
品須VS若衆4人&プッチ。
勝敗など、火を見るよりも明らかであった。
何もかもが終わったその廊下で。
純悪に染まった一人の男が、静かに息を吐いていた。
何日にもわたって書いたせいで文章がおかしい……おかしくない?
ここまで更新が遅れた理由としましては、特に深い理由があった訳ではなく、単純にやる気が極限まで落ちてました。過去に頂いた感想を読み返してやる気を充てんさせて書くを繰り返すうちに、前回投稿日から10日以上経つという結果に……。
コロナの関係でかなり家にいる時間が増え、何もかもに対する気力が削げて行っているんですかね……。
かといって、更新が遅れた言い訳にはなりません。
投稿が非常に遅れて大変申し訳ございませんでした。
これからは3日に1回投稿ができるように努力します。