浦原喜助の大親友   作:ハッピーエンドの話をしよう

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おひさしプリズナー!
次話のストック作っていたら予定よりも随分と遅れてしまった始末。
つ、次はもっと早く投稿できるようかんばるので、許してくだセェ。


酒は飲んでも飲まれるな、という言葉を今更ながら実感した。

朝、フラフラする体で何とか起き上がった俺はまず顔を洗った。パシャリ、パシャリと何度も水を顔に掛けてやると、多少は体のフラフラも収まった。‥‥しかし、まだ眠たい。それはもう、ベットにダイブインして30秒後には寝れる位に。

 

「飯ぃ~、食べないとな~。」

 

眠たい目を擦り、フラフラとなって食卓迄の道のりを歩く。多少収まったとは言え、まだ完全になくなった訳ではない。その為か、今日は仕事に支障が出るだろうと思い、吉良副隊長に頭の中で謝罪した。

 

「あ、おはようございます定国様」

 

食卓には既に砕蜂の姿があった。どうやら、ご飯を作ってくれているようだ‥‥‥‥‥‥え?

 

「なん、いや、お前どうして!?」

 

「?妻である私が、夫である定国様の朝ごはんを作るのは当然ではありませんか。」

 

「いや、俺お前と結婚してないよ!?てか、いつからだよ!いつから俺の部屋にいたよ!?」

 

そんな俺の言葉にフフフと不気味に笑い、顔を伏せていた砕蜂は此方に急接近してくると同時にその恐怖すら感じる顔を俺へ見せた。

砕蜂の血走る目には光はなく、瞳孔をカッ開いており、殺意が込められていそうな雰囲気に対して彼女は満面の笑みを浮かべている。

 

いや、怖いよ。

 

‥‥朝一番の出来事にしてはとても恐かったが、まぁ、そのお陰もあってか。俺を襲っていた眠気はぶっ飛んだ。ある意味で、これは砕蜂に感謝しなきゃな。後、砕蜂の飯食ったけど普通に美味しかったわ。‥‥でも何か血の味がしたけど、多分気のせいだな、うん。

 

―――

 

『主人様、今日のご予定は?』

 

「うーん、取り敢えず吉良副隊長に事情説明して、後はそうだな‥‥‥‥‥‥雛森副隊長の心情も気になるし、軽くカウンセリングでもするよ。」

 

『了解です。それでは、お送りしますね。』

 

「あぁ、頼む。」

 

ほんの一瞬、瞬きをした後に見えた光景は三番隊隊舎。そこに代わり映えの余地はなく、何というかいつと通りって感じだ。‥‥だけど、その普通っていうのは俺からすればとても良い。何なら、心地よさすら感じる。そうして一人、感慨深く物思いに耽っていると辺りからふと視線をチラホラと感じた。その視線に込められている思いには、悪意あるようなものではない。

そう、それはまるで―――

 

『主人様、先を急ぎましょう?』

 

元気一杯な李白の声が脳内に響く。だが心なしか、先程の李白の言葉の中には今の元気一杯とは裏腹などす黒い闇を感じたのただが、多分気のせいだろう。

 

「‥‥あ、あぁ、そうだな。」

 

取り敢えず中に入ることにした。

 

激動の四日間について、詳細にやった方がいい?

  • やってほしい。
  • どっちでも。
  • やらなくていい。
  • 作者の好きにしてください!!

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