「こいつを頼む!!壊す事と改造する以外ならなんでもしていいから!!特に調べてくれると助かる!!」
「‥‥それは本当かネ?」
「あぁ本当だ!!だから、頼む。」
「‥‥‥‥良いだろう。この天才科学者である私が!その貴方の斬魄刀を私直々に調べてあげようじゃないか!!!」
私が、これにもなく調べたい!等と言う欲求に苛まれた十二番隊副隊長兼技術開発局初代局長助手兼隠密機動第五席であった古風定国の斬魄刀。それをまさか本人直々に頼まれるなど、まさか思いもしなかったヨ。これは、私が浦原喜助を越えた何よりの証拠であると言えるだろう。
まぁ、その浦原喜助も聞いた話によれば魂魄消失事件の黒幕だと言われているがネ。奴はそんな事などしないだろうが、言った所で意味はない。というか、まず何より長年の私のライバルであった浦原喜助が消えるのだ。これ程好機な事はない。‥‥まぁ、勝ち逃げをされるのは物凄く癪だがネ。
「あぁでも、一つだけ。一つだけ約束してほしい。」
「‥‥‥‥今キミは約束と言ったが、一体どんな約束をすればいいのかネ?」
「それは勿論。もし俺が生きていたら、そのときは斬魄刀を返してもらいたい。っていうものだ。」
「分かったヨ。」
古風定国は私に斬魄刀を押し付けると、その場から消えた。瞬歩ではないようだったが、あれは一体何だったのか。私には、皆目検討も付かない。
技術開発局内で探索。基い捜索を行っていた俺達は、技術開発局の最奥にて目的の人物『
「よ、久しぶり。」
「お久しぶりッスね、涅サン。」
「!?誰かと思えば、貴様は浦原喜助。そして、後ろにいるのは古風定国じゃないカ。‥‥何故ここにいるのかネ?」
‥‥こいつ、もしかしなくても忘れてるな。
今から100年前、俺が技術開発局。ではなく、当時三席だった涅に斬魄刀を預けた。その日は魂魄消失事件のあった日で、その時のお俺は、その事件の黒幕とされていた喜助の逃亡の手助けをしようとしていた。そのときには、自身が捕まってしまうことなど、既に折り込み済みだった。だからこそ、俺は涅 に斬魄刀を預けたんだ。
これは死神にとっては正に一般常識であるのだが、死神は何か重大な罪を犯すと、中央四十六室によって裁かれる。これは絶対だ。そして死神の持つ斬魄刀は一人につき一本だ。‥‥あとは、分かるな?
つまり、中央四十六室はあまりこういう事を許しちゃくれないって事だ。しかも、俺の持つの内一つの斬魄刀の能力はそんじゃそこらのものとはレベルも格すらも違う。馬鹿みたいにとんでもない力を持った、超強力な斬魄刀なんだ。だから俺自身も殺される事は確定だろうし、斬魄刀達も壊されてしまうだろう。
俺は俺自身の斬魄刀達を壊されたくなんてないし、対話は済んで屈服もさせた。他にもまだあるのだが、それは今は関係ない。
まだわからないだらけなこの俺の斬魄刀達。その中で最も謎が多い俺が持つ二振りの内で最も超強力な能力を持った斬魄刀。名を『
ここまでの話を聞いて、あれ?となった奴はいることだろう。何故涅 に斬魄刀を預けた理由が二つなのか。一つではないのかと。だから、分かりやすいようにざっくりとまとめようと思う。
まず一つ目、涅に預けたのは中央四十六室による俺の全て(二振り)の斬魄刀の破壊を防ぐため。
二つ目は、俺の斬魄刀のなかで最も謎な斬魄刀を調べて貰うためだ。
っていう感じで、涅に預けた理由は二つあるが、おのおの意味が違うから。だから二つあったって感じだな。まぁ、俺はまだ自分自身でさえよく分かってないのだがな。
「俺が何故此処へ来たかって言うとな。
俺の斬魄刀を返して貰うためだ。」
「‥‥そういえば、そんなこともあったネ。」
「あれ?もしかしてあのマユリサンともあろう御方が、そんな事も忘れてたんッスか?」
