だから変な感じになるとはおもいます。だから、できれば教えてもらいたいです。自分の方でも調べはしますけど。
技術開発局をあとした俺と喜助が次に目指す場所は、双極の丘だ。俺は特に行きたいだとか、そういうものはないのだが、喜助が行きたいらしい。
「なんで双極の丘に行くんだよ。」
「勿論、これからのためッスよ。」
「そっか。‥‥まぁ喜助が行きたいなら、俺は別に構わないけどな。」
俺達は屋根づたいを瞬歩を用いて移動する。勿論総隊長とか京楽隊長とか位の死神にしか認識できない速さで。
一般の死神にバレちゃ、騒ぎが大きくなりかねない。
それは俺にとっても喜助にとっても不利益にしかなり得ない。何より騒ぎが大きくなることによって隊長や副隊長等の死神が来る可能性も否めない。
しかし、そんな時であった。双極の丘より、恐らく総隊長すらも凌駕するのではないかという膨大な霊圧を感じる。その霊圧は、今まで俺が死神として護廷十三隊に遣えていたときに感じてきた物の中で、一つだけ該当するものがあった。
「これは、藍染の霊圧?‥‥いや、彼奴の霊圧は此処まで大きくはなかったはずだ。」
「‥‥速く行きましょう。」
「だな、俺もそう思う。んじゃ、先に行ってるぜ。」
「‥‥え?」
「『
俺は卍解を用いて、今いる場所から双極の丘まで"離れた"。俺が双極の丘に離れる寸前に見た喜助の顔は唖然としていた。まぁ、あいつには卍解を使う瞬間なんて見せてないし、どんな能力なのかも教えた事はない。
唯一知ってるのって言ったら、藍染位か?
俺は基本、卍解でも何でも見せてくれって言われたら見せるしな。だから前、藍染に卍解を見せてくれ。って、いわれたときも正直に見せてやったし、そのときにどんな能力なのかも教えた。あ、因みになんだが、何で俺は卍解習得してるのに隊長になれといわれないかについてだが、それはもう完全に京楽隊長の粋な計らいだった。
最初は、卍解習得したのなら隊長になれば?なんて京楽隊長が言ってきてたんだよ。まだ俺はそのとき、隊長になりたくもなかったし、なれるような器じゃないと思っていたんだ。だから俺は、京楽隊長にこう言ってやったのさ。
まだ俺は喜助の隣に立ってあげてたいんです。って、例え立場が違っても関係は変わらない。俺は彼奴の事を今は傍で支えてあげたいんです。って言ったら、京楽隊長は唖然としてた。それですぐにいつもの表情に戻ると、そうかい。って言って俺の元から去っていたんだよ。
それから、俺と京楽隊長はちょくちょく顔を会わせるんだが、あの日以降そんな話はされなくなった。まぁ、僕としてもそれはとても良かったけどね。
「射殺せ 神槍」
俺が双極の丘につくと同時に、誰かの斬魄刀の始解が放たれた。誰のものかなんて分かんなかったけど、取り敢えず当たらないように攻撃を反らした。
どうやらこの斬魄刀の始解は刀の先が延びる系の物らしい。しかもとんでもないスピードでな。まぁ、前に喜助の作った『鋭玉』って謂われる超スピードで目標に向かってくるあれよりかは断然遅かったから、難なく対処することができた。
そのとき、なんか後ろから気配したからチラリと見ると、そこにはなんと白哉がいた。昔はちょっと可愛い感じだったが、今はその片鱗も感じられないほどに格好良くなっている。んで、その白哉は女性を抱き抱えていた。服装が白い着物で、首には赤い輪が着いていた。
‥‥恐らくだが、この女性は俺と同じく罪人だった可能性が高いな。って、今は関係ないな。さっきの攻撃の感じからして、女性の事を殺そうとしたが、それを白哉は庇ったおうとしたって感じか。まぁ俺が止めちゃったんだけど。
「今のは結構速かったな。ま、捉えられない速さではないけどな。そして久しぶり、白哉。」
全員(三人を除いた)が、俺を見て驚愕する。
何を驚いてんだよ。ってそのとき思った。だけど今考えみれば俺、まだ牢獄に投獄されてる筈だわ。そりゃ驚くのも当然か。
「‥‥兄は、本当に兄なのか?」
「当たり前だろ!!急に何を言い出すんだよ白哉はさ。」
「‥‥しかし、兄は確か牢獄にいたはずだ。なのに、何故。」
「あ~、それはアタシが定国サンを脱獄させたからッス。」
「‥‥浦原喜助。」
「お久しぶりッスね、藍染さん。」
俺の隣に降り立つ喜助。
いつものようにヘラヘラとした表情でこの場に着た喜助だが、明らかに今の空気と合っていない。それは絶対に喜助も分かってると思うのだが、コイツは敢えて今そうしている。長年喜助の親友をしてきた俺だからこそ、分かることだな。
「浦原さん!!なんであんたが此処に!?あんたは行かねぇって、自分で言ってたじゃねぇか!!」
「ちょっと事情が変わったんッスよ。」
「‥‥やはりそうか。君が態態尸魂界にまで来た理由。
それは古風定国の存在があったからだね。 」
「そりゃそうッスよ、定国サンは僕の親友。貴方によってあの事件の黒幕とされ、追われる身となった僕にいつも通りに接し、あまつさえ逃亡の手助けをしてくれたんッス。それだけで理由は十分ッス。
それに、牢獄に投獄はれた彼を救うにはこの機会しかなかった。」
えーっと、つまり今の話をざっくりと纏めると、あの魂魄消失事件の黒幕は藍染だったと。それで本来の予定なら、喜助は来る予定はなかったけど、俺のせいでやむ終えなく来るしかなかった。って、事か‥‥。
‥‥じゃあ藍染の事取り敢えずボコボコにしても良いってことだな
「愚かだな、浦原喜s((((((殴」
俺は未だに卍解した状態だったから、取り敢えず藍染の背後まで離れて後ろを振り返った藍染を殴った。
藍染は自身の鼻から出る鼻血を手で拭うと、此方をギロリと睨み付ける。そのときに一頻り霊圧を放っていたが、今の俺にはとことんそれに対して怖気付いたりだとか、そんなことはしなかった。ただ今は、喜助がこいつのせいによって、尸魂界を追放された事。その事がどうしても気に食わなかった。
「‥‥取り敢えずてめぇをぶっ飛ばす。」
「‥‥まさかこの私が反応もできず、殴られるとは。やはり君は厄介だ。私の予想外の事ばかりを起こす。」
藍染は自身の腰に差してあった刀を抜き此方に近付く。
俺に近付く瞬間は見えなかったが、間一髪攻撃を行う直前の瞬間は見えたから、俺の斬魄刀の始解を用いて奴を俺から"離した"。あぁそうだ。これは誰にもいってなかったが、俺の斬魄刀は俗に言う完全自立型の物らしく、なんと他の者達と違って始解の改号を言わなくても斬魄刀本体が俺の思考を読み取り、行ってくれるらしい。
「‥‥まさか私の今の攻撃もかわすか。」
「かわせてなんかねぇよ。俺はただ始解を使っただけだ。」
「離れる能力、か。‥‥やはり君は、本当に厄介だ。だから今、
――ここで死んでもらう。」
藍染は再度、俺に攻撃を行おうとして、できなかった。
「‥‥これはまた、随分と懐かしい顔だな。」
「動くな。筋一本でも動かせば」
「即座に首をはねる。」
新たにこの場に登場した夜一と砕蜂。
その二人の人物の登場に若干感動を覚えるのだが、そのときに油断などは絶対にしない。先程の動きもそうだが、藍染はどうにもまだ力を隠している。さっき俺へ近づいてきたときもそうだ。あのときはたまたま俺が奴の攻撃を行おう直前の瞬間を見ることにより、始解を使えた。だが奴の、藍染のその時の顔を俺は見た。
奴は見下すというか、手を抜いているといった感じだった。もっと速いスピードで此方に近づけたはず。
では何故それをしなかったのか‥‥‥‥。
俺がその事に気づいたと同時に、喜助が声をあげる。
「ッ!?夜一サン砕蜂サン離れてください!!」
喜助の一声によって、藍染の元から離れる二人。
だが、それでももう、遅すぎた。
「そろそろ時間だ。だから君達は、少し邪魔だ。
――『
双極の丘にいた藍染達を除く俺達は、双極の丘という名の足場を失い落下していく。奴のさっき使った謎の破道の影響によるものか、どうにも霊圧の操作が上手くできず、尚且つ体を動かせない。ハッキリ言って、絶体絶命だ。だが、それがどうした。俺と喜助が一緒に死神やってた時なんて、こんなこといつも日常茶飯事だった。だから、こんなときの為に備えていないことなど、ないのだ‥‥‥‥多分。
「喜助ぇ!!!!!」
「分かってるッスよ!!
――『
俺達は、喜助が懐から出した謎の石。
その石の光に包まれ、俺達はその場から姿を消した。
光が消え、目を開けると其処は四番隊隊舎だった。
あの後起こったことをざっくりと纏めよう。
黒崎一護(ってやつ) と阿散井恋次(ってやつ)、狛村左陣(ってやつ)、夜一、砕蜂が治療を受ける。
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藍染、市丸(とかいうやつ)、東仙(とかいうやつ)
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中央四十六室のメンバーが全員殺害により、全権限が総隊長へ移る。
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俺、釈放
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俺、隊への復帰を認められる。そして三番隊の隊長になれと言われる。
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俺、現世へ行くと言い、断る。
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俺、喜助達と共に現世にいく準備をする。
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俺、砕蜂に泣きつかれる。⬅️今ここ。
砕蜂に定国が泣きつかれる話は、又次回にやろうかなと思います。
それで今話に関してですが、原作通りにしようと思いましたが、それを表現するだけの文才がなく、仕方なくオリジナルの展開にさせていただきました。