喜助が口元を何処からか取り出した扇子で覆い隠すと、涅 の事を煽り始めた。そのどれもが涅 なら絶対に怒りかねない言葉だらけだ。‥‥あ、涅 の額に青い筋が出てきた。こりゃ目に見えて分かる位にムカついてんな。
「そろそろやめてやれよ、喜助。‥‥今は完全に時間の無駄だろ。」
「そうッスね。」
「‥‥本当に、お前はいつもいつも私の癪に触る男だヨ、浦原喜助。まぁだが、今だけは許してあげようじゃないか。」
「ありがとうございます、涅 サン。」
「あぁそれで、古風定国。君の斬魄刀を返せばいいんだネ? ‥‥それなら、ついてきたまえ。」
涅 は懐からスイッチを取り出すと、それを押した。
それと同時に、今俺達のいる部屋から轟音が鳴り、そしてそれが姿を現した。俺達の立っていた場所から約一尺位離れた場所。そこにはなんと、地下へと続く階段があったのだ。
「この下、そこに私の研究室がある。そしてその奥。秘密通路の先に貴様の斬魄刀はある。」
「結構厳重に保管されてんのな。」
「そんなの、当然だヨ。
私が調べてみた結果、貴様の斬魄刀は『消す』能力を持っている事が分かっているからネ。」
「マジか、能力の事言ってなかったけど、よく分かったな。‥‥やっぱ涅 もすげぇな。」
「何を当然の事を言っているのかネ?私は天才科学者だ。そんな事当たり前に決まって‥‥ん?待て?貴様今、私も。と言ったネ?それどういうk「それにしても、よく作ったッスね。涅サン 」‥‥‥‥浦原喜助。貴様が言うと私にはそれが皮肉にしか聞こえないヨ!!」
喜助のナイスフォローによって、何とか俺はさっきの発言の追求をされずにすんだ。
「喜助の次にすげぇな。涅は」なんて言えば、 涅 は激昂間違いなしだったし。ほんと、大事には至らなくてよかったって感じか。
「さぁ着いた、ここだよ。これこそが究極にして最高の私の研究室だヨ。」
「いや、広。」
階段を抜けた先にあったのは、勿論涅 の研究室だった。
しかし、規模が違いすぎる。本当、とてつもなく広いこの地下の空間をよくもまぁ作りだせたな。俺は心のそこからそう思う。隣にいる喜助に関しては、もう苦笑してるしな。
「さぁ、この奥だ。この奥に貴様の斬魄刀はある。」
「?涅は来ねぇのか?」
「‥‥私は君達とは違ってまだ用事があるのだヨ。」
涅は来た道を引き返していく。
その姿を俺と喜助は見届けると、先程涅の言っていた部屋の奥へと入った。
部屋の奥にあった通路は、とにかく真っ暗で、目で確認することは到底叶わない。まぁそれでも、俺の投獄されてた牢獄には劣るけどな。
「ちょっと暗すぎッスね。」
「そうだな。」
「ってことで、これを使う事にします。 定国サン、目ぇ瞑ってて下さい。視力失うッスから。」
「いや、怖い怖い。」
俺は瞳を閉じた。そしてその一秒後に喜助はそれを使った。一瞬ピカッ!と大きく光ったかと思うと、すぐにその光が暗くなっていく。目を開けると、そこには小さかったが光があった。そう、その光はまるで俺が牢獄にいた時、急に現れたあれのよう‥‥‥‥。いや、違うな。多分これだ。これがあの例の光だ。
そういや、さっきなんか喜助が説明してたな。視力失うとかどうとか。‥‥って、おい。
「言い訳はさせてもらっても?」
「ダメに決まってるだろ!!喜助、お前後で覚えてろよ。」
「それはいやッスね。」
「あ!待てやコラ!!!」
この後も、俺達はこんなやり取りをしながら通路を進んでいった。
マユリ様の口調ムジュイ。
後、戦闘描写ッスね。
頭の中では映像かさせるなど創造できるんっすけど。モジニ書いて起こそうとしたらどう表現すればいいのかがわかんないッス。
因みになんすけど、姓って名前にしたのには特に意味はないッスね。考えに考え抜いたものの、思い付かなかったので、最近学校で習った姓を名前として利用した。って、感じです。